主 2016-08-07 22:47:47 |
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俺で良ければ、どうぞー。__..なにこれ?
( これはまた若い人物が顔を覗かせてはへらり、と小さく笑みを浮かべ。差し入れだろうか、出された物を素直に受けとれば小首を傾げつつ上記を添えて。 )
お土産。中身は水羊羹だよ。ほら、暑い時は冷たいものと甘いものって言うでしょ?オニーサン、好き?
( 相手の浮かべるその笑みにこちらもまた嬉しそうに笑えば、問われた中身をつらつらと述べつつわざわざ持参したのかプラスチックのお皿まで用意して )
..へえ、気が利くね。よしよし。
( 準備が良い相手に感心するも好きか、と訊かれれば好き好きー何て間延びした口調で付けたし述べ、良い子良い子と相手の頭をぽんぽん撫でて。中身の水羊羹を取り出せば用意してくれた皿を受け取ろうと片手を差し出し。 )
オニーサンの手温かい。俺ね、オニーサンが好きなものちゃんと教えてくれたら次はそれを持ってくるよ。
( 頭に伝わるその温もりに一度はぱちぱちと瞬き繰り返すも、すぐに嬉しそうに笑えば自ら擦り付けるように頭を動かしつつ、提案とばかりに言葉繋ぎ。そうして伸びてきた手には皿をわたす事なくあろう事か背後へと隠しにんまりと悪戯な笑み浮かべて見せて )
じゃあ、今度はチョコレートが良いなあ。
( 遠慮なく自身の要望をぽつり呟けばへらーとだらしなく笑んで。ふわりとした珍しい白髪の頭を興味津々に撫で続けるも差し出した手が其の侭宙に浮いているのを不思議に相手を見遣れば悪戯っ子の様な笑みを向ける相手、「 んん..?お兄さん水羊羹が食べたいなあー 」何て態とらしく至近距離で相手を見詰めれば薄ら双眸を細めて。 )
チョコレート!俺も好きだよ。オニーサンと好きな食べ物が同じって嬉しいな。
( 出された要望のものにぱぁっと表情輝かせれば果たしてそれが本当になのか、同意してみせ。近付く相手の顔。だからと言ってやはりお皿をわたす事しないと、「俺はオニーサンが食べたい」などと訳のわからない戯言を紡いで )
_えー、チョコレートは皆好きじゃない?
( 表情といい発言といい、可愛いなあー何て呑気に思考しつつ当然の様に上記を云えばこてりと首を傾げて。返ってきた返答に一瞬戸惑うも「 お兄さんを食べるのはまだ早いかな..?子供は大人しく食べられてな。 」とにやり意味深に笑みを浮かべればちゅ、と軽く相手の唇端にキスを落して。_..ああでも、子供に手を出したら犯罪にならないだろうか。何て、 )
好きじゃないよ!甘いものが嫌いな人なんてたっくさんいるんだから。でも俺は好き。だから、オニーサンと同じ。
( 皆好き、というそれが気に入らなかったのか至極不服そうな表示を浮かべては力強い否定と共に自らが特別なのだとよくわからない主張をしてみせ。唇端へのキス。一瞬呆気にとられたような表示浮かべるも、すぐにまたにやりと笑えば「俺、オニーサンになら食べられてもいいよ。」なんて挑発めいた言葉残しつつ、それでも隠していたお皿はきちんとわたして )
まじか、チョコレート嫌いな人って..
