孤高の竜神と忌み子の生贄(非募)

孤高の竜神と忌み子の生贄(非募)

大倶利伽羅  2016-07-11 22:55:28 
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  • No.421 by 大倶利伽羅廣光  2016-09-21 01:08:44 

(不動の話を聞く限りは宣教師に後ろめたい所は無さそうだ。宣教師を庇っている可能性や、都合の良い発言をするよう術で操られている可能性も考えてみたが、少なくとも目の前の彼からそう言った様子は見当たらない。あの宣教師は子供に手を下さないということか?それならば国永の『宣教師は子供が弱点』という話に信憑性と確信が出て来るのだが…。と、ここまで考えた所で次に不動が口にしたのは『最近は孤児に無茶な労働をさせている孤児院がある』ということ。真っ直ぐにこの教会まで来たので他の孤児院のことは分からないが、それが本当だとするならばやはり例の神が関係してくるのだろうか。だとしたらこの教会にいる子供達が対象外になっている理由は…宣教師の庇護下にあるから?考えれば考える程に宣教師の二面性が強くなる一方で、光忠を傷付けようとしたあの時と、不動が語る人柄と、一体どちらが真実なのか。光忠の言葉が終わったタイミングで思考を一旦中断させ、不動へと視線を向けながら「…宣教師さまは…いや、この都では、ずっと同じ神を信仰しているのか?」とかなり確信に踏み込んだ質問をする。「宣教師さまから聞いたのは、村の誰も知らず、聞いたこともない神の話だった。宣教師さまのことを疑うつもりは無いが、都で信仰されているような神ならばもっと知られているはずだ」と当たり障りのない理由を口にしつつ、返事を待って)

  • No.422 by 不動行光  2016-09-22 10:53:15 

【不動行光】

(今度は自分と同じぐらいの背丈の、確か廣光と名乗った方に質問をされると少し頭の中を整理していく。確かずっと今の同じ神を信仰していた訳ではない。昔はもっと自由にやっていたはずと思い出しては相手を見て「…いや、前までは皆んな別々の神様を信仰していた。この国には八百万の神様が居て、外と違って一神教ではないだろ。だから都には寺院もあったし教会だってあった。長谷部だって色々な神様を信仰していた…でも」と、そこで一旦言葉を区切る。これ以上関係の無い人間に話して良いのかと考えたものの、いずれは誰か都の人間に聞けば分かってしまう事なので話そうと考えて「…ある時から今の神様しか信仰しなくなったし、他の神父や僧にも布教し始めた。何と言うかこんな事言うべきじゃねーけど、みんな気味が悪いぐらいにその神様を信仰し始めたんだよ」とバチが当たりそうだが事実なのでやや小さな声でそう伝えた後、「…まあ、今の神様は数年前に外来の国から伝わった神様らしいから、知名度があまり無いのは仕方が無いかもな」と知名度についてはそう説明していき)

(/昨日は返せなくて済みません…!あとこちらの情報提供が下手過ぎて申し訳ないです…。ちょっと光忠がいると益々情報が混乱すると思いまして、不動が伽羅ちゃんに対して話をしている時はフェードアウトしてても大丈夫でしょうか…?)

  • No.423 by 大倶利伽羅廣光  2016-09-22 12:01:33 

(不動の言う通り、この国には数え切れない程の神が存在している。自分が守護している村のように小さな場所ならば、そこに住む人間が一貫して同じ神を信仰するのは当然だ。しかしここのような大規模な都の場合、住む人間の全員が同じ神を信仰することはまず無い。あったとしても他の神と併用して信仰される場合が殆どだ。しかし不動は『みんながその神様を信仰し始めた』と言う。まるで意図的に統率を取らされているかのようなそれに、気味が悪いと呟く不動の気持ちも理解出来る。知名度が低い神ならば尚更そうなっているのはおかしい。今までの情報を統合していくと、やはり一つの結果にしか行き着かない。『外の国の神はもはや神にあらず、人間の心に干渉して操り信仰を得ている邪神である』…という結果に。それならば宣教師が信仰を突然変えたのも、都の住人が全員同じ神を信仰しているのも全て説明がつくし、宣教師や門番をしていた聖職者が術を扱っていたのもその神が直接力を与えたのだと納得出来る。…と、ここまで考えた所で、ふと気になることが出来て不動を真っ直ぐ見やる。「…アンタは、その神を信仰していないのか?」と、今までの発言からあまり例の神を信仰している様子が見られないことを指摘して)

(/いえいえ、大丈夫ですよー!こちらも上手く質問出来てるかかなり不安なもので…。フェードアウト了解しました!)

  • No.424 by 不動行光  2016-09-22 17:21:17 

(この都の人間は皆、あの神様を信仰しているのが当たり前だと思っている為に、逆に今の今までそんな事など言われた事が無いので一瞬きょとんとする。相手が聞いてきた事に対して、その神様を完全に信仰していないと言えば嘘になり、しかし信仰しているとも言えば嘘になってしまう為に何とも言えず少し黙っていく。本当の事を言わなくても良いじゃ無いかと理性が述べるものの、人間的な本能は素直に話した方が良いと言って来ており、自身が気付いていないところ…深層心理では少なくとも相手が只ならぬ者と分かっていて、それ故ちゃんと話すかと思い直し「…俺は、長谷部が信仰しているから信仰しているだけだ。神様自体を、と言われれば信仰は…していない。気味が悪いし…」と最後は小さく呟いて)

(/ありがとうございます…!いえいえ、凄く伽羅ちゃんの質問の仕方が上手で助かってます…!では、何か不明な点がありましたらその時は遠慮無く背後をお呼び下さいませ…!)

