▼ 2016-07-07 20:25:24 |
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何処かに入れる場所がある筈だ。…少し待っていてくれ、探してくる。
( 目的地に到着したは良いものの案の定植物園は閉鎖しており、ならば関係者のみが通れる入口が何処かに存在するだろうと考えては周りを歩きながら“目星い”扉が無いかと探してみて )
( / 光忠が告白すると言う事ですね!はい、大丈夫ですよー。ただ宣言した通り、後日談のデート当日ではそういう雰囲気?を作りますので先に長谷部に言わせないよう阻止しちゃって下さい! )
え!?長谷部くん、一人じゃ危ないよ…!僕も付いて行くから。
( 事前にチャコタと言う化け物がいる事を聞いている為に、今は外だが好いている相手を一人にするのは心苦しいので歩き始めた彼の後を付いては周りを警戒気味に見ていき )
( ※ハンドアウト →ハルユリ植物園の門には大きく閉鎖と書かれた看板が下がっている。ただ裏手にある非常口のゲートは開いているようだ )
( / 了解しましたー!格好良く告白したいところですね!頑張って長谷部よりも先に言えるようにしますね )
確かにここで単独行動は避けるべきだな。分かった、……おい、長船。非常口のゲートが開いているぞ。
( 現地点で彼を置いて単独行動を取る行為は些か危険かと思い直すと、一人で勝手に行動するのを止めれば、裏手まで進むと非常口のゲートを見付けて近寄って行き )
( / 格好良い告白楽しみにしています…!こちらの長谷部はいざ告白すると覚悟を決めても中々言えないと思いますので! )
…非常口のゲート?…もしかして、部下の研究員達が此処を使ったのかな?とにかく入ってみようか。
( 完全に閉鎖された施設で入って来いと言わんばかりの抜け道に、訝しんで視線細めながらもそっと近付き。中を見れば電気は落とされているようで薄暗く、しかし人影が無かったので慎重に入って行き )
( / 格好良く決めなきゃ伊達男じゃないですからね!中々言えないのが長谷部らしい…!ではでは、そう言う方向性で行きましょう! )
そう考えるのが自然だろうな。しかし、あからさまな気もするが。
( 明らかに不自然すぎる抜け道にこちらも訝しげな表情で中を覗けば、薄暗かった為にさっとスマホを取り出しライトを付けていき。先に中へと入って行った彼の後を付いて歩めば辺りを光で照らしていって )
( / そうですね!ここぞって場面で格好良く決めてくれそうです…!了解しました、ではでは背後は一旦失礼しますね。)
…確かにあからさまなのは否めないけど。
( 何かあっても自身が先に動ける様にと少なくとも安全牌である後方に相手を置きつつ先頭を進んで行って、暫くすると奥から明かりが見え大温室の様な建物が見えて来たが、それと同時に多数の人のすすり泣くような声や悲鳴のような不快な鳴き声が奥から響いて来て驚き )
!?、この声は…ッ。
( / はい!こちらの背後も一旦失礼しますね! )
!?_何だ、誰か居る…のか、?
( 周りを警戒気味に見ながらも慎重に道を進んで行けば、奥から明かりで何やら建物が見えて来たので取り敢えずスマホの電源を切ったとほぼ同時に、多数の人のすすり泣く声や悲鳴の様な不快な鳴き声に一瞬びくりと肩を揺らし )
は、長谷部くん…。たぶん、この声…っ。改良チャコタの、かも…!
( 不協和音とも取れる声に耳を塞ぎながらも、到底ただの人の声とは思えず恐らくあのスケッチに書かれていた改良チャコタ…巨大な芋虫に無数の顔が付いている姿を思い出しては、その顔か何かが発している声だろうと考えて伝えていき。また視線を落とせば、あちこちに巨大な何かが這いずり回ったような後を見つけて、尋常ではない大きさを想像してしまい若干青ざめながらも「兎に角、声のする方には近寄らない様にしよう。下手をすれば僕等も亡くなった研究員達と同じになってしまう」と相手に呼び掛けていき )
…ッ、あの気味の悪い化け物か。
( 耳障りのする不協和音に本能的に耳を塞ぎたくなるが、その行為を行えば彼の声やこの空間に潜む得体の知れない音をも遮断すると言う事になる為、自然と眉を顰めつつ改良チャコタの名前を出されればスケッチに書かれていた非常に気味の悪い姿を思い出し。心なしか彼の表情が青ざめているように見え、大丈夫だろうかと思いながら「ここで亡くなった研究員達と同じ末路になるのは御免だ。一先ず、この場から離れよう」と再び薄暗い道を進むのでライトを付け始め )
オーケー!それじゃあ、こっちに…。!?
