都々 2016-06-18 21:21:15 |
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▽ 書物関連能力
恋愛小説:人の感情を見抜く
新聞:最新の情報を誰よりも早く得る
伝奇物語:目には見えない何かと紙面上で会話をすることが可能( イメージとしては某ポッターくんとラスボスの過去の日記が文章で会話していたような感じ )
推理小説:相手の能力に関する知識を入手
地図:指定した物、人の所在を特定する
料理レシピ本:その時々に合わせたレシピを提案してくれる( カロリー計算から相手の胃袋を掴む料理の解析、毒を仕込んでもバレない味付けの提案までお手の物 )
写真集:視線の先にある風景を透視した状態で現像( 使用者が建物を外から見ているなら建物内の様子は筒抜け )
占い本:未来予知
絵本:指定した人物の略歴をファンシーな絵柄で物語化( 家族構成から過去の出来事、何から何まで知られてしまう )
外国語辞典:自動翻訳
SF小説:本そのものが優秀な人工知能
近未来ちっくな電子機器とレトロな町並みが融合した不思議な世界観がいいな。人造人間と袴姿の人間が集う和の雰囲気を残した夜のネオン街とか。明らかに科学技術は進んでるのに皆紙の本を持ち歩いてるごちゃっとした街が理想。建物と建物の境目がごちゃごちゃしてる感じが好き。和とネオンカラーのチカチカした光のちぐはぐな組み合わせも。
突然申し訳ありません。
都々さんはおいくつなのでしょうか...?トピ設立当初から余りに美しいロルを描かれるもので、その語彙力と想像力に圧倒されてしまい...。私なんて小説家志望とありながら、成人してもなお中々文章力が磨かれない一方ですから、宜しければ是非今後の参考までに、と。
こんばんは。お褒めの言葉ありがとうございます。身に余るお言葉の連続に驚きと嬉しさが隠し切れません‥!
年齢についてですが、私も成人しております。私自身まだまだ未熟な部分が目立ちますので参考になるか分かりませんが、社会人1年目とだけ答えさせて頂きますね。
長らく使い続けてるスマホのメモ帳アプリを整理してたら懐かしいものを大量に発見。思いついたまま書きなぐったであろう設定案も幾つか出てきたけど、昔から好みはあまり変わらないなあ。日常に潜むファンタジーとか、近未来かつ退廃的な世界観とか、メリーバッドエンドなお話とか。
文章力が壊滅的な昔の文章‥小説もどきみたいなものも結構な数を発掘。そのほとんどから夏と雨の香りがした。夜から朝方にかけての空が表現されてるものもやっぱり多いなあ。
昔のお相手様とのやりとりで特別な言葉を貰った時のをそのままコピペしてたのには驚き。すっかり忘れてたけど、そういえばそんなことをしてた時期もあったっけ。いざ読み返してみるとかなり恥ずかしい台詞の山々に心が折れそう。でも、やっぱりそれ以上に懐かしい。
もしまた会えたら伝えたいことが山ほどある。沢山のごめんなさいと、数え切れないくらいのありがとう。1つの夢が叶ったことと、あの時くれた言葉がずっと私の支えだったこと。それから、あの時言ったことは今もこれからもずっと変わらないよってことも。
11月の終わり頃から12月の初め辺りにかけて長めのお休みが貰えそう。どこかに旅行行きたいけど、どこに行こう。誰かこの時期おすすめの場所とか知りませんか。
何だか最近有り難いお言葉を頂いてばかりだったから昔考えてた設定やロルを読み返してみた。意外にも続き書きたいなと思える文章とか詳しく練ってみたい設定が幾つかあったのでそのまとめ。
>16 硝子の涙
>30 黄昏夕日町3丁目
>134-137 赤ずきんと愉快な仲間たち
>135 とあるシリアルキラーのお話
>201-202 とあるアパートでのお話
>239 某魔法学校風
>518-520 書物能力
ひとつくらい、あたしにも分けてくれたら良いのに。
温い風が体に纏わり付く夏の夜。ベランダから見える人工的な明かりを見る度、そんな考えが浮かんでは消えた。
街は夜であることを忘れているかのように未だ光で溢れ返っている。新しくも古くもないアパートではあったが、高台に建っているからか2階に住んでいてもベランダに出ればこの街の風景はそれなりに見渡すことができた。その景色を見ていると何だか深いため息を吐き出してしまいそうで、持っていた缶ビールを思い切り傾けて喉に流し込む。安っぽい味とアルコール独特の匂い。缶を呷った時視界に入った空はぼんやりとしていて、こんなにもセンチメンタルな気分であるというのに星の1つも流れやしない。ゆっくりと点滅する飛行機の光が夜空に浮かんではいたものの、それを星の代わりと言うにはあまりにも無機質で雰囲気の欠片もなかった。
仕事も勉強も、決して苦ではない。大変だと分かった上で両立させることを選んだのは自分だ。職場でお礼を言われたり評価されることだって最近は増えてきたし、何から何まで意味不明だった参考書も今では暇さえあれば開く生活の一部と化していた。
それでも、仕事を終え勉強にも区切りがついたこんな夜、ふと心から何かが抜け落ちてしまっているような感覚に陥る。疲れているだけだから寝てしまおうと思える程の軽さはなく、けれど絶望する程の重さもない。そう、丁度スーパーで買ってきた安い缶ビールと一緒に流してしまえるくらいの。
__高卒フリーターでアルコール依存症とか、笑えない。
アルコールの量には気を付けなければと思いつつ新しい缶を手に取ろうとしたその時、カラリと隣の部屋から窓を開ける音が聞こえた。手すりにもたれ掛かっていた体を僅かに浮かし振り向けば、ベランダに出て来た隣人の女子高生と目が合う。
通常、ベランダには部屋と部屋の間を仕切る板が用意されている。しかし、前の住人同士で何らかのトラブルがあったのか、この部屋と左隣の部屋との間の仕切り板は上半分が綺麗になくなっていた。意図的に取り外したにしては荒っぽい痕跡が残された白い板。管理人に言えば修理して貰うことも出来たのかもしれないが、隣人が年下の女の子であると知って放置していた。隣人がそれを気にする性格の子であれば管理人に報告するだろうとも考えていたが、何時まで経っても直る気配のないそれに、どうやら女子高生も相当あっさりした性格であることは簡単に想像できた。
そんな彼女ときちんと顔を合わせたのは今が初めてである。何しろ花の現役女子高生と金欠フリーターとではライフスタイルが違いすぎる。彼女が引っ越しの挨拶に来た時もあたしは酷い風邪を引いていて、インターホン越しに声を交わしただけだった。
二人の間に何とも言えない空気が流れる。女子高生はじっと此方を見つめているが、話しかけてくる様子もなければ気まずさを感じて部屋へ帰る素振りも見せない。
「 あんたも飲む? 」
自分が飲むつもりで手に取った缶を何気なく彼女の方へ傾ける。何とも言えない空気は相変わらず流れ続けていたものの、ふと何かが緩んだような気がした。それが何かは分からなかったが、少なくとも彼女の表情でないことは確かである。完全な無表情と言うには人間味があり過ぎる雰囲気の彼女からは、まるで感情をどこかに置いてきてしまったかのような印象を受けた。
「 ‥‥未成年なので 」
ああそうだったと思い出したのはその台詞を聞いた後で、やはり酔っているのだなと苦笑を漏らす。踵を返した彼女の後ろ姿を見てもう部屋に戻ったのかと思ったが、女子高生は意外にもすぐに帰って来た。左手にはサンダルを、右手にはペットボトルのコーラを持って。
彼女は何も言わなかった。無言のままサンダルを履いてベランダに立ち、此方を見向きもしないでコーラを一気飲みし始めた。その光景に思わず吹き出しそうになりながら、あたしもまた新しい缶を開ける。
そんなにぎらぎら輝いてるんならさ、ひとつくらい、あたしにも分けてくれたら良いのに。幸せとか、光とか、希望とか。‥‥まあでも、無理だって言うんならあたしが掴みに行くしかないか。
飛行機も何時の間にかどこかへ飛んで行ってしまったらしい。初対面の女子高生と一緒に赤い点滅すらなくなった頼りない夜空を見上げる。心から抜け落ちた何かの分の穴は、コーラの弾ける音がすっかり塞いでしまった。心も体も少しだけ軽いのは、きっと酔っていることだけが原因ではない。
そうだ、自己紹介をしよう。彼女の名前も聞いて、それから__
▼ 炭酸に満たされるベランダ
>142で書いた心の声が聞こえる子〈 有川蛍 〉と隣のお姉さん〈 佐伯八重 〉が出会うお話。この子の性格を考えてちょっと雑な文章を目指して書いてたら途中で元々雑な文章しか書けないことに気付いた( 絶望 )
( 大学からの帰り道、その光景を見た瞬間思わず足を止めた。見間違いかと思い遠慮も何もなくまじまじと見つめたが、やはり自分の目と記憶は間違っていないらしい。視線の先には淡い水色の傘、そしてそれをさしている一人の女。同じ教室の席に座っている姿を何度か見かけたことがある彼女は名前こそ知らないものの、幾つかの講義で被るということは同級生なのだろう。複数人で固まりたがる多くの女性たちとは違い特定の友人といるところを見たことがなく、それが逆に目を引く要因になっていた。彼女と帰り道に遭遇したのはこれが初めてだったが、それだけのことで足を止めたわけではない。今日の講義では彼女の姿を一度も見かけなかった。彼女の姿を目にしたのは今日の朝、大学へ向かう途中のこの道で、だ。まさかとは思うが朝からずっとあの場所にいたのだろうか。だとすれば軽く3時間以上は雨の下で過ごしていたことになる。傘をさしているとはいえ今日の気温は昨日までと比べて随分と低く、足元や服の濡れ具合を見る限り身体も冷えているであろうことが容易に予想できた。それでもすぐに駆け寄ることが出来なかったのは、傘をさし静かに空を見上げている彼女の姿に見惚れてしまったからに他ならない。その風景が彼女のために用意されたかのような錯覚すら覚える。ばしゃり。すぐ横を車が通り越した瞬間、思い切り服に水飛沫がかかる。放心していた時間が一瞬だったのかそれとも数分だったのかは定かではないが、一気に現実に引き戻されると同時に足は自然と動き出していた。彼女の隣で立ち止まれば、ずっと上空へ向けられていた瞳が此方を向く。どうしてか、この灰色の空すら美しく色付いていく気がした。 )
こんな所で何してんの?
