半透明の愛をひろいました_創作bml

半透明の愛をひろいました_創作bml

み  2016-06-19 02:48:38 
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おれの部屋はオレンジアップルのにおいがする。
きみが来た日から。
ほんのかすかだけど、甘酸っぱい夏の終わりのお日さまみたいなにおい。


もくじ
>1 あらすじ
>2 とうじょうじんぶつ
>3 きそく




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  • No.1 by み  2016-06-19 02:49:18 

▷あらすじ
ある小さな恋をしていた男が、恋人に手酷く振られ落ち込んでいました。男は仕事を辞めていたので、恋人が去った部屋で、恋人の気配のある物を処理してしまったあとは毎日とても退屈でした。退屈は傷ついたこころを癒してはくれません。
ある日彼の部屋の窓から一匹の猫が飛び込んできました。驚いた彼が猫を外に帰そうとしていると、猫を追って泣き腫らした顔の男が現れました。猫は野良猫だったようで、彼にも男にも懐かず勝手に外へ出て行きました。
彼と男は気が合いました。男も失恋をしたばかりだと言います。かつての恋人に家を追い出され、帰るところが無いと言います。
ふたりは一緒に暮らすことにしました。彼が持ち込んだ少ない荷物のうち、ボディソープのアップルオレンジの香りが漂う部屋になりました。

▷似た境遇のふたりが同居を始める話
▷はっきりとは言っていないもののお互い何となく元恋人が同性だと気づいている
▷恋心は、まだ、ない

  • No.2 by み  2016-06-19 02:50:05 

▷とうじょうじんぶつ
一人目 恋人に去られた男
二人目 恋人に追い出された男
(こちらは一人目を演らせていただきます)

一人目
木幡 碧 (こばた みどり)
・27歳 小さな広告代理店に4年勤めて退職
・身長は180cmと平均以上だが、体重はやや軽め
・ズル休みと早退に役立つ微熱っぽい怠そうなお得な顔立ち
・少しだけ色素の薄い柔らかな髪は伸ばしっぱなし
・アースカラーや暗色のシンプルで上品かつゆったりした服装を好む
・視力が良くないが眼鏡は嫌い
・マイペースで、テンションの上下幅が狭め。ものすごくいろんなことに寛容なのは怒りたくないから。シニカルでやや毒舌だが、他人の顔色に敏感で、感じやすいというか傷つきやすい。
・喫煙者で下戸
・部屋は広めの1LDKで3階建アパートの1階101号室

二人目
募集するもう一人の登場人物
あらすじに合うような青年/中年
名前年齢職業等お任せ
NG:女性、未成年、低身長、難読な名前、ファンタジー要素のある現実離れした容姿・性格・口調・設定等、自傷癖がある等病んでいる設定、病気、受け身な性格等

  • No.3 by み  2016-06-19 02:50:40 

▷きそく
a. セイチャット規則の厳守
b. PL同士の会話は最低限にとどめること
c. ロルは5行以上回せること
d. 必要の無い上げ行為の禁止
e. タチネコの明記またそれと分かるような台詞やロルの禁止(行為以外では受け攻めはあまり関係が無いと考えております。どちらの属性のつもりでキャラを作成していただいてもかまいませんが、こちらのキャラがそちらに合う属性だとは決めつけないようお願いいたします)
f. キャラの言動を制限するようなロル、展開を強引に進めようとするまたは鸚鵡返しが多い等展開が進まないようなロルの禁止
g. その他常識に逸した行為の禁止


◎ここまでお付き合いくださり感謝します。
以上を理解された方の応募をお待ちしております。
設定とロルテ(場面はお任せ、迷う方は帰宅時)をお願いいたします。

  • No.4 by 匿名  2016-06-20 13:49:18 


( / こんにちは、はじめまして。好みの設定と好条件の規則に惹かれてぜひ参加を希望したいのですが、背後の仕事の都合により本格的になりきりを始めるとなると平日の参加は少々厳しいです。最低限どのくらいの頻度で顔を出せばよいかに関しての記載が見受けられなかったので、お手すきの際にでもお答えいただけると嬉しいです。)