  • No.425 by 大倶利伽羅廣光  2016-09-23 00:05:41 

(不動の言葉を聞き、一度目を閉じて思案する。脳裏に浮かんだのは薬研と村の子供達のことで、彼らをきっかけに村の人間達が自分に対する認識を僅かながらに変えたことを思い出す。恐らく薬研も、宣教師の語る例の神を良く思っていなかったに違いない。あの時薬研が引き止めてくれなければ、自分は無理矢理にでも光忠を連れて村から出ようと考えていた。もしそうなれば村の人間達が目を覚ます機会が失われていただろう。どんな時でも人の間違いを正すのは人であり、神ですら気が付かない真相に気付く。光忠や薬研がそうであったように、恐らく不動もその一人だ。宣教師が本当に操られているとするならば、目を覚まさせることが出来るのは、きっと。「…そうか」と呟きつつ席から立ち上がっては、不動のすぐ近くまで移動してじっと見据える。「不動行光、その意志を失うな。正しいとか間違っているとかは関係無い。アンタが信じるモノを信じて行動しろ。神でも宣教師でもない、アンタ自身の意志で」と、子供らしからぬ発言であると分かっていながら敢えてそう告げる。これは『布石』だ。神を止められるのが神であるように、人を止められるのも人であるのだから。「…兄さん、別の用事があるんだろう。そろそろ行かないと間に合わない」と、視線を不動から光忠へ移しながら教会から出ることを促す。「(国永の術で容姿が変わっているとはいえ、さすがに宣教師と直接顔を合わせるのは不味い。『その本』が見つかる前に出るぞ)」と声無き声で光忠に話しかけつつ、光忠の傍まで近寄りその手をしっかり握る。「邪魔をした。…また来る、必ず」と不動に向けて告げてから、そのまま光忠の手を引いて教会の出口へと歩き出し)

(/はい!こちらこそ何かあればお声掛けよろしくお願いします!あ、でも質問早々に打ち切って教会から出ようとしてますが大丈夫でしょうか…?一応流れとしてはこの後合流して、四人で長谷部さんの日記読んで、作戦会議して、それから外来の神様に殴り込みと大雑把に考えてあるので、もしこの時点で伝え忘れた情報等があるなら鶴丸さんと貞ちゃんが情報収集してきたという形で補完出来ると思うのですが、どうでしょう?それとさりげなく不動くん再登場フラグを勝手に立ててしまってすみません!)

  • No.426 by 不動行光  2016-09-23 22:43:11 

(自身の気持ちを話した後“その意志を失うな”と言う言葉を聞けば、相手は自身と近い年齢の者にも関わらず一言一句には重みがあり不思議な事に心の底に落ちて行く。…自分はどうしたいのだろうか。長谷部の事は信じたい、長谷部が信じている神様の事も信じてはみたい。けれど、あの神様は何かがおかしい、それを信仰している都の人間も何処か異常性を感じる。それに数年前に比べると、長谷部だって変わってしまった部分がある。真面目で不器用な優しさがあるところは変わってはいないが、あんなにも狂信的ではなかった。あの長谷部は…とそこまで考えたところで“また来る”と言われればハッとして立ち上がり「…あんたは、」一体何者なんだと問おうとしたが一旦口を噤んで、それからそれ以上は何も言わずに二人を見送って行き)

(/大丈夫ですよー!元々長谷部とは対面させない予定でしたので。流れ把握しましたー。うーん、そうですね…伝え忘れた事…最近別の孤児院が酷い事になっているのに関しては長谷部は白です。長谷部が教えた神様に影響された別の神父達が勝手にやってる事です、皆神様に長谷部並みに贔屓されたいですので。あと長谷部しか神様の声を聞く事は出来ません(第一の被害者ゆえ頭なので。他は末端))そしてそもそも長谷部自身は別の孤児院自体が酷い事になってるのすら知らないです、視野が狭くなっているのと上手い具合に神父から隠されている為。不動再登場フラグはお気になさらずに!…それにしても相変わらずこちらの説明が下手で申し訳ないです…!)

  • No.427 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-09-24 00:11:11 

【大倶利伽羅廣光】

(後ろで不動が何かを言おうとしていたのは分かっていたが、敢えて振り返らずにそのまま教会を出る。念の為にと辺りを見回してあの宣教師の姿が無いことを確認してから、光忠の手を引いて歩き出す。その道中で聞こえた鐘の音に視線を上げればそこには大きな時計台が建っており、針が指しているのが丁度十二時であることに気付く。「…約束の時間だ」と小さく呟いてから、そのまま行き先を合流地点へと変更して再び足を進めれば、すでに到着していたらしい国永と貞の姿が見えて内心で安堵する。こちらは特に何も仕掛けられなかったが、向こうも大丈夫だっただろうか。「国永、貞、待たせた」と声を掛けつつ傍まで近寄って)

【五条鶴丸国永】

(貞坊と行動を開始してから自分達が向かったのは、この都に点在する多くの教会と孤児院だ。そこに向かった理由は単純明快、『子供が弱点(仮)』であろう例の宣教師のことを手っ取り早く知れると思ったからだ。…結果から言えば、一応は知れたと言ってもいいのかもしれない。しかし宣教師の事以外にも分かってしまった事実があり、そのせいで貞坊の機嫌も急降下してしまっている。それもそのはず、自分達が訪ねた孤児院の多くがそれはもう酷い有様だったからだ。表面上は取り繕われていたが、神である自分達が見抜けぬはずもない。さてどうしたものか、と早めに着いてしまった待ち合わせ場所で思案していると、自分と貞坊の名前が呼ばれた。視線を向ければ予想通り倶利坊と光坊がそこにいて、無事な様子を見てぱっと笑顔を浮かべ「二人共お疲れさん。なぁに、俺達が早く着いてしまっただけだから気にするな」と告げる。「そっちは何か収穫があったかい?こっちはそれなりにあったぜ。な、貞坊?」と隣にいる貞坊に話を振って)


(/ふむふむ成る程、理解しました。いえいえ、今の説明でも充分伝わっておりますのでご安心を!こっちはやりたいことをその場のノリでやってるだけなので本当に助かっております…!あ、例の外来の神ですが、長谷部さんが経営する教会にいるという認識で大丈夫ですか?それと、長谷部さんの日記を四人で読んでいる途中か、読み終わった直後にイベントを起こしたいです!超簡潔に言うとボスの前の雑魚戦みたいな感じなのですが、如何でしょうか?)

  • No.428 by 長船光忠/太鼓鐘貞宗  2016-09-24 14:33:25 

【長船光忠】

(すっかり不動くんと伽羅ちゃんの会話に聞き入っていたものの、頭の中に直接言霊が入ってくれば納得し、着流しの袖に隠している分厚いDiaryと金色の字で印字されたそれを落とさないように上手く持ち直すと、そのまま心中で「(…うん、分かった)」と返しては、一つのアクションとして無言で頷いていく。お茶を飲み干した外来の食器をお盆に置いて続けて立ち上がればその手をきゅっと握り返し、ふと伽羅ちゃんの言葉を聞いて何かしら思うことがあったのか、教会を出る際に言葉にならず口を開閉しただけの不動くんを心配げに見たが、隣の彼が見定めて敢えてあのような言葉を告げたのだから、きっとあの子は大丈夫だと思い直して教会を出ようとしたところで、じめりと背を殺意で撫ぜられる感覚に、ひ…と情けない言葉が零れそうになったが片手で口元を抑えていく。首だけを後ろに回して教会内を見たが何も無く、しかしただの気のせいにしては首筋に伝う冷や汗が妙な現実感を伴っていて僅かに眉を顰める。だが聞こえて来た鐘の音に注意を周りに戻され弾けたように顔を上げれば、村では見たことの無い形の時計を見ていく。それが二本とも真ん中を差していることに気付くと、伽羅ちゃんの言葉に同意して歩いて行けば無事な姿の二人が見えて来て、二重な意味で安堵しては「…良かった」と誰に聞こえるわけでもなく呟く。それから「こっちも収穫はありましたよ。あの宣教師の日記をクスねて来たんですけど…分厚いのでこれは最後に見ましょう」と鶴さんにそう言いつつ冊子を取り出してはそんな事を提案していき)


