蝶夜 2016-08-16 17:52:18 |
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俺の母方の実家は愛知のとあるど田舎なんだけど
そこに小学4年ぐらいの時に曾祖父の法事で里帰りした。
小学生に法事なんて退屈だし従兄弟の同い年とフラッと探検する事にしたんだ。
周りは田んぼと山ばっかのあぜ道でコンビニとかそういう店が全く無い。
田舎の道なんて都会育ちの自分には珍しくてとても楽しかったのを覚えてる。
そんな道をズンズン進んでると従兄弟が何かを見つけた。
道の右側に森みたいなのが広がっててその入り口にお札だらけの鳥居が建ってた。
従兄弟はそこで生まれてそこで育ったからすごく詳しいはずなんだけど、こんなの見た事がないって若干興奮気味で行こう行こうってグイグイ手を引っ張る。
まだお昼で陽は高かったけど森の奥は薄暗くて気味が悪かった。
正直帰りたかったけど従兄弟の暴走気味の興奮に根負けして探検する事にした。
その時はまだお昼だったから夕方には帰ろうって事ですぐ帰るつもりだった。
森の奥はほんとに未開の土地って感じで陽も届かない鬱蒼とした樹々に覆われた場所で本当に恐かった。
しばらく歩くと急に拓けた明るい場所に出た。
睦殿
ばーい!
本怖名無し
http://itest.2ch.net/test/read.cgi/occult/1466669109
これだろwww
あれ
俺いまこっち見てたww
http://www65.atwiki.jp/jikuunoossan/pages/36.html
拓けた場所は真ん中に一本太い木が生えてる以外は特にこれといった特徴も見あたらずただ急に拓けたって感じで、とても晴れた空が記憶に残ってる。
真ん中の木には太い朽ちかけた注連縄が巻いてあった。
そういう神聖な物には好奇心より恐怖心があったから俺は帰りたくて仕方が無かった。
従兄弟は辺りを探検してるけどもう俺は注連縄がの木が不気味でしょうがなくてそこにずっと立ち尽くしてた。
「なんか木ばっかりでなんもないなー」って従兄弟が帰って来たのと同じくらいに周りの異変に気がついた。
さっきまで見事なぐらい晴れて陽が高かった空がもう夕方の茜色に変わってた。
こんなに暗くなるまで歩いた記憶も無かったし体感時間的にも1,2時間ってとこだったと思う。
でも陽が暮れた後真っ暗な森をさまよう事は考えるだけでも怖かったからもうとにかく帰る事にした。
来た道は比較的分かりやすくて迷う事は無かったけどどんどん陽は落ちて来るし街灯なんてあるわけもないからとにかく早足で、最後の方は走って出口を目指した。
鳥居が見えた時にホッとしたけど、とにかく森から抜けたい一心で道を駆け抜けた。
元の道に戻ってきて息切れ気味の俺と従兄弟は近くに座り込んで呼吸が整うのを待った。
とても綺麗な夕焼けを二人で見ながらしばらくボーッとしてると更に奇妙な事が起こった。
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