黒猫 悠華 2016-07-27 20:46:22 |
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>465 >468 の続き。
自己満足さいこー((
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12月23日。クリスマス前日(...クリスマスって、24、25でした、よね...?by黒猫)。
こんな寒い日に(まぁ、最近ずっとそうだが)外に出る準備をしているまふまふ。と、俺。
だが目的は両方違う。まふまふはまたもうらたと会いに行くため。俺は明日のプレゼントを買いに坂田と近くのショッピングセンターみたいな駅に行くためだ。
まふまふがなにをしに行くのか言わないので、俺も言ってない。少なくとも11月くらいからは何も。俺たちは普通に過ごしていた。
「...よし。僕行きますけど、そらるさん、気を付けてくださいね?風邪とか、引かないでくださいよ」
「ん」
まふまふは俺に近づき、俺が適当に巻いたマフラーを外し、首筋にキスをした。
「...んっ」
マークをつけ終わったのか、マフラーを巻き直した。
「はい!これでいいですね。じゃ、いってきますね」
まふまふが扉を開ける。冷たい風が少し入ってくる。
首もとが、あったかかった。
「おう。...ありがと」
俺がお礼を言うと、まふまふ特有のへにゃっとした笑顔でふふっ、と笑った。
「どーいたしまして!」
そういってまふまふはうらたのところへ行った。そう考えると...なんだか胸が、痛くなった。
「...俺も行くか」
気分切り替えるように口に出し、少ない所持品を持って外へ出た。
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「ねぇぇやっちゃったかもおぉぉ」
「ねぇぇやられちゃったぁぁぁぁ」
僕とうらたさんが同時にうなだれる。僕がやっちゃったかもの方。
坂田さんとそらるさんがなんかしてて、気付いてるんだけど何も言えない僕とうらたさん。多分、僕らが集まりだしたからだと思うんだけど...。不安になってしまった。
坂田さんだよ?大丈夫大丈夫。そう思ってたんだけど...マフラーの隙間から見えたそらるさんの首筋に、噛みつきたくなってしまって。噛みはしなかったけど、跡を残してきてしまった。
とられちゃ、いやだったんだと思う。いやまぁ、元からなんだけどね。
で、うらたさんは坂田さんに跡を、っていう...。なんとまぁ、僕と坂田さんは気が合うなぁ!((
「んー、じゃあここで言ってても仕方ないし、行きますかー」
「行きましょー」
そして僕らは最後の準備のため、ショッピングセンターみたいな感じの駅に向かった。
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「...いる」
「...いるね」
ある店に入った瞬間見えたものは、扉を開け、出ていくときに見た後ろ姿だった。隣には見覚えのある背中。
「...一緒だ」
「一緒じゃなかったらちょっと怖いけどね。あと首をもうちょっとは隠そうかそらるくん」
「あ」
そう言われ、咄嗟に手で隠す。まだ少し熱を持っている気がした、けどそんなことはさすがにないだろうから気のせいだ。気がしただけだ。
「あ、じゃないぞそらるくん。忘れてたとか言うんじゃ」
「忘れてた」
「ないぞと言おうとしたんだそらるくん」
前方に見える二人は、なにか討論するかのように話しているのが分かる。その何かは棚が邪魔で見えない。気になる。
「んー、なにしてるんだ...?」
「...プレゼント、選んでんのかな」
「その可能性が高いな」
二人で二人をじっと観察する。まだあちらはこっちに気付いてないみたいだ。周りのお客さん(には大分可笑しい二人組だとうつっているのだろう...)の視線が痛い。
「...あ」
「動いたな...追尾するか...」
「ん、りょーかい」
俺たちは静かに尾行し始めた。
きゃーまだつづくー(棒)((((((((
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