神父(仮) 2016-07-11 04:23:17 |
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凄く、いい...!
(思ったよりも気に入ったのか自然と笑が溢れて。その場の空気は他より、ましてや城の中とは違いとても澄んでいるような気がして小さく深呼吸を。)
ええ?…気に入ってもらえた、やろか
(その様子を見ながら笑っては、何故かこの場所だけ空気が澄んでいるのかは未だ謎で調べてバレてしまったら勿体ない、と思っているのか調べた事はなく)
嗚呼凄く!
(どこか気分も晴れたようで大きく伸びをし、辺りを少し見て回って。ふと相手の方振り返れば"こんな空気の澄んだ場所は平気なのか?"と)
へ、ああ…少しだけなら。あんまり長い事はおれへんけど
(苦笑を浮かべれば自然とそこと魔界の境界付近まで下がっており、相手が楽しいのならそれはそれでいいとどこか満足したようすで)
ん、そうか
(やはり彼と自分は違うのだと感じて。"ならさっさと材料買って帰るか"これから人間界にまでいくのだから此処で長居していてはいけないと)
ほな、行こうか
(相手の方へ手を差し伸べては首を傾げ。こんなに抵抗もなく手を差し伸べ、その手を取ってくれる相手は少しでも己になれてくれたのだろうかとひそりと思ったり)
次は人間界やんな
(その手を引いてその場所から離れれば、人間界へ行っても違和感のない服装をしないと目立ってしまうなと考えれば魔力でなんとかなるかと対して問題では無さそうで)
魔界の奴も人間も同じ場所で生活できればいいのにな
(手を引かれながら小さくぽつりと呟いて。同じ世界に住んでいれば隔てるものはなにもないのにと)
ははは、それはええ考えかもしれへん。けど、それは難しいで
(相手の提案にくすくす笑うも、どこか諦めたように首を横に振り。相手も最初そうだったように、人間は悪魔をよく思っていないものが大半でそれができれば苦労はしないなと)
最初から一緒に暮らしていれば何も問題なかったはずだろ
(元々神など信じる方ではないがもしそんなものがいて、それの気まぐれで二つの世界を作ったのならあんまりだ、と。子供が拗ねたように)
……最初から、なぁ…そんなこと、考えたことも無かったで…
(つん、と空いた方の手で相手の頬をつつきながらそういう考えもあったのか、と考えていなかったと双眸を細め。二つに隔てられていなければ、きっと己と相手は出会って等いなかっただろうとそう感じて)
そうすればお前も人間に怖がられる事もなかったのにな
(述べつつ、つつかれるのを避けるように顔をそらして。まあ人間のなかにも種類があり解り合えない場合もあるのだから人間と悪魔なんてもっての他かもしれないと)
…はは、別に怖がられるんには慣れとるよ。どうこういう問題でもないやろしな
(おとなしく手を下ろしながら肩を竦め。人間に比べるとこちらの暮らしの方が楽に思えてしまい、人間の暮らしは己には向いていないのだと思っても口に出せず)
…そうかよ
(それは慣れて良いものではない、そう言いたかったが己も彼を怖がってしまった一人であるのでそう口にすることができず、ぎゅっと相手の手を握りしめて)
……、ふは。なぁんも気にすることないで?慣れたらあかんっちゅーても、嫌でも慣れてまうからな
(握る力が強くなった手に気付くなり1度視線をそちらへ向けてはぱちぱちと瞬きを繰り返し次第にくしゃりと顔を歪ませ笑いわしゃわしゃと相手の頭を優しく撫でて)
お前は優し過ぎるぞ馬鹿
(相手の言葉に何故かこちらが悲しくなってきて。何時もならはたくであろうその手も今回は大人しく撫でられ)
お前は優し過ぎるぞ馬鹿
(相手の言葉に何故かこちらが悲しくなってきて。何時もならはたくであろうその手も今回は大人しく撫でられ)
えー、優しすぎるやろか
(叩かれぬ手に驚きつつも安心したような息を吐き、見つめながら茶化すかのように答えては確かに悪魔といえど俺みたいにお人好しはおらんなぁと肩を竦め)
悪巧みするような人間よりよっぽど
(優しいという自覚のなさそうな相手に小さくため息漏らし。自分がいうのも何だがよくもまあそのような性格で悪魔をやってこれたものだと。)
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