歌詞

「投資家レコーズ」

TOKOTOKO(西沢さんP)


ねぼすけ隊員の僕に　取捨選択の余地は有り得ない
自分を愛しちゃったなら　そりゃもう君を愛せないんだし
予想外の御話にも　柔軟な心で迎え撃て
夢見たら御仕舞いさ　ほらもう昼も夜もないんだし

あぁ不安がって泣き出した　将来有望な不景気でさ
奪い取った内定も　偽善者合唱のショウタイムなんだ

あぁわかんないよ　ずっと風邪引いてんだよ
毎晩の浮気にドキドキしてるんだよ
もう君なんかにいっそ抱かれたいのさ
君は知る筈もない　僕の心の中

きっと君が僕の才能を　食べきったら捨ててしまう
それじゃ僕が絞め殺して　初めからやり直しちゃえばいいのに

あぁ逃げ出して引き返して　そんで演出家気取りさ
余所行きの健忘症が　本当は全部覚えてるんだ

あぁもうわかんないよ　きっともうダメなんだよ
感情に暗々愛されて痛いんだよ
じゃあ孕ませてさ　一生逃がさないのさ
そしたらまたバイバイって馬鹿にしてんだろ

あぁわかってんだよ　僕もう死んでるんだよ
悲しいくらいに生き、息してるんだよ
あぁまた僕は君に犯されてさ
誰も知る筈のない　僕の心の中

「天ノ弱」

164

僕がずっと前から思ってる事を話そうか
友達に戻れたらこれ以上はもう望まないさ
君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ
嘘吐きの僕が吐いた　はんたいことばの愛のうた

今日はこっちの地方はどしゃぶりの晴天でした
昨日もずっと暇で一日満喫してました
別に君のことなんて考えてなんかいないさ
いやでもちょっと本当は考えていたかもなんて

メリーゴーランドみたいに回る
僕の頭ん中はもうグルグルさ

この両手から零れそうなほど
君に貰った愛はどこに捨てよう？
限りのある消耗品なんて僕は　要らないよ

僕がずっと前から思ってる事を話そうか
姿は見えないのに言葉だけ見えちゃってるんだ
僕が知らないことがあるだけで気が狂いそうだ
ぶら下がった感情が綺麗なのか汚いのか

僕にはまだ分からず　捨てる宛てもないんだ
言葉の裏の裏が見えるまで待つからさ
待つくらいならいいじゃないか

進む君と止まった僕の縮まらない隙を何で埋めよう？
まだ素直に言葉にできない僕は

天性の弱虫さ

この両手から零れそうなほど
君に渡す愛を誰に譲ろう？
そんなんどこにも宛てがあるわけないだろう
まだ待つよ

もういいかい

「ロストワンの号哭」

Neru

刃渡り数センチの不信感が　挙げ句の果て静脈を刺しちゃって
病弱な愛が飛び出すもんで
レスポールさえも凶器に変えてしまいました

ノーフィクション

数学と理科は好きですが　国語はどうも駄目で嫌いでした
正しいのがどれか悩んでいりゃ　どれも不正解というオチでした

本日の宿題は無個性な僕のこと
過不足ない　不自由ない　最近に生きていて
でもどうして僕達はときどきに　いや毎日
悲しいって言うんだ　淋しいって言うんだ

黒板のこの漢字が読めますか　あの子の心象は読めますか
その心を黒く染めたのは
おい誰なんだよ　おい誰なんだよ

そろばんでこの式が解けますか　あの子の首の輪も解けますか
僕達このまんまでいいんですか
おいどうすんだよ　もうどうだっていいや

いつまで経ったって僕達は　ぞんざいな催眠に酔っていて
どうしようもない位の驕傲をずっと匿っていたんだ

昨日の宿題は相変わらず解けないや
過不足ない　不自由ない　最近に生きていて
でもどうして僕達の胸元の塊は
消えたいって言うんだ　死にたいって言うんだ

黒板のこの漢字が読めますか　あの子の心象は読めますか
その心を黒く染めたのは
おい誰なんだよ　おい誰なんだよ

そろばんでこの式が解けますか　あの子の首の輪も解けますか
僕達このまんまでいいんですか
おいどうすんだよ　おいどうすんだよ

面積比の公式言えますか　子供の時の夢言えますか
その夢すら溝に捨てたのは
おい誰なんだよ　もう知ってんだろ

いつになりゃ大人になれますか　そもそも大人とは一体全体何ですか
どなたに伺えばいいんですか
おいどうすんだよ　もうどうだっていいや

「再教育」

Neru

国道沿いに対峙する　僕達の閉じた未来
屋上階で目を瞑り　重力場に逆らう
道徳なんて死んじまえ　缶コーラ蹴り飛ばした
青春なんてこんなもの　このセリフ何度目だ

生き急いでいた彼女は　昨日郊外の倉庫で
歪な顔をしてビニールテープを首に巻いた

我儘のナイフで夢を脅す　僕らの明日が泣き叫んだ
「助けてくれ」の声を　孤独の盾で塞いだ
屁理屈の正義で夢を殺す　僕らの明日が血を流した
しょうもないと火をつけて　積まれた思い出燃やした

