常連さん 2016-06-17 00:03:01 |
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(しばらく小さな魚が泳ぐ水槽の部屋が続き、その度に数分立ち止まっては相手と言葉を交わしては次へと進む。そうして訪れたのはタコやヒトデ、イソギンチャクといった魚ではない海洋生物が漂う水槽の部屋で、『自由にお触り頂けます』というプレートの下にある水槽に入った色鮮やかなヒトデを見つめては「懐かしいですな、弟達が喜んで触っていたのを思い出します」と言いながら笑みを浮かべて)
ほう、触れるのか?このようなものは昔から変わらぬのだなぁ
(プレートを読んでは触ることが出来るのを確認し、昔も自分は怖がりながらも触っていた事を思い出し水槽へと手を伸ばしてはヒトデに触れて。その不思議な感触にクスリと笑み浮かべると「一期、お前も触ってはどうだ?」と首を傾げて)
そうですね。では、失礼して
(せっかくだからと、相手の誘いに乗る形で水槽に手を入れ、人差し指でヒトデの一匹に触れる。不思議な弾力がするそれは思いの外楽しく「おお・・・!」と声を漏らしてから「なるほど、子供達が夢中になるのも頷けますな」と感心したように呟き、夢中でヒトデをつついて)
っふふ、そうだなあ
(ヒトデに触れるとまるで無邪気な子供のように感動しながら楽しんでいる相手を見ては、なんだか面白くも微笑ましく思えて。口元を隠すように手を運び笑いを零してはその姿を見ていて)
・・・あっ、す、すみません!つい熱中してしまって・・・!
(そのまま軽く一分くらいは触り続け、そこでようやく相手を待たせてしまっていることに気が付いては慌てて謝罪をして。濡れた手を備え付けのタオルで拭き取ってから誤魔化すように咳払いを一つして「お待たせしました、次へ行きましょうか」と申し訳なさと恥ずかしさで若干ぎこちない笑みを浮かべながら言って)
良い良い、一期の珍しい顔が見れたからな
(しばらくヒトデの感触を楽しむようにしていたが我に返ったように謝る姿を見てはゆるゆると首を振り謝らなくていいという意思を示して。こちらとしても相手のまた新しいものが見えたのでよかっただろうと思いながらそう述べ)
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