燭台切光忠 2016-07-06 20:13:01 |
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………アンタが本物の妖怪なら俺を殺せ。
(妖怪の住む山、と言った相手に生気のない目でジトッ、と見て『(コイツが……?)』と思いながら古くから伝わる伝説を思いだし相手が本当に妖怪ならば見てしまった自分は死ぬんだな、と思いながらも殺せ、と相手にいい)
(/はい!こちらこそ!)
そっか、君は死を望んでここに来たんだね
(殺せ、という言葉に片目を細めて呟く。周りにある人外の気配達が殺気で膨れ上がるのを感じながら、ふぅ、とため息を吐いて「・・・うーん、君が本当にそう望んでるなら叶えてあげたいけど、僕、人間を殺した事なんてないしなぁ」と困った表情を浮かべて)
あぁ。
(相手の呟いた声が聞こえそれにたいして上記で答え。叶えてあげたいが人を殺した事がない、という相手に『そうか。』と小さくいい『なら他に俺を殺してくれそうな妖怪はいないか?』と相手に聞き)
そうだなぁ・・・いるにはいるというか、ほとんどが人間嫌いだから、頼まなくても殺してくれるだろうけど・・・
(今だって人外の気配達から向けられている殺気は計り知れない。自分が譲れば我先にと飛び出してきて彼を八つ裂きにしてしまうだろう。しかし、それを許すことは出来ない。「・・・ねえ、考え直してみない?死ぬのは怖いだろうし、すごく痛いと思うよ」と、とりあえず説得してみることにして)
そうか………。じゃあ楽に**るんだな。
(相手の言葉を聞き周りのからの殺気を痛いほど受けている体を抱き述べて。相手の説得を聞き『………怖くないし痛くない。アイツを失った痛みや恐怖の方がデカイから……。』といい)
んー・・・困ったなぁ
(どうやら彼には、後を追いかけようとしてしまう程に大事な人がいたらしい。それを聞いてしまってはますます自殺を許すわけにはいかず、今の彼には悪影響だろう周りの人外達にくるりと体を向け「邪魔しないでくれるかな。彼を最初に見つけたのは僕だ」と強い殺気を乗せて言霊を飛ばす。すると途端に気配が遠ざかっていき、満足そうに頷いてから「ねえ、死ぬ前に僕とお話してみない?」と提案して)
………は?アンタと話すことなんてない。
(相手が言霊か何かを使ったのかさっきまであった殺気がなくなっていくのに気付くとぐっ、と唇を噛み締め。話をしよう、という相手に上記の様にいい)
僕達にはルールがあるんだ。『迷い込んだ人間をどうするかは最初に見つけた者が決める』っていうね
(素っ気ない態度にめげる様子は無く、そう告げてから相手に近寄りごく自然な動作で手を取る。「だから、君を殺せるのも僕だけ。大丈夫、君の願いは頑張って叶えてみせるよ」と言ってにこりと微笑んでから「でも、どうせ捨てる命なら、少しだけ僕の為に使って欲しい。・・・駄目かな?」とお願いをして)
………ルール。仕方ないな。
(相手の返答を聞きそういうルールならしょうがない、と思い述べて。自分の手を取った相手のお願いに『…………あぁ。死ぬ前に一つ思い出でも作る。』といい『だが………それが終われば俺を殺せ。』と付け足すようにいい。『(××……お前の所に行くのは少し遅れそうだ。)』と思い空を見上げ)
そうだね、約束しよう。僕が君を殺してあげる
(揺らぐ事の無い真っ直ぐな言葉に、悲しげに微笑んでから誓いを立てる。これまで死を望んできた人間達を脳裏に思い浮かべ、結局自分は止められずに先延ばしにするぐらいしか出来ないのだと痛感するも、それを一切表に出さずに「そうだ、君の名前は何て言うの?」と問いかけて)
…………あぁ約束だぞ。
(相手の返答を聞き『(……最後に名も知らないコイツと思い出作りか。)』と思いながらも上記を述べて。相手が自分の名前を聞いてきたのに対して『………大倶利伽羅だ。』と素直に答えて)
おおくりから・・・それじゃあ倶利ちゃんだね
(素直に答えてくれたことを嬉しく思いながら、上機嫌に自分なりの呼び名を決めては口にして。どうせなら自分も名前で呼んで欲しいという欲が出て来て「僕の名前は燭台切光忠。あ、燭台を切る妖怪じゃないからね?」と誤解されぬよう付け加えながら自己紹介をして)
!?なっせ、せめて倶利伽羅と呼べ!