  • No.5 by み  2016-06-22 00:30:22 

(/はじめまして。こちらの不手際で質問の手間をかけさせてしまい申し訳ありません。レス頻度に関しては、無理なく楽しめる頻度で返していただければ、くらいの緩い気持ちでいました。出来る限りレスの催促はしないつもりです。ただ、1週間以上空いてしまう時は一報頂けると有り難いです。
是非参加してくれるのをお待ちしております! また何かありましたらお気軽に。)

  • No.6 by 匿名  2016-06-22 12:35:04 


中書島 雪緒 (ちゅうしょじま ゆきお)
・27歳 大学在学中アルバイトをしていた市立図書館にそのまま就職、司書資格を取得し図書館司書として真面目に勤務
・自家用車を所持していないペーパードライバーなので六駅先の職場へ電車で通勤、平日五日出勤残業ほぼなしのホワイトな環境
・身長178cmの細身体型
・幅の狭い二重に白い肌、癖のない伸びた黒髪と長い手足が相まってどこか繊細な印象を与えがち
・口論を嫌い周りに合わせがちだが親しい相手の前だと頑固になるタイプ。基本的に温和でプラスの感情は素直に口にする一方、不満などは溜め込みがちでキャパを超えると勝手に爆発する
・持っている服は白、黒、灰の三色を中心にシンプルなデザインばかり。上半身はパーカーなどゆったりしたものを好むが下半身はスキニーなどタイトめなものが好き
・喫煙者だったものの数年生活を共にしていた元恋人が煙草嫌いだったのでずっと禁煙している。酒は好きだが弱い

( 左手首で控えめに輝く時計の針は、ちょうど縦に真っ直ぐを指していた。午後六時、慣れた横揺れと間抜けな音を境に開いたドアの向こう、引き寄せられるように人々は足早にホームへ降りて行く。運よく座れていた己も疲れからかどこか重い腰を上げ、立っていた人が降り切るのを待ち外の世界へ足を踏み出した。エアコンでキンキンに冷えていた車内が少しだけ名残惜しくなるような、生ぬるい風が頬を撫でるのを感じては学生やサラリーマンの中に溶け込み駅を出る。日が落ちるのもすっかり遅くなったなあと、夏の訪れに目を細めながらまつ毛にかかった前髪を指で払って歩いた。少し歩いただけでワイシャツが背中に張り付く感覚がひどく不快だ。さっさと着替えたいなあなんてぼんやりと考えながら、やや早歩きで家路を辿るとやがてすぐに新たな住まいであるアパートが見えてきて。歩きながらポケットをまさぐり合鍵を探すも、そういえば朝家に忘れてきたんだ、なんて通勤中に気付いた過ちを思い返してドアの前に立つと、中にいるであろう家主を呼ぶべく申し訳なさそうにインターホンを押して。)

( / ご回答ありがとうございます。>3の匿名です。申し上げました通りなりきりが始まるとなると平日PCからお返事をすることは難しいです。その為おもに土日の浮上、ということになってしまいますが何らかの事情で来られなさそうな際にはきちんとPLの方から伝えさせていただきます。もちろん、お相手をさせていただけたらの話ですが…。
プロフとロルテが書きあがったのでご確認お願いいたします。不備、ご指摘などありましたら何なりと仰ってくださいませ。長々と失礼いたしました。)