▼ 虹を待ってたの
ぼくのメジャースプーンと凍りのくじらが好き。何度でも読みたくなる。でも一番胸に突き刺さってぼろぼろに泣いた辻村深月作品はスロウハイツの神様。
お題を貰って何か書くっていうの、良いな。ご希望に添えるものが出来上がる自信も、ご期待に応えられるものを書ける自信もあんまりないけど。書き上がるまでに時間が掛かっても良いと言って頂けるのなら私もやってみたい。
疲れてる時よく起こる現象なんだけど、ありふれた日常系のなりきりがしたくなる。くだらないことで笑いあったり、学生ならではのイベントを楽しんだり時には涙したり。複数の人と絡む時間的余裕はないから一対一で、できればキリの良い所で別のキャラクター作ったりしたい。
ロルは豆から中くらいで、時と場合によって使い分けられたら嬉しい。お返事する速度は遅め。
こんなのでも誰かお付き合いしてくれるのだろうか。久しぶりに募集板使ってみようかな。
キャンプに行きたい。この季節だし朝晩は冷えるだろうけど、それすらも楽しみの一つでしかない。行くなら山、星が綺麗に見えるところが良いなあ。昔見た天の川は未だに忘れられない。
夜も良いけど朝も好き。朝露に濡れた葉っぱとひんやりした空気。写真を撮って形に残したい気持ちと、ファインダー越しに見るのが少し勿体なく感じる気持ちとの間でゆらゆら揺れる。
こんな眠れない夜は誰かと話したくなる。画面上でしか繋がれない誰かと、話す内容はなんでもいい。趣味の話とか、今日食べたご飯の話とか、何なら愚痴をひたすら聞くだけでもいい。
夢の中でとても大切な人と暮らしてた。小さな木造りの家で、今住んでる所よりもずっと田舎だったような気がする。日本っぽくはなかったな。夜になると見える光は蛍だったのか、別の何かだったのか、よく分からない。
ご飯を作って一緒に食べた。仕事へ行くというその人を送り出して、私は家事をしたり街へ出かけたり。夜にはまた一緒にご飯を食べて、夜風にあたりながら少し話をして眠った。そのあと火事が起こったり何やかんやあったような気もするんだけど、都合よくのんびりした部分だけ覚えてる。
温かな夢だったけど、夢の中の大切な人は夢の中にしかいない人だったなあ。現実には存在しない人。何かのキャラクターとかでもなく、私の夢の中だけの登場人物。今現実にそういう相手はいないけど、いる時でも架空の大切な人と幸せに過ごす夢は時々見る。
だけどいつも抱きしめる以上のことはしていない気がする。隣にいるだけで安心するというか、満たされた気分で目が覚める。‥‥もしかしてお布団の上に毛布追加したからかな。ぬくぬくだったから安心して人のぬくもりを感じる夢を見たとか?そうだとしたら何て単純なんだ、私の夢は。
ありふれた毎日、ありふれた日常。
朝起きたら学校に行って、授業を受けたり友達とお弁当を食べたり。放課後は部活動に参加して夕日に照らされたの校門をくぐる。放課後は部活の友達と少しだけ寄り道。家に帰ったらお母さんが晩御飯を作って待っていてくれて、家族揃って夕食の時間。宿題をしてお風呂に入ったらスマホを触りながらベッドの上でごろごろして。そして気付けば眠りの世界に落ちてしまっていたりする。
それが私の日常で、そんな毎日を疑ったことなんてなかった。だけど、本当にそれが真実だと証明できるものは一つもなくて、いつからか私たちの日常は少しずつ崩れていたんだ。
▷◁▷◁▷◁▷◁▷◁
“ありふれた普通の”生活を送る少年少女たち。
彼等にはある一つの共通点があった。彼等がその共通点に気付く可能性は限りなく低い。何故なら彼等の殆どからは、その共通する出来事及びそれに関連付けられる記憶が抜け落ちている。
彼等は皆、一度死んだ人間である。
裏切られるくらい誰かを信じたんだろう。別れに怯えるくらい誰かを愛せたんだろう。それって凄いじゃないか。そんな貴方は凄いじゃないか。
もう何年も前にどこかで読んだ言葉。誰の言葉なのかも、もうはっきりとは覚えていない。あの頃のあの子のものなんじゃないか、と思う人は一人いるけれど。ただ、言葉だけは一字一句違わず覚えてる。
話し相手を募集するより探しに行った方が良いんだろうな‥と思いつついつも此処で募集しちゃう。探しに行こうと思って色んな人のトピ見てたら読んでる内に時間経ってることが殆ど。今日も眠くなってきたし、そろそろ横になろ。
風が強すぎて窓がギシギシ音を立ててる。朝起きたら庭の木が倒れてた、なんてことになってなければ良いんだけど。今でも台風の気配を感じると少しわくわくしてしまうのは秘密。
何度も言うけどヴァイオレット・エヴァーガーデンが楽しみすぎる‥!新PVも素晴らしいとしか言いようがない。絵は勿論綺麗だし、世界観や設定もめちゃくちゃ好み。早く1月にならないかなあ‥。
診断メーカーの「異能力診断」と「異能力学園」が素敵。なりきりでお借りしたいなあ‥。1対1で沢山のキャラクターを提供し合って大人サイドと学生サイドどちらもやりたい( 溢れ出る欲 )複数提供の場合は相互が多いけど、数人のキャラを作って色んな組み合わせ、色んなシーンで絡ませたいっていうのは需要ないんだろうか‥。
昔創作した設定を掘り出したので少しだけ改良したメモを投下。
現代より少しだけ未来のお話。異能力もの。厨二感満載。建物がごちゃっとした感じの世界観。格差社会。
アダム:ある時から世界各地で確認されるようになった先天性超能力者の総称。現在では総人口の約5%がアダムとされている。総じて能力の精度が高く、能力を使用することによる身体的精神的負担は軽い者が多い。何故超能力を持って生まれるかは未だ謎のままであり、遺伝による継承の可能性も低い。能力が自然消滅することは滅多になく半永久的に使用が可能であるが、複数の超能力を持って生まれた者はこれまでに確認されていない。
イヴ:アダムが確認された十数年後から増え始めた後天性超能力者の総称。アダム研究者等が開発した薬品を投与し、人工的な超能力を手に入れた者たちを指す。開発当初は誰でも超能力を手に入れられると謳われ爆発的な人気を博したが、薬品は高価な上、超能力が適合しなかった場合は命に関わる危険性が伴うと後に発覚。直ちに規制が敷かれるも、その人口は今尚増え続けており現在では総人口の約30%を占めると言われている。能力の精度や威力は人により様々であるが、その殆どがアダムに劣るものである。また、一般的に超能力使用による身体的又は精神的負担が重く、使い続ければ能力は消失する。体質によってその期限は異なり、消失の度に薬品投与が必要となる。得られる超能力は生まれ持った体質によって決まるため選ぶことは出来ないが、アダムとは違い極稀に複数の超能力を所持する者も存在する。
制御器具:超能力を制御するための器具。首や腕、足首等に装着する輪っか状の物が多く、一度装着すると自由に取り外すことが出来ない。アダム若しくはイヴだと発覚した場合、この器具の装着が義務付けられる。超能力の種類や威力によって制御される範囲は変動するが、どれだけ制限の強い制御器具であってもアダムの能力を完全に封じることは不可能とされている。世界に貢献すればする程制限は軽くなり、犯罪を犯したり能力を暴走させた場合は制限が重くなる。
サタン:アダム、イヴを問わずその存在自体が危険と判断された超能力を保有する者の総称。多くが指名手配犯のような扱いを受けることとなり、捕まった者は身体のどこかに蛇の烙印を押される。表向きは“精度や威力の問題ではなく、使用することそのものが危険な超能力保持者を対象”としているが、権力者たちにとって目障りな能力者や世間に公表されると都合が悪い能力の保有者も対象に含まれている。サタンと認識された者で尚且つ犯罪を犯した者は死刑若しくは超能力研究のモルモットとなる。犯罪を犯していない者には制御器具を心臓に埋め込まれるという措置が取られ、超能力を強制的に封じられる。無理に能力を使用した場合は意識を失い、その状態で更に使用を続けようとした場合心臓の機能を強制的に停止させられる。サタンであるというだけで不遇な扱いを受けるため彼等の多くは地下街やスラムでひっそりと暮らしている。
我ながら今日のポトフは最高の出来。お芋ほくほく。ブラックペッパーと白ワインがめちゃくちゃ合う。まあ我ながらとか言いつつポトフの素使ってるんだけども。
名もなき子どもたちと囚人が暮らす街。四方を囲む森と深い霧は人を迷わせ、外からの侵入も内からの脱出も決して許すことはない。昼も夜も空には雲が佇んでいて、ひんやりとした冷たい空気がいつも街を包み込んでいる。その街が世界のどこにあるのか、誰もそれを知らなかった。
子どもたちはいつからかそこにいて、いつの間にか消えていく。彼等に名はなく、あるのは識別番号のみ。
死刑を言い渡された囚人はそこで罪を償うチャンスを得るが、罪の償い方は告げられていない。彼等はただ、この街で生き直す権利を与えられたのである。
囚人たちはここで何をすべきなのか。名もなき子どもたちとは何者で、この街は何のために存在しているのか。__彼等が償うべき罪とは。
時間的に残るの難しそうだったから職場のカメラを持ち帰って昨日撮った写真を仕分けてたんだけど、もう皆とんでもなく可愛くて疲れ吹っ飛んだ。それどころか悶えすぎて逆にしんどい。全員個人的に印刷したくなるくらい可愛かったけど、普段帽子嫌がる子が魔女の帽子被ってステッキ持って笑ってるの見て完全にノックアウト。無理ですありがとうございます。明日も頑張ります。
タイミング悪かった‥。でも次からは誰かとお話したい時、お邪魔できる場所を見つけたからそれで良し!眠るまでの間トピを遡って読ませて頂いたんだけど、一つ一つの言葉の表現がすごく綺麗で私は好きだったなあ。あと、私にはない考え方とかすごく多くて、何度もなるほどそんな考えもあるんだと思いながら読んだ。やっぱりここには色んな考えの人がいて面白い。
この場所に嘘も本当もきっとない。こんなことを言ってる私だって生きた人間とは限らない。どこかに残ってしまった未練の塊みたいなものが、ただ文字を綴っているだけなのかもしれない。だけど死して尚、誰かに自分の言葉を聞いてもらえるならこんなに幸せなことはないとも思う。
僕には奇妙な同居人がいる。名前は笹野千尋。5年前、僕が住んでいるアパート裏の池で酒に酔った男に襲われ、冷たい水の中から見つかった女性だ。当時遠方に住んでいた僕には何の関係性もなく、事件があったことすら彼女から直接聞くまでは知りもしなかった。
彼女と出会ったのはアパートに住み始めて一週間が経つ頃。朝目が覚めた時、彼女は何故か僕の布団で寝ていて、布団の上で眠った筈の僕は床に寝っ転がっていた。あの時の衝撃を僕は生涯忘れられないだろう。僕は彼女に触れられたし、彼女の体は浮いているなんてことはなくきちんと足もあった。だから僕以外の誰にもその姿が見えていないと知るまで、とても信じられなかったのだ。彼女が既に死んでいる、だなんて。
