むらさきいろ 2016-06-29 20:16:11 |
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(見覚えのない黒スーツに身を包んだ中年男性に何故か銃を突きつけられるという非常事態。じり、と後ろへ下がろうにも後ろにあるのは冷たいコンクリートと向かい合わせ。後ろが駄目ならば、横は?いや、相手を惑わし乍横へ逃げようとすれば、間違いなく相手が所持している銃を放ち腕か足に逃げられない状態させられるかもしれない。ならどうすればいい。助けを呼ぼうにもこんな薄暗い路地裏に人など居るわけがないし、助けに来てくれるとも思わない。余裕そうな表情でいながらも、内心では焦った状態。顔から冷や汗がつー、と頬から流れ落ち。突然、目の前の男性が訳がわからない単語で叫び始める。目の前の男性の後に丁度隠れているために誰か居るらしいが、はっきりとした面影が見えずただ呆然と見つめ。ガンッ、と耳に響く鈍い音にハッと気付いた時には既に男性は倒れており。恐怖と安堵からで肩の力が一瞬で抜け地面にぺたりと体育座り。上から声がかかるとそちらへ向けばなんと探し求めた一人の弟。これでもかと顔を綻ばせ)…っ~!カラ松!お前、今迄何処ほっつき歩いてたんだよ!お兄ちゃん寂しかったんだからなっ!
え、ああ、すまない……?そもそもおそ松が今日こっちに来ていること自体聞いていないんだが……。(顕になった顔は勿論のこと、口調や声も記憶にある兄と寸分違わずつい反射的に謝罪の言葉が口をつく。だが、顔を見るまで一般人だと疑う余地も無いほどろくな抵抗もせずに突っ立っていた姿も、今もなお腰を抜かしてへたり込んだままの姿も、ファミリーのボスを務める彼にしては違和感があり。首を傾げると同時に僅かに感じた疑念、ひとまずこのまま一緒に帰るのは危険だと判断するも路地裏に留まっている訳にもいかない。銃を懐に仕舞うと相手の目の前にしゃがみ、腰に腕を回すと「よく分からんが立てないみたいだし、少し我慢してくれよ?」と声を掛けると子供の様にひょいと抱き上げてしまい。そのまま人目も多い公園まで強制連行、ベンチに下ろすと隣に腰掛け改めておそ松(仮)の姿をまじまじと見つめる。格好も異様にラフだし、運んだ時から重さが妙に軽かっただけあり筋肉も目に見えて無い。自分を引っ掛ける為に敵対組織が用意したスパイか何かなのでは?との思いが膨らみ、じとりと胡乱気な眼差しを向けると再度取り出した銃を片手で弄びつつ)……お前、どこの回し者だ。今ならまだ足か腕一本で返してやるが。
え?なんの話?俺、ココ何処かも分かんねーんだけど。
(やせ我慢なんてするもんじゃないと、今になって後悔。次男の顔を見ただけで緊張の糸が切れ腰を抜かすだらしない己に対して乾いた笑い声を出しつつ目の前にいる次男へへらりと笑って。改めてまじまじと見てみても普段のあのイタイ服ではなくきっちりこなしたあの男と同じような格好。次男のイメージカラーである青はネクタイくらいだろうか。口調も雰囲気もあの次男と同じはずなのに微妙な違和感に困惑し始め首を捻り考え込んでいると。目をパチクリさせ゛は?え…なにすん…えーっ!ちょっ、カラ松さん?!俺、全く問題ねーし、大丈夫だから下ろして!つか、この年でこれされるとプライド的なのが…゛とジタバタ暴れるもののがっつりと抱き抱えられている為かびくともしない。この筋肉馬鹿め、なんて悪態をつきつつ抵抗しても無駄だと思いそのまま運ばれる方向に。路地裏から歩いて数時間程で如何にも人目の多い公園らしきところ。やめて、そんな目で見ないで、人々の目が痛いある意味痛い。もういい加減下ろしてくださいませんか。なんて思っていた頃にはベンチへ下ろされホッと一安心している暇もなく横からも痛い視線。何なの今日は、俺変な目で見られる日かなにか?と横目で次男をチラリ見遣るも見た事もない目付きだったがそれも動じずじーっと見詰め「は?お前ぇ…?なぁ…お前カラ松だよな?お前、今日可笑しいって。イタイ台詞も言わない代わりに物騒な事言うわ…そのおもちゃの銃も持ってさぁ…恰好もちげェし…どーしたの、カラ松…熱でもあんじゃねぇの?」と相手の額へ手を添え、空いた手で自身の額に当てるも首を傾げ)