【太鼓鐘貞宗】

(あの後、鶴と一緒に宣教師の情報を集めようと都に建てられている教会や孤児院に行ってある程度情報は得られたものの己の気分は最悪になっていた。簡単に言えば、人間の欲望や悪意、その他羨望と嫉妬が煮詰められた故に、あのような惨事が起きていたことを知ったのだから当然人間に嫌気が差していて_これだから人間は…と思うものの、そんなきっかけを作り出したのはこの都で広く信仰されている神様なため言葉にして人間を非難することは出来ない。それにしても、知れば知るほど気味が悪いと思いながら、まだ来ない二人を待ち合わせの場所で待っていると暫くして姿が見えたのでほっとして「そうそう、気にすんなって。無事ならそれで良いんだからさ」と鶴の言葉に続いて相手を労っていく。ふと収穫と言われれば「…まあ、あったな。胸糞悪いのが」とやや表情を浮かないものにしていき、そうしてみっちゃんが取り出した冊子を見ては「日記を付けるなんて律儀な奴だな」と率直に感じた宣教師への感想を零しては「なら、報告はまずは俺達の方から話すか?」と他の二人に聞いて行って)


(/ありがとうございます…!もう何と言うか感謝の言葉しか出ないです…。お察しの通り教会にいますねー、因みに伽羅ちゃんや光忠のこと見てました、深淵から。あっ、あんなこと言ってましたが不動は大丈夫です、不動が駄目になったら使い勝手のいい長谷部まで駄目になる事を外来の神は知っていますので。ご都合的で申し訳ない理由ですが…!/・ボスの前の雑魚戦!良いですよね滾ります!ではでは、イベントは読み終わった直後でお願いします!)

  • No.429 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-09-25 02:27:07 

【五条鶴丸国永】

(くすねてきたと言って光坊が見せてきたのは『Diary』と書かれた一冊の本。勿論それも気になるのだが、自分が一番驚いたのは光坊の大胆さだ。まさか宣教師の私物を盗み出すとは思わなかった。別に彼のことを清廉潔白の聖人と思っていたわけでは無く、なんとなくそういった悪さをしないイメージがあったからつい驚いてしまっただけだ。いやむしろ、彼の愛する竜神が関わる事柄なのだから当然の行動だったのかもしれない。「なかなかやるじゃないか光坊!」と悪戯っぽい笑みを浮かべつつそう言ってから、貞坊と倶利坊の言葉に頷き「よし来た、それじゃあ俺達から報告だな」と告げ、ゴホンと咳払いをしてから口を開く。「この都には教会が数多くあるが、その殆どが孤児院と併用しているようだ。何でも例の宣教師が元々そういった方針で教会を営業していたようでな、他の聖職者達もそれに影響された結果らしい。お陰で露頭に迷う子供の数は激減し、世間からは評価され、宣教師や聖職者が信仰する神への関心も高まっているそうだ」と、ここで一度区切ってからため息を吐き「当然、これだけで終わる程都合の良い話じゃない。身寄りの無い子供の保護は表面上の名目で、実際は引き取った子供達に労働を強制しているようだ。そうやって手に入れた金を使って神への信仰を高めているらしい」と肩を竦める。「まあそれも例の神の影響なんだろうが…ここまで根強く影響が出てるとなると、逆に心配になってくるな」と、少々呆れた表情を浮かべつつそう言っては、直ぐ様笑顔を浮かべて「俺達からは以上だな。さて、お次はそっちの収穫を聞こうか?」と促して)

【大倶利伽羅廣光】

(国永も貞もいつも通りの様子を見せているが、その裏で全く別の感情を抱いていることはすぐに分かった。それは二人が得た情報が決して良い物では無いことを示している。貞からの問いかけに一瞬考えてから「…そうだな。そちらから話してくれると助かる」と、二人の方から話をしてくれるようにお願いをすると、国永が任せろと言わんばかりに情報を話してくれた。それは不動が口にした『孤児に無茶な労働をさせてる孤児院があるらしい』という言葉を決定づける情報で、国永が呆れているような心配しているような複雑な気持ちになっているのと、貞がひたすらに機嫌が悪そうにしている理由でもあった。やはり、一刻も早く例の神をどうにかしないといけない。このままでは歪んだ信仰がさらに増加し、人間達に強い悪影響を引き起こしてしまう。ある程度話した所で国永が情報を話すよう促してきたので、小さく頷いてから「俺達は、これを使って例の神の力が最も強い場所…宣教師が持つ教会に行った」と懐から黒い羽根を覗かせる。国永が意味深に微笑んだのが見え、やはり意図的に術を解いたらしいことを悟りつつ続きを話す。「国永の言う通り、宣教師は教会と孤児院を併用していた。そこに住む子供から話を聞いた限りだと、この都に住む人間はそれぞれ別々の神を複数信仰していたらしい。宣教師も、以前は全く別の神を信仰していたようだ。だが、ある時から一つの神だけを異常に信仰し始め、それは徐々に都の人間達に浸透していった。…やはり例の神は、人の心に干渉している可能性が高い」と、ここまで話してから一旦口を閉ざし、光忠の方を見上げて「後は、その日記を読むだけだ」と告げる。もし外の国の言葉で書かれていた場合は国永に任せれば問題は無い。「光忠、開いてみてくれ」と日記を読むよう促して)


(/おおう、やっぱり潜んでいたんですね…。とりあえず不動くんには危険が無いようで一安心です!了解しました、ではそのタイミングでイベントを起こさせて頂きますね。情報共有という名の説明なので今回はやけに長ったらしくなってしまいましたが、殆ど読み飛ばして貰ってもOKです!)