  • No.7 by 木幡碧  2016-06-23 00:58:03 

(/早速プロフとロルテをありがとうございます。是非お相手をお願いいたします! レス頻度についてですが、上記で言った通りですので、空いた時間にお相手頂けると嬉しいです。此方もトピックを立てておきながら、忙しくなる予定アンド長考派ですので、お互い様ということで……よろしくお願いいたします。
丁寧に詳しいプロフを頂いてしまったので、以下木幡碧について少しだけ補足というか、蛇足です。
・パッと見一重の奥二重で、ハーフ顔というほど可愛らしくはないが近い彫りの深さで、にも関わらず素っ気なく飾り気のない怠そうな優男顔。
・眼鏡は余程好きな映画を見る時か本を読む時しかかけないので日常生活にはやや支障あり。
・駅チカな立地の良い場所に住んでいるが、最寄り駅自体が都心から離れたところにあるので家賃は高くない。栄えているというより、新しめの住宅街という感じ。
・元恋人がデキる人間だったので生活能力は低め。節約のしかたが分からない、料理ができない、等。掃除が苦手なので散らかさない。
この他の設定は追々やりとりの中で出していければと思います。そちらも後付け設定等大歓迎ですので。
最終的にくっつく、というのを目標に、細かいシナリオは作らず自由にキャラを動かしてあげたいと思っているので、自由にやってくださって大丈夫です。呼び名もそちらで決めて頂いて大丈夫ですが、此方からの呼び名で是非こう呼んでくれ!! とか、NGとかあれば言ってください~。
同居して1か月くらいで、お互いの元恋人の詳細はまだ聞いていない、くらいが始めやすいかなーと思っております。
あ、かなり強引に話を進めてしまっていますが、もししっかり話し合って展開の進め方を決めたい、とか、何かございましたら教えて下さいね。支離滅裂な長文になってしまいましたが、ロルテに返させて頂きます。)

(随分前に買って読まずに置いてあった数冊の小説のページを手あたり次第に捲って、2冊目ももうクライマックスを迎えている。ソファにうつ伏せに寝転がり、度の合わなくなってきた眼鏡を何度も直しながら、活字を追う。傍らには欠けた陶器の灰皿、マッチ箱とラッキーストライク、それから同居人が今朝忘れていった鍵。涼しいからリネンのシャツは好きだ。ふと、自分の洋服から柔軟剤の匂いを嗅いで、思い出す。上の階の人たちはベランダがある代わりに、1階の住人は狭い庭を使えることになっていて、お昼頃、布団を干したんだった、お気に入りの真っ白のシーツと上掛け。今日は暑いけれど流石に湿って冷たくなってしまっただろうか。帰ってきたら同居人に取り込んでもらおう、なんて人任せに思いながら小説の、読み進めた行を探していると、ぴんぽーん、と間延びした音が聞こえて。)
はい、おかえりなさい。
(片手に文庫本を持ったまま、裸足で三和土に降りて玄関の鍵を回す。確認はしていないけれど、あらかた同居人だろう、とすぐにドアを開いて、やっぱり、立っていたのは心なし眉の下がった同居人で、迎え入れるようにドアを大きく開いてやり)

  • No.8 by 中書島 雪緒  2016-06-25 21:11:00 


( / 了解いたしました、わざわざ補足までありがとうございます。ところで二点質問があるのですが、家賃食費光熱費その他諸々は折半でしょうか?また木幡君は基本ずっと家にいるんでしょうか?お手を煩わせてすみません。呼び方については特に希望ないのでご自由に呼んでいただいて構いません!展開を決めずに進めていくことに関しても大丈夫です!これからよろしくお願いいたしますね。)

ごめんなさい。…はい、ただいま。
( インターホンを押したのが誰なのか確認することもなく開かれたドア。不用心だなあと内心少しむっとするも、こんな手間を掛けさせたのは紛れもない自分なので微妙な顔をして上記を述べ。ドアに手を掛け文庫本を手にしたままの彼を中へ促すと、いそいそと玄関に上がり後ろ手で扉を閉めて。半歩振り返って施錠をすれば「どこに鍵置けば忘れないかなー…」なんてぼやいて溜め息を吐く。爪先の方向を揃えながら靴を脱ぐと、首元を掴んでシャツをパタパタしながら暑さを逃がした。真っ先に着替えたいがトートバッグに入った空の弁当箱を水に浸すのが先だと台所に向かうと、慣れた様子で洗い桶に水を張り、取り出した弁当箱をさっと洗い流すと水の中に沈めて。彼の定位置的な印象があるソファの横にバッグを下ろすと、シャツのボタンを外しながら脱衣所に足を進める。着替えなどは脱衣所に置くタイプなので、脱いだ衣服を洗濯機に放り込み何年前から愛用しているかわからないダルダルのシャツと裾が擦り切れたジャージを取り出すと履き替えて。 )

