▼ 2016-07-07 20:25:24 |
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_…今度は何だろうか。
( 彼の視線を辿るように目で追えばこの中を探索したのだが、まだ何か情報が落ちていると思ってガラスケースへと近付き。その中に入った物をまじまじと観察していって )
( / 昨日より大分熱が下がったので、お返事を返しますね。ご心配をお掛けして申し訳ないです…! )
ファイルと薬…かな?えーと、何々…。
( 外から見るにその様な物に見えたのでそう呟いていき、研究所には電気が通っていなかったので試しに開こうとしてみれば予想通り電子ロックは掛かっておらず開いて、相手にも見える様にファイルの内容を読みながら試作薬はそのままガラスケースに置いていて )
( ※ハンドアウト→ 研究所ファイル『新研究所案』
まもなく公開されるハルユリ植物園内に新研究所を設立すると乙女様の決定があった。なお、植物園は公開後ほどなくして大量感染と共に閉鎖される予定であり、その後は研究材料の栽培とチャコタの監視施設として使用される。 一般に公開されるM2−51の"特効薬"は極秘であるため新研究所内で研究、製造する事とする。
ガラスケースの薬『試作薬』
花吐き病の進行度を1下げる事が出来る。もし進行度が1であった場合は、次の進行度チェックを一度免除出来ます。持ち出し可能。薬は一つのみ。)
( / いえいえ、熱が下がったのなら何よりです!それと無理だけはなさらないで下さいね。)
新研究所…?ここ以外にもあったのか。ハルユリ植物園に行けばこの病気を治す方法があるな。
( ガラスケースの中身は相手の言った通りの物だった様で、こちらにもファイルを見え易くかつその内容を読んでくれた為に聞いていき。如何やらここ以外にも研究所は存在しており、全ての解決法は最初に訪れたあのハルユリ植物園だと思っていて )
( / はい、ありがとうございます!まだ本調子じゃないですが、身体を暖かくして過ごしますね。)
そうだね、このハルユリ植物園の中にある新研究所に行けば治す方法が分かるね。
( 何とかこの奇妙な病を治す手立てが見えて来れば、思わず嬉しげな表情を見せては微笑み。今直ぐにでも新研究所の場所に言ってしまいたかったが、ファイルから視線を相手に移すと「…でもその前に、長谷部くん。あの薬…試作薬は君が飲むと良いよ。君の方が花吐き病が進んでいるしね」とガラスケースの薬を手に取っては彼に差し出していき )
( / ええ、是非温まって下さい!早く治ると良いですね。ではでは、これにて背後は失礼致しますね。また何かあればお呼び下さい!)
確かに俺の方が花吐き病は進んでいるが、…本当は長船もなんじゃないのか?
( この病気を治す手立てが見つかり漸く希望が持てれば、相手と一緒だったから諦めずに居たのだとこちらも微かに笑みを零して。同じく今直ぐにでも新研究所に行きたいと思う気持ちを落ち着かせると、突然試作薬を差し出されるも先に花吐き病が進んでいる事は否定しないが自身が知らないだけで彼も進行しているのではと一つの疑問を投げ掛け )
( / 分かりました、それではこちらも引っ込みます! )
…僕は大丈夫だよ。長谷部くんの言う通り進んではいるけど、君とは一日遅れで症状が悪化しているから。
( 図星を突く様な疑問が提示されれば誤魔化してしまおうかと考えたものの、そうするよりも素直に言った方が説得力があるかと考えては眉を下げて述べながらも安心感を与えるよう微笑んでいき。「だから、君に使って欲しい」と改めて芯の通った声で伝えていって )
……分かった。有り難く使わせて貰う。
( やはり図星を突いた様で、一日遅れで悪化していても黙秘を続けるつもりなのだろうが薄々勘づいていたものの、芯の通った声で言われると眉を下げて笑めば素直に薬を受け取り )
うん、そうしてくれ。
( 薬を素直に受け取ってくれた相手に微笑み掛けては一先ずひと段落ついたかと思っていて、念の為にファイルなどを鞄に入れると他に特に用は無いので「じゃあ長谷部くん、外に出よ__」と提案しようとした瞬間、突然プルルルルと電話の音が鳴り響き、如何やら誰かが電話を掛けて来て研究所の固定電話が鳴っている様でいて )
!_マズいな、誰かが電話を掛けて来たみたいだ。万が一ここで出なかったら、様子を見に来るかもしれない。
( 外に出てから飲もうとポケットに仕舞えば出る準備は整った為に相手が何かを言い掛けた瞬間、突如研究所の固定電話の方から音が鳴ったので吃驚した様に肩を揺らし。電話が鳴ったと言う事は研究員に用事があるのだろう、しかし万が一電話に出なかったら此処に誰かしら来る可能性があり。それに出るか出ないかで悩んでいて )