( そう言っては、ガラス張りの大きな建物を背に別の通路へと入ろうとして歩き始めようとしたのが、途端不協和音が鳴り終わったと同時にバンッと何かが叩き付けられる様な音が背後からして驚き。恐る恐る背後を見ればガラス張りの大きな建物…いや、中には鬱蒼と様々な植物が育っているのを見るに大温室だろうと推測しては、其処の強化ガラスに何かの破片がべっとりと付いていて。そして、一瞬何か巨大なものが中の木々を通って行ったのを目撃してしまい「…ッ」と息を飲んでは「…長谷部くん、今の、見た…?」と問い掛け )
…嗚呼。一瞬だったから何かは分からなかったが、…何だ今のは。
( この先に何かあっても自分だけは冷静でいようと好いている彼の事を守れるように気持ちを切り替え、気を引き締めつつ別の通路へと入ろうとして歩き始めた相手の後に付いて行こうとした瞬間。あの不快な不協和音が鳴り終わったと同時に背後から叩き付ける音が聞こえて驚き、こちらも恐る恐る振り返れば視線の先にはガラス張りの大きな建物があり中を見るに様々な植物が育っていて、あれは大温室か?と初めてオープニングイベントに抽選して当たった時に訪れた記憶を辿りつつ、一瞬の出来事ではあるものの相手同様にそれを目撃した為に小さく頷いて )
…人にしては影が大きかったから、やっぱり改良チャコタかな?声が鳴き止んだタイミングで暴れたし…。
( 顎下に手を充ててそう考え込んでいき、もしも改良チャコタであったのならあの大温室らしき建物には近付かないのがベストなのだが、ふとあそこはきちんと鍵が閉まっているのだろうかと杞憂が脳裏を過ぎり、仮に開いていたら研究者と同じ末路を辿る可能性があるので、自分だけならともかく大切な彼にそんな危険が被るのは避けるべき事である為、意を決して大温室の扉の鍵を見に行こうと決めては「…長谷部くん、本当は此処から早く離れた方が良いんだけど、僕あそこの大温室っぽい建物の鍵が仕舞っているかどうか見てくるよ。君はここで待っていて」と告げて慎重に足を進めていき )
駄目だ、そんな危険な場所に一人で行かせるか。俺も付いて行くぞ。
( 仮に改良チャコタであったのならそんな危険が伴う場所に、自身にとって一番大切な彼を一人で行かせる筈が無い。もしも長船の身に何かあれば…とこの状況下で嫌な想像が脳裏に過り、こんな所で単独行動は避けるべき事である為一人にさせまいと大温室らしき建物の扉の鍵が閉まっているかどうかの確認ならば、余計に離れない方が良いので首を横に振ってただ此処で戻って来るのを待つ事を拒否しては、奥の方へと進んで行く彼の後ろに付いて歩みながらライトで照らしていき )
えっ…!いや、…何かごめんね。
( 相手の安全を考慮した結果の言葉が、逆に危険な場所へと道連れの様に来させてしまった事に繋がったので申し訳無さそうに眉を下げては謝罪の言葉をぽつりと零し。兎にも角にも、なるべく長谷部くんを守る様な形で先頭を歩いては、大温室の入り口へと来て。扉を見ると鍵がきちんと掛かっていたのでホッとして「良かった…。長谷部くん、鍵は閉まっているみたいだよ」と後ろを振り向き伝えていって )
( ※ シークレットダイス→??? )
そうか、なら良かった。…さっき何に対して謝ったのか知らないが、改良チャコタがいる限り単独行動はしない方が良いだろう。
( 大温室の入り口まで来れば扉の鍵がきちんと掛かっているのかを見ており、大人しく後ろで待っていて。数分も経たない内に報告を受けるともしもの事を想像していた為にこちらもホッとすれば、此処に来た目的は特効薬を持ち帰るのと奇病の治す方法を探しの為でありそれと同時に危険な生物がいる限り、下手に離れて行動するのは賢い選択では無いので忠告するかの様に告げていき )
…そうだね、分かった。今みたいに一人行動はしないと約束するよ。
( 幾ら相手の身が心配だったとは言え独自の判断で決めるのは現時点では良くない事だったなと反省しつつ、いつもの様に冷静な相手に自身もふっと微かな笑みを浮かべて調子を直していけば気を取り直し「それじゃあ、特効薬が置いてある新研究所とやらを探そうか」と伝えていき )
なら良い。勿論俺も一人行動をしないと約束する。
( 自身が冷静なお陰で無茶な行動は止めると約束をしてくれた様でより一層その気持ちが高まり、独自の判断で物事を決めるのは控えようと思いつつ頷いて。「嗚呼、時間が惜しいしな。何か案内図があれば助かるんだが…」と電気が落とされた薄暗い中で新研究所を探すとなると、マップの様な地図が欲しくなり )
…あの大温室に入っている改良チャコタの事も気になるしね、長居はしたくないよね。…案内図か、管理室って書かれた小さな別の建物があるけど一先ず其処に行ってみる?