  • No.9 by 木幡碧  2016-06-26 01:27:49 

(うーん、家賃光熱費等は木幡が払っていて、料理は中書島くんがしてくれている、とか。木幡は基本的には家でだらだらしてます。煙草を買いに行く他は、気が向いた時だけで、本とかも一度に何冊も買っておくタイプです。こちらこそよろしくお願いいたします。)

いいえー。
(変な顔で謝る彼にひらひらと文庫本を振ってみせる。几帳面に靴を揃えて脱ぐ彼を残しすたすたとリビングに戻り、読みかけのページの右上を小さく三角に折り本のタワーの横に置いて。台所でがちゃがちゃやっている彼の仕事着姿を眩しそうに据わった目でちら、と見遣りソファに深く腰を下ろして煙草に火を点ける。マッチのにおいが好きだ。でも少し湿気っていて、数回空振った。口の端に咥えたまま器用に紫煙を吐き、足の爪の伸びているのをかりかりと弄ぶ。そろそろ見慣れた部屋着に着替えて現れた彼に、積んだ本の上から鍵を放って投げてやりながら)
かばんか財布に入れっぱにすりゃいいじゃん。ところでさ、布団干したんだけど。
(と、今にも灰が落ちそうな煙草を左手に持ち替えて、その白い煙の発生源で庭に通じる大きな窓兼扉を指して。その振動で灰がほろりとフローリングに降るが気にしない。ソファの周りは灰の剥がれたような細かく薄い塵で控えめだが既に汚れている。一日ソファに座りっぱなしだとこうなるのだ、たぶん特に自分が愛飲している銘柄だと。流石にこれくらいは自分で掃除しているのだから許してほしい。にやり、口元を歪ませいい年して可愛い子ぶって首なんか傾げてみせ)

  • No.10 by 中書島 雪緒  2016-06-27 14:49:27 


( / なるほど…了解いたしました。時間空いたのでお返事置かせてもらいますね。本体はこれにて失礼いたします。質問、進行についてなど何かございましたらいつでも呼んでくださいませ。)

おおっ…ありがとう。
( リビングに戻った途端、放物線を描いて飛んできたのは忘れ物。少し慌てながらなんとか腹の前でキャッチすると、ゆったりとした口調で礼を述べた。鍵もスマホも入るものなら何でもポケットへ―――ようは肌身離さず所持していたいタイプなので、自分にはなかった発想を何でもないように投げかけられるとひどく感心したように「財布…その手があったか」と一人反復する。財布はさすがに忘れないしな、なんて思いながら先ほどソファのそばに置いたトートバッグに近づき、中から黒い長財布を取り出すとクーポンを入れているところに鍵を滑り込ませた。)
はいはい、行ってきますよー。
( 横目で見た先ににやりと笑ってこちらを見上げる彼を捉えると、ふっと破顔し息を吐き出しながら上記を述べる。それ以上何を言うでもなくがりがりと項辺りを掻きながら小さな庭へと向かえば、置かれたサンダルに素足を通した。瞬間、ひやりとした感覚にさらされた足の裏がすごく心地良い。―――戸を開けたまま外に出て、生ぬるい風に弱く煽られた真っ白いシーツに手を伸ばした。今日天気よかったからなー干したのかーえらいなーなんて、室内にいる彼にも聞こえる音量で叫びながら手際よく取り込んでいく。少し冷たくなっていて気持ちの良い触り心地に頬が緩み、全てを取り囲むとだらだらと戻りつま先をそろえてサンダルを脱いだ。片手で器用に戸を引ききちんと閉まったことを確認すると、その場に膝をつき「手分け!手分けしよう!」なんて子供みたいに主張しては中々重いそれらを腕の中で持ち直して。 )

  • No.11 by 木幡碧  2016-06-28 20:10:44 

(/そういえば布団のくだりで思い出したのですが、二人は一緒に寝ているという設定で大丈夫でしょうか。
寝室は無駄にクイーンサイズのベッドとチェストでいっぱいいっぱいで、布団が敷けないプラス客用布団が無いプラス居間に布団を敷くとかソファで寝るとかを木幡が許さなさそう、という……。)