う、わ。(突然伸ばされた手に顔を引き攣らせて身を引き、“おもちゃ”等と宣った相手に知らしめる為適当な地面に銃の先を向け一発発射。ダァン!と重い音が響き公園内の人々が一様に振り向くも、多くは自分の顔を見てすぐさま目を逸らす。マフィアという裏稼業をしているとはいえ、自分のファミリーは相当に大きいのだから幹部程ならばある程度顔は知られている。再び相手に銃の照準を合わせつつ、空いているもう片方の手で携帯電話を取り出して我らがボス、おそ松へとコール。三コールほどであっさり繋がった先はやはり目の前の彼ではなかった様で、飄々とした声の『急にどしたのカラ松ぅ、ヘマして撃たれちゃった?』という言葉が聞こえる。縁起でもない言葉に僅かに顔を顰めるも、本物のおそ松に何も危害が及んでいないことにおやと首を傾げ。仮にもプロの犯行ならば、電話一つで変装がバレる様なミスはしない為に本物は何らかの方法で抑えておくのがセオリーだ。だが目の前の男はその一手を忘れた?……まさか、自分達のファミリーに喧嘩を売るのにそこまで詰めが甘いなど有り得ない。ひとまず携帯は一言も返事を返さぬままぶち切って、今しがたよりは困惑の増した声音で)確認したいんだが、お前は何でそんな姿をしているんだ?俺達のボスに成りすます為……じゃないのか?
あ…っれ?
(いつもの次男ならば、ここで痛い発言をする筈なのに目の前の相手はその様な台詞を一切言わない代わりに毛嫌いした表情で己から身を引かれてしまう行動で首を傾げてしまうと同時に、鋭い爆弾音に小さく体が跳ね。そこまで相手の額まで伸ばした手はそのままにあの爆音により玩具ではなく本物と認識しては照準に合せ向けられた銃に目を丸くさせ。こういう時はあまり刺激的なことは言わず黙っていた方がいいと悟りそのままじっと相手の様子を窺ったまま。電話のやりとりは終えたのかあの時と違う表情で此方を見遣れれば)…なんでって言われても…これが俺の普段着だし?はぁっ?お前んとこのボスかモスかしんねぇけど知らないもんは知らないの!…あっ。ねぇねぇ…ここ何処?目が覚めたらぜっんぜん知らないとこ居たんだよねー!だ・か・ら、なんかしてるなら教えてくれると助かんだけどなぁー。
ひっさしぶりぃ( にひひ、 )いやぁー…今日もあっちぃね。もう、お兄ちゃん暑くて、暑くて干からびそう( ふはぁ )カラ松は平気?てか、元気にしてる?久しぶりにきたら大分下に下がっちゃっててさ、だから分かりやすいようにあげてみたぜ。
あー……うう、えっと、(ひょこり、ちらちら)
まずはすまない、気付けばこんなに日が空いていた。その、もっと初めから言っておけば良かったんだろうが……ロルの長さが、きつくてな。(ごにょ、)……少しばかり短くてもおそ松が気にしないでくれるのなら、また続けて相手をしてほしいんだが。
>15
すまないな、ここは既にお相手の決まった部屋なんだ。十四松にも良縁があること、祈っているぜ!
…ばぁか( 額へでこぴん )そんなの気にもとめないよ?俺。( にひ )
ホントごめんなぁ…気づいてやれなくて…てか、それならそうとなーんで正直に言ってくんなかったの?俺、お前のロルに合わせんのに。もー馬っ鹿だよね、お前は。俺がそれだけで打ちきりになるとか思っちゃったわけ?かーっ、変に考え過ぎ。
勿論、んなの気にしねぇし、俺でよかったらまたお相手させてよ。
あ痛、……だって万が一というのがあるだろ。嫌われるくらいなら話せなくて寂しい方がマシだ(むぅ、)
じゃあ、以前の返レスからさせてもらう。グラッチェ……あ、ありがとう、な?