そうだった向上心の無い日々は　何も昔からじゃない
幼少年の僕達に指差して笑われた

ゴミ溜めみたいなパチンコ　打ち続けてる彼にも
その昔愛すべき娘と妻が居たのでした

我儘のナイフで夢を脅す　僕らの明日が泣き叫んだ
「助けてくれ」の声を　孤独の盾で塞いだ
屁理屈の正義で夢を殺す　僕らの明日が血を流した
しょうもないと火をつけて　積まれた思い出燃やした

治りゃしない最果てのロンリー　僕ら以外買い被る倫理
見い出せない幸福の本旨
教えてください　教えてちょうだい
こんな世界願えりゃバイバイ　逃げ出したい声だけがハイファイ

言うこと聞かない奴は先生に言いつけるぞ

我儘のナイフで夢を脅す　僕らの明日が泣き叫んだ
「助けてくれ」の声を　孤独の盾で塞いだ
屁理屈の正義で夢を殺す　僕らの明日が血を流した
しょうもないと火をつけて　積まれた思い出燃やした

「深海少女」

ゆうゆ

悲しみの海に沈んだ私　目を開けるのも億劫
このままどこまでも堕ちて行き　誰にも見つけられないのかな

どこへ向かい、何をすれば？　ふと射し込む一筋の光
手を伸ばせば届きそうだけど　波に拐われて見失った

あれは一体なんだったのかな　あたたくて眩しかった
無意識のカウンターイルミネーション
嘘つきは誰？

深海少女　まだまだ沈む　暗闇の彼方へ閉じこもる
深海少女　だけど知りたい
心惹かれるあの人を見つけたから

昼も夜も無かったこの場所　なのに眠れない夜は続く
自由の羽を大きく広げて　泳ぐあなたは綺麗でした

そしてまた光は降りそそぐ　見とれていたら目が合った
気付いてこっちを振り向くあなたに
嘘つきな私………

深海少女　わざわざ沈む　暗闇のさなかに赤い頬
深海少女　ハダカの心を見せる勇気
黒い海がまだ許さない

こんなに服は汚れてしまった　笑顔も醜く歪んでいった
誰にも合わせる顔なんて無いの　もう放って置いてよ

声にならない気持ちが溢れてとけた
次の瞬間　君が突然姿を消した

心配性の彼女は焦る　闇が彼を隠しひとりきり
限界少女　その手を伸ばす
「ほらね、君も素敵な色を隠していた」

深海少女　腕を引かれる　歌う祝福のマリンスノー
深海少女　もっと知りたい
心惹かれるあの人を見つけたから

この海を出て　今飛び立つの

「空想フォレスト」

じん

夏風がノックする窓を開けてみると
何処からか迷い込んだ鳥の声
読みかけの本を置き「どこから来たんだい」と笑う
目隠ししたまんまの午後3時です

世界は案外シンプルで　複雑に怪奇した
私なんて誰に理解もされないまま
街外れ　森の中　人目につかないこの家を
訪れる人など居ない訳で

「目を合わせないで！」
固まった心　一人ぼっちで諦めて
目に映った無機物に安堵する日々は
物語の中でしか知らない
世界に少し憧れることくらい許してくれますか

淡々と流れ出した　生まれてしまった理不尽でも
案外人生なんで　私の中じゃ
ねぇねぇ　突飛な未来を　想像して膨らむ世界は
今日か明日でもノックしてくれないですか

なんて妄想なんかして　外を眺めていると
突然に聞こえてきたのは喋り声
飲みかけのハーブティーを机中に撒き散らし
「どうしよう」とドアの向こうを見つめました

「目を合わせると石になってしまう」
それは両親に聞いたこと　私の目もそうなっている様で
物語の中なんかじゃいつも怖がられる役ばかりで
そんな事知ってる訳で

トントンと響きだした　ノックの音は初めてで
緊張なんてものじゃ足りないくらいで
ねぇねぇ　突飛な世界は　想像しているよりも
実に簡単にドアを開けてしまうものでした