(文句の一つも言わずに布団を取り込みに行ってくれる彼の後ろ姿を眺めながら、大口を開けて欠伸をする。開かれた戸から夕日の匂いが入り込んできた気がして何故か少し懐かしい気持ちになる。伸びた雑草に届きそうに垂れた白いおばけみたいなシーツを器用に物干し竿から降ろす彼がわざとらしく褒めてくるから苦笑が洩れる。おれだって、布団くらい干す。流石に羽毛の最近夏用に替えた上掛けは干すだけにしたけれど、シーツは大好きな柔軟剤を入れて洗濯したから、きっと今夜は気分良く眠れるだろう。久し振りに煙草のにおいのしないまっさらなベッドだ。比較的背丈のある大人の男でも姿が隠れてしまうくらいの白いふわふわの塊を抱えて戻って来た彼に、「うん、ありがと」と返して、もう一口だけ煙草を深く吸って灰皿にぎゅっと押し付け立ち上がる。)
湿気ってない? 取り込むの忘れててさあ。
(彼の向かい側で同じ様に膝をつくと、両手で掬うようにシーツに手を入れてもふ、と顔を埋める。外気に晒された独特なにおいと、人工的な甘い香り。思い切り吸い込むとどうやら柔軟剤を入れ過ぎたらしく強い芳香に鼻がくすぐられて、上げた顔を逸らすと肩を震わせながら思い切り引き攣らせ、ひとへの中間みたいな声を一瞬あげて「っぶしゅ、」とくしゃみ。鼻を擦ればもう一度、今度は少々可愛らしいのが出る。ぐずぐずと鼻をならしながら困ったような表情で至近距離にいる彼を見ては少し笑って、上掛けだけ彼の手の中に残して、シーツを丸めて抱え寝室へと立ち)

  • No.12 by 中書島 雪緒  2016-07-03 11:51:40 


( / 了解いたしました。多分そういう話をされた時雪緒は自分なりに結構ごねたんじゃないかなーと思います、けど丸め込まれちゃったのかなと(笑)。
さっそくその設定をロル内でいかしてみました。ところで二人は元恋人に未練たらたらな感じなのでしょうか?それともふっきれてきてる感じの方が都合がよいでしょうか? )


そうかな、ひんやりしてて気持ちいいと思ったけど。
( ぺたぺたとこちらに歩み寄り向かい側で膝をついた彼の真似をして、取り囲んだ洗濯物に顔をうずめるとうーむと首を傾げ上記を述べ。瞬間ぶわりと香った強い柔軟剤の匂いに、彼のくしゃみの原因はこれかとくつくつ小さく笑っていると、すっかり軽くなってしまった腕の中に少々面食らい慌てて立ち上って。ありがとーなんて言いながら彼の後ろをついて寝室へ向かい、チェストに上掛けを置けば彼が持つシーツを敷くのを手伝おうと反対側のサイドに回った。 )
煙草の匂いがしない寝床は久々だね。
( 後ろで手を組みによによと笑って彼を見ながら上記の台詞を述べる。文句をつけた事は無かったが、禁煙生活の長い己にとっては苦行のような毎晩だった。一緒に寝ることを提案されて驚き、いざ布団にもぐりこんでまた頭を抱えたのは記憶に新しい。煙草とは無縁な職場、無縁の生活をしていた故か喫煙していた若い頃の思い出がありありと浮かんでくるようで少しだけ切なかったのだ。もう、煙草嫌いだった恋人はいない。言ってしまえば禁煙する必要もない。図書館のお兄さんが煙草の匂いしていたら嫌かな、なんて理由を作るのは簡単だったし、きっと理由があって禁煙しているのではなくて、自分の半身だった恋人と別れた後も禁煙し続けていることを納得したいだけなのだった。 )

  • No.13 by 木幡碧  2016-07-04 01:49:09 

(/強引な木幡ですみません(笑)。今回木幡は中書島くんが元喫煙者なのを知らない設定でレスしちゃってますが、良かったですかー? たびたびすみません。
元恋人については、どちらでも、中書島くんらしい方でお願いします!)

