なんでもないただの部屋

なんでもないただの部屋

黒猫 悠華  2016-07-27 20:46:22 
通報
そんな興味深いものでもなく。
ただ書きたかったことを綴っているだけなのデスヨ。
サイコパス?多分そんなのはない。
厨二病?…たぶんないヨ…。

コメントを投稿する

  • No.362 by 黒猫 悠華  2017-04-02 00:11:43 

「君は今、なんの"言い訳"を作ったかい?」
俺の手をつかんだのはいつの間にかここに来ていた主だった。
面白そうな顔をしていた。すごくむかついた。
「···何の、こと、ですか」
「いやいや、警戒しないでよー。せっかく僕が出してあげたのに。せっかく僕が見て見ぬふりをしてたのに。···せっかく、僕が時間をあげたのに」
そう主が言い終わった瞬間、向こうに行ったとはいえ部屋のなかにはかろうじていたユウキの姿が消滅する。俺の大事な人が、再度消えた。なんだろうか。胸の奥が、声にならない叫びをあげているようだった。それはまるで、小さな子供が母親を目の前でなくしたときのような、小さな子供が子供なりに自分の気持ちをバカな大人に必死に伝えるような、そんな、悲しい、叫び。
「···だから···だから?俺には時間なんてカンケー、ねぇ。人を殺せば食っていけるんだから」
「はいはい、分かったから質問に答えてよ。時間なんてカンケーない人が、どうして、あんな女の子と日々を過ごしたか。そして、なぜ今、手を女の子の方へ伸ばしたのか」
「それは···っ!!」

  • No.363 by 黒猫 悠華  2017-04-03 17:56:02 

俺は言葉を失う。俺は、なにもいえなくなった。
「じゃあ、もう一回聞くよ···。今度はちゃんと答えてね。君は今、なんの"言い訳"を作ったかい?君は今、どうして手を伸ばしたんだい?君は今、どうして···そんな悲しい顔をしているんだい?」
「ぁ、あ···」
···俺の頬を涙が伝う。あーぁ。また、泣いてしまった。あいつがいなくなってから毎日毎日、ふとんにはいると溢れてくるあの涙と同じもの。心の中にある何かが、少しだけ切れたときに溢れてくるあの涙と同じもの。止めようとしても、止めることのできない厄介なもの。
主が俺の涙を拭う。
人の体温が恋しい。俺が、ましてや殺人鬼がこんなこと、思っちゃいけないのに。
「あーぁ。君の折角の美しい顔が、台無しだ···。あの女のどこがよかったんだか···」
「···あいつのこと、知らねぇくせに」
俺もそんなに詳しくはないけども。絶対こいつよりは知っている。自信がある。
「ごめんごめん。じゃあ、君に依頼だ」
主は俺を楽しそうに眺め、こういった。
「君は今から自由に生きなさい。そして、さっきの答えを探してくるんだ。僕が満足する答えを君が言うまで君は僕のおもちゃだから、逃げられるなんてことは思わないようにね。それと···その間は絶対、人を殺しちゃダメだよ。いい?わかったなら僕に君の血を少しだけでいいからくれるかな?」
自由。
今まで、自由になんてなったことがなかった殺人鬼に、その依頼は苦というものだ。
俺は自由の使い方を知らない。そもそも、殺人鬼の俺はこの地球上に生きている限り、自由にはなれないのだ。
「···なんで、そんなこと」
「僕の趣味は人間観察だからね。そんな僕は君に興味を持ったんだよ。つまり今、君がこれを受け入れたら、だけど、僕は君に"生きる意味"を再度与えたんだ。人を殺す、じゃない別の"生きる意味"をね。さぁどうする?受け入···わお」
俺はおもむろにナイフを取りだし、手首をザクッと切った。
血が溢れ出す。自然と涙はとまった。
「うん。そのくらいでいいよ、ありがとう」
主は俺の血を飲んだ。すると、俺の手首から一瞬、ぽぅと光が灯った。
「さあ、僕の世界にご案内だよ···」
俺は唐突な光に目を眩ました。目をつぶった次の瞬間、俺は白い空間にいた。

  • No.364 by 黒猫 悠華  2017-04-04 21:28:08 

旅行いくんで更新ないと思います。
んではみなさま、新しい生活などを、残り少ない春休みを、存分に楽しめますように。

  • No.365 by てるはる  2017-04-05 19:12:29 

明日から学校。

  • No.366 by 白猫  2017-04-05 23:11:39 

がんば

  • No.367 by 黒猫  2017-04-08 21:15:46 

皆さんは飛行機欠航なんて体験したことありますか!?w

  • No.368 by 米  2017-04-09 00:59:10 

飛行機欠航は無いけど、
漁に出たら急に波が荒くなって
避難した島が無人島でそこに
1日野宿した事はあります!!

  • No.369 by 黒猫  2017-04-09 08:46:15 

まじかよww
その方がやばいやんww

  • No.370 by 黒猫  2017-04-09 08:48:24 

つか誰がこっち来たのかと思ったら米だったとは

  • No.371 by 米  2017-04-09 09:04:46 

、、俺、なんかやった?