( 案内図と言った相手の声は聞こえたが、確か前にパーティで此処に来た際にはそれは見当たらなかった様なと記憶の底にある“知識”を呼び起こして思い、逆に暗い中だが“目星”いものはないかと辺りを見回すと大温室の横に小さな別の建物を見つけたので相手に伝えていき )
管理室か、一応行ってみよう。
( 相手同様にこちらも一応暗い中で“目星”いものは無いかと辺りを見回すものの、矢張り見えづらいせいも相俟って上手く探せずにいて。すると、管理室と言う小さな別の建物を発見したそうで奇病に纏わる情報が手に入るのではと思い問いに答えていき )
オーケー、そうしようか。
( こくりと頷けば其の建物へと向かって行き、管理室は扉が開いており簡単に入る事が出来ていて。「…管理人さんは何処に行ったんだろうね?」と呟き中を確認していくと、如何やら電源盤をあげると機械は普通に動く様でいて。隣の建物の温室内の温度調整や水を散布する装置を動かすことが出来るらしく、ふと何やら操作盤の横に張り紙がされている事に気付けば其方へと近寄り )
…さあな。兎も角管理室で何か情報は手に入るだろう。
( 何故か管理室の扉は開いておりこちらとしては簡単に入る事が出来るので、僅かに疑問を抱き中の物を物色しながら相手の呟きは聞こえたが、 此処は閉鎖している為に考えても検討は付かず。今は兎に角少しでも情報があれば欲しいものの何やら機械系が多く、装置に触れ下手に動かして作動すれば厄介な事になるゆえ見るだけに留まって )
……?長谷部くん、これを見てくれ。
( ふと、貼り紙には重要そうな事が書いてあったので相手を手招いて呼び、自身は一足先に文面に目を滑らせ"注意!人面花は多量の水に非常に弱い為その周囲の機械を止めてあります"と書かれており、どうやらあの温室内の扉側の半分しか水を撒くことが出来なくなっている様でいて。「…そう言えば、改良チャコタって人面花の遺伝子を取り込んでいるんだよね?それと、あの研究ファイルによると問題の弱点は克服されてないとも書かれていた。もしかして…」と少し考え込んでいき )
……嗚呼、成る程な。改良チャコタの弱点は水と言う訳か。もしかするとあの大温室に多量の水を撒く事が出来たら…。
( 機械を見ていれば不意に相手から手招かれて呼ばれると、何か情報を掴んだのかと思えば其方へと近寄り。何やら貼り紙があり視線を向けて目を通していくとその為かやけに機械が多いなと感じ、同時に相手の言葉でハッとしては顎下に手を充てて彼の言う通り、確か改良チャコタは遺伝子を取り込んでおり問題の弱点は克服されていない。…と言う事は同様にそいつにも水を撒けば自分達の危機を防げる可能性が出て来る訳で )
うん、改良チャコタを倒せるかもしれないね。
( 続きの言葉を拾ってくれた相手に向かって強く頷いていき、運が良ければ倒せる可能性が見えて来たので場面は好転したかと思えたものの、ある事が気に掛かり「…けど、この機械って温室内の扉側の半分しか水を撒くことが出来なくなっているようなんだ。さっき見た改良チャコタらしき影は反対の温室内の奥側にいたからこのままだと水を被せられないと思う」と自身の考えを示しては相手の反応を待ち )
…そう言う事か。それなら俺達の内一人が囮役になって、改良チャコタの温室内に入ったら扉側の半分まで誘き寄せる事は出来ないか?