目を塞ぎうずくまる姿にその人は驚いて
「目を見ると石になってしまう」
と言うとただ笑った

「僕だって石になってしまうと怯えて暮らしてた。
でも世界はさ、案外怯えなくて良いんだよ？」

タンタンと鳴り響いた　心の奥に溢れてた
想像は世界に少し鳴り出して
ねぇねぇ　突飛な未来を　教えてくれたあなたが
また迷った時はここで待っているから

夏風が今日もまたあなたがくれた服の
フードを少しだけ揺らしてみせた

「風待ちハローワールド」

add9(ヘリP)

日常に埋もれた　コンビニ帰りの路上
風ひとつ吹かない　退屈にも慣れっこだ

種も仕掛けもない純粋な喜びは
ポケットの中にいつのまにか忘れてた

六畳一間＋小さな窓　僕の全てだ
目を逸らしたままでは何処にもたどり着けないのに

手に触れて気付いた　チョコレート苦手なのにな
あぁそうか　あれきりだ　
あの子の声聞きたいな

いつからだろう　こんな所で待ちぼうけ
ポシェットのチョコをまた一粒くれないか

緊張してる声のままで　ささやいたハロー
ここは何もないけどその分誰かを守ればいい

待ちわびた風　何処までも響け
晴れていく先行き　雲行き
今は　今なら見えるよ　ドアが

六畳一間＋小さな窓　僕の全てさ
カーテン揺れて塗り替えられてく

この小さな世界

やさしい声が風に乗って　ささやいたハロー
逢いにいくよ　ドアの向こう側
この愛しい世界

ハローワールド

「秘密男女の関係」

TOKOTOKO(西沢さんP)

僕は世界にひとりきり　君も世界にひとりきり
それなら僕ら出会ったのは
きっと運命だったのさ　ルララ

あれから僕ら好き合って　裸になってキスをして
ところで僕は君の事を
一生守るのかな

ボッチでもいいやって思ってる
その上意地っ張り、女々しくてしょうがない
わかるだろ？
僕はいつだって悲しみの傷を隠して笑っていたいのさ

理想高く踏みしめた明日には　何もないと気づいてよ
正解はなんだ？
それって僕ら次第だってきっと
そうやって何度も諭してよ、ねぇ

それから僕らふたりきり　君と僕でふたりきり
そのうち僕は飽きが来て
いっそ、もういっそ　戻れないのになぁ

どうにもチョコレート　昔から苦手だ
見栄っ張り、それでも欲しくなる
わかるだろ？
僕はいつだって　仮面の下に秘密を隠して
笑って生きるのさ

理想高く踏みしめた明日には　何もないと気づいてよ
正解はなんだ？
それって僕ら次第だってきっと
そうやって何度も諭してよ
既成事実とほろ苦い恋の物語

「君じゃない」ってさ
わかっても、ねぇ

「ロミオとシンデレラ(ロミオとシンデレラを1ミリも知らない弟の姉が想像で歌ってみた)」

doriko

伝えられなかったこの想いが
幻想の彼方へ消え去るまで

気が付けばいつも隣にあなたがいた
何をするにも一緒で所謂幼馴染み
喜びも　悲しみも　全ての感情がリンクしているようで
まるで心はひとつだった

けれど神様は残酷だわ　私達の間を引き裂く新しいキャラクター
誰もが守ってあげたくなる　可憐で可愛い
ほら　そこの曲がり角にシンデレラ

ついに出逢った恋人達は　時間を惜しんで愛し合う
私はただ　ひとりぼっちで泣くジュリエット
小さい頃の冒険の中　約束した事覚えてる？
私じゃなきゃ　あなたじゃなきゃ　物語の幕は下ろせない
遠いあの日のごっこ遊びがたちまち色褪せていく

「良かったね、おめでとう。二人ともとてもお似合いだよ。」
空々しい台詞と笑顔で嘘をついた
彼女の胸元には彼が助けたという仔犬が見守っている
私の入る隙間はない

ニコニコしてれば好かれると思って媚びてる
かまととぶってあの子嫌な女
けれど自分の気持ちも言えず　嫉妬心に狂ってる私は
もっと嫌な女

悲しくて悔しくて恋しくて　痛みとなり体を抉る
時よ戻れ　昔のように　入ってこないで
誓いを立てた恋人達は　人目憚らず愛し合う
認めたくない　わかりたくない　彼女こそがジュリエットなんだと
私の方がずっと前からあなたを大好きなのに

愛しい横顔　その瞳(め)に私は映らない
「お前が友達で良かった」と微笑むあなた

そんな言葉聞きたくなかった

ついに出逢った恋人達は　時間を惜しんで愛し合う
私はただ　ひとりぼっちで泣くジュリエット
小さい頃の冒険の中　約束した事覚えてる？
私じゃなきゃ　あなたじゃなきゃ　幕は下ろせない

