大倶利伽羅。 2016-07-25 21:42:31 |
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いや、大丈夫だ。…迷わずに来れたな。
嗚呼、此れ位構わない。
…。幾つか聞きたい事がある。俺とお前の関係性に、設定通りに国永が鍛刀部屋で顕現した所から始めるか、数日経った辺りから始めるか。
正直俺はどちらでも良いと思っている。だからお前に選んで貰いたい。
了解だ、任せてくれ!それじゃあこれから背後共々よろしく頼む。ああ、絡み文は長くなるが後からはそんなに長くならない。そこだけ把握していてくれ。
―
(今まで意識だけだったものが不意に誰かに呼ばれた気がして。目の前が突然眩しくなったと思えば、キラキラとした光と桜吹雪が舞い始め何事だろうかと思ったのも束の間、その奥に人影が見えたのが分かれば自分は審神者と呼ばれる者に喚ばれたのかと納得し。しかし、自分は太刀である鶴丸。それにしてはやけに視線が低い気がして、その手に持ってある本体を見てみるとそれはなんと太刀ではなく短刀だったようで。まさか夢だろうかと思って頬を抓っても痛いだけで、これは驚いたと目を瞬かせながらも自己紹介をしなければと人影に向かって下記を述べ)
…あー、鶴丸国永だ。こんな俺が来て驚いたか?俺もだぜ…
絡み文助かった、…感謝する。…ん、宜しく。分かった、俺からはろるが安定しないと言う事だけ事前に伝えておく。
__
(毎日の日課でもある任務の一つ、刀剣を鍛刀する為に自身は近侍を務めているので審神者と一緒に鍛刀部屋に居て。壁に凭れ掛かるような体勢で腕を組みつつ瞳を閉じて時折壁時計の時間を一瞥しながら顕現されるその時を待ち。暫くの間、そうして待って居れば不意に審神者と聞き慣れた声がしたので金色の瞳を開けて体勢も正すと、そちらに視線向ければ伊達家で共に過ごした国永の身長が低く本体に至って短い事実に少しばかり目を見開き驚いており。相手の前まで歩み寄ると自身も一応自己紹介をしていき)
__!?、…何で国永が短刀なんだ…?俺の事は知っているだろうが大倶利伽羅だ。
伽羅坊か!久しいじゃないか、何百年振りだ?大きくなったなあ!
(目の前で驚きを隠せていない審神者を見て苦笑を浮かべてはさてどうしたものかと思いながら小首を傾げていて。すると先程まで遠くにいた彼が歩み寄ってきては自己紹介をされ、伊達の頃共にいた伽羅坊だと分かればパッと顔を輝かせて今では自分よりも大きい彼を見上げてそう言って)
嗚呼、久しぶりだな。…それは国永が小さいだけだ。
(目前の相手を見下ろすように視線を向けていき、身長は大体薬研と同じか等と考えては心なしか優しい顔付きで挨拶を返すも昔によくされたある事を思い出し恐る恐る彼の頭へと手を伸ばしぽふぽふと撫でながら言葉を紡ぎ。その光景を見ていた審神者から笑顔で国永の面倒を見るよう半ば強引に頼まれれば、人の話も聞かずに“仕事が残ってるから”を理由に部屋から出て行って。審神者の性格に思わず深いため息を吐くと相手の方に向き直り、下記を述べて鍛刀部屋から出て行こうとし)
__今から本丸の案内をする。着いて来てくれ。
お、君が俺の世話係なんだな?それじゃあ行こうぜ、どんな驚きがあるのか楽しみだ!
(短刀になり背が低いから相手がこんなに大きる見えるのかと理解し、こくこくと頷いていると不意にふわりと頭を撫でられその感覚に嫌な気はせず、しかし恥ずかしくもなり「おいおい、こんな見た目でも爺だぜ?」と述べながらも嬉しさを隠せないような表情で微笑み。そんな遣り取りを見ていたのだろう、主に半ば強引に自分の世話係になるように命じられたのを横で見ていて、部屋を出ていこうとする相手のあとを追いかけると人の身になってまだ知らないことも多い、きっと沢山の驚きがあるのだろうと思いながらそう言って)
…!特に意味は無い。気にするな。
(唐突に頭を撫でた事に嫌な顔一つしない所か嬉し気な笑みを見せるその表情に、内心ホッと安堵の息をつくと相手の頭上から手を引っ込めてそう言っていき。背後から付いて来ている気配を確認すると先に外に出て、廊下を進んでいきつつ先程相手が顕現した場所を教えていって)
さっきお前が顕現した場所が鍛刀部屋だ。詳しい説明は追々話す。
鍛刀部屋か…あ!あそこはなんだ?
(後ろをちょこちょことついて行きながらまるで雛鳥のようだなと思いながら相手の説明をこくこくと頷きながら聞いていて。ふと歩く先に新たな部屋を見つけてはその部屋に向かって走り出して「なあ伽羅坊!あそこはどんな部屋なんだ?驚きがあるのか?」と述べて)
おい、急に走るな。転んで怪我をしても俺は知らないぞ。
(自身の横を走り出すように通り過ぎた相手を視界に入れつつ、まるで子供扱いをするかのような言い方で軽く注意をし。次に案内しようと思っていた部屋を見付けたようで尋ねてきた為に「此処は手入れ部屋だ。合戦場で傷付いた際に体を治す所だが、お前の言う驚きは無いな」と伝えては手入れ部屋の襖を開けると中を見せていき)
本当だ、何も無いな。それにしても手入れだなんて本当に人間みたいだな?
(部屋を覗き込みながら今までは意識だけだった存在が、こうして人の身を授かり傷付いたら手入れをする。それは付喪神であろうとしなければいけない事なのだろうと分かれば確かにここには彼の言うように何も驚きはなく、寧ろ退屈そうな場所だとため息をついて。ふと、もしかしたらこの先自分も出陣する事はあるのではないだろうかと思えば「なあ、伽羅坊!俺はいつ出陣できるんだ?外にはたくさんの驚きがあるんだろう?」と目を輝かせて)
今は人の身を得ているからな。だが人間の身体は便利な反面、案外脆い。少しの怪我でも手入れ部屋を使えよ。
(顕現したばかりの相手に自身の体験談を話しつつ忠告するようにそう言えば、何処か退屈そうな様子に思えたので手入れ部屋の襖を閉めて次の場所へと移動する前に問われた言葉を耳に入れるも、生憎出陣云々に関する事は審神者に聞かないと分からない為に「それは俺に聞いた所で何も言えないが後で審神者に聞いておく。…嗚呼、あるかもな」と敢えて含みのある言い方で述べていき)
伽羅坊は出陣したことはあるんだろう?やっぱりこの人の身を持って自身を振るうのは楽しいかい?
(人の身を得て出来ることは今まで刀だった自分たちにとって数え切れない程あるのだろうと思うと胸が高鳴り、この本丸ではきっと古株である彼なら寡黙ながらに感じていることも多いかもしれないと考えそう言って。今でさえこうして歩いているのが驚きで満ちているのに外に出たらどうなるのだろうかと胸踊らせて)
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