香山みさと 2016-06-25 09:05:50 |
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(/分かりました!では適当にはじめてみますねー。)
ふー…あっちー。それにしても遅ーなあいつ。
(今日は高校生になって初めての花火大会。別に家が隣なんだから一緒に来れば良いだろうと思うのだが、準備やら何やらあるらしく現地集合ということになっている。服装もTシャツと半ズボンという楽な恰好の自分は案の定準備も何もなく先に待ち合わせ場所に到着しており、近くに腰掛けて団扇で涼みながら幼馴染を待ち)
おーい!!彰人ー!!来るの早いねー!!やっと屋台の準備終わったよ。それにほら!!今年は久しぶりに浴衣着せてもらったんだー!!どう?似合う?
(準備を手伝っていたため家の方とは反対側の屋台が並ぶ通りから走ってきて。彰人を見つけると手を振りながら近づいて。自分が遅れたくせに気にしない素振りを見せ。数年ぶりの浴衣にはしゃぐように笑顔を浮かべながら。浴衣を広げくるりと回ってみせ)
(/ありがとうございます!!これから宜しくお願いします^^)
おうみさと、確かにお前の浴衣姿見るのは久しぶりだな。んー…まぁ、似合ってんじゃね?
(女の子にしては高身長ですらりとした体型の浴衣姿の人物が目に入ると、遠目でも幼馴染だと分かり。団扇を持った手を軽く上げて挨拶すると、じっと数秒相手の浴衣姿を眺めた後、正面から似合ってるというのもどこか気恥ずかしさを感じたのか要領を得ない返事を返し)
えー、ほんとに思ってんのー?...まあいいや!!彰人!!早く屋台見て回ろうよ!!りんご飴でしょ、たい焼きでしょ、チョコバナナにわたあめに...向こうで駄菓子もいっぱい売ってたよ!!
(曖昧な返事に不満げに目を細めるも、そんなことはいいと言うように話題を変え。ゲタを履いているのにぴょんぴょん飛び跳ねながら口にするのはみんな好物の甘い物ばかりで)
げ、お前それ全部食べるつもりかよ。もっと焼きそばとか食べようぜ。
(聞いてるだけで胃が持たれてきそうなメニューに顔を歪めつつ、腰を上げて屋台に向けて歩き始める。見た目こそ高校生になって少し大人びたとはいえ、はしゃぐ様子なんかはそのままだな、なんて少し後ろを歩きながら考えつつ)
いいじゃん別に!!...ここのお祭りの焼きそばとかたこ焼きは、紅しょうががいっぱい入ってるから嫌なの。
(少し拗ねたように口を尖らせながら反論し。紅しょうがが嫌いだとボソッと口にすれば馬鹿にされないかと相手の顔色を伺い)
はぁ?んなもん抜いてもらえば良いだろ。まぁでも別に同じもん食べなきゃいけないルールもないしな。
(何を言い出すかと思えば相手の口にする幼稚な理由に呆れた表情。とはいえ何を食べるかなんてそれぞれの自由であり、そう考えればしれっと目の前の屋台に立ち寄って焼きそばを購入しようとし)
...まあ確かにそうだね。よし!!じゃああたし、りんご飴とたい焼きとチョコバナナとわたあめと、あと駄菓子!!買ってくるねー!!
(焼きそば屋台に並ぼうとする彰人には目もくれず甘い物を求めて更に奥へ走り出し。一瞬はぐれたらどうしようかとよぎったが携帯があるので大丈夫だと納得し人混みの中に消え)
ん、どこ行ったんだあいつ。
(焼きそばを購入すると、それを食べながら人混みの中を歩きみさとを探し始め。目当ての商品も言ってたし携帯を使うまでも無いだろうと、甘いものが集合している屋台の近くを歩き)
ふー、買った買ったー!!よかったぁ、売り切れてなくて。毎年わたあめとか人気だからなぁ。......っと、彰人に連絡入れとこ......ん?...ん??ない........!!!!!
(見事予定の物を満足いくまで買い占め、両手いっぱいにお菓子を抱えながら。混んできたので彰人に電話しようと携帯を探すが見当たらず忘れたのだと気付き。焦って彰人がいた辺りに戻ろうと走り出すが人が多すぎて道が分かりにくく、それはまた逆方向で...)
あれ…?出ないし。
(焼きそばはものの数分で食べ終わったものの肝心の相手が見つからず、携帯を取り出してメッセージを送る。しかしいつものようにすぐに既読がつくことはなく、仕方なく電話に変更。だがそれでも繋がらず、小さく溜息を吐くと出店の見学がてら辺りをまわり始め)
...っあれ、なんかどんどん奥まで来ちゃってる...?お祭りとはいえ、まさか地元で迷子になるなんて...携帯忘れるとかもーどんだけバカなのあたしっ!!!!!......いたっ!!ゲタだからくつずれでもしたのかな...。もうやだ...。
(進むにつれて屋台が減ってきて更に不安になり。自分の間抜けさを呪いながらそれでも歩く事しか出来ず人混みの中進み続けて。慣れないゲタで沢山歩いたせいかくつずれが痛み。あまりの痛さに顔をしかめその場にうずくまり)
全く、ほんとにどこ行っ…あ、すみませ…ってみさと!何してんだこんなとこで。
(もう自分がどこにいるのかも分からなくなってきた頃、歩いていると膝で何かを蹴ってしまい、下を見て謝ろうとすると視界に入ったのは紛れもなく幼馴染で。驚きながらも会えたことに安堵しつつ言葉をかけ)
......あ、彰人...あきと〜〜...!!!ご、ごめっ...あたし、携帯忘れてて...くつずれなっちゃうし......うわぁーん!!
(彰人に声をかけられるなり安心感から大粒の涙をこらえきれなくなり。思わず抱きついて嗚咽を漏らしながら説明し)
分かった、分かったから泣くなって。
(子供のように大声で泣かれると、相手を抱き留めはするものの周りの目が気になり、泣き止むよう宥めて)
ん.........ありがとう、彰人。.........あ、そうだ!!はい、これっ!!!!彰人、甘いのあんまり好きじゃないけど、これは昔からよく食べてたでしょ?
(抱きついたまま泣きやもうと更にぎゅっとしがみつくようにし。心配かけた上探しに来てくれた幼馴染みにかんしゃの言葉を述べ。まだ目に浮かぶ涙を拭いつつ少し離れて笑顔で、彰人の唯一好きな小さな駄菓子を差し出し)
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