十六夜咲夜 2016-09-13 06:45:15 |
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お嬢様が気に入るかわかりませんが…どうぞ。(そう言うと手のひらに置いてある小箱をそっと開けるとそこからプラチナの指輪が入っており、真ん中には真紅の宝石が埋め込められてある。)
(お嬢様だからやっているだけですよ?(クスッ) )
気に入らない、そう言ったらどうするつもり。――咲夜。はめてちょうだいな。( 意地の悪い表情で相手をからかうも束の間、好ましい装飾の施された指輪を愛おしげに見つめればそっと指を差し出して。 )
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当然、他の者にやったら許さない。( むす。 )
気にする事はないさ。よくあることだ。( 面白そうに。 )
そうですね。
その時は…その時ですよ、お嬢様。(意地悪く笑う主につられて自分もクスッと少し微笑み「それでは、失礼します。」と片膝を突き、差し出された指に指輪を通し)
(わかっておりますよ…お嬢様?(微笑み) ありがとうございます。)
...人に指輪をはめられるってのは不思議な気分ね。まあ何にせよこういうものにはお返しが必要。ってことで何か欲しい物はあるかしら。( 満足そうに指輪を眺めていればふと、花嫁とはこういった気持ちなのだろうかなどと複雑な心境に陥り、気恥ずかしさを誤魔化すようにして上記述べ。 )
欲しいものですか…そうですね。
それではこれから先…お嬢様に…いえ…レミリア•スカーレットお嬢様に仕える権利を下さいませ。(欲しい物と言われたが一度考えるが、ふと欲しい物を思い出し自分の主に片膝を着いたまま上記を述べる)
そんなくだらないものでいいのか。言わずもがなお前はこの先一生私に仕えるんだ。それこそ悪魔に誓ってな。( 愉悦を滾らせ声を震わすと、射抜くような鋭い視線を交わし、「私から離れるな。これは約束、よ?」上機嫌のまま相手の耳元に優しく囁きかけ。 )
お嬢様にとってはくだらない事かもしれませんが…私にとってはお嬢様に仕える事が生きがいであり唯一出来る恩返しですから。(鋭い視線で見られ驚くが、直ぐに微笑みそう述べ「大丈夫です。私の心と身体は貴女様…レミリアお嬢様のものです。」と少し顔を赤くし優しく抱き締め)
従者のくせに主導権を握るのが上手いのね。そんな言葉どこで覚えてきたの...。( 抱き締められれば全身の力が抜けるほどの安心感を覚え自ら委ねるように重心を預ける。胸を高鳴らせる言葉の数々にたじろげば相手の背に腕を回しこちらも優しく抱き返し。 )
主を支えそして…主を正しき道へ導くのが従者の…いえ…私めの役目なので…(抱きしめ返されると思わなかったのか驚きながらも優しく背中をポンポンと叩きながら呟き。)
正しくなくとも構わない。咲夜がいるならね。( 満足したのかするりと腕から身を抜けば悪戯ぽく舌を出す。やることがなければ退屈を持て余し、暫しの間椅子に腰掛け頬杖をついていたが、「面白みもない冬景色でも拝みに行こうか。」通り雨のような唐突な提案をふと口からこぼして。 )
ふふふ…私めには勿体ないお言葉でこざいます。(少し微笑みながら上記を述べ「冬景色…でございますか?ならば少々お待ち下さい。」と言うと主とマフラーと自分のマフラーを時間を止めて取りに向かい「お待たせしました。」と主の首にマフラーを巻き)
お待たせしました、か。お前が何をしているか私にはわからないところがね。さっ、......どこへ行けばいいのかしら。( 首元に感じる温もりとは反し冷えて固まる締め付けられるような心情を掻き消すためか明るい声を出す。たまには物珍しいナニカを拝んではみたいものの、探究心の強い己がそのようなものを見逃すはずもなく、となればやはり退屈な行き先ばかりで、指を顎に当て考え込んだ後従者に応えを求め。 )
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何を言い出すかと思えば。( きょとん。 )
私だって遅いんだ、気にすることないよ。
そうですね…まずは妖怪の山にでも行きましょう。(そう言うと、ある事を思い出し「すみません。忘れ物を取りに行ってきます。」と言い時間を止めると少し大きな籠を片手にぶら下げて元の立ち位置に戻り)
(ありがとうございます!)
