神父(仮) 2016-07-11 04:23:17 |
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(ふわりと内蔵が浮くような感覚にはまだ慣れる事が出来ていないようで暫く無言。高く上がったそこから見える景色が綺麗なものであればどれだけ良かったか、と。実際に見ているのは己の瞼の裏である)
さて、着いたわ
(目的地へ着けば目の前にある大きなドアを見上げながらぽつり。相手をゆっくり話しながらここへ来るのも久々だと双眸細めれば己の目的の人物はいるだろうかと首を傾げ)
へ、大丈夫か?大丈夫なら、ええんやけど…変な人に着いてったらあかんよ…!
(距離を取られてしまえばそれまでで、困った様に眉を下げ心配そうに見つめながらも早く終わらせてくれば何も起こらないだろうと考え。)
大丈夫だから早く行ってこいよこのやろー
(ここに居るのは人ではないし悪魔か変な人かと言われればまだ変な人に付いて行くだろなんて内心ツッコミを入れつつ、シッシッと手を払う動作し相手を促して)
…わかったわ、すぐ終わらせてくるで!
(しぶしぶといった動作で扉を開ければ中へ入っていき。中には目的の人物がおり、話しながらも外の相手を気にして)
さて、と
(辺りを見渡し誰もいないことを確認すると壁に背を付け体操座り。暇だ、と頭を埋めているとここに来てからの疲れもあったのかうとうとし始めて)
(ふとこちらへ近づいてくる足音に目を覚まし。相手はまだ中にいる、となればほかの悪魔に違いないと慌てて立ち上がり足音とは逆方向へ走り、無人の小さな小部屋を見つけるとそこに入り内から錠をかけ)
…は、終わった…ロヴィ、終わった…で…?あれ、ロヴィ?ロヴィーノ…!?
(終わった、と息を吐き扉を開けて相手の名を呼び見ようとするも先程までいたはずの姿も無く目を見開き、もしや誰かに攫われたか、と慌てれば額に冷や汗を流しどこに行った、と焦り)
(錠をかけると扉に背を預けずりずりと座り込んで。息切れをなんとか抑えようと小さく深呼吸をしてみるがバクバクと脈打つ心臓は中々落ち着いてはくれず)
ロヴィーノ!?どこにおるんや、ロヴィーノ!
(気配だけを頼りに探そうとするものの距離が離れているからか探すことが無理らしく。慌てながらどこを探せばいいのかうまく頭が働かず)
はっ...はっ...、帰らねえと...
(身体が酸素を欲している感じつつも相手の存在を思い出し。座り込んだまま扉へ耳を当て近くに足音がないことを確認すると錠を外して。外へ出れば元来た道を再びダッシュ)
どこいったんや…!
(勘でこっちに行ったのではないかと相手が行った方向へと足を向ければそのまま走り出して。やはりあそこに置いておくのは危険だったと舌打ちして)
アントーニョ...!
(最後の曲がり角を曲がると相手の姿を見つけ名前を呼んで。走っているそのままの勢いで相手に抱きついて)
…っうおぁ!ロ、ロヴィーノ!おま、どこおったんねん…!
(勢いで倒れかけそうになるものの頑張って耐えようとするもそのまま耐え切れず倒れ込めば己の上にいる相手を見つめれば焦ったように。”よかった、怪我はなさそうや”とひどく安心したように息を吐いて)
何が良かっただ!遅いんだよこのやろう!!
(べしべしと叩きながら相手に会えたという安心感からぶわっと涙が溢れ零れて。"危うく変な奴に見つかる所だっだろ"と口から飛び出す文句は途切れる事なく)
わ、わ、そんな怒らんといてぇな…!せやかて、俺も早う切り上げよう思うとったんやで…っ!
(叩かれるのを阻止しつつも泣かれてしまえばオロオロとたじろぐしかできず視線をうろうろさせ。変な奴とは誰のことだろう、と首をかしげつつも今は目の前の相手を泣き止ませることが最優先だと相手の頭に手を伸ばして)
ば、馬鹿って何やねん!…ったく…ほんま、心配したんやから…
(身体を起こしながら、無意識なのか本当に安心したような微笑みを浮かべ。立ち上がればぱんぱんと軽く腰を払って手を差し伸べ)
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