彼女はそこらへんにいる世の男たちよりもよっぽど豪快な女性で、幽霊だというのに恨みも妬みも持っていないような人種に見えた。彼女が生きている間に僕と出会っていたとしても、きっと深く関わることはなかっただろう。生きる世界が違う明るいクラスメイトやテレビの中のアイドルのような、そんな距離感を嫌でも感じさせられた。
彼女は度々どこかへ出かけているようだった。僕はそれについて触れることはしなかったし、彼女も必要以上に踏み込んでくるようなことはしなかった。僕の両親が僕を捨てたということを酒の勢いで話してしまった時も彼女は「そっか」と一言告げただけで、そこには同情はおろか驚きすらもなかった。何故だか僕は涙腺が緩んでしまって、涙を流さないようにと何時もならば絶対にしない一気飲みをしたのを覚えている。
そんな僕等だったが、いつからか朝ご飯だけは一緒に食べることが日課になっていた。彼女は幽霊だというのに恐ろしい程の大食いで、食費はかさんだがその為に金を使うことを嫌だとは感じなかった。誰かと食べる食事は美味しいとよく言うが、僕にとってそれは夢の延長線上にある時間のようで食べた感覚があまり残っていない。それでも僕の食生活がいくらかまともになったのは、栄養バランスがどうとか野菜が少なすぎるだとか、そんなことを口うるさく言ってくれる存在ができたからだろう。母親がいたらこんな風だったのだろうかと、時々そう思った。
その日は何の前触れもなくやってきた。何時もより早く目が覚めてしまった僕は、何となく5年前彼女が沈んだ池へ足を運んだ。何故行こうと思ったのかはわからない。ここへ来たのはそれが始めてのことだった。
冬が間近に迫った早朝の池は静かに朝日を受け止めていて、僕が吐いた息はそこの空気だけを真っ白に染め上げながら流れていった。じゃり、と土を踏む音がする。隣に立つ彼女は確かに呼吸をしているのに、息が白くなるのは僕だけで、それがたまらなく悲しくなった。
「どうして死んでしまったのが君で、生き続けてるのが僕なんだろう」
彼女と出会ってからいつも頭の片隅に浮かんでいた言葉だった。彼女は明るくて強くて、僕にはない優しさを当たり前のように他人に与えられる人だ。人と関わることすら怖くて、予防線を張るみたいに壁を作ってしまう僕とは正反対の場所にいる人だ。彼女が笑っている方が、きっと沢山の人のためになるのに。吐き出された声は想像以上に水分を含んでいて、ああ僕は泣きそうなのだとその時気づいた。
「私もね、何度も思ったよ」
静かな彼女の声は、少しだけ震えていた。けれどそれを隠すように彼女は目一杯笑って息を吸い込む。
「どうして私なんだろう、私じゃなくても良かったんじゃないかって」
彼女の指が僕の頬に触れた。触れられるのに、彼女はどうしようもなく死んでいる。少し雑な動作で涙を拭われ、そんなところも彼女らしいと思った。
「そりゃあ、後悔はあるよ。未練だって。‥でもね、君の代わりに生きたいとは思わないよ。君には生きててほしいもの」
「君と一緒に、生きたかったなあ」
僕だって、君と一緒に生きたかった。そう告げた瞬間、鼻を啜る音は僕のものだけになった。堪えようとした涙を堪え切れずぼろぼろに泣いていた彼女は、もうそこにはいない。
本当はとっくに知っていたのだ、それを言えば彼女が消えることを。彼女が欲しかった言葉と僕が求めていた言葉は同じだと、気付いていたから。
生きる世界が違う明るいクラスメイトやテレビの中のアイドルのような彼女でさえ、必死に痛みと戦っていたことを僕は知っていた。何度もひっそりと泣いていたこと、生前関わっていた人たちが心配で何度も様子を見に行っていたこと。そんな彼等から少しずつ忘れられていくことに、本当は耐えられなかったことも。
太陽の光が温かみを帯びてくる。時折頬を撫でる風はやはり冷たかったが、僕は少し雑な手付きで涙の後を拭って鼻をすすった。
帰って朝ご飯を食べよう。彼女が育てていたサボテンに水をやって、彼女が信じ切っていた朝の占いを見て外に出よう。相変わらず人と関われる気はしなかったし、壁を作らない自信もない。けれどほんの少しだけ、顔を上げて歩ける気がした。
私にその痛みはわからない。何を言うのが正解なのかも分からないし、昔から言葉に出して喋るのはあまり得意じゃない。私に出来るのは、私が知ってる痛みを文字にして綴るだけ。
彼等にとって支援者の助けは確かに必要かもしれないけれど、一番に望んでいるのは同じ苦しみを知る人との交流だって、先生がそう言ってたのをふと思い出した。僕等にできるのは彼等が自分の力で立ち上がる為のちょっとした手助けだけで、だけどそのちょっとした手助けが何かのきっかけになることもあるからって。
今日久しぶりに小学校の頃の同級生と再会した。たい焼き屋さんの前で偶然。向こうから声かけてくれたけど面影残り過ぎてて一瞬で分かったって言ったらお前もなって返された。まじか。
ここには劣等感に塗れた人が沢山いるけど、それって結構凄いことだ。自分の劣等感に向かい合うってすごくしんどいことなのに、それから逃げようとしないってことでしょう。その辛さは誇っていいものだよ。
大好きなハンドメイド作家さんのアクセサリーが届いてた。相変わらず可愛い。お出かけしたいなあと思ってスケジュール帳開いたら今週まさかの6連勤。( 絶望 )
今日急に妹が倒れた。ここ5、6年は何事もなく元気にやってたから久しぶりに家族揃って大慌て。数日安静にしてれば大丈夫ってことだったから良かったものの、流石にヒヤリとした。本人は帰ってくるなりのんきに「お腹空いたー」とか言ってがっつりコロッケ食べてたけど。
昔から姉妹揃って両親を心配させてばかり。父は妹が生まれる時、別の病院にいた私の為に会社で初めて育休を取ったらしい。姉妹合わせて何度入院と通院に付き合ってもらったかは、たぶん母ももう分からないだろうな。
綺麗な言葉遣いとか表現方法の面白さとか、そういうもので評価される文章を書く人は素直にすごいと思うし、私にはない魅力に憧れを感じたりもする。それでも私が一番嬉しいと感じるのは、わかりやすさだったり読みやすさだったりを褒めて貰えた時。普段色んな物を読む人から綺麗な文章だと言われたら、そりゃ嬉しくないわけない。だけど本なんて全く読まないような、読むのが苦手と言ってた人が私の文章を読んで「何故か最後まで読めた」「面白かった」と言ってくれた時の、言葉では言い表せないあの感情を私は忘れられない。
文章を書き始めるきっかけになったのはたぶんあの時。小学4年生の頃だったと思う。道徳だったのか生活だったのか、何の授業だったのかは覚えてない。国語とか算数のような教科書に沿った授業ではなくて、クラス毎に担任の先生が内容を考えるような授業のどれかだった。
他のクラスがプリント学習だとか代わり映えしない内容をしてる中、うちのクラスは担任の先生が本の読み聞かせをしてくれた。「びりっかすの神様」に出会ったのはその時。何回かの授業に分けて読んでくれて、最初は読み聞かせなんかに興味ないって子も意外と寝ずに聞いてた。最後の読み聞かせが終わった日、親にこの本を買ってくれとせがんだのを覚えてる。だけどそれよりも印象的だったのは、普段授業前の本を読む時間ですら真面目に読むことなんてなかった子たちの何人かが泣いてたこと。先生の読み方が上手かったこととか、当時私たちの年齢に刺さる話だったこととか、色んな要因があったんだと思う。ただ、小学4年生の私には「本ってすごいんだ」と、そんな漠然とした感動があった。
都々は黒い髪、金の瞳を持ち、外套のフードを目深にかぶって首輪型の呪具をはめられている人間です。二丁銃を愛用しています。ある日道で倒れてる吸血鬼を見つけ、成り行きで世話をしています。
この診断好き。吸血鬼ものがたり。吸血鬼さんのお世話したい。
21世紀美術館のジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー作品がものすごく良かった。久しぶりに心臓を射止められてしまった感覚。観客も合わせて部屋全体が一つの作品として完成していたのがとんでもなく好みで、空間一つ一つに引き込まれた。
( 固く平らな地を蹴り、軽い体を空へ預ける。舞い上がる細かな砂と星の欠片。ふわりと浮き上がる感覚に身を任せると、まるで自分も無数に散らばる宇宙ごみの一つになったかのような感覚に陥る。いや、宇宙に捨てられたものという括りで考えるのならば強ち間違っていないのかもしれない。腰のベルトにぶら下げた試験管型の容器の一つを一撫でし、中で輝くピーコックブルーの光を揺らす。光の数は二つ。この広大な黒い海を行く宛もなく彷徨う日々はまだ終わりそうにない。これを全て集めきるまでは、帰る場所も迎えてくれる者も存在しないのだから。__ああ、いけない。思考まで宇宙の何処かへ遣ってしまっていた。ふと我に返ればすぐ側まで小さな岩が迫っている。くるりと身体を反転させ、岩に手をついた反動で方向転換して星の隙間を抜けた。遠くの方で落ちていく星が見える。尾を引くそれを地に縛られた者たちは“流れ星”と呼ぶらしい。星が流れ終わるまでに願いを告げることができればその願いは叶うのだとか。ならば「 もう一度 」その言葉が続く前に流れる星と己との間の空間に亀裂が走り、裂け目から巨大な物体が現れた。群青の体から小さな黄金の光を溢れさせるそれは静かに宇宙を泳ぎ始める。「 宇宙鯨だ 」珍しいこともあるものだ、こんな寂れた宇宙の片隅に鯨が現れるとは。どうやら己の行き先と鯨が向かう場所の方向は同じらしい。足を上下に動かして近くへ寄れば光の欠片が己の手に、頬に触れた。優しい光だ。「 分かれ道まで、一緒に行っても良いかい? 」返事こそなかったものの、前方に浮かんでいた岩の塊を胸鰭で除けてくれたところを見るに肯定されたと受け取って良いのだろう。ふと先程見ていた方向に視線を遣ったが、そこには既に星の流れた跡すらもなくただ黒とも青とも取れる暗闇が広がっていた。やはり願いを叶える為には己の力で進むしかないらしい。温かな光を隣に感じながら、沢山の星とごみと願いとを抱える広い広い宇宙の水を掻いた。 )
頂いたお題で早速書かせて頂きました。がっつりSFで行くか、ふんわりとよく分からないファンタジー風世界観で行くか迷ったけど最終的には後者に。普段あまり書かない文章の雰囲気を楽しめて大満足です。>593様ありがとうございました!
都々 様
あまり書かれない雰囲気と言う事で、楽しんで貰えたみたいで良かったです。此方も楽しかったので良ければまた、遊びに来させて下さい。突然の訪問にも優しくして下さった上に綺麗なロルを読めて此方も大満足です。書いて下さり有難う御座いました。( ぺこり )
失礼します…!
