迷惑魔王 2016-07-19 20:51:43 |
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「毎度ありがとうございます、またお越しくださいね!」
「待っててね、お母さん。お母さんとお父さんのお店は、絶っ……対、取り返してみせるから。だから、ね。心配しないで」
「いいですか? 私は勇者、貴方は魔王! 誰がどう見ても宿敵同士の間柄、そこ大事なとこだから全スルーしないでください! ってこら、ちょっと人の話を無視して膝枕の態勢に移らない、頭落としますよ!? ……落とし、ちゃい、ますよ……?」
【名前】イザベル “ 勇者イザベル ”
【肩書】道具屋の一人娘 → 難民 → 女勇者
【国籍】テイルランド
【容貌】艶やかなストレートの黒髪は、肩に少しかかるくらいのさっぱりした長さ。大きな瞳は澄んだサファイア色。肌はこの3年間で健康的に灼けている。老若男女を問わず見る者に不思議と安心感や信頼を感じさせる、爽やかな笑顔が特徴的。凛とした雰囲気。ドラゴンの鱗とユニコーンの鬣を編み込んだ、軽いが強固な防御力を誇る白と藍色の絹の衣服を纏い、耳元では水晶のイヤリングが揺れている。背には水晶と鋼、銀、ルビーで出来た、背丈ほどもある細身の剣。149cmの小柄な身体だが、顔が小さく、腕や脚が細くしなやかなのでバランスが取れており、猫の美しさを思わせる。グラマラスではない、かといって貧相でもない、程よい曲線美。肌は赤子のそれのように柔らかい。
【性格】誠実で勇敢。健気で素直、よく切れる利発な頭を持つ。礼儀正しく愛らしい娘だと、城下町では中々の評判だった。雰囲気は無邪気な女の子らしさに溢れるが、実際は男勝りの芯の強さ、機敏さ、活発さを持つ。母親がかなりおっとりし過ぎていたため、精神的な成長が普通の子に比べ必然的に早く、幼いころから高いツッコミスキルを身につけていた模様。それでも時々、母譲りの純朴で天然な一面を意図せず覗かせることがある(特に恋愛の機微には鈍感な傾向あり)。一人っ子にもかかわらず、母親の面倒を見る要領で小さな子の面倒を見るのが好き。子供に弱い。甘やかし上手。しかし、父親を早くに亡くした影響で、本当は自身も頼もしい男性に思い切り甘えたいという願望がある。しかし「自分がしっかりしなければ」という思いが強いため、それを自覚していない。低身長が地味にコンプレックスだが、勇者として活動し始めてからは、小回りのきく身体に有り難みを覚え始めた。
【経歴】
0歳:テイルランドの道具屋の家庭で生を受け、すくすく育つ。一人娘なので溺愛され、完全なる父親っ娘だった。
4歳:父親を亡くす。遺された店を手伝い始め、同い年の女の子たちとままごとをして遊ぶより、働いて世の中を知るのを好むようになる。市場で屈強な大人たちに見事競り勝ったことを興奮気味に話す彼女を見て、母親は普通の少女として育てることを苦笑しながら諦めた。
7歳:その利発さや適応力を見込まれ、夜間学校から勧誘を受ける。店を手伝いながら、地理、剣術、語学、経済、医療などを学ぶ。主に下級生の面倒をよく見ていた。成長するにつれ少女としての魅力が増していったが、なまじ剣の腕も立つため、特定の異性との恋愛経験はなかったらしい。
14歳:夜間学校卒業を目前に、魔王と手下たちが突然突如テイルランドを蹂躙、殲滅。国全体が恐怖時代に突き落とされる。イザベルの住む城下町には、魔王軍の魔手が当然真っ先に及んだ。街の人々はほとんどが難民として国外へ逃亡し、イザベルも母を連れ一度は逃れたが、国境で母を叔父に託すと決別。意を決し、国を救うため勇者として生きることにする。初期はやはり様々な苦難を強いられたが、賢者に師事し厳しい修行に明け暮れたり、精霊を呪いから解き放った例として精霊の魔力を得たり、次第に肩書きに相応しい救世主へと成長していく。ただ、本人が如何に伝説的な成長を遂げようと、それは魔王の強さの足元にも及ばないとは微塵も気がついていない。ある意味、一種のカリスマ性はあるものの、井の中の蛙である。
17歳:3年の時を経て、ついに魔王と対峙……したのだが。魔王の豹変と激しい求愛に思わず毒気を抜かれていく。当初は、「これで魔王が自分に関心を向け、難民に追っ手放たなくなるなら」と城への住み込みを打算で判断した面もあり、早く倒して以前の平和を取り戻したいと願っていた。
(/了解しました!以上のようなプロフを作ってみましたが、いかがでしたでしょうか……?私も勝手に妄想を膨らませていただいたので、主様の意にそぐわぬ箇所がありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね。おやすみなさい!)
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