目が覚めたら……?お前日本語を話しているが、まさかジャッポーネ……日本にいたはずとか言わないよな?(矢継ぎ早に話す相手に気押されながらも、どうにか聞き取れた部分から確認していく。いや、日本にいたはずなのに気付けばイタリアにいたなんて狂言はこの際どうでもいい。一番の問題は第三者、具体的には敵対ファミリーからすれば完全に相手は自分のボスにしか見えない点だ。相手が民間人である可能性は俄然上がってきたし、いかにも渋々といった表情で相手を見やり)……とりあえず、ここは危ないからついてこい。
そんな寂しいこと言うなよ。心臓きゅ、ってなっちゃうじゃん( 頭わしゃわしゃ )
…!へへっ( 鼻の下啜り )ぐ、ぐらっちぇ!カラ松さん( にへら )
その筈だったんたけどさぁ…おっかしい話だろ?
(突然目が覚めたら別の世界にトリップなんてアニメの世界とか漫画じゃないんだからありえない話の筈なのに現実に自身がなっちゃっているわけで。んー、と首を捻り此所に来た前のきおくを思い出そうにも思い出せずにいると「え?マジ?いくいく!カラ松…さん?なら守ってくれそうだし、どっこにでも着いてく!」とどこか嬉しげで)
何をそんなに楽しそうに……言っておくけどな、何か怪しければすぐ頭打ち抜いてやるんだからな?(別に必要以上に脅したいわけではない、ないのだが、仮にも自分はマフィアだというのに怖じ気付いた風もないのが無性に悔しく。びし、と指を突きつけてきっぱり言ってやってからさっさと歩きだし、ふと振り返ってぼそりと)……それから、”カラ松さん”はやめてくれ、その顔だとどうしても変な感じがする。
(脅しをかけられてもなんのそのと"わかってますぅー"と口を尖らし、頭に手をやり適当な返事をしながら後ろへ着いていき。怖そうなマフィアでもなんだか雰因気がほんの少しあの次男にみえて仕方がなくても、やっぱり年上なんだうかと控え目に言ったのにも関わらずやはり違和感があったのか)…あ。やっぱり?やっぱりそう思う?俺もさ、なーんか違和感あんだよね。アイツのことさん付けなんてしないし、実の弟にさん付けなんてないよなぁ…ってことで呼び捨てでもいい?
ん?アイツ?……そういえばどうして俺の名前を知っているのか聞いていなかったな。お前がボスにそっくりなように、俺にそっくりな奴でもいるのか?(まるで自分と誰かを重ね合わせる風の言動に、はたとまだ聞いていなかった疑問点を見つけだし。百歩譲ってたまたま己のボスと顔・名前が同じだとして、何故自分をファミリーの中でも一部の者しか知らない”カラ松”の名で呼んだのか。歩く足は止めないながらも、やや歩調を緩めて問いかけ)
ありゃ?俺、言ってなかったけ?そ、俺達六つ子なの。おーんなじ顔でも、性格が全然違うヤツら。
(呼び捨てにする件は特に気に止めないのかそういった抵抗も窺えない。それなら別にいいのだろうと勝手に納得しては呼び捨てにすることにし。次男の事を思い浮かべ乍「そン中の次男がお前にそっくりさんでお兄ちゃんびっくり。キリとした眉とか声も似てるけど、イタイ台詞がねーんだよなァ…肋が折れねぇで済むけど、少しさびしーかな」あれやこれやと次男の事を思い浮かべる度に自然と笑みが零れ)
すまない、もう少し返信が遅れそうだ。どうにもこのところバタバタしていて……明日には返せたら、とは思うんだが。大人しく良い子で待っててくれよ?(ばーん、)
い、ったたた!ちょ、マフィアのカラ松までそれしちゃう?( たはは、 )
忙しいのに態々連絡してくれてありがとな。全然構わないからそちらさんのリアルを最優先!いつでも待ってから( にひ )
何だ、かっこいいだろこのジェスチャー。(む、指先ゆらゆら)
お言葉に甘えて落ち着いてからのレスにさせてもらった。ええと、こういうときは……ただいま?(首こて)