( あの気味の悪い生物を倒せる可能性が見えて来たので一安心したのも束の間、相手の考えを耳にすると水を撒く事が出来るのは扉側の半分らしく。やっと改良チャコタを何とか出来ると気立てが立ったものの、再び顎下に手を充てて冷静に物事を考える様に思考を巡らせ。ピンと一つ閃いたので今度は自身の考えを示しては意見を聞き )
そのアイデアは良いね。…けど、温室内に入るのは危ないと思う。だから温室の外側で改良チャコタを扉側の半分まで誘き寄せる方法で行こうよ。
( 相手の作戦に大いに賛成し掛けたものの、一点だけ気になるところを訂正していき。さすがに温室内に入るのは高リスクな為、上記を伝えては彼の返事を聞こうとして )
それもそうか。ではその方法で。
( 自身の作戦を一部訂正を含めて賛成してくれたのでこくりと頷いて。時間も無いゆえ早速作戦実行に移りたいのだが、何方が囮役を努めるか肝心な役目を決めていない為「さて、肝心の囮役だが…俺がやろうと思う」と元々そのつもりで宣言をしてみて )
えっ、長谷部くんがやるのかい…!?駄目だ…!危ない事は僕にやらせてくれ。僕が君を巻き込んでしまったんだから…!
( 相手の宣言にぎょっとしては、そんな危ない目には遭わせられない上にそもそも自身が無関係だった相手を巻き込んでしまったので、全力で止めに入ろうとして“説得”を試みようとしていき )
いや、ここは俺に任せてくれ。例え無関係だとしても、友人を助けるのは普通だろう?
( 今から実行する作戦は危ない事だと重々承知の上で宣言をした為、無関係だろうが彼の友人ならば助け合うのは当然の事で、それに個人的に役に立ちたいと言う想いがあって食い下がり )
だからと言って、君が囮になるのを認められる訳が無いよ…!
( 最早相手を危険な目に遭わせたくない一心で食い下がって来た彼へと必死で“説得”するものの、その揺らぎない瞳に少しばかり気押され。小さく息を吐いた後「…何で、長谷部くんはそこまでしてくれるんだい?友人だったとしても…」と真剣な眼差しで相手を見ていき )
そ、それは…。
( 真剣な眼差しで瞳の奥に映る彼を見据え、珍しく言葉を濁し視線を逸らすとこの状況下で軽率に告白など出来る訳が無く。仮に言えたとしても、相手を動揺させるだけなので本当の気持ちを隠し「……俺にとってお前は、かけがえのない友人だ。…だからせめて、長船の役に立ちたい。二人で生還するなら助け合いが必要だろう?…俺を頼ってくれないか」と本音に近い言葉を確りと隻眼を見詰めて言い放ち )
……。
( 珍しく動揺の色を見せる相手に少なからずこの様な状況だからかと全く違う事を思いながらも静かに言葉を待てば、返って来た言葉とその真摯な眼差しに彼の想いが伝わって来て此方は沈黙し。少し目を伏せた後、緩慢に顔を上げては「…分かった。僕は誰よりも長谷部くんの事を信頼している、だから君が必ず無事で帰って来る事を信じて囮を任せるよ。…でもね、これだけは覚えておいて欲しい。僕もかけがえのない友人である君に頼られたいし、君の役に立ちたいって事を」と己の心情を吐露すれば眉を下げて笑んでいき、ただ本心である想いを寄せている事だけはこの場では混乱させてしまうだけなので伝えずにいて。それから気を取り直すと「…さて、じゃあ僕がこの機械を操作するよ。失敗は絶対にしないと君に誓って約束するね」と操作パネルへと視線を遣っていき )
…ありがとう、長船。嗚呼、肝に銘じておく。
( こちらの想いが伝わった様で心情を汲み取って一番重要かつ危険が伴う囮役を自身が無事で帰って来る事を信じて任せてくれるのと、相手の想いも受け取れば頼られるのが嬉しく僅かに笑むと上記を述べ。泣いても笑ってもこれが一発勝負、失敗は許されないのでこちらも顔を引き締めて小さく息を吐いた後「…宜しく頼む。お前なら出来ると信じている、俺も絶対に失敗はしない。では行って来る」とそう言っては改良チャコタが潜む温室を目指して歩き出していき )