  • No.430 by 長船光忠/宣教師の日記  2016-09-25 17:55:12 

【長船光忠】

(鶴さんの報告を聞いていれば、この都にある教会と孤児院の殆どはその様に子供達を労働者としている様でいて、先程不動くんが言っていた事は本当だったのかと思い出す。その現状が、件の神のせいだとしたら早いところ何とかしないとと思いながらも、報告の終わった伽羅ちゃんに日記を読む事を勧められればこくりと頷いて「それじゃあ、日記を読むね。□□年◯月□日…」と分厚い冊子を開いては重要そうな部分だけを抜粋して読み進めていき)


【宣教師の日記】

(□□年◯月□日。お前は神様は助けてくれなかったと言っているが、必ず手を差し伸べてくれる神様はいる。この国には八百万の神様がいるんだ。捨てる神もいれば拾う神もいる。…だから行光、いつかその神様が現れるまで俺がお前の事を守ってやる。俺は神様にはなれないが、お前の兄代わりにならなれるはずだからな。
◯◯年◯月◯日。俺の両親と行光の両親が事故で亡くなってから××年が経った。あの時と比べると、行光の性格はだいぶ明るいものとなった。××年前は終始暗い顔をしていたので、今の様に孤児院の子供達と笑い遊び成長してくれて安心した。願わくば、あの様な不幸が二度とお前に降り掛からないよう祈っている。
◯△年△月△日。基本的に外つ国には神様は一人しかいないらしいが、この国には八百万の神様がいる。異人からすれば有り得ない事らしいが、この国は信仰の形にも数にも制限が無く自由な国だと俺は思う。知名度が高くとも低くとも、それぞれ特色を生かした神様が共存しているのは素晴らしい事だ。それ故、宣教師として俺も色々な神様を調べ広めているが、中でも白鶴の幸福神などの言い伝えは良いものだった。孤児院の子供達が聞いたら喜びそうだ。今夜寝かし付ける時に聞かせよう。
◯△年△月◯日。僻地にも神様は居り、それに基づいた風習もあるらしい。特に陸の孤島_山々に囲まれた村などは、それが顕著に出ているそうだ。そう言った各地に居る神様も調べたいものの、排他的思想が強い為あまり深く関わらない方が良いのだろう。ただある村の、古今東西格式高い竜の神様は気になるが。
◯◇年◯月□日。商船で外つ国との取り引きをしている商人が興味深い書物を持って来た。何でもこれは救済の神と呼ばれる、外つ国の神様の教典らしい。外つ国の言葉で書かれているため読むのは少々骨が折れるが、善い神様なら広めねばな。それが宣教師たる俺に与えられた使命だ。
◯◇年□月◯日。最近、酷い頭痛に悩まされている。序でに幻聴の類も聞こえて来た。行光と孤児院の子供達に心配をされたが、単なる偏頭痛だと伝えておいた。恐らくあの教典を解読する為に、常に頭を使っているからだろう。疲れているんだ。きっと、そうに違いない。
◯◇年◇月◯日。…どう言う事だ?翻訳して全てを読み終えたが話が違う。あの商人はとんでもない勘違いをしているぞ。この本には救済の神の事など書かれていない。書かれているのは邪__。
××年×月×日。人間の血、月の光、蛙の臓物、蛇の毒牙、蛍火、蜘蛛の糸、リコリス、泥、悪感情。××年×月×日。声が五月蝿い。頭に響く。俺の意思とは関係無く。お前は、貴様は、一体誰_。××年×月×日。頭が痛い。頭が痛い。頭が痛い。頭が痛い。頭が痛い。頭が痛い。頭が痛い。頭が_。××年××月××日。俺は、誰■。記憶が■け■ちて■。何■為に。あ■方の声が聞こえ_。
××年××月××日。全て の、者に 救済の 手を。)


(/取り敢えず、今は様子見してますね。因みにラスボス戦は教会じゃなくても良いんですが、如何しましょうか?/・了解しましたー。こちらも日記の内容を考えるのが楽しくてつい長くなりましたが、重要な部分だけを掻い摘んで頂ければと)

  • No.431 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-09-25 21:04:29 

【五条鶴丸国永】

(自分達の所だけ静まり返っているような、重苦しい空気。それは宣教師の日記の内容を聞いたからで、倶利坊も、光坊も、貞坊も、それぞれ三者三様の表情を浮かべたまま黙り込んでいる。かく言う自分もあまりに衝撃的な内容に言葉を出せずにいて、こういう時こそ空気を読まない明るい発言をするべきだというのに、頭の中が文字通り真っ白な状態だ。無理矢理思考を動かし、光坊が読んでくれた日記の内容を整理する。最初の頃は特に異常は見当たらず、なかなかに信仰深い好青年である様子が読み取れていた。しかし、商人から書物を受け取ったという辺りから様子がおかしくなっており、解読を終えた頃からは日記として殆ど意味を成さない文字の羅列と化してしまっている。…まるで『呪い』に段々と侵食されているかのように。「こいつは…驚きどころの話じゃないな。倶利坊の言葉がまたもや的中したらしい」と、例の神が人の心に干渉している可能性を肯定するように呟く。「俺達が思っている以上に、この神とやらは…」と口にした所であることに気が付き、唐突に言葉を切る。辺りを素早く確認してみると、あれだけいたはずの人の姿が残らず消えており、漂う黒い霧も濃くなっている。不気味な程に静まり返ったその様子を眺めていると、霧の中からずる…ずる…という何かが這いずる音が聞こえ、そこから巨大な黒い蛇が二匹現れた。その傍らには虚ろな目をした聖職者達が何人か立っており、その中の一人がこちらを指差し『見つけた…我らが神に逆らう…愚かな反逆者共め…』と無感情に告げるのを聞いては「おいおい、幾らこの都が奴の神域とはいえ、ここまでやるか?」と言いながら、手の中に真白の太刀を顕現させる。「まあ、あっちから仕掛けられたんじゃ仕方ないよなぁ。存分に暴れてやるとするか!」と好戦的に言い放っては不敵に笑って見せて)

【大倶利伽羅廣光】

(都の住人全ての意識を操って特定の場所に誘導し、自らの眷属と信者である聖職者には特定の場所以外の捜索をさせる。そこで誰かを見つければ、その者達は意識を操れない存在…そなわち敵であるとすぐに判断することが出来る。かなり大規模で強引すぎるが、この都全体を神域としている例の神ならばやりかねない手段だ。そして今、その手段によって自分達は炙り出された。…もうこれ以上の隠密行動は出来そうに無い。それはつまり、変装をしている意味もこの瞬間に無くなったということだ。その場で指を弾いて子供の姿から元の姿へと戻り、ついでのように光忠に施されていた術も解いて元の色へと戻しておく。黒に戻った光忠の髪を満足げに見てから「行ってくる」と短く告げ、竜が彫られた刀を片手に顕現させて前へ出る。それぞれ刀を構えた国永と貞が隣に立つのを一瞥していると、聖職者の何人かが詠唱と共に火の玉を放った。しかし、それらがこちらに届くより先に国永が放った術による水の本流が火の玉を呑み込み、残らず鎮火させては『倶利坊、君は人間達を気絶させてやってくれ。あの眷属二体は俺と貞坊が倒す』と告げられる。『こんな何でも無い所で君の力を消費させるわけにはいかないだろう?』と言われては、それもそうだと納得して頷き「分かった、二人に任せる」と告げ、再び術の詠唱を始めた聖職者達へと駆け出して行き)


(/思っていた以上に日記がホラー展開でぞくぞくしました…!長谷部さんを助けなければならない使命感が沸いてきますね!ラスボス戦については教会かなぁと思っていたのですが、今いる場所で戦っても良さそうです。雑魚を蹴散らしたら登場、みたいな感じで…。ちなみに外来の神の具体的なイメージというか、容姿とかはありますか?)