六つ子……うちは三つ子なんだが、倍ともなるとさぞ賑やかなんだろうな。(何から何までそっくり同じではないらしい、と目を見開くと相手の”カラ松”を語る姿にふっと表情が緩み。自分のボスはその立場柄、兄弟であっても自分へ特別甘かったりはしない。あくまで他の部下と平等に、がスタンスである為他人とは分かっていてもこそばゆく数分前よりは機嫌良くなったところで足を止め)なら早く帰らなくちゃな。ほら、入れ。
んー、まぁ…お前がそう思ってんならそうなんじゃねェかな( なはは )
いいの、いいーの。気にしなくて。ゆっくりしていこうぜ( にひ )お?お?いひひ、もしかして…俺のために日本語覚えてくれたの?カラまっちゃあん( にまにま )そ、そ。帰ってきたときはそれであってんよん。じゃあ、俺からはお帰り。カラ松( 頭ポンポン )
いやいや、そんなことない。逆に一人っ子の方がよかったって思うことただただある。
(こちらに関しては家でゴロゴロと就職もする気もない所詮ニートの集まりに過ぎず、好き勝手やっている兄弟たち。前にかまってほしいが為に弟たちの居場所を求むべく歩き回っていたころ最初は三男にはデリカシーの欠片もないアイドルの子に躊躇なく話したり、次男に関しては後ろを振り向いたところを驚かせては殴られ六男は完全無視。といろいろなことがありある意味嫌われているのではないかと思うほど。「んわぁ…え、ちょちょ…俺こんな立派な建物にはいちゃっていいわけ?」目の間に立ちはだかるはいかにも立派すぎる何メートルかあるであろう建物。目をぱちくりさせ入ることを躊躇して)
そんなものか……ん?
(どのみち自分に長男たる人間の気持ちなど分かるはずもないか、と一人納得。かと思えば隣で躊躇しているらしい相手に、日本人はエンリョ?ってやつが過ぎるなぁとつられて見慣れた建物を見上げながら苦笑し。「そこまで言うほどのものでもないだろう?一応こっちの地域用のアジトとは言っているが、本拠地と比べると狭くて居心地悪いってあまりファミリーの奴らも寄りつかないんだ。気にせず入れば良い」と入り口へ一歩立ち入り、手招きして)
(おんぼろな建物なのかそれとも…と色々な想像を膨らませては否や辿り着いた先は己の想像を絶する建物に思わず軽はずみに歩んでいた足取りもぴたりと止まってしまい。バカな発想した俺がばかでした。そういえば有名なマフィアだとかいってたっけ…そりゃこんな立派なもんもたてるよな、なんて一人で納得。いつの間にやら入口の方へ立ち手招きをされる相手の方へ足を運ぶ。「おじゃましまーす。」と入口へ入ればきょろきょろと辺りを見渡して見やれば必需品やら何もかもでそろっており一人で暮らすのも丁度いいくらいだが、「…カラ松って…この後どーすんの?」己の性格上ここで一人暮らすのは抵抗があるのか控えめにそう問いかけて)
……とりあえずはお前の所在の調査だな。帰れるものなら帰りたいだろう?
(ふむ、と腕を組んでソファに座ると今後のことを長考し始め。一般人をこんな場所へ長居させるわけにもいかないが、相手の言う通り気付けばイタリアにいたというのならパスポートも持っていないだろうし警察にも任せられない。自分も仕事はあるし……と考える中、はっと顔を上げて「あ、いや、もっと簡単なことだな。自宅の住所を教えてくれればヘリで送るぞ?」と)
まぁ…できるんならそうしてもらいたいけどさぁ…
(床に胡坐をかいて座り込み相手と向かい合う形になると、己の今後のことについて一緒に考えてくれる相手の問いかけに言葉を濁して。冴えない頭乍らも元の場所にどうやって帰れるか考慮するも中々考えにたどりつかず。それもそうだ此方へ来た出来事ですらわからないのにどうやって考えられるんだと…考えることを放棄していると、「え…っ!マジで?!そんなことできんの?じゃあ!じゃあ!赤塚区……、」と自身が住んでいた住所を教えて)
ああ、それじゃあボスに連絡して調査を依頼しよう。何、一般人の家だし五分と掛からないはずだ。
(ふんふん、とメモを取った住所を見て頷くと、連絡用のスマホを取り出し。「仮にもゲストが床なんかに座るものじゃないぞ、特別にこの俺の隣を空けてやろう」と、どうやらことが無事収拾が付きそうなことに安堵して、普段の調子に戻りつつソファを叩いて示し。宣言通り少しずれて座り直すと、繋がった電話先へ流暢なイタリア語で事情を話し始め)
