青色 2016-06-22 05:35:32 |
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そういえば……お前この間男にナンパされたって言っていなかったか…(ハッと思い出した様に言えば突然真顔になり)
あー……あのなトド松…その……こ、こういう所に来るのは久しぶりだからな……えー…最初は何に乗ればいいんだ…?(眉を困った様に寄せてキョロキョロと周りを見渡し)
え、あー…うん(真顔になった相手にまずいと思いつつも誤魔化すともっとややこしくなることがわかっていたため素直にうなずき目逸らして)
んー、はじめはやっぱジェットコースターでしょ!(ウインクしつつ相手の怖がる顔が見たい気持ちもあり提案して)
トド松…(いつに無く低く真剣な声で名前を呼び)
じぇ…じぇっとこぉすたぁ……?あ、あっちのメルヘンでキュートなメリーゴーランドの方が、お、お前に似合っていると思うんだが……(ひくりと顔を引きつらせ回避しようと必死で)
兄さん?ど、どうしたの?なんか怖いよ?(真剣な声に思わず聞いては様子うかがい)
え、でもジェットコースターもきになるし(にこりと有無を言わせぬ笑顔作ると引っ張っていき)
………あの時は、周りに他の奴らが居たから聞かなかったが……お前、変なことされてないのか…?(様子を窺う声も聞かず真剣な顔でそう尋ね)
は、は、はは…と、トド松が、そっ、そういうのならっ…あ、兄として行かないワケにはっ……でも無理ぃい!!(ヒクヒクと口元を強張らせて無理矢理格好をつけて笑うもやはり怖いものは怖いらしく半ベソをかいてズルズルと引っ張られて行き)
あ、え。うん、何もされてないよ?(話を聞かない相手に動揺するも答えて)
え?兄さん、逃げるの?(半べそかく相手ににやにやしつつ挑発の言葉並べ)
……ほんとか…?む、無理矢理触られたりだとか…してないか…?(不安そうにぎゅう、と相手の手を握り)
なっ…に、逃げ…るわけないだろう!?…ぜ、ぜぜ、全然余裕だぜ?ン〜?(冷汗をこめかみに浮かべながら震え声で格好をつけ)
え、あー…ちょっと触られたかな?(その時のこと思い出すと正直に口に出し)
ふーん?じゃあ乗ろ(順番回ってくると席につき安全ベルト装着し)
……どんなやつだったか…覚えてるか…?(怒りを抑えたような淡々とした口調で言い)
はぁっ、はぁーっ、はぁっ!(弟に続き乗るも目を白黒させだらだらと冷汗を垂らし過呼吸のような呼吸を繰り返し)こ、ここ、これ…し、死んだりしなっ……(言い終わらぬ内にジェットコースターが動き始め固まり)
え、ちょ、そんな怒んないでよ!!僕は大丈夫だから、ね?(明らかに怒っている様子の相手にやばいと思いとめて)
兄さん、僕がついてるから。死なないよ(固まった相手を解すように手を重ねると優しく語りかけ)
……俺が大丈夫じゃない…(むすりと膨れながらもぎゅっと抱き寄せ)
…と、トドまあぁああああああああああ!?(普段はか弱く可愛い弟の意外な姿にときめいたのも束の間ガタンと大きく身体が傾き物凄いスピードで落下して行き大声で叫び)
ね〜嫉妬?嫉妬?(抱き寄せられると不意にキュンとするも相手の様子に可愛らしさ感じにやにやと尋ね)
…ふぅ、楽しかったね!!(終了後、降りると歩き相手の手をぎゅっと握りつつ言い)
……っ…(黙ってこくん、と頷きより強く抱き締め)…お、お前は可愛いから……誰かに取られるんじゃないかといつも不安になるんだ…(ぼそぼそとか弱く呟き)
あ、あぁ……た、ただ…少し…ハードすぎる、な…(叫びすぎたためかヘロヘロと力無く歩き)
っ、そんな言われるほど可愛くないし。兄さんのそばから離れる気もないから(か弱い声聞き安心させるように背中さすると安心させる声色で言い)
ふーん、じゃあちょっとここでやすもっか(キョロキョロとすると近くにあるベンチ指差し)
っ…あぁ……忘れさせてやる……(ぐっと顔を引き寄せ噛み付く様に口付けし)
つ、次はもっと…ゆったりとした…あ、あれに乗ろう!(コーヒーカップの遊具を指差し)
うん、……んっ(噛み付くような口づけに驚くもぎゅっと抱き寄せ受け入れて)
んー?いいよー(なにか思いついたように一瞬にやりとするも何事も無かったかのようにきゅるんと笑いかけ)
ん、ぅ…(唇の形を舌でなぞり)
フッ……クールな俺には少々幼稚すぎるがな…(相手の企みには気づかずカッコつけるも子供の様に目を輝かせて早く乗りた気にそわそわしており)
んっ、あ…(なぞられると敏感に反応示すもやめようとはせず)
ふふ、あ、ほら僕達の番だよ!(順番回ってくると腕クイクイ引っ張りつつ)
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