今晩は、初めまして、じゃないんですよね…実は。お名前で気付いて頂けたら有難い限りなのですが、つい先日携帯を水没させまして…ブクマがぶっ飛んでしまってどうしようかと嘆いていた所に都々さんのお部屋を見つけて、と言った次第であります。
御返事にお部屋を見つけなければいけないのでしばらくかかってしまうかと思いますが申し訳ありません…!
くろさん
わああお久しぶりです‥!
そうだったのですね、良いタイミングで上げることが出来て幸運でした。携帯さんのご冥福をお祈りしつつ、のんびり待たせて頂きます。
▼ 定期的に妄想が爆発する異能系あれこれ
現代、日本。あらゆる事件や事故に異能力者が関わっているにも関わらず、世界的にその存在が隠蔽されているという設定。異能力関連の依頼を専門に受け付け、人々に異能力の存在を知られぬよう秘密裏に動く万事屋のお話。
万事屋の規模は大きく、各地にアジトが存在する。構成員にはそれぞれ数字に関連するコードネームが与えられ、保有する能力や実力によって様々な部隊に所属することとなる。
部隊例:戦闘部隊、諜報部隊、医療部隊、研究部隊、暗殺部隊、情報工作部隊、要員確保部隊
コードネーム例:417( シイナ )、88( ハチヤ )等
能力例:①ありとあらゆる通話を盗み聞きする能力。電話による通話内容は勿論、糸電話や暗号による通話内容も相手に知られることなく全て盗聴が可能。( 諜報部隊所属 )
②能力探知能力。一定距離内で能力が使用された場合、それを感知することが可能。また、使用した姿を見れば能力の内容を大まかに把握することができる。( 要因確保部隊所属 )
無事に流星も見れたことだし寝よ。‥と思ってベッドに入ったところで明日必要な書類のコピー忘れてたことに気付いた。コピー機さんが寒さでやられてるのか何なのか中々動いてくれない。眠い。
記憶の欠片をブレンドした珈琲店。その人の心に今一番響く本が見つかる書店。誰かの鼓動と同じ速度で動く時計が壁一面に並べられた時計屋。行きたい場所に連れて行ってくれる靴が見つかる靴屋。思い出を現像してくれる写真屋。
拾い集めてきたお題。
・あなたの地獄を一緒に生きたい
・どうか違う道を共に生きよう
・救い様のない二人でいいかな
・まちがった選択肢を好む
・あの頃の僕をやっと許せる気がした
・夜明けの幽霊
・あなたに捧げた命の話
・僕が奪った心音の物語
・夢捨て場
そういえば今日、通勤中に懐かしい人を見かけた。バイトしてた頃ずっと私のレジに並んでくれてたおじいちゃん。寡黙な人だったから天気の話とか季節の話くらいしかしたことがないけど、元気そうで良かった。冬の朝でもあの頃と変わらないむすっとした表情で歩いてるのを見て何だか少し安心した。
忘年会楽しかった。ただものすごく喉が痛いしとんでもなく眠い。頭動かしてないと寝ちゃいそう。一回寝たら降りる駅までに起きられる気がしない。恐怖‥。
( 体が軋む。右腕は随分前から使い物にならないし、足は棒のように重く鉛のようだ。いつ倒れてしまってもおかしくない。もしかするとすぐ後ろから敵が現れるかもしれない。それでも今は前に進まなければ。息が上がり喉から妙な音が溢れ出す。日頃の運動不足をこんなにも悔いる日が来るとは思いもしなかった。転びそうになる度、バランスが崩れる己の身体が忌まわしい。けれどこの先に彼がいる。今もたった一人で、確かに生きている。あの時彼の手を取ったのは私だ。だからこうして彼のいる場所が分かる。彼の思いが痛いほど、分かるのだ。鬱蒼と茂るばかりだった木々が少なくなり、漸く開けた場所へと出る。血に塗れた草花、枯れた木に背を預けボロボロになったあの人がいた。ぐったりと座り込んでいた彼の頭が僅かに持ち上がり、乱れた前髪の隙間からその瞳が此方を向く。美しい金色の瞳にはやはり暗い影が今もどうしようもなく漂っている。__彼の瞳には最初から絶望しかなかった。知っていながら先延ばしにしていた。だからこの状況は私が引き起こした。私が背負わなければならないものだ。彼がそっと己の刀を此方に向ける。刃をではない、柄をだ。言葉を交わすまでもなく彼の望みが手に取るように分かった。初めから、出会った時から彼はそれを私に望んでいたのだから。私は刀を受け取り、そしてその刃を己の左胸に突き立てた。息を飲む音が間近で聞こえる。その瞬間、刀はなくなり胸の傷も瞬く間に塞がっていった。同時に息が上がる感覚も、あれ程感じていた疲労感も、煩い程鳴り響いたいたはずの心音も、すっかり消え失せてしまっていた。「 ごめんなさい、これは全部私の我儘 」こうすると決めていた。彼の思いを知って、彼の刀の特性を知って、私の本当のことを知った時から。それが死を思う彼にとって最も残酷な仕打ちだと分かっていながら。それでもひとりきりのまま、彼を死なせたくないと願ってしまったから。今にも泣き出してしまいそうな彼の手を取る。こんな表情を見せてくれたのは初めてで、少し嬉しいと感じてしまう私はやっぱり大馬鹿者だ。違和感を感じて下へ視線を向ければ、私も彼も手が震えている。恐怖からだろうか、それとも不安だからだろうか。もしかしたら彼の震えは憤りからかもしれない。それでも良い、これで私の命は彼のものだ。彼の命が失われたならば、同時に私の命も散るだろう。彼は生きなければならない、彼が私の命を守ろうとする限り。しっかりと彼の瞳を見つめる。もう逃げない、先延ばしにするつもりもない。そこには未だ絶望が色濃く残っていたが、視線が外されることは決してなかった。言葉を告げようと開いた口から白い息が吐き出されることは永遠になく、彼と繋いだこの手に温もりが帰ることも二度とない。けれど、彼の手から伝わる温もりを私は確かに感じていた。それだけで十分だった。 )
私を許さなくて構わない。恨んだって良い。だから今は、今だけは、
□ わたしといっしょにいきてほしい
題名は素敵なお題配布サイト様から。昔から空想を膨らませてた設定の、ずっと書きたかった1シーンを。これだけ読んでも何のことやらだろうけど、文字に出来たから私は満足。サブタイトルは少し前に拾い集めてきたお題から「 あなたに捧げた命の話 」。気が向けば対になってるお題で“彼”視点も書こうかな。
それにしてもまた長いものを書いてしまった。ほぼほぼ心情だからさらっとは読めるけども。‥いや、これさらっと読める文章だと思ってるの自分だけかも。他人から見たら読みにくい文章なのかもしれない‥。
寝る前に某動画サイト開いたらホーム画面一番上にまさかのじんさん新曲。チャンネル登録もしてないのによく出て来たなあ。カゲプロ昔かなり好きだったから懐かしくなってしまった。そして一番好きだったキドの曲で、しかもとんでもなく綺麗な子になっててもうね‥思わずチャンネル登録したよね。
お題、「 告白 」 なんていうのは如何でしょうか?告白の種類にも寄りますが、其処は都々さんの自由で考えてみるのも楽しいかなと。良かったら書いて欲しいです。
俺はそういうとこ好きだけどなあ‥って俺が好きでも意味、ない‥か‥‥。
( 夕日に照らされた机も椅子も、己や彼女でさえも全てが同じ色に染まった教室。真ん中よりも少しだけ後ろ側、窓際の席に彼女が座りその前の椅子を反転させて己が座る。そうして賑やかなグラウンドを眺めながら話をするのが二人にとっては当たり前の放課後だった。彼女は一年生の頃からグラウンドを駆け回るサッカー部の彼奴が好きで、いつもここからとても控えめに応援している。引かれた白線の外側で高い声を出して彼奴の名前を叫ぶ女子たちに混ざる気はないらしかった。何時だったか見ているだけで十分なのだと、恥ずかしそうに頬を染めながら彼女が告げたあの時、いとも簡単に己は恋に落ちたのだ。そう、叶わぬ恋をしてしまったあの日からこの思いは胸の内にそっと仕舞っていたはずだった。__にも関わらず。俺は今、何と言った?好きだと、そう言わなかったか?何気なく口から溢れてしまったのは、この先永遠に隠し通すつもりだった本音。固まった笑顔を崩す余裕すらなく、ただ自分の顔色があっという間に真っ青になっていくのだけは分かった。すぐにそういう意味ではないとフォローを入れれば誤魔化せただろうがもう遅い。変な間が空いてしまって既に数秒間無言が続いている。優しく気弱な彼女のことだ、きっと己の思いを知った今、感じる必要のない罪悪感に苛まれているに違いない。出来る限り彼女を傷付けず、且つスッパリ振られるにはどうすべきか。そんなことを考えながら彼女の顔も見れずに慌てふためいていた己は知らない。この後天地がひっくり返っても聞けないと思っていた台詞を彼女から聞くことになること。彼女が純真無垢な大人しい子ではなかったこと。これから先、小悪魔な彼女に振り回されることになるのだということも。 )
■ 私も好きだよ。
空白さん、お題提供ありがとうございます!甘酸っぱい青春の1シーンを書きたいと思っていたので、男子学生が好きな相手に思いを告げる王道な( ? )場面を書かせて頂きました。とっても楽しかったです。ありがとうございました‥!