(彼が所属しているマフィアという組織にはあれやこれやと驚くことばかりで、今もなお相手の得意げにそう話す言動に思わずほぇ…と間抜けな声を出しつつ唖然とした表情で目を瞬かせ。住所を教えただけで効率よくできるそうで殆ど時間も掛からずに己がいた元の居場所に戻してくれるそうだ。そんな簡単に見つかるものなのかと疑念を抱くもそうやって必死に探してくれるのだから信じてもいいかと、「なんだよそれ。若干上から目線とか腹立つんだけど」なんて少し嬉し気に返し相手の隣へ遠慮もなく座り込み。隣では何語かもさっぱりわからない言葉を話しているのを耳にしていると段々眠くなってしまうと相手のいる横へと力なく倒れ込んで寝息を立てて)
だから少しは警戒してくれと……。
(調べるから少し待ってて、と電話先の相手に言われたのと同時、横からこてんと預けられた体重にぽかんと隣を見て。この状況で眠れるものか、もしかして俺マフィアとしての威厳無い?と困惑しつつも無意識にさらさらとした黒髪へ手を伸ばし。ボスと瓜二つとは言ったが、茶色がかった色のボスとは違い真っ黒な髪にやはり別人なのだと改めて認識。手櫛を通したりいじっている内に、調査が済んだのか電話先に帰ってきた声に意識を戻し、直後その内容に声を上げ)
……はあ!?
…んぁ…?え、なにぃ…大声なんかだしちゃって…なんかあった?
(彼との最所の出会いこそ目付きや雰囲気等で恐いだなんて思っていたのもそれは最所だけ。それも一度や二度会話しただけでこの警戒心の無さはあの次男にはあるあのイタさはなくともどことなく雰囲気が似ていることもあってか妙に落ち着くのだ。ついつい相手の肩を借りて寝てしまったわけなのだが、何やら不穏な空気と今まで聞いたことのない彼の張り上げた声に目をうっすら開け呑気にそう問いかけ)
うひょーっ、なんか段々寒くなってきてね?もぉ…暖かくなったり、寒くなったりさ…温度管理とかどうすりゃいいかわけわかんねぇし( ポケットに手ずぼっ )
そっちは体調平気?まあ…お前なら心配しなくていいとかなんとか言われるんだろうけど…心配、なんだよね。…あんま無理すんじゃねえぞ、カラ松。
え、待ってくれ嘘だろ、もう一月近くも経ったのか……!?
うう……何度も待たせてしまってすまない、雨が続きすぎて正直あんまり元気ではないな。おそ松は大丈夫か?
今はその、通知が来ていたのに気付いて飛んできたんだが頭半分くらい寝てるから、明日!明日絶対ちゃんと返す、長々と待たせていて本当にすまない……。
うわ、何か昨日の文章我ながらひどいな……。改めてScusa、オレが遅いときはほんとすぐ催促してくれて良いんだぜ……?
あ、いや、その……、
(思わず上げてしまった声に起きてしまった風の相手、しまったとありありと表情に出してしまいながらうろうろと目線をさまよわせ。ひとまず電話先に断りを入れて切ると、気まずそうにしながらも髪を撫で付ける動作を再開。あー、だのうぅ、だの散々何かを言い淀んだ末に観念したように「落ち着いて聞いてくれよ?」と前置きして)
……無い、らしい。そんな住所、というか、ジャポネにアカツカなんて場所自体が。
ちょっと、ちょっとそれ、俺の心配よりお前の方が大丈夫なワケ?栄養のあるもんとって、寝て体休めんだぞ。( 頭ぽんぽん、にっ )
んん、平気平気。いや…なんっつうか…、催促するのも迷惑かと思ってあげるかあげまいか迷ってたんだよね、実は。でも…ほんといいの?あげても。嫌なら嫌っていってくれてもいいからな。
…?からまつ…?
(若干寝ぼけているのもあってぼんやりとした目で落ち着きのない態度を表す相手にきょとんとした表情。電話先と何かあったのだろうか。それとも…と何となしに嫌な予感を察したのか前置きり目をぱちくりしつつ次の言葉で相手の肩から顔をあげ)……っは?!え…嘘でしょ。俺の生まれ育ったとこだよ?!なんで?なんでないわけ…?!