オーケー、任せてよ。
( こくりと頷いた後、管理室から出て行く相手の背を心配気に見てしまうも彼を信じると決めたのだから自身も気合を入れ直していき、手元の操作盤へと視線を落としていき。温度調整と水を散布する操作の手順を一通り覚えれば、残るは相手からの指示の声が聞こえるのを待っていき )
( ※ ハンドアウト →大温室はガラス張りで中の鬱蒼とした木々が見えます。鍵は施錠中、よく見ると先程ガラスに叩き付けられたものは血と何かの肉片の様に見える )
( 管理室から出た後、真っ直ぐに大温室へと続く廊下を慎重にあまり足音を立てずに進んでいけば無事に着いて。大温室はガラス張りの様で中を見るからに多くの木々が生い茂っており、他に気になる点は鍵が施錠中でガラスに叩き付けられたものは血と何かの肉片の様に見えて少し気分が悪くなるものの、反対の奥側にいる改良チャコタを誘き寄せる為に敢えて足音を立てて気付かすよう外側から近付いて行き )
( ※ ハンドアウト → 音一つない無音の中、かつんと貴方の足音だけが響き渡ります。それはガラス越しとは言えチャコタの耳に入るのは容易く、中の木々が大きくざわめいた事に貴方は気付くでしょう。そちらを見ると一瞬何か巨大なものがそこを通って行ったのを目撃してしまい、あろうことか化け物に張り付いた顔と目が合ってしまいます。…顔だ、それは無数の顔だった。無数の恐怖を貼り付けた顔と無数の植物の蔓がその芋虫には張り付いていた。否、蠢いていた。その顔達はまだ動いて悲惨な叫び声を上げている。芋虫…チャコタは奥から手前まで移動し貴方に襲い掛かって来ます。しかしその巨体が貴方を押し潰すよりも先に、間にあるガラスが阻み大きな鈍い音を立てるだけで済むでしょう。障壁が無ければ、貴方自身が張り付いた肉片と同じ末路を辿っていた事は容易に想像出来てしまいます。そんな中チャコタは再び貴方に襲い掛かろうとしています、さあどうしますか? )
……ッ、死ななきゃ安い。
( わざと無音の中、足音を立てた事で奥から手前まで移動しチャコタがこちらに襲い掛かって来れば吃驚しつつも瞬時に全速力で逃げようとするが、目の前には丈夫そうなガラスがあり命が助かって。ほっと安堵する暇も無く、この障壁が無ければ今頃自身は張り付いた肉片と同じ末路を辿っていた事を容易に想像してしまい、一気に背筋が凍る思いをすると頬に汗が伝って顔は青ざめ。そんな中、再びチャコタが襲い掛かろうとするのが見て取れるとここで悠長にしておれず。彼との大事な約束がある為に上記を呟けば珍しく緊張して心臓が煩い程バクバクと言っており、チャコタを一瞥すると“こっちだ”と言わんばかりに扉の半分まで走って誘き寄せていき。何とか誘導する事に成功すれば大声で「長船、こっちは何とか扉の半分まで誘き寄せる事が出来た。後は任せたぞ!」とそう言っていって )
( 何か鈍い音が響いたのは分かり驚いて、長谷部くんは大丈夫だろうかと不安に駆られそうになるものの、ぐっと堪えて暫し待てば再び聞こえて来たのは待ち望んでいた声で。「オーケー!格好良く決めたいよね!」と相手が無事な事に安堵と嬉しさの気持ちを覚え、こちらも大きな声で返答をすると操作盤を動かして大量の水を大温室の前半部分に降らせていき )
( ※ ハンドアウト →数秒遅れて大温室には大量の水が散布され、化け物は無数の顔が溺れていく苦しみから暴れ始めます。そして、貴方の目の前で激しくガラスに体当たりをしてきます。【シークレットダイス→???】…その後、ガラスをぶち破ったチャコタは間一髪貴方の横をかすめて飛び出していきます。それからそのまま身悶えしながら、近くにあった大きな池に沈み、悲痛な叫び声を上げて溺れ死んでいく事でしょう )
──!