学園モノのなりきりがしたくなってしまった今日この頃。でも学園モノって同じような絡みになりがちだからイベント盛り沢山なトピか、半なり雑談形式が良いな。
随分と冷たくなってしまった階段を一段、また一段と上る。唇から零れる息は白く染まり、床や壁からは確かに冷たさを感じるにも関わらず、ポラリスが寒さを感じることはなかった。見上げた先には未だ螺旋状の階段が続いていたが、その先に白んだ空がちらりと見える。そこから舞い落ちる雪はひんやりとした冬の空気を静かに運んだ。ゆっくりと落ちていく雪を眺めていれば、その小さな白はポラリスの足元を通り過ぎ更に下へ。ここは既に最下層が確認できない程の高さで、見える範囲にはただ黒く無機質な階段だけが続いている。雪が視認できなくなったところでポラリスは再び階段を上がり始めた。
螺旋階段だけが規則的に張り巡らされたこの塔は、真っ平らな黒い壁が四方に設置されただけの真四角な建物である。窓もなければ部屋もなく、下から上まで全てが階段のみで作り上げられている。ポラリスはいつも塔を上っていた。それがいつからだったのか、何故上っているのかは分からない。そういった疑問を抱いたことがあったのかなかったのか、それすらも記憶していなかった。
しかし階段が永遠に続くものではないことを、ポラリスは知っていた。寒さの中に温かさと清々しさを含んだ空間から塔は始まり、上へ進むに連れて暑くなったり寒くなったりと変化する。鳥や虫の鳴き声が聞こえることもあれば、こうして雪や雨が降ることもあった。そして塔の全てが冷たさに包まれる頃、最上階へと辿り着くのだ。そして辿り着いた次の瞬間、ポラリスはいつも塔の最下層に立っていた。ポラリスにとってそれは当たり前のことで、また一から階段を上がり始めるのだ。
もうすぐそこまで最上階が迫っている。分厚い雲のかかった空がよく見えた。そこから視線をそらさぬまま、ポラリスは裸足で階段を上り続ける。やがて最後の階段をその足が踏み締めた、その時、ふわりと吹いた風がポラリスの柔らかな髪を揺らした。
雲間から光が差し込み、薄暗かった世界を照らした。辺りには海のような深い青が広がり、そこに無数の四角い塔が突き刺さっている。ポラリスは己が立っている塔が軋み始めたことを悟った。塔に幾つもの亀裂が走り、やがて派手な音を立てて塔は崩れ始める。ポラリスは足元から地面がなくなることを気にも留めず、その美しい風景を瞳に焼き付け続ける。ポラリスの体が空中に投げ出され、落下し、視界が黒に染まるまでポラリスはずっとそうしていた。そして、
□ 彼はまた新しい朝を迎える
今年はとても暇な年越しになってしまったのでポチポチ打っておりました。本当は年越し前に上げたかったけどギリセーフということで。あけましておめでとうございます!昨年お話し相手になってくれた方も、お題提供してくれた方もありがとうございました。皆様にとって素敵な一年になりますように。
おすすめはアシタカせっ記。ピアノで聞いても良いし個人的にはギターも好き。勿論原曲も言葉では言い表せないくらい綺麗。目を閉じて聞いてると、こだまたちがからころしてる森の風景とか映画の色んなシーンを思い出して瞼の裏が小さなスクリーンになったような気分。
色々考えて文字にもしてたけど、納得いかない部分が多々あったから思い切って方向性がらっと変えることに決めた。上手いこと纏まるように祈りつつ好きな世界観全部詰め込んでみる。
色々と迷走した結果、以前考えてた案を採用することに。一つの世界観に絞ろうとしたけど無理だった。欲張りだから色んな世界観でなりきりしたいなと。
▽ 提供設定その1
夢の中で目が覚める。昔からそんな感覚に陥ることが時々あった。一つの都市が崩壊した後を思わせる、酷く閑散とした世界。目覚める場所はいつも同じで、どれだけ歩いても自分以外の人間は見つからない。これが明晰夢という物だろうか。そのリアル過ぎる夢を、ただそんな風に捉え深く考えようとはしなかった。
最近、あの夢を見る頻度が高い。目が覚めても、そこが夢の中なのか現実世界なのか。その境界線が曖昧になっている。
__今日もあの場所で目が覚める。何故だろう、何時もより視界も思考もはっきりしているような気がする。遠くの方で音が聞こえた。この夢の世界で初めて聞いた、自分以外の誰かが発した声だった。
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世界観:一つの都市が崩壊した後のような荒廃した世界。高層ビルの多くは半壊若しくは全壊。倒壊を免れた建物にも蔦が巻き付いていたり、ひびが入っていたりと綺麗な状態で残っている建造物は殆ど存在しない。滅びる以前は現代よりも科学技術が発展していたと思われる。その名残として壊れた警備用ロボットや見たこともない機械が街に散乱している。稼働するための電力を供給すれば使用可能な物、知識を持つ者が専用の器具を用いて修理すれば動く物も中には紛れている様子。
空は何時も霞がかっており、太陽や月を見ることは出来ない。昼間はぼんやりと明るいが夜は真っ暗。人工的な光のみが頼りとなる。昼と夜とで気温差が激しく、夜に軽装で出歩くのは自 殺行為。建物が無事であれば電気水道は基本的に通っている。街に人気はなく不気味な静けさが漂う。
募集Cについて:現代の都会で暮らす大学生、専門学生、社会人(年齢設定18歳以上)。この状況を夢だと捉えており、過去のことを詳しく思い出そうとすると何故か頭に鋭い痛みが走る。現実的でない容姿は不可。世界観に不向きな弱気/泣き虫/非行動的過ぎるCや、極端に絡みづらいCは冷遇。目覚める場所は何時も寂れたコンクリート打ちっぱなしの建物内、家具等がなにも無いがらんとした一室。
特徴:冒険/サバイバル/戦闘/探索/謎解き
ここは何処なのか、何故自分はここにいるのか、この世界で何が起こっているのか。殺伐とした世界を生き抜きながら、散りばめられた様々な謎を紐解きたい方向け。
( 提供一覧 )
「 ここどこ。てか君も誰。ドッキリ?なら大成功ー‥てことで早く帰してくンない? 俺今日忙しいんだよね 」
片桐 薫( カタギリ カオル )/ 男 / 20歳
: 気怠げな雰囲気を纏い、何事ものらりくらりと要領良くこなす世渡り上手。また自信家でもあり誰に対しても飄々とした態度を取る。必要とあらば上辺だけの笑顔を貼り付け対応するが、面倒になれば本性が顔を出し遠慮のない毒舌を発揮。器用な人間に見えて実は不器用。調子を崩されると途端に大人しくなる。
: 軽い癖毛の茶髪。襟足が少し長めのショートヘア。切れ長の瞳は焦げ茶色。身長178cm。程良く筋肉の付いたスラリとしたモデル体型。シンプルだが高価そうな質の良い服を着用。ピアス左に2つ、右に1つ。
: 貴Cと同じく突然この場所に現れた現代日本で暮らす大学生。但し貴Cよりも記憶の損傷が激しく、これまでの生活や関わってきた人々について思い出そうとすると頭痛と目眩に襲われる。基礎知識や自分が大学生だったこと等は覚えているが、その他は記憶喪失に近い状態。
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「 やあ、君も来たんだね。‥ここが何処なのか? その答えをこれから探すのさ、君の手でね。僕は少しだけその手伝いをしよう 」
: ルーク / 男 / 年齢不詳
: 物腰柔らかな謎多き男。温和で感情を荒らげる姿を見せない自称平和主義者。何時も余裕のある態度を取り、優しいように見えるが不要なものは容赦なく切り捨てる残忍な顔も持つ。他者を掌の上で転がすように扱う一方、予想外の出来事を好む。従順な人間よりも反抗的な者を好む傾向あり。
: 見た目年齢20代半ば。鎖骨した辺りまでの細く柔らかな銀髪を右側で結い、肩から前へ流している。垂れ目がちな瞳は若草色。身長175cm、細身体型。黒シャツに黒スラックス。真っ白なローブを羽織る。
: 貴Cについて何か知っていることを仄めかすものの、重要な情報は何1つ漏らそうとしない。比較的綺麗な状態で残っている建物に住み、情報屋を営んでいるらしい。兎に角秘密が多い人物。
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「 貴方本当に何も知らないんだ。‥こんな所に放っておけないし、少しの間だけなら匿ってあげる。付いて来て 」
: リオ / 女 / 18歳
: 年齢の割に落ち着いた言動が目立つしっかり者。困っている人を放っておけない世話焼きな長女気質。喜怒哀楽ははっきりと示すタイプで表情も豊か。行動的で度胸もある反面頼ることを苦手とし、つい頑張り過ぎてしまうのが悪い癖。計画性があるようで時折突拍子もない行動を取ることも。
: 胸の下辺りまで伸ばした黒髪。ぱっちりとした黒い瞳。身長158cm。平均的な体型。白地に黒色の装飾が施されたブレザータイプの制服を思わせる服装。身体のどこかに近未来的なデザインの二丁拳銃を潜ませている。
: 荒れ果てた街で1人生きる少女。街で暴れる人間やロボットを退治して回っている。身軽で動体視力も良く、戦闘能力は女性であることを考慮しても比較的高めと言える。自分のことを逸れ者と呼び、誰かに追われているようだが‥?
▽ 提供世界観その2
人と妖怪。嘗て互いを認め合い、共生の道を歩んでいた二つの種族。今ではその平和な時代も終わりを告げ、妖怪は人を、人は妖怪を忌むべき存在と捉えるようになっていた。
和の国、京。二つの種族の抗争により各地で戦争が相次ぐ中、大きな力を持った何者かの手によってその地の周囲には大きな結界が張り巡らされた。その強力さ故に自由に出入りできる者の数は大きく減り、京は世界でたった一つの人と妖怪が共に生きる街と化した。__そこには闘いとは無縁の平和が広がっている。世界各地で囁かれるそんな噂を耳にし、京へ入ることを望む者も少なくはない。しかしその結界は強力且つ複雑な作りをしており、実際に入り込める者は極少数。
今日も一人の妖怪が京へと向かう。その土地に根付く平和が仮初のものだとは知りもせず。
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安息の地を探し求めていた。
戦争で家族を失い、多くの友を亡くした。故郷が人間に占領されてからは更に過酷な毎日が待っていた。力を封じる手枷足枷に繋がれ、奴隷として家畜のように扱われる日々。実験用のモルモットにされた仲間、人間の欲を満たす為だけに使われる友人。それでも力を使えない状態では従う他なかった。
そんな地獄のような日々の中で大きなクーデターが起こった。何者かが収容施設を爆発させたのだ。爆風で頑丈な扉は吹き飛び、火に巻かれながらも外へ外へと必死に逃げた。気付いた時には手枷と足枷は完全に壊れていた。
密入国の船に乗り込み海を越えて和の国へ向かった。何時の日か耳にした京の街に辿り着く為に。