妖怪の山になんか用かい、ってか。――ん。何だいその手荷物は。( くだらない駄洒落を溢し、防寒着をも貫く外気に身震いすれば、白く濁った息を吐き出す。飽きるほど見慣れた景色を横目に歩みを進めると従者の手荷物が目に入り訝しむようにして。 )
流石ですお嬢様。(片手に『お見事!』と書いた扇子を主に見せながら扇子を持ち。「こちらは暖かいダージリン・ティーが入った水筒とアップルパイが入っております。」と自分の首にマフラーを巻き)
......。はあ、よかったわ。そのくだらない玩具の類似品でも詰まっていたのならお前ごと暖炉にくべてやるところだったわよ。( 自ら招いた茶番にも関わらず、仏頂面を引き攣らせれば本音めいた調子でつらつらと。道理で甘い香りがしていたわけだ、納得すれば頭内は甘味の芳しさで満たされる。「ねえ。手、冷えた。」然しながらたった今満たしておきたいのは胃袋などではなく
甘えるようにして手を差し出し。 )
それなら、香霖堂の店主がよく燃えますよ?(と真顔で「これは香霖堂で茶葉を買いに行った時にオマケでくれた物ですし」と責任転換を言い「ふふふ…そうですね…。」と差し出された手を握り)
ふうん...いつか試してみようか。おまけ?ガラクタの間違いだろう。というか、何の躊躇いもなく握るのね。( なんだか火がつくまでの時間が長そうだ、などと物騒な思考を滾らせれば、呆れ顔を相手に向ける。人肌の温かみに触れて凍えも吹き飛んだところで、従者とはいえど、何の戸惑いもなく接せられると却って困惑を覚えてしまう。子供扱いされているのであれば自身にとって不服であり、主従の関係は保ちつつもどこか対等な存在であってほしい、そんな矛盾した考えを抱き。 )
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かまわんよ。何度でも間違えたまえ。( にたにた。 )
ハート撃ち抜かれて逆にスカスカになりそうだわ。( きゃっ。 )
躊躇ですか…
私とお嬢様は主と従者の関係なので…(と手に持っていた扇子を籠の中に入れ苦笑いを主に向けて言った後「…私はお嬢様となら…」と寒さで赤くなったのか、違う意味で赤くなったのか顔を赤面させて喋るが途中で言うのを止め)
(お嬢様!にたにたし過ぎです!( ˘•ω•˘ )
それならば、そのスカスカを私で埋めてあげましょう。)
主の言うことなら何でも聞く、忠実な犬だものね、お前は。......?( 紅魔館はとうに小さくなりて、安閑と構える山の麓に足を踏み入れれば軽口を叩く。哨戒天狗の世話になることは御免被りたいがために巡回する道を考え立てていれば赤ら顔の相手の様子が目に入り疑問を浮かべる。てっきり、手を繋いでいるところを見られることが厭わしいのかと勘を違えばわざとらしく何度もにぎにぎと掌握を繰り返してみて。 )
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咲夜をからかうことが楽しくてねェ〜。( 意地悪く笑い。 )
ほう、面白い。一体どうやって埋めてくれるのかしら。セメントかなにか?( 思案し。 )
はい。
私はお嬢様の忠実な犬であり従者ですから。(真剣な表情で主の顔を見る。何度も掌握を繰り返してくるので少し驚きながら「!…いや…えっと…なんでもありません。なので今のは忘れて下さいませ。」とマフラーで赤くなった顔を隠すように埋めて)
ちょっと、どうして隠すのよ。えい。( ますます訳の解らぬ従者の態度に半ば機嫌を悪くすれば、何気なく、体温のこもった布地にを人差し指をかけ顔を出させようとする。こうやって戯れている時間は煩わしいことを忘れていられる、冷えた大気とは反比例し心は温もりを覚えて。 )
失敬な......いやまあ種族としてはその通りだな。( 思わず納得。 )
熱でもあるのかしらね。いっぺん湖に頭でもつけて冷やしてこい。( ドン引き。← )
ほ、本当になんでもございませんから!!(布地に指を掛けてくる主に顔を見られまいと時間を止めて主の後ろに周り無意識で主を抱き抱え)
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あ、本当ですね。(納得)
私に風邪を引けともうしますか!!
私が風邪を引けば白黒の魔法使いに図書館の本だけではなく金品を盗まれますよ!!
隙あり。( 抵抗する間もなく抱きかかえられたことには何か仕返しを企ててやろうとマフラー越しに接吻を落とす。一体どのような反応を見させてくれるのか、これは面白いことになったぞと内心ほくそ笑み相手の出方を伺えば。 )
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そうなってしまったら、泣く泣くお前を売りに出すしかないね。あー残念だ。( 棒読み。 )
っ!?
えっと…そのですね。(いきなり接吻をされ驚くが直ぐに頭を働かせ「お嬢様、そう言うのは好きな者同士がやる事でございまして。」スラスラと真顔で述べるが身体はぎこちなく動き)
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売りに!?
