主 2016-08-19 01:30:46 |
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…一丁上がり!(そして虎を粗方退治し終えくるっとインレイの方を向いて)そっちも終わったみたいだな…よくやったなインレイ、初めての戦闘なのに凄いじゃないか(孤児院にいた頃と同じような感覚でインレイのことを褒めて)
うふふ、すごいでしょ。意外と、頑張れそう。アルヴァも、かっこよかった。(褒められれば恥ずかしそうに自らの頬を押さえながら、アルヴァに近寄って……)ね、ね。もっと褒めて。(抱きついて。)
…ホント、成長したな、インレイ(抱きつかれ、子供の頃を思い出し、あの頃から比べると随分頼もしくなったなぁと思い、笑みを浮かべてぎゅっと抱きしめ返して)…あ(暫くして冷静になればちょっと恥ずかしくなり顔を赤くして)
どうしたのアルヴァ。顔赤いよ。(幼少期からじゃれあいという形で経験が多いためか、男性との密着には抵抗なく不思議そうに相手を見上げて)僕だっていつまでも子供じゃないんだよ。
いや、なんでも…(インレイの言葉に少しあわて、相手を離す。赤くなった顔を相手に見せないように背を向けて)そっか…子供じゃないもんな…(子供じゃないと言われ、抱きしめたときの体つきがやはり以前と違うことを思いだし。身も心も成長したんだなと感じて)けど、子供じゃなくなっても俺のこと、いざってときは頼ってくれよ(漸く戻った顔で相手の方を向いて笑みを浮かべてそう言い)
わわ、どうしたの?へんなの。(慌てている様子が可笑しかったのか、くす、と笑みを溢して)そうだよ、ほら。こんなにおっきくなったんだから。(誇らしげに、体を一周くるりと回転させて見せつける……揺れている。)うん、僕だけじゃ危ないもの。でも、無理はしないでね。アルヴァに何かあったら、僕……かなしいから。(頼りにしてる、という様子で相手の肩を叩きつつ、不安なのか眉を下げて)
はは…それはどこのことを言ってるんだろうか…(もう一緒のベッドじゃ寝られないなと確信して)無理はしないよ、インレイことを悲しませたくないからな(此方からも肩を叩き、どんなことがあってもインレイを泣かせないようにしようと決めて)…さ、行こうか(虎がもうやって来ないことが分かったので、そろそろ移動しようと歩き出して)
でもアルヴァの方がおっきい。羨ましい。(身長の方だったようだ。)良かった。アルヴァも、僕を頼って良いからね。上手く出来ないかもしれないけど、頑張るから。(自信満々に張った胸を拳で叩き)うん、次はもっと大家族で来たりしてね。うふふ。(縁起でもない冗談を飛ばしつつ先へ進み)
…ああ、成る程…いや、インレイはそのままで良いんじゃないか?(どうやら自分とは違ってインレイは純粋なようだ。身長のことと分かれば女性だしちょうど良いと思うけどなぁとインレイを見て)フラグは建てるなって…(しかし心配は杞憂に終わり、結局出口まで虎に襲われることはなかった)
アルヴァくらいおっきかったら、強そうだもの。でも、アルヴァが良いって言うなら、今のままでいい。(相手の頭頂辺りに視線を合わせるも、そのままでいいと言われれば素直に素直に了承して)意外と、短かったね。
まぁ道が険しいわけじゃないし、迷うほど難しくもないしな(そして目の前の街へと入っていって、まずは宿屋を探そうと思いキョロキョロと当たりを見回し始めて)
町は情報源が沢山あっていいねえ。お仕事も見つかるかな。(一方こちらは、町中の貼り紙を手当たり次第に眺めていて。「求む!腕の良い戦士!」「守りたい人がいる。防衛隊地方本部」「市報:モンスターの出没が多発しています。日没後の外出はお控えください」)
そうだな…良い仕事があると良いんだけど(宿屋と一緒に求人の張り紙も眺めながら歩いていって)しっかし多いなぁ仕事…インレイはどんな仕事がしたい?(退治や城の臨時警備、危険な場所へのお使いといったものから、劇団員の募集や果ては子供のお守りなんかまで)
アルヴァといっしょなら、僕はどんな仕事でもいいよ。でもせっかくだから、魔法が活かせる仕事が良いかなあ。戦うお仕事はもちろんだし、子守りも自信ある。(答えは決まっており、考える時間は短かった。強いて言えば、というふうに希望を述べて)でも、旅の途中だから居座るお仕事は出来ないねえ。
…お、これなんて良くないか?王都まで旅商人の一団の護衛だってさ(旅の次の目的地は決めていなくて、そこで丁度王都までの護衛を依頼する任務の張り紙がしてあったのを見つけて)王都に一度行ってみたかったんだよな…あ、インレイはどうかな?
ん、いいねいいね。お出掛けは大好きさ。僕もアルヴァと一緒だよ。それにそんなに危ない仕事じゃなさそうだしねえ。(持ち前の気楽な態度で、すぐに了承を告げて。)もしものことがあってもそれはそれで……魔法の練習になりそう。いつからお仕事かな。
明日からみたいだ。まぁ、俺とインレイの実力なら、そう怖い敵は居ないけど…山賊とかが襲ってきたら…殺さなくちゃいけない。覚悟は出来てるか?(此方へ剣を向ける相手に容赦は必要ない。しかし、その覚悟はあるかと尋ねて)
……僕はそんなに下手じゃないよ。(掲げた杖に、魔力の燐光を纏わせながら得意気に、しかし大真面目に答え)でもね、どんな形でも、悪い人には手加減はしないから。これだけはアルヴァに約束できるよ。
ああ、それで良い。それで良い…けど…慣れないでくれよ、殺すことに。重みを感じなくなったら…俺達も一緒だからさ、悪い人たちと(真面目なインレイを見て少し柔らかい、それでいて切なそうな笑みを浮かべてインレイの頭をなでて)…んじゃ、とりあえずあの張り紙に書いてある場所へ行くか。多分宿屋の名前だから、そこに俺たちも今日泊まろうか
分かっているよ。僕もアルヴァを悲しませたくない。僕は獣にはならないよ。(頭を垂れて撫でられているその面持ちは、いつもと違い洗礼を受けるように穏やかで、また子供らしさは鳴りを潜めていて)寝床も決まるとは運が良いや。行こうよ、森を歩いたら疲れちゃった。
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