のん 2016-07-16 14:08:39 |
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ある日、シリウスの住む惑星で、緊急速報が惑星全体に流れた。
~『不老不死の実現』~
元々、彼ら種族には治せない病気はなく、また病気にかかるものもおらず、欠陥品は処分、生まれて40年たった人間も古くなったと見なし、処分という体制が取られて来た。これが彼ら共通のライフスタイルであった。
彼らは生まれた瞬間から英才教育を受けるため、40年あれば文明の発展に十分貢献出来た。
人々は大変歓喜した。何故なら『不老不死』の実現で細胞が劣化をしなくなったため、
誰も処分をされなくなったからだ。
こうして、惑星における、人間の生産活動のコストが削減された。
またその数年後、研究機関によって、食料を必要としなくても生きられるという進化を遂げた新生物が生み出された。これにより、進化前の人間らは処分された。
ひたすら発展を続けた彼らであったが、ある日、巨大な宇宙船が何十機と惑星に突っ込んで来た。その正体は、母星(生まれた星)が住めなくなり、宇宙をさ迷っていた他の文明の生物らであった。シリウスらの文明は、『他文明の侵略は無意味。防衛のみ行う』という共通認識を持っていたため、他文明を無視してきたのだ。宇宙船は、シリウスらの惑星に亡命するためやって来たのだが、惑星突入準備段階でミスをしてしまった。そして、ミスをして制御不能になった宇宙船が、他の宇宙船を巻き込み炎上しながら突入してきたのである。惑星内部の人々が、猛スピードで急接近する宇宙船に気づいた時、彼らは文明の終わりを悟った。
何故なら、宇宙船を惑星にぶつかる前に爆発させても、その被害を受けてしまう範囲に宇宙船が到達していたからだ。そして、その被害は、文明が終わるほどの災悪(被害)であった。宇宙船と惑星間で電波を通信が行われた。
惑星代表『君たちの突入失敗の情報は我々全体に行き渡った。安心して突っ込んできてくれ。』
宇宙船長『誠に申し訳ない。我々、そしてあなた方も、もう助からない。何故なら…』
惑星代表『なんだ?勿体ぶらず早く言え。』
宇宙船長『我々は独自で開発したウイルス兵器を積んでまして…。』
惑星代表『...』
その頃、惑星内では、文明の終わりを悟り、静かにその時を待つ人間らが何やら話し合っていた。
A『我々が築いた文明がこうも簡単に滅亡するとは。』
B『なんでこうなってしまったのか』
C『我々はこうなるべくしてなったのですよ』
D『突っ込んで来る奴が悪いだろ』
雑用ロボット『朝日が眩しいようですので、カーテンをお閉め致しましょうか。』
A『いや、すぐに地下の安全シェルターに逃げるから良い』
数分後、火の玉となった宇宙船が何十機と惑星に衝突した。地上は火の海となり、建物の爆発が至るところで起きた。そして地上が安全だろうと人々が外に出たとき、人々は苦しみ倒れ始めた。ウイルスによるものである。
fin~〆
>>5...暇と退屈の何チャラかんちゃら
(サブタイトル:誕生)
>>22、>>23、>>24、>>25、>>26、>>27、>>28、>>37...無題(サブタイトル:繁栄)
>>41、>>42...無人島に必要なモノ
(サブタイトル:崩壊)
オハナシ
>>5...題名:暇と退屈の何チャラかんちゃら
(サブタイトル:誕生)
>>22、>>23、>>24、>>25、>>26、
>>27、>>28、>>37...題名:無題
(サブタイトル:繁栄)
>>41、>>42...題名:無人島に必要なモノ
(サブタイトル:崩壊)
ハイジ=倉で、倉さんは他人の話を聞けないし改善もできない。感想を求めておいて、一見さんに目を疑う態度を取っているし、良い助言を貰っておきながら、>>41、>42で1mmも活かしていない。それなのに、また感想をどうぞと言っている。おかしいと思う。
気が向いたので他トピックより転載。
元のコメントは廻さんが書いたコメントだったので、上の>>51でニックネームは『廻』を使ってますが、私は廻さんではないです。
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