( 先程まで笑んでいたと云うのに急に表情の曇った相手に驚きつつ有り得ないとでも云う様に上記を呟いて。_次いで出た相手の言葉に双眸丸く開くも苦笑を零してはお皿を受け取りつつ「 俺捕まるじゃんー、深月君が早く大きくなって。 」とうだうだ文句を口に出せばお皿に水羊羹を出して。 )
人生の半分は損してるよね。
( うんうんと頷いては何処と無く大袈裟な返答を。_「じゃあ今だけは20歳にするよ俺」なんて。それがただの戯言であるかどうか。そんな言葉を紡いでおきながらも手を出さないのはやはりただの冗談なのか、取り敢えずはその場に腰を下ろし冷えた水羊羹に笑みを浮かべて )
絶対損してる、勿体ない。
( 相手の少し大袈裟な表現にもうんうん、と大きく頷いて。20歳でも自身にとっては若く見え。かといってまだ24歳なのだが、ふはっと笑みを零せば「 その位若いんだったら彼氏や彼女の1人や2人いるんじゃないの? 」と何となく問うてへらり口角を上げて。頂きます、と小さく呟くなり水羊羹を一口。 )
だよね。俺なんてチョコレートの家に住みたいくらいだもん。_あ、もし俺がチョコレートの家建てたらオニーサン一緒に住もうね。
( 口にするのは実現不可能な夢物語。しかしそれを紡ぐ表情は至極幸せそうなもので。問われた問には一度瞬きを。「いないよ。俺ね、こう見えても真面目だからね」そう返せば自らも同じく水羊羹を一口食べて )
ふは、建ててくれんの?
( 突然語り出した彼の世界に勧誘されれば溶けそうだなあ、なんて緩く思考し小さく笑みを零しつつ上記。__綺麗で可愛い顔してるから学生ならモテるだろうなあ何て。「 ええ、勿体ない。 」なんてもぐもぐ口を動かしながら思った事を素直に小さく呟けば続いての2口目を。 )
いいよ。ヘンゼルとグレーテル的なやつね。
( 溶けるかも、というのは考えないようにしているのか楽しげにつらつらと言葉繋いでいき。勿体ないとの言葉には笑みを。徐に水羊羹をスプーンで掬っては、「はい、あーん」の言葉と共にずいっと差し出して )
(/ ごっめん、遅れた。_返事出しとくな ノ、
何だっけそれ、懐かしい。
( んー、と子供の時に聴いたであろう童話の物語の内容を思い出そうにも思い出せず考える事を諦めたのかへらりと口許を緩めて。余り若者の恋沙汰に関わるのは拙かっただろうか、得に触れる事なく「 あー、ん。 」何てノリノリで言葉に応じてはぱくりと。 )
お菓子の家に住んでる兄と妹の話だよ。あ、でもでも、俺はオニーサンと兄弟になりたい訳じゃないからね。
( 返す言葉はありきたりなもの。スプーンの上の水羊羹が相手の口内へと消えるのを確認すれば、次いでは徐に立ち上り、何を考えているのか楽しげな笑みと共に近付き、あろう事かその膝の上へと腰を下ろそうとして )
ええ、良いじゃん。深月君みたいな弟いたら毎日飽きないよ。
( 嗚呼、そんな話だったっけか。と何となく思い出せばもしもの話を否定する相手に眉を寄せつつ上記をぽつり呟いて。刹那、何故か立ち上がった相手を不思議に見るも距離が近付いたと思えばどうしたのだろうかと思考。「 んん?お兄さん椅子にされちゃうのか。 」なんて腰掛けようとする様子に冗談ぽく云えば膝をぽんぽん叩き招いて。 )
確かにオニーサンみたいなお兄さんはいいかもね。だって優しいしカッコイイもん。_でも、それじゃあさ、こう言う事できないでしょ?
( 自らが相手の弟ならば⋯、悪くはないがもっといい方を思い付いてしまえばふるふると首を左右に振った後、その頬にちゅ、と口付け落とし。促されるままに膝の上へとその腰を。「温もりだね」なんて言葉と共にぎゅうとしがみつき )
__それはそれは嬉しいお言葉...、ええ..。
( 賛同されればへらりと表情を浮かべると不意に頬に柔らかな感触を受けぱちりと瞬きを一つ次いで困ったように笑んでは「 そうだね。其れ以上もしちゃうかもだし。 」何て。相手から感じる温もりに目元を緩めつつむぎゅう、と抱き締めては「 やっぱ人肌は良いね、 」と心地良さに浸って。 )
それ以上って例えば、こんな事とか?
( 困ったような笑みにはますます表情楽しげに歪め。ずい、と顔を近付けると同時、徐に指先で首筋を撫で上げ。「熱のお裾分け」何て。ぎゅうぎゅうとしがみつき、クスクスと笑い声零して )
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