  • No.372 by 黒猫  2017-04-09 20:55:16 

なにもやってないお

ね、あっちのトピに0時ころに来れますか

  • No.373 by 黒猫  2017-04-09 20:56:02 

相談を建前に話したい

  • No.374 by 米  2017-04-09 21:01:41 

分かった。

  • No.375 by 黒猫  2017-04-09 21:50:03 

ありがと

  • No.376 by 黒猫  2017-04-09 22:03:52 

「···ここは、なんですか」
呆然としながらも俺は主に問うた。
「ここは僕が作った世界」
「···主さまは天使かなんかだったんですか。世界の創始者?」
「君、そういう知識はちゃんと持ってるんだね。まぁそんな大きい存在じゃないんだけどね。···じゃあ、これは知っているかい?夢、っていうのは叶い続けていればいつかは叶うものらしいよ。僕は叶うのが早かっただけ。あーそれか僕の前世のときから叶い続けてたのかな。まぁそんな感じ。ちなみに血をもらえばもらった分だけ、僕はその人の望むものを出すことができる。ほら、最初に君から血を貰ったでしょ?あれであの女の子をだしてたわけ。生きていても、死んでいても、その人の意識みたいなものはこっちにきてるみたいなんだよね。生きてる人の場合はこっちで体験をしたことが全部、寝ているときの夢に反映されるっぽい。出し入れは僕の自由」
···なに言っているのかよくわからなかったが、まぁ慣れたら分かるだろう。
ユウキの意識は、俺といて、冷たくあしらわれて、どんな思いをしたのだろうか。俺は、どんな思いをさせてしまっただろうか。
もう一度会いたい。
もう一度会って、ちゃんと話をして、謝りたい。
せっかくこんな変な主のもとにいるのだから、俺もバカ正直に従ってみようではないか。
「···お願いだ」
多分こいつは、全部分かってる。
「ふふっ、なんだい?」
「俺とユウキだけの世界を作ってくれ」

  • No.377 by 黒猫  2017-04-10 02:11:43 

もるくん大好き
あーもう疑心暗鬼で殺されたし
そのあと
回りながら何回も死んだ

ジングルベルのもるくんかわいすぎでしょ
むねしゃんもやけどー
あーもう死ぬ

  • No.378 by 黒猫  2017-04-10 21:48:32 

「君と、女の子だけの世界、かい?」
主はおもしろそうに首をかしげる。
「…もういっかい、あいつと、話がしたい。だから」
「…うん、まぁいいや。それでちゃんと依頼をしてくれるのなら」
主が手を上に上げる。光が放たれ、目が眩む。

主はいつの間にか消えていた。
多分ここは、主が作ってくれた俺だけの世界。…ありがたく、使わせてもらおうじゃないか。
「……ユウキ、お願いだ。お前が、いいのなら、ここに、俺の前に、もう一度」

  • No.379 by 黒猫  2017-04-13 07:01:36 

目を、静かに閉じる。視界は真っ暗。何も、見えることはない。ただ、感じることはできる。
少しして、気配をかんじた。
こんなときに限って、俺は弱くなる。会いたく、なくなる。
何て言われるだろうか。嫌われるだろうか。嫌われただろうか。それとも、この気配はあいつじゃなくてzあいつはもう、ここに来てくれないんじゃないのか。
怖い。なんて弱虫なのだろうか。
「···ユウ、キ···」
何回も、なん十回も、もしかしたら何百回も同じことを繰り返している気がする。
もう、なんも、しんじられなくなってきた。

  • No.380 by 黒猫  2017-04-14 20:50:19 

目を開けるのが怖い。いるなら返事でしてほしい、なんていうのはワガママすぎるか。
もし、目を開けても、ユウキがいなかったら。それは、ユウキが俺を拒否したのと同じなんじゃないのか。
もし、目を開けても、ユウキがいなかったら。それは、俺がただ、ユウキを拒んでいるのと同じなんじゃないのか。
何回も、何回も、何回も、何回も。-(マイナス)なことを考えては打ち消す。考えては打ち消す。それ繰り返し。キリがないことは自覚してる。でも、考えずにはいられない。
「···ユ···」
「さっさと目、開けてよ」
「!!?」
突然の、女の声。俺がよく知ってる···一番会いたかった人の声。
ゆっくりと、まぶたを上に。目を、開ける。
ちょうど、目の前に、ユウキと思われる存在がそこにいた。
「ユ、ウキ···?」
「うん、ユウキだよ」
「ほ、ほんとーに?!ほんとにユウキなのか!?」
「そうだよ。さっき軽くるあーに振られたユウキだよ」
「っ···。ごめん、なさい」

  • No.381 by 黒猫  2017-04-16 18:32:10 

俺が謝ると、ユウキは微笑む。
何度も思った。これからも、何度も何度でも思うだろう。こいつは、俺なんかといて、いいのか、と。
こいつは、普通の人と同じ生活が、出来たかもしれないのに。俺があんな父親から少し遠ざけたら自力で生きていけるような強い人間だ。
それを引き留めたのは、俺だ。それを台無しにしたのは、俺だ。ユウキを、この手で、殺した俺は、殺したあともこいつといていいのか。ここで、少女と殺人鬼が、一緒に笑いあっていいのか。
答えは、NOだ。
「ふふ、まぁいいよ。もう一回いう、ね」
「いわなくていい。いわなくていいから」
「えっ?」
ユウキは困った顔をした。俺には、こいつの考えていることがわからない。
···分かるわけ、ない。自分が殺した、相手の気持ちなんて。
俺は俯きながら言葉を吐き出す。
「···お前は、なんで、俺と、俺なんかと、一緒に、いるんだよ···っ」

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:個人用・練習用







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック