匿名さん 2016-08-22 22:32:02 |
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………こんな所通って……、
………………………。
(見るからにお金持ちの娘。それが無防備にふらふらしながら歩いている。周りには誰もおらず、自分の家のすぐ前。つい、魔がさした。
「静かにしろ。暴れたら殺す…!」後ろから近づき、首に腕を回し簡易的に拘束する。当然武器など持っていないものの、後ろからなら脅しに十分なはず。)
………んぐっ!?
(寝惚けていたところに、背後から急に拘束され変な声が飛び出し)
「なに……を………」
(相手の腕を掴んでほどこうとするが力が入らず、脅しの言葉を受けて恐怖を感じ無言になり)
(/放課後で合わせます!)
……こっちだ。こい
(改めて周りに誰もいない事を確認すれば、後ろへ引きずるようにして家の中へ連れ込み。後ろ手に縛って椅子に座らせれば冷静に。
「大人しくしていれば悪いようにはしない…」この先の事は全く考えておらず、とりあえず冷静に考えようとその部屋を後にしようとして)
むぐっ……むぐぐ…
(首元を絞められたまま見知らぬ場所まで運ばれ頭の理解が追い付かないまま、抵抗する間もなく後ろを手で縛られ)
ケホケホ……ちょ、ちょっと…
(ふと、我に返ると部屋を出ようとする相手を見つけ、むせりながら呼び止めようとし)
……ん?
なんだ、俺は今忙しいんだ
(考え事をしている最中。呼び止められ振り返る。今はこれからどうするかを考えるので精一杯、あまり相手にしていたくなくて。
「ああ…大人しくしていれば家に帰すから」勿論人を殺したい訳もなく帰すつもりではあるものの、顔を見られているため帰してしまっては捕まるという事に気が付いておらず)
むぅ………うーん……だめだ……
(相手の素っ気ない態度に一瞬いらっと来て、自分の力で縄をほどこうと必死になるが全然ほどける気配がなくて諦め)
…ぅぅ…えっぐ………ひっぐ…
(相手の言葉は大して聞いておらず、このままどうなってしまうんだろうかと不安になり俯きながらポタポタと涙をこぼし)
っお、おい…
泣くなって、大丈夫だから…な?
(泣かれてしまっては困る…それ以上に罪悪感が沸き起こる。今からでも帰そうかと思うものの後戻りはできなくて。
「ちょっと大人しくしててくれたら大丈夫だから、な?」そっと頭を撫でて目線を合わせる。「大丈夫」と繰り返し、落ち着いて貰えるようにして)
ほんとに?本当に悪いことしない…?
(相手の言葉を受けて、多少は落ち着きを取り戻すことは出来たものの、恐怖心はまだ残っており、涙を目に溜めながら恐る恐る訪ね)
う…鼻水…ずずっ…
(泣いたと同時に鼻から鼻水が溢れていることに気付き拭おうとするも、両手が塞がれてるため頭を撫でられながら必死に啜ろうとし)
本当だ、本当。だからいい子にしてくれな?
(元々子供の扱いは得意で、好きでもあり。自然に笑みを浮かべ。頭を撫でる手を止めれば指で涙を拭ってやり。(
あ、ううん…ちょっと待ってろ
(このままでは可哀想だと、慌ててティッシュを取ってきてやり。「ほら、ちーんってしろちーんって」後ろに回れば自分がいつもやっているように鼻に当ててやり。)
ん………ちーん…ふぅ、ありがと…
(目元を拭われ、されるがままに鼻にティッシュを当てられ、力を入れて鼻をかんで落ち着き、自然の流れで相手に頭を下げようとするものの、手が後ろで拘束されてるために下まで下がらず)
…って、違うから、そもそも何でこんなことを…目的は?
(自分の立場を改めて理解し相手を睨み付けるようにして尋ね)
目的?そりゃ…
(言葉に詰まる。どう言うべきか、そもそも言っていいのか。少し考え、やはり教えないに越した事はないと考え。)
あー、ダメだダメだ、教えられない
(教えなくてもなんとなく分かりそうなもの。ボロを出す前に1人になろう、と芳香を置いて隣の部屋へ移動しようとし。もうすぐ夕飯時、晩御飯をどうしようかと考えれば頭が痛く。)
そりゃ…?そりゃ……何?
(相手が言葉を途中で途切れさせたため首をかしげながら答えを待つものの、中々答えないため少し不機嫌そうに顔をむっとさせ、イラッとした口調になるものの話の続きに耳を傾け)
…………いじわる
(結局は何も教えてくれず、自分を放置して部屋を出て行こうとしたため、うつむきながら小声で言葉をこぼし)
意地悪じゃないっての、全く……
(暴れたり騒いだりする子供よりずっと楽ではあるものの、聞かれたくないものは聞かれたくない。虐める趣味は当然ないため早く家に帰したく。)
夕飯作ってくるから少し静かにしててくれ。騒ぐなよ?
(相手もお腹が空いているだろうと背中を向けキッチンに立ち。今いる部屋はリビング、一軒家ではあるものの芳香の家よりずっと狭く)
むぅ……
(下手に暴れたりしたら相手を刺激してしまうと思い、これ以上の事は言わないように感情を抑え、大人しくするも足をぶらぶらとさせながら待機し)
………はぁ…
(脱出場所が無いか周囲を見渡すもそれらしき場所は見当たらず、部屋の狭さや空腹、今後の不安などが相まって溜息がこぼれ)
っし。大人しくしてたみたいだなー?
まあ……口に合わないかもしんないけど我慢して食べろよ?
( そこまで時間もかからず、持ってきたのは親子丼。ごくごく普通のものではあるものの、芳香にはあまり親しみがないかもしれない。)
………ああ、解いてやらなきゃな。
(椅子の後ろにまわれば手の拘束を解いてやり。芳香の椅子をテーブルに向ければその隣の席に座って。 腕の拘束もなく油断している今なら玄関や窓から逃げ出せるかも?)
あまり美味しくなさそう…………まぁ、食べるけど…
(見るからに安そうな料理を見て、ふてくされながら呟くものの空腹には勝てず、よだれを流しそうになるのを堪えながら料理を見つめ)
…いただきます
(拘束を解かれ、その気になれば逃げることも出来そうと考えたが、相手が隣に座っているのと激しい空腹とでここは大人しく料理を食べようと考え、両手を合わせながら挨拶をし)
……これでもいい方なんだけどな。
(普段は更に質素で、もやしと味噌汁といった程。毎日もっといい物を食べている相手には理解できないだろうと思いつつそう零さざるをえず。)
……………。
(見張っていなければならないものの、誘拐してきた相手にどうすればいいのか分からず、ただ無言で箸を進めて。かなり気まずく。)
(/遅くなってしまってごめんなさい)
ま、美味しいからいいけど…
(相当お腹が空いてたのかふてくされながらも、掻き込むようにして親子丼を食べていき、ふぅ…っと、一息継ぎながらどんぶりをおき)
ごちそうさま
(不機嫌ながらも僅かに嬉しそうな口調で両手を合わせるも、頭は下げず)
(すいません、こっちも遅くなってしまいました…)
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