お前と俺とは小さい頃から家も近くてよく遊んでいた。お前の婆ちゃんがヴァイオリニストであり、ヴァイオリンマイスターでいつも二人で聴いてたっけ。
聴くだけでは物足りず
お前がヴァイオリンを始めたから俺も始めた。
お前はどんどんのめり込み俺も何だかんだ嫌いじゃなかったからずっと
お前と一緒に弾いていた。
中学、高校とエスカレーターの共学に俺らは通っていたがお前は突然
『私、将来ヴァイオリニストになりたいのっ…!だから勉強が出来る学校に行きたい…っ!』
普段大人しいお前は意外と頑固。言い出したら聞かない。音楽馬鹿ってかヴァイオリン馬鹿っていうか…。
人見知りもするし引っ込み思案なお前を一人で行かせるのは忍びない。
音楽を学ぶならここ!と言う程ではないが設備もしっかりしているし評価も良い、加えて中途の
編入も受け入れてくれる高峰高等学校に編入することが決まった。音楽科と普通科がある。
暑くなり始めてきた6月…俺らは2人揃って元いた学校を辞め高峰高等学校の音楽科へ編入した。
俺らは家から通うのは
電車やバスを乗り継ぎし四時間と距離的に無理で
高峰高等学校の寮に入居した。
ここは男女別館でリビングやキッチンは共同。
部屋もリビングも割と
広く過ごしやすい。洋風な雰囲気。
ご飯は寮母さんがおり、朝、昼(休日のみ)晩は必ず用意してくれる。
外食や自分で用意する場合は予め寮母さんに伝える事。普段優しいのに死ぬほど怒るからな。
風呂は大浴場が男子棟、女子棟に各一つずつある。
部屋にはベットや生活に必要な家具は備え付けてあり言うなら着替えだけ持ってくれば生活出来る。
庭もあり長椅子があり
ゆっくりすることも出来るし楽器の練習も日中なら出来る。
部屋での過度な練習は許されておらず夜も練習がしたい場合はリビングの奥から上に伸びる螺旋
階段を上がった先にある防音対策のされた塔のみ。夏は涼しいが冬場は
かなり冷えるので防寒対策は必須。一応近くに洗濯された毛布は置いてあるらしい(冬限定)
もちろん夜間に異性の
部屋への訪問は原則、禁止されている。
幾多の出会いが待つ
俺らの新たな学校での
生活が始まる__
>>1[寮の原則&校則]
>>2[詳しい世界観]
>>3[募集キャラ]
>>4[主キャラPF]
>>5[キャラについて]
>>6[参加の仕方]