ギャップのある二人（創作BL非募集）

俺は何処でもいい。好きにしろ………。

(自分とお昼が食べられるのがそんなに嬉しいのかぱあぁっ、と嬉しそうな満面の笑みを浮かべて礼を言われれば少し照れくさくなり顔をふいっ、とそっぽを向かせて。外で食べないか、と聞いてくる相手に素っ気なく上記のように口にして)


　

じゃあ中庭行こう。涼しい所あるんだ。

（どこでも良いと言ってくれた相手に力強く頷くとそれならこの間見つけた涼しいベンチのある中庭に行こうと告げると彼の腕を掴み上機嫌に鼻歌を歌いながら楽しそうな雰囲気を隠すこともせずに廊下へと出ていき中庭へ一緒に向かっていき、木陰のベンチにたどり着くと座って）

………ん。

(中庭に行こうと誘われればどこでもいい、と言った自分の言葉に責任を持ち上記のように返事をして。腕を捕まれて吃驚するも上機嫌に鼻歌を歌いながら楽しそうにして廊下を歩き中庭に向かって行けば木陰の下にあるベンチに付き)



　

新那の飯っていつも弁当だよな。毎回美味そうだなって思ってた。作って貰ってんの？

（親が共働きであるため小学生の頃から既に弁当は作って貰ってはおらず自分で昼は調達する日々を送っていて。慣れたとは言え毎回お弁当を持ってきている相手が少し羨ましくもあり購買で買ってきたパンを袋から取り出しまずはカツサンドからと封を破り、食べながら問いかけて）

………あ？弁当？美味しそうって事はねぇだろ。普通の弁当だし。後、俺自炊だから。

(カツサンドを食べながら問い掛けてきた相手の言葉に弁当を持っていた手を一瞬だけ硬直させればハッ、としたように首を振ると上記を述べて。それだけ告げると箸を手にして食べはじめながら自分の他界してしまった両親を思いだし弁当を少し睨んで)



　

……？…俺は新那の弁当好きだけどな…だって
本当に美味そうなんだもん。…自炊って言い方だとその弁当作ったの新那？すげーな！

（両親は自分の親と同じくまだ健在だと思っているため弁当を睨みつける相手を不思議そうに見つめるもその視界に入るように覗き込みつつ上記答えるといつも綺麗でバランスの取れたお弁当を作っていたのが話から察するに目の前にいる彼だと理解すると驚きと共に
やっぱり相手はすごいとにっこり笑顔を浮かべて褒めて）

あっそ。……そこまで言うなら食べてみるか？…自炊っていってんだからそういうことに決まってんだろ。

(睨んでいればいきなり視界の中に相手が入ってきて少し吃驚するもそれを表に出さないようにして、上記を言えば驚いた顔をされて心外、と思い。にっこり、とした笑顔で褒められれば多少照れて顔を赤くして顔を背ければそれを悟られないように食べてみるか、と聞き)



　

…マジで？何か催促したみたいで悪いな…。でもすっげー嬉しい！じゃあちょっと貰いたい！卵焼きとかすげー綺麗な形してるな…。

（少し相手の顔が赤くなっているような気はしたが特にツッコミは入れずそれより彼が作った見た目が綺麗に整ってより美味しそうに見えるお弁当を貰える事に意識が向かってしまい。催促したみたいで申し訳なさそうな表情をするもやはり分けて貰えるのは嬉しくすぐに明るい笑顔に変え少しだけ貰いたいと伝え弁当を覗き込み黄色が綺麗な卵焼きに目が止まりじーっと見つめて）

いや、別にいい。
………んっ。

(お弁当を見て少しだけ貰いたい、と明るい笑顔で言った相手の目線が程よく焦げ目がついている卵焼きをじーっ、と見つめているのが目に入り自分の箸でスッ、と卵焼きを掴むと相手の口元に持っていき食べさせようとして)



　

サンキュー！いただきま～す！あー…む…ん…
うまい…！俺この卵焼き凄く好きだ。

（箸で卵焼きを掴みこちらへと差し出してくれている相手に礼を告げるときちんといただきますを伝えそのまま口を大きく開けパクリと卵焼きにかぶりつき口に入れもぐもぐと動かせばとても美味しく自分好みの味に嬉しそうに美味しいと褒めて感想を言って）

……………。
あっそ。ソレは良かった。

(口を大きく開け卵焼きにかぶりつきもぐもぐ、とする相手を見てリスみてぇ、と思いつつじっ、と見ていれば美味しい、と感想を述べる相手の正直さに少々驚きつつも上記のように素っ気なく言い)



　

本当にありがとうなっ！じゃあ俺もこのカツサンドお裾分け。

（相手が素っ気ないのはいつもの事なので特に
気にはしないことにしてにっこり上機嫌な笑顔でありがとうと伝えると自分も何か彼にお返しをしたいと思い口を付けていないカツサンドを彼に差し出して。残っていた食べかけのカツサンドを空いた手で口に放り込んでもぐもぐしていて）