何時意識が途絶えたのか、はっきりとは思い出せない。覚えているのは誰かの瞳と笑い声。目が覚めた場所は暗い裏路地、赤い提灯の光がぼんやりと辺りを照らしている。どうやら時刻は既に夜。賑やかな声と鈴の音、それから聞き覚えのない音楽が聞こえる方向を見てみると、ここから少し歩けば広い道に出られるらしい事が分かる。一歩、足を踏み出したその時、誰も居ないと思っていた背後から声が聞こえた。
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世界観:和の国、京。現代の京都に当たる地をぐるりと覆うように半透明の結界が張られている。結界は天に届く程高く、上空から様子を見ることは不可能。出入りの方法は未だ解明されておらず、力が強ければ入れるという訳でもない。結界内の殆どは巨大な森と化しており、住人の多くは中心部で生活している。中心部は所謂碁盤の目になっており木造や赤塗りの建造物が建ち並ぶ。赤い提灯が街の彼方此方にぶら下がり、夜には鈴の音と祭囃子が響く。
住人の殆どは面を被っている。面の形は様々であるが、何れも被る者の正体を隠す役割を持つ。人が被れば人間の匂いを消してくれる他、御札等の道具を用いて発動した術を恰も自らの力で出したもののように錯覚させることが可能。妖怪が被ると妖怪特有の身体的特徴を隠す( 消す訳ではなく見えないように錯覚させる )ことが出来る。どちらが被った場合も犯罪に能力を使おうとした瞬間に持ち主を捕らえる効果が発動する。
街には治安維持を目的とする“獄卒”が存在している。彼らは皆面を被らず、代わりに紺色の軍服と恐ろしく大きな刀を着用。誰もが自由に出入りできない京の街では二つの種族による争いが禁じられており、戦闘行為を行おうとした者は彼らの手によって粛清される。
募集Cについて:日本以外の国で生まれ育った妖怪。年齢不問。幼い頃から戦争に駆り出され、数年前には故郷を人間に占領される。収容されていた施設にて京の存在を知り、何時の日か其処へ辿り着くことを夢見ていた。京の中では何らかの力が働いているのか言葉は通じるものの、日本語の読み書きは出来ない。意思がはっきりしないCや悲惨な過去をひけらかすC、極端に絡みづらいCは冷遇。
特徴:和ファンタジー/騙し合い/謎解き/ホラー/日常
偽りの平和の中で貴方は何を知り、何を得るのか。和の世界観に潜む仄暗い雰囲気、提供Cとの駆け引きを楽しみたい方向け。
( 提供一覧 )
「 面も付けずに不用心なお人やこと。そのまま通りに出たら名も魂も、何もかも取られてしまいますえ 」
: 詠( ヨミ )/ 女 / 年齢不詳
: 穏やかな傍観主義者。淑やかで冷静沈着、一歩引いた所から物事を眺める様は年齢を高く見せる要因に。器が大きいように見えて意外と気紛れな性格をしており掴み所のない性格。普段他者に対しては面倒見が良く慎重になるものの、自分の事に関しては非常にマイペースで楽観的な思考を持つ。
: 見た目年齢20代半ば。腰に届く程まで伸ばされた髪は優しい色合いの白銀色。吊り目がちな琥珀色の瞳は面の下で楽しげに細められている事が多い。身長162cm、女性らしい体型。落ち着いた色合いの着物を好み、底が高い黒下駄を着用。白地に朱の模様が入った狐の面を被る。
: 京の中心部に建つ怪しげな店の店主。店には硝子製の小瓶が所狭しと並んでおり、その上部には人間の名前らしき文字を記した紙が貼られている。瓶の中には色とりどりの淡い光がゆらゆらと。方言使用。
▶ ─────── ◀
「 そっちへ行くのは止めたほうがいいよ。‥海の向こうから来たんだね。念願の京へ来た感想は如何? 」
: 茉莉( マツリ )/ 女 / 年齢不詳
: 無邪気さ故の残酷さを併せ持つ不思議な少女。天真爛漫で自由気侭、風のふくまま気の向くままに行動する。好奇心も旺盛だが雰囲気はどちらかというと物静か。目移りが激しいように見えて気に入った者への執着は強い。己の行動を制限しようとするものを酷く嫌う。
: 見た目年齢10代前半。日本人形を思わせる黒髪は毛先が肩に触れる程度の長さ。瞳は深い赤、薄らとした笑みが印象的。身長146cm。白地に赤い薊柄の着物。不思議な文字が書かれた紙を顔隠しとして着用。風に揺れると口元のみ見ることが出来る。
: 中心部の外れに生い茂る竹藪の中、幾つもの鳥居を潜った先に建てられた屋敷が彼女の住まい。離れの扉には大量の札が貼られ、其処へ時折立ち入る姿が見られる。他人と他人の繋がりを目で見ることが出来るのだとか。
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「 無知程恐ろしいものは無いな。‥ようこそ地獄へ。此処はお前を歓迎するだろう 」
: 巳月( ミツキ )/ 男 / 年齢不詳
: 合理主義で厳格な男。正義感は強いが愛想はなく、定められた規則こそ正義と捉える融通の利かない頑固者。真面目過ぎる性格故に機械のような冷たさを時折感じさせる一方、他者を弄ぶ者達に嫌悪感を抱く等、人間らしい感情を垣間見せることも。普段は他人より自分に厳しいものの、刀を握ると短気になる癖有り。
: 見た目年齢30歳前後。黒髪短髪。切れ長の瞳は淡い青色。表情の変化は薄め。身長180cm。程良く筋肉質でがっしりとした体格。濃紺色の軍服に同色の軍帽を目深に被る。常に巨大な刀を身に着け持ち歩いている。
: 街の治安維持を目的とする獄卒の一員。仲間の獄卒と共にいる姿を見せることは少なく、京の街を一人で歩き回るのが日課。彼らの存在は謎とされており、何処で生活しているのかを知る者も少ない。
▽ 提供世界観その3
何が起こったのか、すぐには理解できなかった。船全体に響いた重い衝撃、鳴り響く警報音。ぐらりと大きく揺れる船体に耐えられるはずもなく、甲板に立っていた己の身体はいとも簡単に外へ投げ出された。
目が覚める、という感覚を再び得ることができるとは思っていなかった。相変わらず船に何が起こったのかも、己があの後どうなったのかも分からないが、どうやら生き延びたらしい。ふと、周りの景色が視界に映る。生きていることに感動する間もなく言葉を失った。
大きな窓硝子、その外側には一つの都市の姿があった。無数の高層ビルが立ち並び、青白い光がそれらを照らす何の変哲もないビル群。そう、何の変哲もない先進国ならばありふれた風景だ。__たった一つ、それらが全て水の中に存在していることを除けば。
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世界観:現代、地上にその存在を知られることなくひっそりと佇む海底都市“アトランティス”。先進国における都市部と似たような街並みで、幾つもの高層ビルが所狭しと並ぶ。中央には一際高いビルが聳え立ち、一つの街が円状に広がっている。海底に存在する為全体的に暗く、建物を照らすのは青白い灯りに統一。ガラス張りのトンネルがビルからビルへと伸びており、其処を通り道としている様子。水中には当然ながら海の生き物が生息しているが、それとは別に小型の潜水艦やロボットのような物も漂っている。
建物の外観は地上とそう変わらないように見えるものの、科学技術の発展は海底都市の方が幾分か進んでいることが分かる。しかしながら建物の中に入れば機械仕掛けのレトロな空間やメルヘンな内装の施設も見られ、建物の内部はそこに住む住人の趣味趣向によって文化も造りも大きく異なるようだ。街の至る所から人の気配を確かに感じるにも関わらず、賑わっている様子はなく人の姿も殆ど見えない。時折遠くから響いてくる高い笑い声が寒気を誘い、ふとした時に何処からか視線を感じる。
募集Cについて:船から海に落ち、海底都市にて目を覚ました人物。国籍、年齢、性別不問。右も左も分からない不気味な海底都市で訳ありの住人と出会い、水底に沈められた街の秘密を知ることとなる。現実的でない容姿不可。受け身過ぎるC、怖がり過ぎるC、極端に絡みにくいCは冷遇。
特徴:ホラー/特殊嗜好/謎解き/探索/戦闘
海底都市に秘められた謎を解き明かし、地上へ帰る手立てを探れ。ひんやりとした恐怖、“普通”ではない住人との交流と不気味な雰囲気をじっくり味わいたい方向け。
( 提供一覧 )
※ この世界観の提供キャラクターは特に癖が強く、皆大なり小なり常識が欠如しています。指名の際、苦手な方はご注意下さい。
「 やっと目覚めたんだ。このまま永遠にぐーすか寝てるのかと思った。 」
: Shannon Farrell( シャノン・ファレル )/ 性別不明 / 17歳
: 感情の起伏が少なくぼんやりとした印象。覇気が感じられない眠たげな雰囲気を纏うが、口を開けば遠慮の欠片もない鋭い言葉が飛び出す。良くも悪くも素直であり、全ての感情を隠す素振りも見せない。優しさを垣間見せることもあるものの本質は利益不利益しか考えない冷徹な人物。
: 無造作に肩辺りまで伸ばされた黒髪と黒い瞳を持つ。目に光はなく表情も薄い。整った顔立ちで中性的な容姿。身長165cm。黒い七分丈の無地ティーシャツに黒いパンツ、同色のブーツを着用。フードの付いたボロボロのマントを被っており全身黒一色。
: 海底都市第11区、寂れた住宅街に住む運び屋。一人称は俺だが中性的な容姿と声から性別を確定させることは出来そうにない。本人曰く闇が深いこの街で自分は比較的無害な部類なのだとか。
▶ ─────── ◀
「 素晴らしい!__ああ、これは失礼。驚きに満ちた君の表情があまりに美しかったものでね。思わずそのまま標本にしてしまいたく‥コホン、いや、何でもないよ。そう怖がらないでおくれ。 」
: Carlo Fellini( カルロ・フェリーニ )/ 男 / 32歳
: 表情豊かで陽気な男性。普段からお喋りだが興奮すると口が止まらなくなる性質で、本人も悪癖だと評している。子供のような明るさと無邪気さを持ち、深く考えず思い立ったら即行動派。美しいものを好む一方美的感覚は歪みきっている。
: 癖の付いた焦げ茶色の短髪。鳶色の瞳は優しげな垂れ目。身長177cmの平均体型。容姿だけならばダンディーな優男。白シャツに黒のパンツ、奇抜な柄のネクタイが特徴的。汚れ一つない真っ白な白衣を着用。
: 海底都市第6区、医療地区の一角に医療施設を持つ医師。頻繁に危ない台詞を吐くものの基本的には優しく陽気なおじさま。高度な医療技術を持つらしく腕も確か。彼の住処には不気味な薬品や標本が大量に並べられている。
▶ ─────── ◀
「 驚いた?__そう、ここは海底都市。そして貴方は今日から私のお人形よ。拒まないでね、傷を付けるのは好きじゃないの。 」
: Chloe Langlois( クロエ・ラングロワ )/ 女 / 8歳
: 年齢に似合わない落ち着き払った口調が印象的な浮世離れした少女。欲望に忠実で独占欲の塊。目的の為なら手段を選ばないが、反抗しないお気に入り対象はこれでもかという程甘やかし己も甘える。単純な性格で思慮の浅さは年相応。
: 腰まで伸ばされたウェーブ掛かった髪は美しいブロンド。ぱっちりとした瞳は暗い青。口元の笑みは絶えることなく、笑顔からは子供らしさを感じられる。身長126cm。毎日異なるデザインのドレスを身に着ける姿はまるでフランス人形の様。