  • No.432 by 長船光忠/太鼓鐘貞宗  2016-09-25 23:10:05 

【長船光忠】

(古い紙質、やや掠れたインク、記された日付け。そこから読み取るにかなり前からこの冊子は使用されていたものだと分かり、愛着があるのだろうと思いながら文字を読み進めていたものの、日記の内容は段々と雲行きが怪しいものになっていき、最初は理路整然とした硬い文字で記された文章は最終的には所々に血痕が付着したグチャグチャの蚯蚓文字と支離滅裂な文章に変わっていて、思わずゾッとする。文章を読んでいるだけでも人間の人格が崩壊していく有様を見ている様で、背筋が凍り付く感覚がした。村で見て話した宣教師は、狂信的な所を除いたら普通の人と何ら変わらない人物だった。それがこんな文章を書いていたのだから、自分があの村で話した宣教師は一体何だったのだろうと考える。あれは、あの中身は本当に長谷部国重と言う人格だったのだろうか。…いや、きっと違う。この日記の最初の文章を書いている人とは思えない程、村での宣教師は酷く冷めていた。正直に言えば怖い。それ程までに、人間の人格に影響を及ぼす神様が怖く感じる。日記を読み終えてシンとした中、鶴さんが何かを言おうとしていたところで不意に地面を這いずる音_聞き覚えのある音が耳に入ったため僅かに体を強張らせる。やがて現れたのは、巨大な黒い蛇が二匹と虚ろな目をした聖職者達。直ぐに戦いの気配を察知しては、戦えない自身はせめて邪魔にならないよう下がっていようと思った刹那、伽羅ちゃんが普段の姿に戻ったのと同時に自分の髪色が黒へと戻ったのを感じ取り、戦火に身を投じる彼の背に「行ってらっしゃい…!」と不安を押し込む様に手元の日記をぐっと抱え込んではそう告げて、自身は身を隠す場所を探して隠れて行き)


【太鼓鐘貞宗】

(外つ国の邪神、人間の意思を侵食する者、蛇。と今までの敵の情報を頭の中で纏めていたが、如何にもこの国のみの知識しか無い頭では敵の全体像は見えずに顎に手を充てて考え込む。ただ分かった事は、あの邪神は今直ぐにでも滅せなければいけない存在であり、あの宣教師は加害者ではあるが最大の被害者だと言う事で、とにかくその二つを頭に入れてはあまり細かい事を気にしていれば動けるものも動けなくなってしまうと思い、静寂の中で響く鶴の言葉に耳を傾けようとする。だがその前に幾つかの敵の気配を感知し、如何にもあの邪神は手を打つのが早いと胸内で舌打ちを零して、手中に短刀を顕現させては凛と弾ける音を立てて抜刀させる。チラリと他三人の動向を視線走らせて確認すれば、指揮を取る鶴の言葉に同意する様に頷いて「ああ!蛇の事は任せてくれ。伽羅はあんまり無茶すんなよ」とだけ告げると身軽な体を持ってして地面を蹴り上げ跳躍し、黒蛇の脳天へと刃をお見舞いさせようと試みる。が、さすがに読まれていたか、振り下ろす数秒前には鞭のようにしなった尾が腹部目掛けて飛んで来た為に、咄嗟に翼を羽ばたかせて空中で回避行動を取る。ゆらゆらと揺れる尾を見つつ、距離感が掴みにくいなと短刀を構え直していたものの正攻法じゃあ時間が掛かるなと思い直し、普段は使わない詠唱を短く行うと周りの風を刃に変化させ鎌鼬を繰り出し、弾丸の如く発射されたそれが蛇の片目を切り裂いたところでぐらりと傾いた体制を見逃さず、懐へと入り込めば擡げられた鎌首を逆手に持った短刀で掻っ切って、そのままグラつく巨大な体躯を蹴り飛ばすと地面に叩き付け、容赦無く息の根を止めていき)


(/わー、ありがとうございます!ホラーは趣味ですが凝った甲斐がありました…!/・ふむふむ、成る程。あ、その前に長谷部を登場させても良いですか?ちょっと三役はキツイので貞ちゃんかみっちゃんはフェードアウトしそうですが…。/・外来の神の具体的なイメージですか…。ご存知であれば、クトゥルフ神話に出て来る邪神みたいな醜悪的な容姿をイメージしてますね。後はソロモン72柱の悪魔達の容姿などでも大丈夫です。ただ信者達には、いかにも女神様と言ったマリア像の姿にしか見えない仕様になっていますが…)

  • No.433 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-09-26 02:45:15 

【五条鶴丸国永】

(無駄の無い最小限の動きで次々と聖職者達を倒していく倶利坊と、身軽に宙を飛び回りながら黒い蛇と戦う貞坊の様子に感心しては「二人共やるなぁ、俺には到底出来ない動きだ」と楽しそうに二人を褒める言葉を口にする。武器と身体能力を駆使した接近戦は二人の得意とする戦い方だが、自分は違う。顕現させたこの刀は性質上戦えるような武器にはなり得ないし、身体能力だって二人程良いわけでは無い。だが、自分には自分の戦い方があるのだ。「そういうわけで、相手してもらおうか?」と、もう片方の黒い蛇に不敵な笑みを向けるのと同時に刀の切っ先を向ければ、それに呼応するように自分の周囲に光で出来た輝く白い鶴が何十羽も現れる。術で生み出したそれらに向けて「行け!」と命令を下せば、光の鶴達が一斉に黒い蛇へ突進し、その体に接触するのと同時に弾け、強い衝撃が襲う。醜い奇声を上げる黒い蛇を他所に素早く詠唱を完了させては、手に持った刀を思い切り地面に突き刺す。すると黒い蛇のいる地面が白く輝き、そこから無限の刃が撃ち出されて下から黒い蛇を斬り裂き、貫いていく。身体中を穴だらけにされた黒い蛇がそのまま大きな音を立てて崩れ落ちるのを見届けてから二人へ視線をやれば、すでに敵を倒している様子が見えて「流石だな、二人共!」と称賛の声を上げていき)