誓いを立てた恋人達は　人目憚らず愛し合う
認めなくちゃ　わからなくちゃ　彼女こそがジュリエットなんだと
これでおしまい　そうよ悲劇はあげるわ

さよならロミオ

「ワールドイズマイン」

ryo

世界で一番お姫様
そういう扱い心得てよね

その一　いつもと違う髪型に気がつくこと
その二　ちゃんと靴まで見ることいいね？
その三　私の一言には3つの言葉で返事すること
わかったら右手がお留守なのをなんとかして！

別にわがままなんて言ってないんだから
キミに心から思って欲しいの可愛いって

世界で一番お姫様
気がついて　ねぇねぇ　待たせるなんて論外よ
私を誰だと思ってるの？
もうなんだか　甘いものが食べたい
今すぐによ

欠点？可愛いの間違いでしょ　文句は許しませんの
あのね、私の話ちゃんと聞いてる？ちょっとぉ…
あ、それとね白いお馬さん
決まってるでしょ　迎えに来て
わかったらかしずいて手を取って「おひめさま」って

別にわがままなんて言ってないんだから
でもね　少しくらい叱ってくれたっていいのよ？

世界で私だけの王子様
気がついて　ほらほら　おててが空いてます
無口で無愛想な王子様
もうどうして！　気がついてよ早く

絶対キミはわかってない
わかってないわ

いちごの乗ったショートケーキ　こだわりたまごのとろけるプリン
みんなみんな我慢します
わがままな子だと思わないで

私だってやればできるの
後で後悔するわよ

当然です！だって私は

世界で一番お姫様
ちゃんと見ててよね　何処かに行っちゃうよ？
ふいに抱きしめられた　急にそんな、えっ？
「轢かれる、危ないよ」
そう言ってそっぽ向くキミ

こっちのが危ないわよ

>1 「投資家レコーズ」
>2 「天ノ弱」
>3 「ロストワンの号哭」
>4 「再教育」
>5 「深海少女」
>6 「空想フォレスト」
>7 「風待ちハローワールド」
>8 「秘密男女の関係」
>9 「ロミオとシンデレラ(ロミオとシンデレラを1ミリも知らない弟の姉が想像で歌ってみた)」
>10 「ワールドイズマイン」

「前前前世」

野田洋次郎

やっと目を覚ましたかい
それなのに何故眼も合わせやしないんだい？
「遅いよ」と怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ
心が体を追い越してきたんだよ

君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
何を言えばいい？

君の前前前世から僕は　君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけてやってきたんだよ
君が全然全部なくなって　チリヂリになったって
もう迷わない　また1から探しはじめるさ
むしろ0からまた宇宙をはじめてみようか

どっから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億　何光分の物語を語りにきたんだよ
けどいざその姿この眼に映すと

君も知らぬ君とジャレて戯れたいよ
君の消えぬ痛みまで愛してみたいよ
銀河何億分かの果てに出逢えた
その手を壊さずにどう握ったならいい？

君の前前前世から僕は　君を探しはじめたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ
そんな革命前夜の僕らを　誰が止めるというんだろう
もう迷わない　君のハートに旗を立てるよ
き
君は僕から諦め方を奪い取ったの

前前前世から僕は　君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけてやってきたんだよ
君が全然全部なくなって　チリヂリになったって
もう迷わない　また1から探しはじめるさ
何光年でもこの歌を口ずさみながら

「リスキーゲーム」

黒うさP

会いたい気持ちで僕を　苦しませたいんだろう？
だいたい君を把握してる
思惑を排除　最低なキスをしよう

そして僕は　白か黒か
背中合わせの悪夢
深海から　響く様な声で目が覚める

冷たい水で潤して　振り払った
駆け引きばかりの日々でも
愛し愛されてアディクション

会いたい気持ちで僕は　囚われた感覚
だいたい君を把握してる
臨界を削除　侵食は始まった

歪みだした微妙な距離　隙を伺いだすミッション
ありきたりな言葉で踏み込む
so what?　毎回さ

雄弁な君を見てると
解ってはいても
極端なたとえ話で
手懐けられた気にもなる

限界まで近づいて　だけど越えられない
そういう事で今日もまた
意味深な態度　迷いながら眠って

最終まであと5分　無くなった口数
「来週またね」なんて声
揺れるコートへと手を伸ばした

そして

会いたい気持ちで僕を　苦しませないでくれ
結局君が把握してる
掛け金は削除　最高のキスをしよう