腐っても君が好き（GL）

ん〜雨大丈夫かなぁ？
(相手がイルカショーを見にいきたいというので行くのは構わないのだが、レストランの窓を見ては雨が強くなっている気がして大丈夫かと少し心配して)

むう、…強くなったら途中で雨宿りしていけばいいんじゃない？ね、だめ…？
(帰りの心配をしているのかと思えば、どうしてもショーは見たいのか甘えるような声色で説得し始めて。折角二人揃った休みなので少しでも満喫したい様子で)

いや、帰るつもりはないけどイルカショー中止にならないかなと思ってね？
(取り敢えず食事を終えてイルカショーの会場へやってくれば雨の影響はないらしく「大丈夫だってさ、雨のかからない場所に座ろう？」と相手に奥の席を指差して)

あっ、そっちかぁ〜。れーちゃんはしっかり者だなぁ。
(自身の勘違いだと分かれば恥ずかしそうに赤面させながら誤魔化すようににひひと笑って。奥の席に座ると「ここなら安心だねっ、…今日はそんなに暑くないから助かるね〜。」と暑いと腐敗臭等気になることもあるためほっとしていれば"間もなくイルカショーが始まります"と館内放送が流れてきて)

そうだねぇ・・・お、始まったね、イルカ可愛いねぇ
（イルカショーが始まるとイルカたちが飛び跳ねたりするのを見ては楽しめば「イルカショーが終わったら売店寄ってくね？」と相手に次の予定を話して）

ふふっ、れーちゃんの方が可愛いよっ。
(ショーを楽しむ相手の横顔に頬緩ませながら周りの観客たちがイルカに夢中なのをいい事にそっと手を重ね相手の頬にちゅっとキスを落としては「うん、お土産買いたいね〜」と言いながらショーに視線を戻し)

・・・・・もう誰かに見られたらどうするのよ？
（相手からキスされると頬を撫でながら注意するものの突然の事で顔を赤くして少し戸惑った様子を見せているとショーが終わってしまい「ショーも終わったし売店に行こうか？」と相手の手を引っ張り売店へ向かって）

皆イルカに夢中だったから…、お土産お土産〜っ！
(顔を赤く染める相手に注意されても反省の様子は見せずにんまりと満足そうに笑みを浮かべ、売店に着けばペンギンのぬいぐるみを見つけて「これ可愛いっ…、れーちゃん誰にお土産買うの？」とぬいぐるみをもふもふと触りながら)

ん〜？・・・このペンギンください
(売店へやってくれば相手が手に持つぬいぐるみを貸してもらいレジで購入してしまえば「ほら、メイファンへのプレゼント」と相手に買ったぬいぐるみを手渡して)

っ！…い、いいの？毎晩いっしょに寝るね…っ
(あっという間に購入され再び腕の中に帰ってきたぬいぐるみと相手を交互に見つめると嬉しそうにぎゅうっと抱き締めて。大切そうに持ち直すと「れーちゃん、これは？」とダイオウグソクムシのぬいぐるみを見つけてお礼と今日の思い出にプレゼントしたいとうずうずした様子で相手に視線を向けて)

あ、ありがと
(相手がくれると言うので遠慮なくもらうことにして頷けば「大王様・・ぐそくたん・・王蟲・・・」とダイオウグソクムシのぬいぐるみを見つめながら名前をつけようとして)

ふふ、思い出が増えたね。
(ぬいぐるみを購入してくると相手に渡し「この子はぺんぺんにする〜」とペンギンの名前を既に決めており幸せそうに微笑み。ふと自分の腕が硬くなり始めていることに気付くと、言いづらそうにモジモジし始めて)

ん〜名前はなんでもいいか・・・あれ？どうしたの？
(結局名前は付けずに相手がモジモジしてるのを気が付いてトイレかなと首を傾げながら相手のことを心配して)

れーちゃん…、腕が硬くなってきちゃった。
(このまま放って置くとどんどん曲がらなくなりよく映画で見かけるようなキョンシーの姿になってしまうため、困った様子で相手に助けを求めて)

・・・傘持てる？
(取り敢えず相手を連れて水族館の外へ出ると相手の手に傘を手渡し相手が傘を差してくれるのならおんぶして帰ろうと思っていて)

うん、まだ持てるよ…。
(折角の水族館なのにと思うとじんわりと涙を浮かべ、まだ完全に硬くなる前なので傘を持って相手におぶさると「…ごめんね、れーちゃん。重いよね…。」と情けなさに眉を下げ)

メイファンは軽いと思うよ？
(特に重たいとは思っていないので素直に答えると「相合傘だねぇ」と相手の気を紛らわせるために一応相合傘だと伝えれば「帰ったらマッサージしてあげるよ」と話しながら家に帰って)

れーちゃん、ありがと…。大好き。
(相合傘だと分かると少し気も紛れ、背中に身体を預けながら相手の体温を感じながら瞳を伏せて。家に着くと殆ど動けない状態になっており相手に身を任せることにして)

ふぅ、それじゃあマッサージするね？
(相手を背中向きにして全身の隅々までマッサージをしていると相手の背中に貼られたお札を剥がしてしまえば「お礼って事で良いよね？」と動くことが出来ない相手の唇に強引に舌を絡ませていって)

んっ、気持ちい…れーちゃんありがと。
(マッサージされると身体中に血が巡っていくような心地よさに瞳をとろんとさせて。身体が動くようになったためここまでしてもらった相手を抱き締めたい衝動に駆られ向き直ろうとするも、次ぐ瞬間にはお札が剥がされており相手にされるがままで)