いや、大丈夫だ、何だかんだ丈夫だからな。風邪のごくごく初期症状みたいなものさ。(ぽふん、頭軽く押し付け)
全然迷惑なんかじゃないぞ、むしろ俺の時間感覚はたまに狂うから催促してくれた方がありがたい。忘れているわけじゃないんだ、けど。
落ち着いてくれ、一応今もう一度調べさせているから、
(目に見えて混乱しだした相手を宥めるように背を撫で、極力動揺が表に出ないように話しかけ。とはいえ困惑しているのはこちらも同じだ、どうして彼の住む町が存在しないことになっている?能天気な笑みが鳴りを潜めた、己の兄そっくりな目の前の顔に、何かしらのおかしな現象が起きているのではとの想像がじわじわ浮かんできて。背を撫でる手は止めずに、ぽつぽつと)
大丈夫、大丈夫だから。
そなの…?なら、いいけど( 目細め撫で受け )でもお前…丈夫だからってさァ、あんま無茶すんなよ?なんか変だと思ったなら少しでも体休めた方がいいし、またぶり返すかもしれねえからほどほどにしとけよ?( 苦笑 )
…そっか、ならよかった( にへ )忙しいんだろ?そーいうときは時間が空いた時に返事来てくれるだけでも俺、嬉しいからさ?
…っ、
(己が住んでいた町が存在しないということは、長年一緒に住んでいた兄弟たちも、松代も松造も…そして幼馴染も誰もかも存在しないと考えられる現象を考えたくもないのに咄嗟に考えが及んでしまっていて。うそだろ、なんでそんなことになるわけ冗談はよしてよ、とぎり、と歯を噛んでは隣にいる次男に似た相手へ体を向けぎゅ、と抱き着いて)
……こっちのおそ松は、ボスより優しいな。(へにゃり、)とりあえず元気になったからこれから気を付ける。
…………すまない。本当、優しいから、甘えてしまって困る。
……行く当てが無いのなら俺が責任もって面倒は見てやるし、まだ確実ではないんだからお前の家族だってどうにか探してみせる。だから、その……。
(抱き着かれて不意打ちの体温にどきりと心臓が跳ねるも、どうにか落ち着けて緩く抱き締め返し。人を慰め慣れていない口からは上手い言葉は出て来ないまま、続ける言葉を失い口を噤み。何を言えば正解なのかも分からないまま「ジャポネに……トウキョウに、行ってみるか?」と恐る恐る尋ねて)
は?え?なっ、なあ、なあ、カラ松。ちょっと聞きたいことあんだけど…あんま聞いてなかったじゃん?俺似の俺のこと。そっちの俺似な俺ってそーんなキビシーの?優しくないわけ?…まあ、あれよ。そっちの俺が優しくねエんなら、俺に甘えてこい、存分に!
だーかーらー、別にいいっての。お前、意外と不器用なの?甘えんの( くすくす、 )そん代わり俺にも沢山、甘えさせてよ。
どうせ、探したって二度手間になるだけだし、もう見つからねェんだろ?アイツらも…東京に行ったとこで赤塚なんて存在しねーよ。
(なんでそこまでしてまで赤の他人に親切にしてくれるのだろう。少し前に言われたあの言葉が影響を受けたのもあってもう大分諦めかけており。少し身を離し俯き加減で言いたくない言葉なのにつらつらと並べて言い放ってしまい。)
…上げとくな。大分日経っちまったけど…、お前また風邪とかひいてねェよな?大分温度差もへげしくなって体調管理も大変だと思うけどさ、無茶すんなよ。いやマジで。
……何でまだ待っているんだ、馬鹿だろうお前。こんな、俺みたいな、何度もいなくなっていつ戻ってくるのかも分からない奴相手に。
言い訳ではないが、ここだとどうにも通知は設定しても来ない、少し見ない間に仕様が変わるで抗争に明け暮れる中では忘れてしまいやすい。本来余所へのお誘いは禁止されているんだが……おそ松さえ良ければ、青い鳥への移動を検討してもらえたら、なんて。すまない、言い訳だな。
そんな、諦めないでくれ!お前のファミリーだろう?もう会えないなんて認めたら、(「お前が一人ぼっちになってしまう」と続きかけた言葉はどうにか飲み込んだものの、自分だって彼の家族がこの世界にいるとはそう信じられていなかった。ただ、この元は明るい性格であろう彼が寂しそうに、辛そうに沈んでいる様を見ていたくはなくて。僅かに離された距離を埋めるようにぐいっと引き寄せると、自分でもよく分からない慰めを口走り)こ、この手の物語では、主人公が異世界でしばらく過ごす間に帰る手掛かりが見つかるのが定番なんだ、だから大丈夫、大丈夫だ!