【大倶利伽羅廣光】

(最後の一人を峰打ちで沈めるのと同時に、大きな声と音が響き渡る。そちらを向いてみれば、貞の持つ短刀の刃で急所を斬り裂かれた黒い蛇が地面に叩きつけられた様子と、国永の術で身体中から黒い液体を噴出しつつ倒れていく様子が目に入り、二人共が無事に眷属を倒したのだと分かり内心で安堵する。黒い蛇二匹が起き上がることも再生することも無く霧状になって消えていくのを目の当たりにしていると、ドクリ、と懐に収めていた黒い羽根から強い鼓動がしたのを感じ、反射的に辺りを見回す。この羽根は例の神の力に反応する。それが今、強く反応したということは…近くに、いる。「…出て来い。今更出し惜しみしても意味が無いだろう、互いにな」と黒い霧の向こう側へと視線を向けつつそう口にして)


(/おお、長谷部さんついに再登場ですね!勿論いいですよ!確かに三役はきついでしょうし、状況に応じて入れ替えたりすればオッケーだと思います。成る程、イメージはクトゥルフ神話でしたか…!そんな邪悪な姿が信者達には全く別物に見えているというのも一種のホラー感がしておぞましいですね…。分かりました、そんな感じの神様なら割と躊躇無く倒せそうなので一安心です!)

  • No.434 by 長谷部国重/太鼓鐘貞宗  2016-09-26 21:17:20 

【長谷部国重】

(ゆらりと、聖職者の証であるストラとカソックを棚引かせては黒霧の中から姿を見せ「_はっ、何処の輩が大立ち回りをしているのかと思えば、神が直々に御出でになさっているとはな」と辺りに充満する神力の残骸に一つ鼻で笑っては、爬虫類の様に鋭い瞳孔をその部外者達に向けていく。その際に、倒れている黒蛇と聖職者が目に入ればあまり主の手を煩わせたくないのにも関わらず、簡単に返り討ちにされているのだから役に立たないと思い苦々しく舌打ちを零す。しかし主の恩恵を受けているとは言え、神に勝る訳も無いため当然の結果かと気を取り直せば現状の把握をしようと視線を走らせていく。この場に居る部外者は三人、都に侵入して来た時は四人いたはずだが一人は身を隠したかと考えると、先ずは目の前の輩を始末すべく腰の打刀に手を充てていく。今は主の力のみで戦うのは得策ではない。敵方の獲物は刀剣ゆえ、ならばこちらも近戦の剣術と併用するのが妥当な判断で、再び口を開き「だが、」と一度目を伏せ今にも殺さんとばかりの殺意を含んだ瞳を開けば「我が主へと刃を向けた罪は重い。その肉の器をもって、己の浅はかさを知ると言い」と吐き捨てる様に言い放つと冷徹な音を立ててその刃を抜く。不届き者へと切っ先を向けたところで、踏み出した一歩に付随する足音が辺りに反響した瞬間_呟いた呪文と共に影から手駒を喚び起こす。それは、己には醜悪なモノには見えず大蛇よりも小さな黒蛇としか認識出来ないのだが、マトモな思考回路を持った者が見ればその形は_)


【太鼓鐘貞宗】

(タン、とした石畳を叩く音と同時に微かな詠唱の言葉が聞こえれば、いつの間にか宣教師の足元には無数の影が蠢いており、しつこく纏わりつく様な不快さが辺りに充満し始めた。それは何となく爬虫類の様にも見える物体で、噎せ返る様な麝香の様な匂いがして、胃がひっくり返されるような吐き気を催させる。体の縁から黒い小さな指を這い出させ、黒っぽい玉虫色の体を波打つ様にして現れた。液体とも言えず個体とも言えないゼラチン状の塊は、少なくとも先程倒した蛇には思えず「ッ気持ちワリィ…!?」と、本能的に感じた言葉をそのまま大声で言っては黒蛇の血を拭ったあと短刀を構え直し、すかさず「伽羅!鶴!あいつはもう戦闘態勢だけど如何すんだ!?」と日記の内容の事も引っ掛かっていたので直ぐには手を出さずに二人に行動を問い掛けていき)


(/そういう訳で光忠は暫し戦線離脱しますね!途中、不動を連れて戻って来るかもしれませんが…良いタイミングがあるかどうか…/・盲信かつ盲目な描写をしたくて認識の相違はそんな感じにさせて頂きました…!あっ、長谷部が意気揚々と戦闘態勢に入りましたが説得するも良し迎え撃つも良しです。最終的にはラスボスが乱入して来ますので!)

  • No.435 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-09-28 19:01:45 

【五条鶴丸国永】

(宣教師が呼び出したらしい不気味な形をしたソレは大きさこそ先程の黒い蛇程では無いが、その身から放たれる邪な気配と力は黒い蛇を遥かに上回っているのを感じる。ソレを従えている宣教師自身も、倶利坊が倒した聖職者達とは比べ物にならない実力を持っているのは明白だ。どろりとした身体を引きずってこちらを見据えているソレを目を細めて眺めつつ、貞坊からの問いかけに対して苦々しい表情を浮かべては「あんなモノを従えている時点で、あの人間は神の力に根深く侵されているに違いない。戻れる可能性は限りなく低い…だったらいっそ…」と、苦渋の決断を下そうとしたその時、倶利坊が刀を構えて前へと踏み出した。一切の迷いも無く歩を進めながら『国永、貞、そいつの相手を任せる』と振り返らずに言葉を告げられ、すぐにその意図を理解した。倶利坊は諦めていない。誰よりも慈悲深く優しい竜神が人間を助けることを諦めるはずが無いのだ。「…ああ!任された!」とその背に向けて明るく返事をし、その場で術を発動するための詠唱準備に入りながら「貞坊!俺達の相手はそこのグニャグニャした奴だ!行くぜ!」と貞坊に向けて声を張り上げて)