(わしわしとシーツを伸ばしながら、もう夏だしこれだけ柔軟剤が効いていれば心配は無いか、と先刻の彼の言葉にうんうんと頷く。大きな手のひらで撫ぜたシーツは昼間たっぷり浴びたお日さまと夕暮れ時の少しの湿気と入れすぎた柔軟剤とで柔らかく滑らかで、満足げに真っ白な布を見下ろす。ずっしりと頑丈な木のフレームは濃い色で、洗練されすぎず余所余所しさの無いそのコントラストが大好きだ。勿論ベッドは恋人が居なくなってから新しく買ったもので、前は安っぽいセミダブルベッドに窮屈に収まって眠ったのを思い出す。別れる前の数週間こそはベッドを譲ってソファで眠り、身体中が痛かった。)
……残念だけど、おれは煙草辞めないよ
(やたらと嬉しそうな顔をする彼は実は煙草嫌いだったのか、とほんの少し申し訳なく思うが、今更それ以上気を遣う気は無いとでもいうようにしれっと言ってのける。出会った時点で此方がスモーカーであることに気付いた筈だし今まで一度も彼のそういう素振りを見たことが無いのだから、おれは悪くない、と言いたげな顔で。ただ、折角柔軟剤の良い香りがするので、ベッドで吸うのは控えようかなあ、とちらりと考える。きっと数日でその考えは一変するだろうけれど。中途半端に広げられたシーツの端を引っ張り、ベッドマットの下に折り込んでいく。向かい側は彼に任せて、後はすたこらとリビングへ戻ってしまう。ソファのそばの本を見て、ああなんだか景色がはっきりしてたんだ、と感じていた違和感の正体を思い出し小説を読んでいた時にかけていたままの眼鏡を外し一言、)
おなかすいたあ。

  • No.14 by 中書島 雪緒  2016-07-10 20:00:35 


( / 大丈夫ですよ!機会というか、そういう雰囲気にならなくてきっと昔の事とか自分の事とかほとんど話せてないんじゃないかなーと思いますし。
了解いたしました、こちらこそたびたびすみません;;)

ん?あぁ、煙草嫌いとかじゃないから大丈夫だよ。仕事柄ちょっと我慢してるだけで元々喫煙者ですし。
( 煙草の匂いに不満を抱いていたと思われたのか、ぼそりと聞こえた言葉に一瞬きょとんとし。ある意味我慢はしていたのだが、良くない方向に勘違いさせたままでは申し訳ないのでへらりと笑みを浮かべると上記を述べた。こんな話したことないもんね、なんて一人納得しながら向かい側から広げられるシーツを引っ張ってマットの下へ丁寧に織り込む。思えば、この家に転がり込んでしばらくの晩は考え事ばかりしていた気がする。自分と、彼と、昔のこと。煙草の匂いがどこにいても鼻孔を刺激して、この生活が始まって以来毎秒恋人との別れを実感させられているような心地だった。広いベッドに潜り込んで、そういう意味のない考え事を、しなくなったのはいつだっただろう。大事な人が傍にいない生活に慣れるのは、なんだかとっても悲しいことのように思う。 )
ベーコンと玉ねぎが中途半端に余ってるから、醤油系の味付けにしたパスタとかどうですか?
( チェストに置いたおいた上掛けをかぶせると、さっさと寝室を出てキッチンに直行し冷蔵庫を開け。色々な食材が混じった独特の匂いに顔を顰めつつ、遠くから飛んできた言葉に答える様少し声を張って上記を述べた。聞いておきながら返事が飛んでくる前にさっさとベーコンと玉ねぎを取り出し、あ、でもきのこがないやと小さく呟いてぱたんと扉を閉める。次買い物に行ったとき匂い消しも買おうかななんて考えながら空いた手でまな板を取り出すと食材を載せて脇に置き。背の低い棚からパスタを、足元にある両開きの収納場所から隠し味の麺つゆを取り出せばてきぱきと作業に取り掛かり始め。 )