( こちらの声を合図に数秒遅れて大量の水が散布され、目の前の化け物が苦しみながら溺れていく様子を見ていると突然激しくガラスに体当たりしていて。間一髪ガラスをぶち破ったチャコタが自身の顔の真横を掠めて飛び出して来ては、一瞬嫌な予感がしたものの悲痛な叫び声はやがて止まったので何とか倒せたかと思い。内心ヒヤヒヤしたが死なずに済んだので、早く長船の元に戻ろうと管理室に向かって行き )
長谷部くん…!良かった、無事だったんだね!作戦は上手くいったかい?
( ガラスの割れる大きな音が聞こえた為に嫌な予感が過ぎるものの、振り払っては操作盤を元に戻して管理室から出ようとしたところで相手と鉢合わせ。無事な姿にホッとしては上記を述べ )
何とか作戦は上手くいった。ただ、障壁が無かったら確実に俺はチャコタに殺されかけて危なかったな…。
( ちょうど管理室から出た所で相手と鉢合わせすれば近くまで歩み寄り、やっと安心できる為に小さく息を吐けば二人の協力プレイで無事に化け物を倒せた事を伝えるも、あの時の死の恐怖を思い出し無意識に冷えた手が震えており )
…御免ね、怖い思いをさせてしまって。けれど、本当に有難う。君が居なかったら、僕はきっと死んでいたと思う。
( 気丈に振る舞っているものの矢張り普段は想像も出来ない様な化け物に殺され掛けると言うのは恐怖以外の何ものでもなく、微かに震えている冷たい手をそっと温める様に握っては感謝の言葉を伝えていき )
…違う、これは俺が決めた事だ。俺の方こそ有難う、お前が居てくれたから最後まで頑張れた。
( じわじわと冷たい手に僅かな温もりを感じれば視線を落とし、包み込む様に握られると心が落ち着いて少しばかり恐怖心は無くなり。緩慢に顔を上げてふるふると首を横に振り、自身も感謝の気持ちを伝えては彼と一緒だったからあの不気味な化け物に立ち向かえる事が出来たと話していき )
僕は大した事はしていないけれど…どう致しまして。長谷部くんも改めてありがとう。
( 体温を分け与える様に握り締めていれば徐々に熱が戻って来た事に安堵して、相手の言葉を聞いて緩やかに笑むと再度お礼の言葉を告げていって。それから名残惜しいものの手を離すと「…さて、新研究所を見つけないとね。一先ずここら辺を探してみるかい?」と問い掛けていき )
嗚呼、そうだな。
( 徐々に体温が戻って来た事で握り締められた手を離されると、こちらも名残惜しく思うものの表情には出さず。身の危険が心配される化け物も二人で倒せたので、少しは安心して閉鎖した室内を歩き回れるゆえその言葉に同意をする様頷いて )
( / 今晩はー。19日から風邪で寝込んで安静にしていたお陰様で、やっと体調が良くなりました!これまでの様に返事を返す事が出来ます )
オーケー、なら僕は奥の方を探して来るよ。君には手前の方を頼んでも良いかな?
( 了承の言葉を貰えればこちらも頷いて、化け物も倒して安全になった上にこちらは二人いるため効率の事を考えれば二手に別れた方が良いだろうと思い、そう提案していって )
( / 今晩は!体調が良くなって安心しました。了解です、風邪は振り返す事がありますのであまり無理はしないで下さいね! )
分かった。…何かあったら呼んでくれ、直ぐに駆け付ける。
( その提案に異論は無く一言のみ告げると、不安要素が消えたとてこの先無事に事が進むとは確信して言えないため二手に別れる際、相手の身に危険が及ぶ前に必ず自身を呼ぶよう言い付ければ手前の方を探していき )
( / ありがとうございます…!まだ少し咳が止まらないですが、風邪が振り返さないよう気を付けますね! )
了解、長谷部くんも何かあったら呼んでね。
( ひらりと手を振ってはさっそく分かれていき、先ほど自身が操作盤を動かしていた場所である管理室の辺りを探して行って )
( / 暖かくしてお大事になさって下さいね…!ではでは、こちらは失礼致します! )
( 指示に従って管理室から手前の場所を探していくも、新研究所に繋がる手掛かりは見つからず見落としと言う事もあり集中していって )
( / はい…!了解です、こちらも失礼しますねー! )
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