: 海底都市第22区、忘れ去られた廃棄地区のビルをまるごと一つ買い取りゴシック調の空間に変えて暮らす謎の少女。老若男女問わず“お気に入り”達を自分の人形と称し、一人につき一部屋を与え軟禁状態にしている。
PFテンプレ
▼ 世界観その1
名前: 和名のみ( 読み )
年齢: 18歳以上
性別:
容姿: 現実的な容姿のみ
性格:
備考: 過去に関する記述不可
▼ 世界観その2
名前: 和名禁止
年齢: 不問
性別:
容姿: 非現実的な容姿可
性格:
備考: 顔を覆う面について、形やデザインの希望があれば。( 記載して頂ければ後々提供Cからご希望の面を贈らせて頂きます。 )
▼ 世界観その3
名前: 国籍不問
年齢: 不問
性別:
容姿: 現実的な容姿のみ
性格:
備考:
何だか今、これまでにないくらい何も書けない。お返事も書けないし、気分転換に何かを書く気分にもなれない。もしかするとこのまま作ったトピにもいけないかもしれない状況。いくら趣味の一環とはいえ、待ってくださってる方に申し訳ない‥。
わたしが憧れた彼はとんでもない人だったのだと、改めて思い知らされる。彼の言葉一つ一つに、痛いほど、どうしようもなく惹きつけられた。
Detroit: Become Human 一周目、漸くクリア。カーラとマーカスは納得できるエンドだったけど、コナーだけ心残りなエンドを迎えてしまった‥。二周目突入したいのと、素晴らしい作品に出会えたことで燻る創作欲を撒き散らしたいのとで板挟み状態。休日だけ48時間あれば良いのにな、とか小学生と同じ事を考え始めてる。
一面に広がる青と白。凪いだ風が水面を揺らし、足をつけているその場所が空の中ではなく風景を逆さまに映し出す水の中だと教えてくれる。足首まで浸かっているそこは酷く柔らかく、冷たいような感覚は確かにあるものの素足が冷えていくことはなかった。
ここはどこだろう。見渡す限りの空の色は己以外の影を水面に落とすことなくどこまでも続いている。ぐるりと辺りを見渡した後、ふと目線を下に落とすと足の下に線路が引かれていることに気付く。
────電車。何かの記憶が頭を掠めた気がしたが、一瞬後には全ての思考が掻き消えていた。
視線を前方に戻す。先程まで何もなかったはずのその場所に、駅が建っていた。短いホーム、古びたベンチ、駅舎すらない無人の小さな駅。不思議と驚きはなかった。どこかそれが当然のようにすら思えた。右手の中に違和感を感じる。いつから握り締めていたのか、開いた手の中には切符が一枚。ぼんやりとそれを見つめ、導かれるようにホームに立つ。
永遠に続くかと思われた静寂の中に人工的な音が加わる。水の中に一本引かれた線路を追っていくと、遠くから電車がやってくるのが見えた。ああ、己はこれに乗るのだと、何故だかそれを初めから知っていた。この切符が行きしか使えないこと、帰りの切符は二度と買えないことも。
目の前で一両のみの電車が止まる。音を立てながら開く扉に一度大きく息を吸い込み、緩やかにそれを吐き出しながら足を踏み出した。
少しの切なさと幸福感に満たされる中、そういえばと体を反転させる。同時に扉が閉まり、晴れ渡っていた筈の外は暗闇に包まれていて駅を見ることすら叶いそうになかった。抱いた疑問に対する答えは得られなかったが、大したことではないだろう。ここにはもう戻らないのだから。
右手に持っていた筈の切符はいつの間にか何処かへ消えてしまっていた。眠気はなかったが、少しずつ視界が黒に染まっていく。──あの駅は、何という名前だったのだろう。
ひたひたと響く静かな足音、小さな衣擦れの音さえやけにはっきりと耳に届く。辺りは朝霧に包まれ、数メートル先の景色は薄ぼんやりと霞んでいる。しかし多くの古びた建造物に囲まれている事は確かなようで、無事目的地へ辿り着けたのだと一先ず安堵した。
朝霧の街と呼ばれるこの場所は、その名の通り霧に覆われた旧都市だ。所狭しと建ち並ぶ建造物は大きく崩れてはいないものの彼方此方で老朽化が進み、汚れや巻き付く蔦、部分的な崩壊が目立つ。街全体が廃墟と化したここでは人気がないどころか生き物の気配一つ感じられない。マンションのベランダに引っ掛けられたままの洗濯物が、ほんの僅かな人の名残りを置き去りにしていた。
大通りらしき場所に出たところで腰のベルトから地図を抜き取る。この時代には珍しい紙媒体のそれを彼は酷く気に入っていた。荷物が増えるだけだろうと呆れる誰かの顔が浮かんでは消え、ゆるりと頭を振り動かす。地図を広げるたび指に伝わる紙の感触、自分自身で場所を探っていく高揚感、この良さがわからないなんて何と勿体無いことだろう。広げた地図はそのままに、腕に取り付けたバングル型端末で時刻と位置情報を確認し、地図上に書き込んだ印と照らし合わせる。──大丈夫、計算通り。方角を再度確かめ一つのビルを目指して歩き出した。
──朝霧の街。ここへ出入りする者は幾つかの条件を守らなければならない。一つは日の出と共に霧の中へ入り、街を探すこと。そしてもう一つは霧が消えるまで、つまり朝が終わるまでに街の外へ出ること。どちらか一つでも条件を破れば街に囚われてしまう。二度とここから出られないのだと人伝に聞いた。
辿り着いたビルは一階部分がカフェだったのだろう。窓硝子が割れ自然の緑が入り込んでも尚、小洒落たテラス席は殆ど原型のまま佇んでいた。その隣の空洞、おそらく扉があったはずの空間を潜り上へと続く階段を上ること数階。そこに何があったのか、それを知る者はきっともうどこにもいない。大きく穴が空いた壁からは剥き出しの鉄骨が不格好に飛び出し、それ以上上の階層はあったのかなかったのか天井部分は綺麗さっぱり失われていた。
いつ崩れ落ちてもおかしくないそこを迷いなく歩く。床が残っているぎりぎりの場所で足を止めれば肩から斜め掛けにしていた鞄を開け、中から取り出したのは一枚の封筒。白地に薄桃色の花が控えめに描かれたそれには綺麗な字で宛名が書かれている。これもまた今ではもう殆ど見ることがなくなった紙の封筒、それも手書きの文字が書かれた代物である。
ゆっくりと丁寧に宛名を読み上げる。納得した様子で一度頷けば何を思ったのか胸ポケットにさしていた万年筆を取り出し、何もない空間に文字を書き始めた。するとどうだろう。万年筆が通り過ぎた後には柔らかな光を放つ文字が空中に漂っているではないか。何処へ行くでもなくその場で浮かび続けるそれに封筒を押し付けたかと思えば、そのまま封筒を空に放り投げる。静けさだけを主張していた街に突如舞い込む風。飛ばされそうになる帽子を片手で押さえながら、上空へ舞い上がる手紙が霧に飲まれていく様をただひたすらに目に焼き付けた。
朝の終わりを背中に感じながら霧の中を歩み、街から遠ざかる。斜め掛けにした鞄の中には未だ多くの思いが詰まっていて、残念ながら休む時間はなさそうだ。帽子を被り直し地図を撫でて次の目的地を思い浮かべる。とある郵便屋さんの一日はまだ始まったばかり。
暫く立ち寄らない内に素晴らしい機能が追加されてて驚きを隠せない。いつの間にやらセイチャットが進化してた。なんやこれ、すごい。( 他のなりきりサイトに現を抜かしてたなんて言えない‥ )
屋根を叩く音は数時間前に比べ、随分と控えめなものになっている。何をするでもなくバス停に座り続ける姿は、傍から見れば奇妙な絵だろう。けれどこんな雨の日に、用もなく廃線になって長いバス停に立ち寄る者もそういないはずだ。その証拠に雨が降り出してから今までの間、バス停の屋根に入る者は疎か、ここから見える整えられていない道路を通る者すら現れていない。
同じ姿勢で座り続けていたからか、体の節々が痛みを訴える。両手を組み腕を前に伸ばして息を吐き出す。何をするでもなく、とは言ったが目的がない訳ではない。待っているのだ。ここに来るはずの人を。
「 雨、上がっちまうじゃねえか 」
傷んだ屋根の隙間から見える空は、未だ曇天ではあるものの少しずつ明るさを取り戻している。雨上がり特有の地面の匂い。その中に僅かな夏の香りを感じた。梅雨が始まる頃は冷えていた雨上がりも、これからは蒸し暑さを呼ぶものに変わって行くのだろう。
ポケットに入れていた端末が震え、メッセージの受信を知らせた。今日はもう来ないつもりなのだろう。半ば諦めた気持ちで端末を取り出し、ホーム画面を開く。そこで思考が止まった。
7月1日。日付を示す数字は確かにそう表示されていた。勢い良く体を起こし、バス停の外へ出る。遠くに見える田畑、背後に聳える山々、人気のない田舎道。彼方此方へ視線を向け、夢中で水色の傘を探す。その途中、見つけたのは淡い水色ではなく鮮やかな黄色だった。手にしていた端末が舗装されていない地面にぶつかり、鈍い音を立てて転がる。
蒸し暑い空気。高く伸びた雑草たち。花開こうとしている一輪の向日葵。
そうか、夏が来てしまったのだ。
「 またね 」と微笑んだ彼女の声が、どこか遠くで聞こえた気がした。彼女のいない日々が、また始まる。
東京喰種:re、終幕。
コミックス派だったから少し遅めの最終回読破。遂に終わっちゃったなあ‥。どの作品の時もそうだけど、余韻がすごい。
んんんんん、3周年ガチャエクストラかキャスターどっちを引くか迷う〜!マーリン宝具レベルアップを狙ってキャスター行くか、それともアビーちゃんしか持ってないサリエリガチャを引くか‥!今勢いに任せて決めたら後悔しそうだからもうちょっと考えよ。
ペルセウス座流星群、無事観測。星が流れない時間はずっと変わり映えしない空なのに、時間を忘れて眺められてしまう不思議。夜空には人を惹き付ける魔力的な何かがあるとしか思えない。
願い事を言い漏らさないようにずーっと同じ言葉を唱えてるのに、いざ流れた時は「あ!」とか「流れた!」とかありきたりな感想を述べてしまう流星群あるある。
しんと静まり返った街、そこを流れる冷え切った空気を太陽の光が照らし始める。自分の呼吸音だけがやけに大きく聞こえるその時間、世界にひとりきりになってしまったような、そんな錯覚に時々陥る。
吐き出した息は白く、手足の先も冷たく感覚が麻痺仕掛けている。朝晩は冷え込みますが昼間は暖かな陽気になるでしょう、そんなテレビの音声を昨晩聞いたような気がする。表情だけはにこやかに、けれど淡々とした声で話す天気予報士の姿が印象に残っていた。
大学から徒歩3分、格安の小さな古いアパートでひとり暮らし。多くの学生や教員が利用する表門に回ればこの時間であっても誰かしらの姿を見かける事は出来るだろう。しかし、このボロアパートは裏門側、それもすぐ側に木々が鬱蒼と生い茂る雑木林に面した、学生特有の賑わいから一歩遠ざかった位置に面している。朝、まず立ち寄るのは新しく立て直されたC棟や新築のG棟と対極の場所に存在している旧B棟。3階に上がって一番奥、日当たりの悪い小さな部屋で小説を読み進めるのが毎日の日課だった。
存在しているのかも分からない、歴史だけはあるが人気のない文学サークルに宛てがわれた部屋は、何処かに穴でも空いているのか、何時でも隙間風を感じられた。中に入ってすぐに暖房を付けるが、古い冷暖房機は盛大な音を立てることはあってもすぐに温かな風を送ってくれることはない。首元のマフラーを巻いたまま、持ち込んだポットに水を入れて電源を入れる。