  • No.15 by 木幡碧  2016-07-15 00:17:40 

(/これまではなあなあというか、かなりのんびり過ごしてそうですよね。汲んで頂いてありがとうございます。進展楽しみです、、!
あ、要らない設定かもですが、木幡が一切観ないという理由で部屋にテレビはありません。あと未だにガラケーユーザーだったのですが、元彼と別れて解約して捨てたので、今は携帯を持っていません。今時……。)

いいねえ、和風の味のもの食べたいと思ってたー。
(ソファの上でどっかりと居住まいを正していたところで寝室から戻った彼が早速台所で動き始める。起きてから固形物を口にしていないのを思い出すと更に空腹感が増す。ぴょこぴょこと妙なステップを踏んで彼のそばまで来れば、シンクに両手をついて覗き込むように口元を弛ませて彼の手元を眺める。そりゃあいい大人になった今、自炊するべきだと思うし、料理しようと試したことも一度や二度ではない。けれども手先はそれほど不器用とは思っていなかったが、食材に嫌われているのか何なのか、どう使うのか未だにいまいち分かっていない調味料、それもどこの家庭にもあるであろうものをきちんと買い揃えレシピ通り作っても美味しく食べられるものが出来上がったことがない。そんな訳で自分一人ではまともな食事が摂れずにいたので彼の存在はかなり有難いのだ。自分がここにいても役に立つどころか邪魔だろうと退散しようとしたところで、思い出す。先程さっさと寝室から戻ってきてしまった所為で彼の台詞に返事をしていない。おざなりにしているつもりは無いものの、他人の会話が途切れてしまうことが少なくない。悪い癖だと自覚していながら直す気は無いのだけれど、)
仕事柄とかあんの? 図書館でしょ? 吸えるくね?
(と随分遅れて反応。彼が元喫煙者だなんて知らなかった。なおさら喫煙者と一緒に居るのは辛そうだ。司書だからと言って煙草を吸う場所くらいあるだろうに。何か願掛けのように思える。でなければ、彼が吸っていた銘柄など知らないが、値上がりの所為か。健康に気を遣っているのなら喫煙者と同居は選ばなさそうだ。勘繰りすぎだろうか、ううむと不思議そうに一度首を捻れば今度こそリビングへととぼとぼ戻り)

  • No.16 by 中書島 雪緒  2016-07-18 16:57:25 


( / こちらこそどうなることかとワクワクしております!今晩中にでもいろいろお話しできたらなーと。
ふむふむ。雪緒もテレビはニュースと天気予報くらいしか見ていなかった人間ですし、今はスマホ一つで情報はいくらでも入手できるので不便してなさそうです。連絡手段がないのは外に出た時面白いかもですね。把握いたしました! )


和風パスタに必ずと言っていいほど入ってるきのこは生憎ないんだけどね。よかった。
( ぴょこぴょことこちらへ寄ってきた気配を感じると、視線を移さず手を洗いてきぱきと食材の封を解きながらふっと微笑んで。さらりと上記を述べると脇に掛けてあるまな板と包丁を手にベーコン、玉ねぎを一定のリズムで刻んでいく。すると彼の口から聞こえてきたのは随分前の話題。掴めないペースに翻弄されながらも上手くやってきたつもりだが、この時ばかりはぴたりと手を止め息を詰まらせた。当然の疑問だよなあと内心苦笑しながら息を吐くとへらへら笑い、「…まあ喫煙スペースはあるんだけど。そういうことじゃなくてさ、図書館のお兄さんが煙草の匂いしてたらなんか嫌でしょ。職員の間でも暗黙の了解っぽいのあってさ。」と早口で告げる。嘘は、言っていない。きっかけを言わなかった、否言えなかっただけで。元恋人に関する記憶の残りかすに触れる度、こうも容易く体に現れる動揺は、未だあの恋を諦めきれていないということなんだろうか。でもここ最近は毎晩彼を思って眠りにつく習慣もいつの間にかなくなっていて、だからつまり、そういうのではないと思うのだ。ただふとした瞬間彼の名前を口にしたくなるような、紙とペンがそこにあったとして、何気なく彼の名前を綴ってしまう様な、そういう感傷に浸る事って、人間誰しもあると思うから。俺はもう、あの恋を引きずっているわけではないはずなのだ、きっと。 )
麺のかたさに希望はありますかー?
( 水を張った鍋に塩を入れ火にかける。横ではフライパンを熱して切り終えた食材を炒めており、鍋が沸騰してきたところでフライパン側の火を止めた。鍋に麺を投入しながらリビングに戻っていった彼に向かって上記を投げかけると、ちらりと時計を見て時間を確認して。 )