お嬢様それだけはご勘弁を!!(汗)
あら、私は咲夜、好きよ? 給仕は一級品だし。( 好きな者同士、謂わば相思相愛といった意味であろうことだが、レミリア嬢の口にするソレは違うもの。ゼンマイ仕掛けの従者に上機嫌なのか幾度も唇を落とした後にケラケラと笑い声を弾けさせて。 )
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だったら風邪を引かないことだね。
いっそ馬鹿にでもなればどうだい。( ふざけた提案し。 )
そ、そうですよ!
そう言う事は好きな者同士がする事です!(何度も唇を落として来る主に赤面させながら言い「あ、そろそろお茶にしますか?」と急いで提案して)
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馬鹿にですか…?
いえ、私が馬鹿になれば紅魔館当主レミリア・スカーレットの名に泥を塗る事になりますので。
そうね、喉が渇いたわ。( あっさりと引き下がれば地面に着地する。冬枯れの山の灰色はそう悪いものではなく、案外、新緑に想いを馳せつ楽しむ飲茶も悪くはないものだろうと思考すれば岩場に腰を掛け。 )
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やれやれお前は本当に仕事熱心だな。( 若干呆れ顔。 )
塗った泥を落とすのもお前の役目なのだから、それでは仕事が増すな。
では少々お待ち下さい。(と時間を止めて籠からアップルパイと紅茶が入った水筒を取り出して、アップルパイを6等分に切り分けて見た感じ高級そうなお皿に1切れ置き、陶器のコップにアールグレイを注ぐと時間を戻し「お待たせしました。お召し上がりください。」とお辞儀をして。)
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メイドなので(お辞儀)
………(白目)
......いつも通り美味しい。なあ咲夜。幸せってのはこういう一時のことを言うのだろうかね。( 待つ暇もなく用意された品は作り置かれていたにも限らず芳醇な香りをわきだたせており、心落ち着かせる紅茶の渋味に水気を孕んだ息を吐く。普段なら煩わしさを覚える木枯らしでさえこの一時の前では安らかな音楽と化し、アップルパイの絶妙な歯応えは饒舌な吸血鬼の舌を唸らせて。 )
…そうですね。
少し身体が冷えますが…よかったです。(主がお茶をしてる1歩後ろで姿勢よく立ち、白い息を吐きながらそう言い微笑むが。急に目を鋭くさせ「…ですが…この場に招かねざる者も居りますが…」とナイフを持ちその招かねざる者がいる場所を睨みつけ)
――!気が付かなかったわ。ったく、人がくつろいでいるところを...。( 気配を察知することは出来ず従者の一言に目を見張れば周囲に警戒し臨戦態勢へと。一体何の用だというのか、休息の邪魔をされたことに苛立ちを覚えれば、空になった陶器を地に置き最後の一欠片の林檎を嚥下しては立ち上がり。 )
私が行ってまいりますので…お嬢様はそこでお茶の続きを…(そう言うとお嬢様のコップにお茶を注ぐと何かがいる場所見て「チッ…邪魔者め…」と鋭い目でそこを見つめて呟くと「お嬢様、それでは行ってまいります。」と微笑みながら指を鳴らして時間を止めその場所から離れ)
デキた従者だこと。お前が負けることなどないだろうが、程々にな。( 心配せずと直ぐにでも帰ってくるだろう相手に形式ばかりの忠告を投げれば再び満たされた陶器の器にうつつを抜かし安閑と構えて。 )
ただ今戻りました。(ニコニコと笑顔で主の前に立ち「只の行儀が悪い獣でしたので少しばかり…調教してきました。」とお辞儀をして発言するが所々に血の跡が点々と付いており)
おかえりなさい。......穢れているわよ。( 獣独特の臭気が鼻につき、眉根に小山を作る。吸血鬼としての本能か朱色が目に止まればざわめき立つ心を鎮めようと紅茶を口に含むも満ち足りず。「従者としては合格。咲夜としては不合格。」意味深げな言葉を見せびらかせば隣に腰をかけるよう促し。 )
あ…申し訳ございませんでした。(良く見ると血が付いていた事を確認すると主からの一言に少し落ち込むが直ぐに切り替えて90度に身体を曲げて頭を下げ。「ですがこのままだと…わかりました。」と主の言う事は絶対なので素直に隣で正座をして)
そろそろ...そろそろ冷えてきたし戻りましょう。お前のその格好は誤解を生みかねない。( 寒いから、口頭ではそう述べるもの実のところは相手の身を案じているのだろう。隣に座す従者の左肩に寄りかかれば名残惜しそうに天を仰ぎ、日頃周囲を困惑させるような質の横顔は一度落ち着いたものとなりて。 )
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私が口にするのもアレだけれど...。
明けましておめでとう。( にこり。 )
そうですね。
それでは失礼します。(と言うと右肩に寄りかかる主の手を優しく掴むと指を「パチン」と鳴らすと住み慣れた館の前に移動させ)
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明けましておめでとうございます。(微笑み)
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