半年程前、他の部活やサークルが新校舎に次々と拠点を移動させる中、自分に移動命令が下されるのは恐らく最後の方だろうと悠長に構えていた。何しろサークルメンバーはたった一人、表立った活動だって殆どしていないのだから。一つ、また一つと部屋が空いていく。そして旧B棟が空っぽになった後も、文学サークルに声が掛けられることは遂になかった。
忘れ去られているのだろう、という自覚はあった。けれど態々此方から移動申請をする程の気力や熱意が、己にはなかった。単位を取り損ねるようなことさえなければ、どうせあと一年で卒業だし。そんな思いも何処かにあったのかもしれない。
朝、この部屋に来てから1限目が始まる10分前までを読書の時間と決めていた。数ヶ月前まではちらほらと聞こえていたはずの人の声も、今は全く耳に届かない。使われなくなった校舎でただ一人、無心になって活字を追いかける。目覚めてから授業に向かうまでの朝の時間、人と会うことがなくなっていた。
おや、と違和感を感じることはそれまでにも何度かあった。変わっている小説の並び、洗った覚えのないマグカップ、払い落とされた埃の跡。初めは気のせいかと思っていたが、幾つもの違和感が重なる内、それは確信に変わっていた。けれど、悪戯にしては気が利く上に、全く己に害がないことが不思議でもあった。何より、そこには確かな優しさが含まれている。少しの不気味さすら感じさせない気配の薄さも相まって、己はその違和感を受け入れることに決めた。
今日その違和感を感じたのは読書を終えた後、この部屋に置きっぱなしにしている教科書類の中からルーズリーフの束を引き抜いた時だった。ルーズリーフを取り除いたことでできた隙間、そこからはらりと何かが床に落ちる。拾い上げてみるとそれは白いくて細長い、シンプルな栞のような一枚の紙。見覚えはなかった。ふと何気なく裏返すと、綺麗な字が並んでいる。一文字ずつ丁寧に書いたのだろうと、そう感じさせる字。長い間ひとりきりだった空間に、今は確かに人の気配を感じる。心地よく受け入れていた違和感達が、温もりを持った瞬間だった。
『貴方の好きな本を教えてください。』
大丈夫だから、大人になって。
こどもの頃に読んでたらまた違った意味を持ったんだろうな。大人と呼べる年齢になってしまったからこそ、心に突き刺さる作品でした。ありがとう。
朝、目が覚めると体中が汗でぐっしょりと濡れていて、心臓の鼓動がとても早い。何か夢を見ていたはずなのに何も思い出せない。とても大切な思い出を失くしてしまったかのようで、この感覚が私は嫌いだ。
あなたは『いたい、つらい、くるしい、なきたい、と何度も思う中で、救われたいとは思った事がない、救われてはいけないと思っている』少女を幸せにしてあげてください。
あなたは『この背中を見送れるのも今日で最後なんだ、って思ったら、背中が見えなくなってからも動けずに立ちすくんでいる』少年を幸せにしてあげてください。
(https://shindanmaker.com/474708)
これとこれ書きたい。今から外行くからメモだけ取っとく。
身体から体温が少しずつ奪われていくのが分かる。酷く冷たいコンクリートはとても寝心地が良いとは言えなかったが、今の私にはお似合いの場所に思えた。
薄汚れた地面に広がっていく赤。こんな自分でもまだ体の中には人間らしい物が流れていたのだと、その時初めて知った。
誰かを不幸にするばかりの人生だった。
家族も、友人も、こんな私に手を差し伸ばしてくれた人さえも。
あの人は、無事だろうか。朦朧とする意識の中、ふと散々傷つけた人の姿が脳裏に浮かぶ。そんな風に思うことすら許されないのだとわかっていても、願わずにはいられなかった。余りにも多くの命を奪いすぎた私に、最後まで背中を向けなかった人だから。
どうか生きていてほしい。そう思いながら、重い瞼を閉じた。
──あの人の声が聞こえる。走馬灯にしては鮮明で、今までに聞いたこともないくらい懸命に私の名を呼ぶその声に、目を開く。
何故だか酷く温かい。それが人の体温だと気付くのに多くの時間を要した。誰かに最後に抱き締められたのは、果たして何百年前だったか。
もうその姿をはっきりと見ることも、声を発することも叶いそうにない。けれど、私は確かにその言葉に救われたのだ。私は生きていて良かったのだと。
「俺が一緒に死んでやる。だから、」
: もう悪役なんてやらなくて良いんだ。
(あなたは『いたい、つらい、くるしい、なきたい、と何度も思う中で、救われたいとは思った事がない、救われてはいけないと思っている』少女を幸せにしてあげてください。?
https://shindanmaker.com/474708)
今相手してくれる人ほしい。そういう時に募集したりしても絶対長続きしないから思うだけにしとくけど。基本1人でうだうだ書いてるだけで満足できるんだけど、たまに返事を待つ為に書きたくなる。
スタバでは新作フラペチーノしか普段頼まないだろって子が気になる人と一緒の時はカフェモカとかティーラテ注文してたらめちゃ可愛い。あとひょろ長男が身長差利用して下向かずに照れた顔隠してるつもりでいて、相手以外には照れ顔晒しちゃってることに気付いてないのとかも可愛い。…………寝よう。
大切な人ほど失くすのが怖くてその人が本当に離れていかないか確かめるように酷いことばかりしてしまう捻くれ者と、何をされても何を言われても従順に付き従う従者とか好き。捻くれ者の方が本当は反抗してほしい、従者ではなくて対等な関係になりたと思ってたら尚良し。
親知らず抜いてきました。座らされてる間怖すぎて妄想しまくってたんだけど、中々良い設定思い付いた気がするからその内練り直して載せよう。しかし最近の歯医者さんすごい。えっもう抜いたの?ってくらい何の違和感もなかった。
少しずつ少しずつ砂が降ってくる町。そこで暮らす人々は水と隣人を何よりも大切にしていて、争いごととも無縁な穏やかな日々を細々と送っていた。
けれどそんな時間も永遠ではない。砂で埋まっていく町。迫る空。ある少年は町の秘密を知る。生き残るためには踏み台が必要だった。全員はそこを通れない。逃げる先もまた、同じ運命を辿るのだとわかっている。それでも少年は大切な人の手を引いて駆け出した。
戦場へ向かった友の帰りを待つ医者の話。
元気な姿で帰ってきて欲しいと健気に待ち続けるけれど、絶対にそれは叶わないとわかっている。それでも友が帰ってくることを心の支えに別の誰かの治療を続ける。もしくは大怪我をして自分の所に運ばれてこないかと待ち続ける戦医。もしくはそれを自ら仕込む戦医。和っぽい雰囲気で。切なく暗く。
何だかんだフリーホラーの世界観全般が好きだなって思うんだけど、なんでフリーホラーが良いんだろって考え直してみたらあれだ。フリーホラーってまあ大抵のプレイヤーは何度も何度も死を味わうわけで、ルートもまあ初めてプレイしてハッピーエンドやらトゥルーエンドやらに辿り着くはずもなくて、色んな可能性がある中でやっと掴み取ったハッピーエンドに感動するからだなって。ループものとかありきたりだけど好きだもんね結局。
唐突にFortniteしたくなって久々にプレステプラスに加入したのは良いけど、アップデートが一向に終わらん問題…。ご飯食べて来よー。
とんでもなく久々に…たぶん1年とか2年ぶりにセイチャでお相手様ありきのなりきりした。ら、めちゃくちゃ楽しい…!!ここのとこ別媒体(?)でしか活動してなかったけどやっぱりここも良いなあ…。
誰かとロル回し合いたーい!でも今だけ!今だけでいい!ごめんなさい続けるつもりはありません。恋愛するつもりもありません。いやでも相性良かったらわかんないけど基本今だけがいい。どちらかがやめたくなったタイミングでここまでで!って言えるような。
そんで設定とかpfとかはふわっと、ふわっとがいい。ていうか適当に初回ロル回してくれたら雰囲気で私も返すんで話し合いとかpf提出とかなしで、誰かそういうやりとり…しませんか。萎えだけ伝えてもらえたらそれは避けるんで…。あとレスペースムラありまくりです。私も返せる時返すから貴方も返せる時返して下さい。…………無理か。
都々さんは市街地に住む人喰いです。いつからかこの街に移住してきました。魔女の仕事相手がいます。魔法は残念ながら才能がありませんでした。イメージカラーはオレンジ色です。
#ようこそ月が眠る街へ
https://shindanmaker.com/924765
これめっちゃ好き。
診断メーカーさんとかの世界観共有系?の設定でなりきりしたい。キャラクター固定せずに複数キャラ作って色んな組み合わせで物語紡いでいきたい。
恋愛だけじゃなくてキャラクター同士の色んな関係楽しみたい派。彼奴を倒すのは俺だ的なライバル関係とか、恋愛感情一切ないのにぐずぐずの共依存し合ってる2人とか、血繋がってないけど誰よりも大切にし合ってる家族とか好きです。
寧ろ恋愛はそういうやり取りしてる中で本当の本当に好きだなって思った時だけで良い。過程が何よりも大事。こんなだから唯一のお相手様、みたいな人ができにくいんだろうな。
あと基本NL推しだから余計にお相手様できん。BGLが好きな人を否定するつもりは全然ないし、それが楽しい人同士ならありだと思うし、やれって言われたらやれるししてきたけど、態々BGLで恋愛楽しみたいって風に思えないんだよなあ…。逆に言えばBGLだからこそ楽しめる恋愛?みたいなのあるじゃないですか、それには食指が動かない。
どこかにじっくりゆっくりキャラクターの人生観とか関係性とか練り上げるのを楽しめて、ファンタジーっぽい世界観設定にも拒否感なくて、何なら世界観も設定も必要とあらばお互いに掘り下げようぜみたいな柔軟さがあって、恋愛はちょっとしたスパイスくらいの認識でしかも恋愛するならNLだけが良いって言っても許してくれる男女どちらも提供可能なお相手様候補いませんか???!(いません)
何かしたい。何がって言われたら分かんないけど、何かしたい。雑談?とか適当にロル回したり?キャラ作るのでも良いな…。暇な人いませんか?
ある記憶は星に乗って降り注ぎ、またある記憶は海の底で眠り続ける。
記憶が集まる場所、メモリア。
新たな記憶を呼ぶ度に土地が現れ、忘れ去られた古き地はいつの間にか消えてゆく。そこで生きるは記憶の欠けた者たち。彼らもまた、いつからかそこで暮らし、何れはどこかへ去る運命。
これは彼らの物語。彼らと記憶をつなぐ、いつか忘れ去られるべきお話。
導入だけ考えたは良いけど、ここからどうするか決まってない。いや、世界観とかはある程度頭の中で固まってはいるんだけど、小説っぽく主人公を作って物語にするか、なりきりっぽくキャラを作成するか。
昔仲良かった人としたなんちゃってCOCの楽しさが忘れられんのよね‥。本格的なTRPGの世界には踏み出す勇気ないし、何だかんだなりきりが好きでこの世界から離れられないからロルも回し合いたいんだ‥。
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