  • No.17 by 木幡碧  2016-07-24 00:25:23 

(/すみません、レスが遅くなってしまいました。時間が足りなさそうでしたら無理に返さなくて大丈夫ですので……! 報告もいりませんよ。
なんやかやで木幡のほうは自分のこと話したがらなさそうですが、中書島くんは誘導上手そうです。
木幡もこれじゃいかんと思いラップトップだけは買ってあるのですが肝心のネット環境がないとかいう。中書島くんも不便でしょうから私物持ち込んでくださいね…! そのうち二人でお出かけできたらいいなと思っています。木幡が頻繁に外出するようになるとか、最終的に付き合うことになったりすれば流石にスマホデビューすると思います(笑)。)

シェフのお任せで!
(ソファの手前で振り返り、片手をひらひらと振って答える。何とか言う麺の硬さをいうカタカナの言葉があったけど、具体的にどういう硬さなのかいまいち分からなければ咄嗟にその言葉も出てこない。お任せ、っていい言葉だ。寸胴にスパゲティが放射線状に広がっているのを見て、そういえば、と思い出す。数歩後ずさり、ソファの肘掛けに寄り掛かるようにすとんと尻を下ろし、ほんの少し俯いた姿勢で、はっとしたような表情になる。キッチン周りの物だけ殆ど捨てずにそのまま残してあるのに、見ても何も思わなくなったのはいつからだろう。新しい同居人が家事をしてくれる姿を前の恋人と重ねたことはないが、初めの頃は料理をしているところだけは余程目を逸らしてきたはずだ。かなり女々しいとは思うが綺麗に元恋人の痕跡を消したのに、元恋人が自分に代わって使ってきた調理器具、自分一人の生活なら無くても殆ど困らないような調理器具を残してある理由はきちんとあるのだけれど。はあ。小さくため息をつく。感傷に浸るのは好きじゃない。これを感傷なんて形容するくらいなら早く忘れたい、自分の一部じゃなくしてしまいたい、無かったことにしたい。立ってきちんとソファに座り直すと、背もたれに深く体重を預けて、台所の彼に聞こえるか聞こえないかの声量でぼそり、言ってやる、)
言ってくれればおつかいくらい行くし、言いたくないことは訊かないから大丈夫だよ。

  • No.18 by 中書島 雪緒  2016-08-01 01:46:09 


( / お久しぶりです。お返事長らくお待たせしてしまっていて申し訳ありません。背後が立て込んでおりましてセイチャット自体に中々顔を出せず…。報告は結構とのことでしたがあまりにも期間があいてしまったので黙っているのもどうかと思い、帰宅してすぐ馳せ参じた次第です。無言失踪するつもりはありません。
近いうちに必ず雪緒の方からお返事させていただきますので、大変申し訳無いのですがもうしばらくだけお待ちいただければ嬉しいです。図々しくすみません。ご迷惑おかけいたします。
日に日に暑くなってまいりました。どうかお身体の方、ご自愛なさってください。 )

  • No.19 by 木幡碧  2016-08-08 00:40:33 

(/丁寧なご報告ありがとうございます。
相当忙しいみたいですね。図々しいなんて、そんなこと言わないでください。お互いに無理のないペースで楽しみたいと思っていますので。
此方も少々忙しくなってきそうで、1週間以内に返事は出来ると思いますが、以前と同じ速度でのレスは難しいかもしれません。此方が週末にレスするなどタイミングが合わなかった時は、1週間空いても報告は結構です。此方こそご迷惑をおかけします。
中書島くんからのお返事、待ってます。お仕事、大変そうですが、夏バテや夏風邪など気を付けてくださいね。)

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