と、取り敢えず出てみたらどうかな?少しでも情報は欲しいし…。
( 自身も出るか出ないかは迷ったものの、研究所に電話を掛けてくると言う事は研究に関わっている人物の可能性があり、躊躇いはあるが上記を提案していき )
…まあ、迷っていても仕方ないしな。
( 彼の提案にこくりと頷いて何時までも迷っている暇は無いし、それに電話に出れば情報を得る事も出来るため意を決して受話器を取ると耳に当て「…もしもし」と気付かれぬよう研究員に扮して電話越しに話し掛けていき )
( 耳を研ぎ澄ませては受話器越しの音を拾おうとしていき、長谷部くんがもしもしと尋ねれば向こう側からは『もしもし。わたくし、百合乙女と申します。貴方、お名前は?』と何処か聞き覚えのある名前の淑やかな女性の声が聞こえて来て、此方の名前を伺っている様でいて )
俺は長谷部国重と言います。勝手にお電話に出てしまって済みません。
( 受話器越しに聞こえたのは淑やかな女性の声でしかも研究ファイルに載っていた名前と一致する事に気付くと、ここは普通に名乗れば謝罪の言葉を告げていって )
( 『あら、お気になさらずに。…それにしても、聞き慣れない名前ね。貴方は研究所の人間ではないでしょう?』と上品ながらもくすくすとした不気味な笑みが聞こえて来て。ふと、相手の名前があのハルユリ植物園を建てた社長としてオープニングイベントでスピーチをしていた際に名乗っていた名前だと気付いて、こっそりとその文字をスマホに打っては長谷部くんの肩を叩いて画面を見せていき )
…ええ、仰る通り研究所の者ではありません。
( 上品なのに不気味さを感じる笑いに、ゾッとするものの肯定する様に上記を述べて。不意に己の肩を叩いた相手の方にん?とした顔を向けてスマホの画面の文字を読んでいき、ぼんやりとだがその時の事を思い出し「百合乙女さんは、ハルユリ植物園を建てた社長ですよね?」と敢えて知っている情報を尋ねてみて )
( 情報がきちんと伝わったのか社長である事を聞いている長谷部くんを見つつも、電話越しの彼女は妖艶さを持つ何処かねっとりとした声色で『ふふ、そうよ。ご存知の通りわたくしは大手企業オトメグループの社長で、あの植物園を建てたわ』と言いつつ一拍置いては『…それにしても、どうやらわたくしの無能な部下達は全ていなくなってしまったようですね。ですが、幸運な事に貴方のような勇敢な方がいらっしゃって、わたくしとてもうれしく思います』と意味深な事を言って来て )
…それはどう言う意味です?
( 矢張り如何やら大手企業の社長と言うのは間違い無く、直接では無いにしろまさかこうして話せる機会が出来るなど予想外で。だが、裏を返せば相手から何か情報を聞き出す事も叶うはずだと思いながら、何やら意味深発言をされた為に怪訝な声で問い掛けていき )
( その様な問い掛けにも飄々とした様子で『そのままの意味ですわ。荒れた研究所に入り込むなど勇敢以外の何者でもないですもの』と言うや否、笑みを浮かべているのが連想される声色で『…さて、そんな勇敢な貴方に一つ提案があります。新研究所に赴き“特効薬”を取って来ては下さりませんか?特効薬さえ取って来て頂ければ、私達の方で直ぐに量産し事態は治るとお約束致します……それに、貴方にもそれ相応の“お礼”をお約束しますわ。どうかしら?』と言った内容で、何方にしろ特効薬を手に入れないと死ぬ為に胡散臭いが従った方が良いのかな?と自身は考えて、其れをスマホに打って長谷部くんへと見せていき )
……分かりました、その提案は飲みましょう。ですが、約束は絶対に守って下さいね?
( 明らかにどうにも胡散臭いと自身も思っているものの、その反面特効薬を取って来いと言うからにはそれで奇妙は治るのだろうと微かな希望に賭けてみる。ふと、決意も固まったところで長船のスマホ画面の文章を読むと元々新研究所には赴く予定なので、ここは従うのが賢明な判断だと確信した上で電話の相手に向かって真剣さが伝わるよう上記の言葉を紡いでいって )
( 『ええ、勿論ですわ。約束しましょう。…それで、他に何か聞きたい事はありませんか?』と長谷部くんの言葉に笑みを交えながらも肯定の言葉を示していて。それから、相手から質問の場を設けられれば、研究所の人間が何処に行ったのとか社長の目的とかを聞きたかったが、長谷部くんは何を質問するのだろうと見ていき )
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