【大倶利伽羅廣光】

(張り切った様子の国永の声を背に受けながら、自分は宣教師へと近付いていく。相手が持つ刀の間合いに入らない程度の距離まで近付いてから足を止め、赤く血走った両目をこちらに向ける宣教師を見つめる。村で初めて会った時も、今こうして対峙している時も、宣教師の様子は一向に変わっていない。しかし、あの日記に書かれていた内容と不動の言葉を信じるのならば、今の彼は偽りであり、『長谷部国重』としての本当の彼が存在するはずだ。ならば、それを呼び起こす。幸い宣教師は光忠の居場所を掴めていない、それはつまり『この場にはすでに光忠がいない』ことも知らないはずだ。ある場所に向かって真っ直ぐに移動している光忠の気配を感じながら「…アンタは本当に、心の底から『主』とやらを信じているのか?」と問いかける。これは時間稼ぎでもあるが、それ以上に宣教師自身の心を確かめる為の質問だ。「一度も疑問には思わなかったのか。『主』の意向は全て正しいと、本気でそう思っているのか」と続けて問いかけて)


(/時間が取れなくて返事が遅れてしまいました、すみません!光忠さん離脱了解です、こちらとしても不動くんの呼びかけで目が覚めるような胸熱展開を期待してますので、それっぽく展開を持っていこうと思います!とりあえず説得?っぽいことしてますが、普通に斬りかかってもOKです。ラスボス乱入までになんとかしておきたいですね…!)

  • No.436 by 長谷部国重/太鼓鐘貞宗  2016-09-28 22:14:22 

【長谷部国重】

(二手に分かれたかと、明らかに己に向けられた視線の気配が一つになった事を感じ取れば、薄く笑って「始末しろ。骨すら残さずにな」と足元の手駒に告げると、敵意が白と青の神に鋭く向く。ずるりと体を石畳に這わせた途端、勢いよく黒い表面を波立たせれば地面を割る程の力で飛び掛かっていって、それを横目に赤の神へと異質な雰囲気を纏う双眸で定め射貫いていく。その人間の面を被った人ならざる者の血肉を断ってやろうとばかりに打ち刀に手を掛けていたものの、詰められた距離と共に開かれた口から発せられたのは一つの疑問の言葉。己の信仰の在り処を探るようなそれに、馬鹿馬鹿しいと思いながらも口元歪めて笑っては「当たり前だ、一片たりとも疑う筈が無い。主は救済の神だ。あのように慈悲深く、人々の道標となる御方は他には居ない」とはっきりと告げていく。現に主が現われてからこの都には孤児院が増え、路頭に迷う子供も少なくなった。あの方が現われなければ成されなかった事だ。それに他の者達だって争い事をしなくなり、全てに於いて意見が一致するようになった。全てが丸く収まっている、平和と言っても差支えが無い。それを成し遂げたのは主であり、信仰しない道理が無い。だからこそあの御方を崇めない者は異端であり哀れであり愚か者であり、この世にいては秩序を乱す害ある者だ。さあ早く始末をしようじゃないか、躊躇う事も可笑しいと思う事も無く脳裏に響くその言葉を胸底に落としては「故に、血迷っているのは貴様の方だ。その過ちに気付けないとは愚かな事だ。せめてこの場でその命を以て悔い改めろ」と言い放ったと同時に強く踏み込んで瞬く間に間合い詰めると打ち刀を振りかぶり)


【太鼓鐘貞宗】

(神の掌で踊らされたまま救う余地が無いのならこの手で葬った方が良いと考えるのは一種の優しさで、その決断が鶴から出されようとした瞬間、何か救う算段があるのか口を開いた伽羅を見て、同じく意図を察すれば「オーケー!任せろ!」と声を張り上げる。短刀にこびりついた黒蛇の血を空を斬って払っては、液体でも固形でも無い中途半端なゼリー状の塊へと白刃を向けていく。そこから生える無数の黒い触肢は手の様でもあり足の様でもあるが、微かにギラリとした飢えた口とかぎ爪らしきものが見えた。端的に言えば、おぞましい醜悪な姿が垣間見える暗黒の物体。「鶴、あの紐っぽいものには気を付けろよ」とそれだけ伝えると、短刀を握り直して駆け出せば獰猛に襲い掛かって来たソレを迎え撃つ形で切り刻んでいく。が、びちゃりと嫌な音がしたのも刹那すぐに刀傷は再生しており、触肢が伸びて来たので舌打ち零せば咄嗟に地を蹴り後ろに飛び退いて)


(/お気になさらずにー、余裕がある時に返信で全然構いませんよ。文章量も多いですしね。それと私信ですが、明日は用事の関係で返信が出来ないかもしれないことをお伝えしておきます。/・長谷部がノリノリで悪役をして切り掛かってしまって済みません…。その胸熱展開に持ってけるようこちらも調整致しますね!なら、長谷部が正気を取り戻したところでラスボス乱入ですかね?)

  • No.437 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-09-28 23:48:16 

【大倶利伽羅廣光】

(黙って宣教師の言葉に耳を傾けていたが、返ってきたのはある意味予想通りの反応。自分の言葉程度でどうにかなるとは考えていなかったが、ここまで何の迷いも無い返答をされては多少やりきれない気持ちになる。だが、今この場で重要なのは光忠が戻ってくるまでの時間を稼ぐことだ。それまでは相手の気を自分に向けさせ、四人目の侵入者がこの場にいないことを悟らせないようにしなければならない。と、ここまで考えた所で地を蹴り接近した宣教師が躊躇い無く刀を振るうのが見え、その軌道に合わせるように自らも刀を振るいその一撃を受け止める。金属音と共にぶつかった刀身からギチギチという音が鳴るのを聞きながら「…自らの意志に従わない者は容赦無く消すのか。それも『主』とやらの意向か?そんなもの、救済でも慈悲でも無い…ただの傲慢だ」と、相手の目を真っ直ぐに見据えながら言葉を紡ぐ。「アンタの『主』はもう神とは呼べない。呪いと破滅を吐き散らかすだけの邪神だ」とはっきり告げ、そのまま重なっていた相手の刀を弾き飛ばすように力任せに腕を振るう。ガキィン!という甲高い音が響いて相手の刀が大きく逸れ、追撃はせずに刀を構え直しては相手の出方を伺い)


【五条鶴丸国永】

(貞坊からの注意の言葉に「了解した」と短く返事をし、いつでも術を撃てるように力を高めていく。その間に貞坊が眷属から生えた幾つもの触肢を切り落とすが、それらは殆ど一瞬で再生したのを見て目を細める。何処かから力を供給されているのか、それとも眷属自身の自己再生なのか。前者の場合はあの宣教師が供給源の可能性が高く、後者ならば眷属の身体の何処かに力を生み出す核が存在するはず。どちらにしても対処法は一つに限る。なんでもいいから攻撃を繰り返して消耗させれば良い。前者だった場合は供給源たる宣教師に影響が出るはずだし、後者だった場合は身体を維持する力が弱まった際に核が姿を現すはずだ。「貞坊!威力より手数重視だ!再生が追いつかないようにしてやれ!」と指示を出しつつ、術によって自分の周りに生み出した光の刃を次々と放ち、再生したばかりの触肢を斬り裂いていき)


(/ありがとうございます…!こちらがトピ主だというのに本当に申しわけありません…!明日の件了解しました、のんびりお待ちしていますね。いえいえ、倶利伽羅は長谷部さんを攻撃する気が全く無いのでそちらから仕掛けて貰えて助かってます!そうですね、そんな感じでラスボス突入が理想的だと思います!タイミングはお任せしますねー)

  • No.438 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-10-04 17:17:09 

(/念の為に上げておきます!)