(相手が可笑しな呼び名をつけてきた事に恥ずかしくなり顔をあかくして上記をのべて。相手が名前を教えてくれたことに少なからず仲良く出来そう、という思いが出来て『燭台切光忠……光忠。』と相手の名前を呼び)
え、駄目かな?呼びやすいし、響きがいいじゃないか
(初めて自分に対して感情を剥き出しにした相手に、人間らしい所もちゃんとあるんだね、と内心でほっとしつつ、あくまで呼び方は変えないとばかりにそう言って微笑み。名前を呼ばれてぱあっと表情を明るくさせ「やっぱりいいね、名前を呼んで貰えるのは」と楽しげに弾んだ声で告げて)
響きなんてよくないだろ……。
(相手の返答を聞き『(そんなわけない。)』と内心否定しつつも顔を赤くしたまま上記を述べて。名前呼びを喜んでいる相手を見て『(子供か……)』と思いつつ)
(/今日は落ちますね。レスは明日返しておきますので!)
そんなことないよ。僕は好きだな、君の名前
(未だに顔が赤いままなのは、恥ずかしいのか照れているのか。どちらだとしても、自分の言葉で表情を変えてくれるのが嬉しくて、つい頬を緩ませながらそう言って。「そうだ、いつまでも立ち話するのは疲れちゃうだろうし、僕の家に行こうか。案内するよ」と告げてから相手と手を繋ぎ、返事を聞かずにそのまま歩き出して)
(/あばば、ごめんなさい寝落ちしちゃいました!今日は用事があるのでこのレスだけで失礼します、また明日よろしくお願いします!)
そうかよ……。
(自分の名前を好きだ、と言われうつ向きながら上記を述べて。相手が頬を緩ませながら自分の家に行こう、と言い出し自分と手を繋いだまま歩き出し『ちょっ。光忠!手を離せ!』と反発し)
(/分かりました!こちらこそよろしくです!)
駄目だよ、ルールがあるとはいえ僕達は無法者の妖怪なんだ。『油断したら横取りされた』なんて話、僕達の間じゃ日常茶飯事だし
(上記の言葉をつらつらと口に出しながら、離す気は毛頭無いとばかりに繋いだ手をしっかりと握り直す。「まあ、日常って言う程人間がこの山に来ることは無いけれど・・・」と小さく呟いてから前方を見やれば、霧の中にぼんやりと浮かび上がる明かりが見えて「ほら、着いたよ。ここが僕の家」と、神社の社に似た小さな建物を指差して)
横取り………俺たちと似ているんだな……。
(相手の返答を聞き離さないといったようにぎゅっ、と握られた手を見てぽつり、と上記を述べて。相手が自分の家といって指を指した場所を見ると神社の社に似た小さな建物があり小さく『立派だな…。』と呟き)
そうなの?僕、人間のことはあんまり詳しく無いからなぁ・・・ね、良かったら人間のことも教えてよ
(似ている、という相手の言葉に不思議そうに首を傾げてから、もしかして妖怪と人間は案外似ている生き物なのだろうかという考えが頭をよぎる。するとたちまち好奇心が溢れてきて、ぜひ教えて欲しいとばかりにお願いをして。立派だと言われて憂鬱そうにため息を吐き「やっぱりそう思う?僕だけが使わせて貰うのは勿体無いって言ったんだけど、鶯様がどうしてもって聞かなくて・・・」と、誰かに家を与えて貰ったかのような発言をしては肩をすくめて)
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