爭 2016-06-25 11:15:39 ID:b9e34d1e5 |
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なんか蒸し暑くない ? ( 現在は週末の土曜日 。 平穏な日常のループ 。 特に大きな事が起こるわけでもない 、 穏やかな 、 何処かつまらない世界 。 此処は家 、 とでも言って良いのだろうか 、 アジトと呼ぶに相応しい コンクリート製の外観からして 怪しさ溢れる建物の中 。 皆 、 何時の間にか出掛けていたことに今更気がつく 。 それを把握した上で 、 誰も居ない 殺風景にさえ 見えて来てしまう 室内に 問いを零した 。 勿論返答など ある筈も ない 。 抑 疑問の解答はとっくに明確だった 。 窓の外は 正午だというのに 薄暗い 、 厚さの大きい雲が広がっており 、 大粒の雨が ポツポツ と 音を立て乍 硝子を叩いているのである 。 そんな 生きている内に何度となく目にする光景を 己は 暫く視線を固定するかの如く 見入っていた 。 )
俺の所為 、 で 、 _______
( 亦魘されに目を覚ます 。 思わず愚かな呟きを発する 。 自棄に長く 、 壮絶な 冷酷な 夢を見ていた 。 これで何度目だろうか 、 同じ夢の世界へ入り浸らされる 、 その度 に 過ちの重さを感じていく 。 ああ 、 あの日 あの時 如何して何も出来なかったのだろう 。 逸その事 、 一緒に死んでいれば 。 なんて 、 らしくもないネガティヴ思考を浮かべてしまう 。 第一無責任な自分は 、 好きで無い 。 去年 、 いや 、 もっと 前 。 それとも 、 数日前 、 つい最近の事 だったのか 、 其すらも思い出せない 。 仲間 、 部下 が 逝去してしまった 。 殆ど 、 最早全て 。 己の影響の故に 、 死なせてしまったのかもしれない 。 何時も 、 此気持ちが滲んでは消えない 。 )
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