神父(仮) 2016-07-11 04:23:17 |
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まぁそうやろうなぁ。俺でもようここまで出来たもんやと吃驚しとるくらいやからな
(撫でていた手を離し、元いた場所へ戻れば相手の方を向き直り見つめれば繋いでいた手さえ離し腕を広げるなり"今から人間界へいく、離れんように抱き着いてくれ"と告げ)
ん。
(何度目かになれば抵抗もなく相手に抱きついて。抵抗を感じるどころか安心感まで感じてしまうのだから己の適応能力はいい方なのかもしれない、なんて)
よっと、ほないくで
(ぎゅうと相手を抱きしめるなり浮き上がれば己の翼で移動して、こう抱き締めるのも何回になるだろうかと首を捻りながらもまぁいいかと考えるのをやめるなり指を鳴らし)
(毎回恒例のごとくぎゅっと目をつむり、かすかに空気が変わるのを肌で感じて。もう何かを思い出すような場所には行かないし見もしないと決めていて。)
よし、ついたで
(指をもう一度慣らしては地面へ降り相手を離して。もう一度指を鳴らしたことにより、先程まできていた服ではなくほかの人間がきているような服装になっていて)
お、こんなことも出来るのか
(服が一瞬にして変わったことに目を輝かせ、その場でくるりと周り"似合ってるか?"なんて言ってみて。当分の間何が起きても驚かないかもしれない、と思いながら)
ごっつー似合っとるよ
(その様子にクスクスと笑いながら肯けば己も先程の服では無いため楽そうに息を吐き。翼もしまえばいこうか、と見つめ)
だろ
(褒めてもらうと嬉しそうに笑い。"じゃ、まずは小麦粉から買いに行くか"と自分の定位置とばかりに相手の隣へと、そして手を取り)
小麦粉からか、人間界はよう分からんからな、案内してや
(嬉しそうに笑う相手の顔を見るなり、きゅん、とすればきゅん?と内心首を傾げ不思議そうにするも気のせいかと気にもとめていない様子で相手の手を握り見つめ)
ん、任せたわ
(手を引かれるように歩いてはやはり人間界のものは珍しいのかあたりを見回しながら興味深く建物やら物をみては目を輝かせ)
この辺は昔弟と遊びに来たんだ
(目を輝かせている相手をみると何だか新しい場所に連れられた子供みたいだなんて思いつつ。少なくとも己は魔界で目を輝かすことなんて無いだろうが)
弟…?ロヴィ、弟おったん?
(初めて聞いた言葉に首をかしげては不思議そうに見つめつつ聞いたところで己には何も出来ないと分かっているが気になる様子で問いかけ)
嗚呼、器用で愛想が良い...ばか弟だ
(別に弟が嫌いだという訳では無いが他人に自分と比べられるのが嫌いなようで。自暴自棄気味だったためそんな弟の代わりを買って出てしまったのかもしれない、と)
へぇ、そうなんやね。弟さんとは仲良かったん…?
(相手からこんな話をしてくれる事は滅多と無い為か首を傾げながらもやはり気になり、己には兄弟という者はおらずいたら毎日が楽しかったのだろうかと少し想像してみて)
まあ、それなりにだな
(楽しかったといえばそんな気もするしそうでなかったかと言われればそうでなかった気もして。"一人でいるよりかは楽しかった"小さく頷きながら、その答えが一番しっくりきて)
ふぅん、そうなんやね、
(羨ましいなど思わないがやはり1人よりかはいいのかと、相手の回答に納得し。そういえば、己の知り合いも血は繋がっていないが兄弟がいたなと思い出して)
って、別にばか弟の事なんかどうでもいいんだよこのやろー
(そう言って無理やり話を切ってしまい。そうこうしていると食品を取り扱っている店を発見。ちらりと相手見て一応"入るか?外で待っててもいいぞ"と問いかけてみて)
んん、一応ついていくわ
(相手の手をぎゅ、と握りしめながら見つめ返してはへにゃりと笑って。どんなものを選ぶのか気になるのか"はよ入ろ"と急かして)
はいはい
(笑う相手を見てこうしていれば本当に只の人間みたいだと感じ、羽を落とせば人間になったりしないのだろうか、なんて。急かされ店に入り作るのに必要な材料をカゴに入れていき、ふと足を止めると"そういやトマトはお前んちにまだあったか?"と)
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