へへ、それほどでも~。まあ…ぶっちゃけさ。しつこい程催促すンのもお前だって忙しいのにこれ以上したらダメだって、これであげるのは最後にしようって。…でも、期待はしてたこうやってまた話せる日が来るんじゃないかとか…っていってもまたこうやって話せて満足だし、俺(にひ)
……(弱めに相手の頭にチョップ)いいよ?俺でよかったら…行かせてくんない?
っ…じゃ…ここに居ても…いいの?あいつ等が見つかるまで…ここに
(相手の言いかけた言葉を悟るとどうせそうなることだってわかってる。この異世界でも元の世界にもあいつらは存在しない。そんなこと思っていても少なからずあいつらの存在があると信じていたいこともあって相手の腕の中に納まるとぎゅ、と相手の服を掴み弱弱しい声で問いかけ)
あう、何でチョップするんだ、暴力反対だぞ。(頭を抑えてじとりと半眼に、溜め息を吐くと「@Mafia__2」と書かれたメモ手渡し)来てくれるなら招待状だ、……その、待っていてくれて、嬉しかった。
勿論だとも、俺はこれでもファミリーの中でも上の立場なんだ、一般人のお前一人匿うくらいいつまででも大丈夫さぁ!(“家族が見つかるまで”と口先だけでも言ってくれた相手に、こくこくと何度も頷いて。その背を摩ってやりながら、ともすればその辺でのたれ死んでしまいそうなこの日本人を保護出来たことに内心安堵の息を吐き)
ん?なんとなく。(くすくす)…なになに?照れてんの?カラ松。(にやにや)
俺の方こそうざったい程催促したのにお前は優しい言葉かけてくれたよな。…んでもって帰ってきてくれてありがとな。
へへ…あんがと。お前が一番のお偉いさんなのはなんか意外。
(頼りがいがある台詞が耳に届くと小さく笑って一言余計なことを口走ると相手から離れやや安堵した表情を浮かべており。「…あ。なあなあ…俺ここに住ませてもらうじゃん?お前のボスに許可とかいるんじゃねえの?大丈夫なワケ?」と見ず知らずの奴をここに住まわせるのはどうかと思い気になったのかそう問いかけ)
照れてはいない……わざわざ言うのが気恥ずかしかっただけだ。気恥ずかしいが、本当のことだからな。改めて待たせてしまってすまなかった、離れないでくれてありがとうな。
こっちの返信も以降あっちでさせてもらうぜ、よろしく頼む。
よっこいしょ。ん、すっげー久しぶりにココ来たよなぁ…、あ。アイツにバレるだろうけどここで呟かせてもらお。(にひひ)
今年は……あー…そのあれだ。アイツも忙しいのに何度も何度もしつけぇくらい催促してごめんな。お前は優しい言葉かけてくれたけど、うざかっただろうに…そうやって気遣ってくれてさ……ごめん。んで、ありがと。また、戻ってきてくれて。
なんか情けねぇ…まあ、こんな兄ちゃんだけど、構ってくれるとうれしいかも。来年もよろしくな、カラマツ。
初めになんだけど…、ごめんなカラマツ。
あっちじゃ初めてだし使ったこともないこともあって滅茶苦茶にしちゃったのかもしんないんだよな…、ごめん。
もうお前には迷惑かけたくないから自ら出ていっちゃった。ここに一言書いておこうと思ってさ。まあ…見れないだろうけど、一応残しとくね。お前はお前で仕事の方頑張ってな。体壊さないように無理だけは禁物だかんな。短い間だったけど、お前と出会えてよかったよ。ありがとな。
……あんなこといっといてなんだけど、お兄ちゃん寂しくて寂しくてまた戻ってきちゃった。(頬ポリ)元気にしてんの?あっちもたまーに様子見に行ったりするんだけどさ…忙しいんだよな、お前。またいつでもいいから返事ちょーだい。
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