  • No.439 by 長谷部国重/太鼓鐘貞宗  2016-10-04 22:29:34 

【長谷部国重】

(金属と金属がぶつかり合う不協和音が辺りに響き、火花を散らせつつその首を刈ってやろうと両の手に力を込めていたが、相手の金の双眸に見据えられ発せられた言葉に微かに目を見開けば「…傲慢、だと」と呟き苦々しい表情と共に下唇噛んで声を荒げ「秩序を乱す者を排除して何が悪い!従わない者に手を差し伸べても無意味だ!」と言い切ると同時に更に一歩踏み出そうとしたものの、乱れた心身の一瞬を突かれたかの如く耳障りな音が響けば己が刀の軌道を逸らされてしまう。追撃を危惧してすぐさま脇を締め打ち刀を握り直し、たんっと広場の地面を蹴って後退をしたが畳み掛けて来る様子は無く、馬鹿にしているのかと言いたげな眼差しでジロリと睨み付ける。遠からずとも近からずともな距離感を保ちつつも一拍置けば「いいか、決して主は邪神などではない…!邪神などでは_」と否定に否定の言葉を重ねたが、不意にそれが何故だか自身に言い聞かせているような気さえもしてほんの僅かに言葉を詰まらせたものの脳裏に『背教者には裁きを』との冷徹な声が発さられると、不思議なまでに先程浮かび出た疑問は鳴りを静めていく。第三者から見ればその意志の光が無い深紅の瞳を、ゆらりと打刀と共に敵方へと向けていき、独り言だがまるで直ぐ傍に相手が居る様に「…嗚呼、仰る通りです。貴方の意のままに、俺は何でも斬って差し上げましょう」と柔く緩やかな微笑みを一つ零したが、その奥底の感情の一端は歯車が噛み合っておらず酷く歪であった。だがそれにも気付けぬまま再度斬り掛かろうとした刹那、第三者の乱入にて己は大きく動きを止める羽目になり)


【太鼓鐘貞宗】

(片手を着き身軽に飛び跳ね易々と後ろまで下がると「…さあて、如何すっか」と頭をガシガシと掻いて打開策を考える。ああ言った系統の敵は何処かに力の源となる核があるはずだと思いながら、それがあの黒い眷属にあるのかそれとも術者の宣教師にあるのか検討は付かず。一先ず弱らせてから判断するかと考えていると、矢継ぎ早に聞こえて来た鶴の言葉に、さすが旧知の仲だと戦法が同じだった事にニッと口端を上げては「了解っと。一丁ド派手にやるか!」と短刀を持ち直せば力強く地面を蹴り上げ直ぐさま間合いを詰めていく。矢の如く降り掛かる触肢を斬り付け口早に呪文を言葉に乗せると鎌鼬を斉射させブツリと根元ごと裁断していき、それを鶴の攻撃と重ね、派手でありつつも確実に殺していけば黒い眷属の胴体がぐずぐずに溶け出し始めた。そこから見えた微かな赤い宝石の様な物体を視界に入れると、自身よりも的確かつ精密な攻撃を得意とする相手へと顔を向け「鶴!核だ!イケるか!?」と大声で尋ねていき)


(/ひいい済みません…!どうやら返信を送ったのに実際は送れてなかったようです!ああ本当に済みません!こちらの確認不足で…!きちんと確認するべきでした…!上げて下さりありがとうございます!あっ、あと次は貞ちゃんから不動にCCします)

  • No.440 by 大倶利伽羅廣光/五条鶴丸国永  2016-10-05 00:15:35 

【大倶利伽羅廣光】

(自分から距離を離すように後退した宣教師を視線で追いつつ、構えは解かずにただ静かに見据える。先程見せた表情と声は明らかに動揺が混じっていた。心の底から支配されているのなら、この程度で取り乱すようなことは無かっただろう。それはつまり、彼にはまだ戻れる余地があるということ。微かに見えた可能性に内心で嬉しく思っていると、さっきまで叫んでいた宣教師が急に黙り込み、動きを止める。何事かと注意深く見ていると、不意に彼が浮かべたのはこの場に酷く似つかわしく無い穏やかな笑みと、同時にこぼした忠誠の言葉。正気とは思えないそれらに例の神が干渉していることを悟り、思わず舌打ちしながら刀を構え直す。…と、そこであることに気付き、小さく笑みを浮かべる。どうやら時間稼ぎは成功したようだと確信を持って視線を向けた先には、この場を離れていた光忠と、もう一人…不動行光の姿がそこにあり)

【五条鶴丸国永】

(自分の術と合わせるように放たれた風の刃が確実にその胴体を捉え、触肢と同じように切り刻まれていくのが見えては、相変わらず派手な事が好きな奴だなと笑みを浮かべる。神二人分の術を同時に受けるのはさすがに応えたのか、体の半分以上が溶けかけた眷属を観察していると、キラリと光る赤い何かが一瞬だけ見えた。貞坊もそれが見えていたようで、自分に対して訴えかける声が聞こえてはニヤリと自信たっぷりな笑みを浮かべ「ああ、勿論だ!」とこちらも声を張り上げて返しながら、手に持っている刀を上段に構えて力を集中させる。すると途端に刀が白く輝いて閃光の刃へと姿を変えると、それを思い切り振りかぶる。「予想外だったか?…がら空きだぜっ!」と高らかに叫びながら力強く投げつけたそれは一寸の狂いも無く核を捉え、貫くと同時に砕け散った。すると甲高い鳴き声をあげた眷属が、ついに体の形状を保てなくなりそのまま溶けて消えていったのを見ては「やったな、貞坊!」と駆け寄りつつハイタッチをする。さて、倶利坊の方はどうなっただろうかと視線をやった先には、いつの間にか新たな人物が増えており)

(/何かあったんじゃないかと心配していたので安心しました!こんなことならもうちょっと早く上げていれば良かったですね、申しわけないです。CC了解しましたー!胸熱展開待機です!)

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