常連さん 2016-06-17 00:03:01 |
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(相手が部屋へ戻るのを見送り、自分も準備をしようと自室に向かう。必要な物を用意し終わると今度は服を着替える為にクローゼットを開け、昨日の電話で弟に教えて貰った『いち兄の魅力を120%引き出すコーデ』を思い出しつつ、服を順番に取り出して着替えていき)
(自室へと戻ると携帯に家族である今剣からのメールが届いていて。昨日そういえば寝る前にメールを送っていたなと思い出すと自分たちの前世を知っている彼から『はじめてのでーと、たのしんできてください。いちごはきっとまいあがっているでしょうが、あまりいじめないように!おまえのむかしからのわるいくせですからね!』と書かれていて。何かと一期のことを三条の家族は気にかけているなと微笑みながら「あいわかった」と呟いて。準備を終えると自室から出て)
乱の見立てを疑うつもりは無いけれど・・・少し、目立ちすぎるような
(着替えを完了してから、全身を映す鏡の前に立って何とも言えない表情をする。白のシャツに黒の上着、深い青色のジーンズと至ってシンプルだが、細かいデザインや所々に施された金の装飾は刀だった頃に着ていた洋装に似た雰囲気があり、最近はこういうのが流行りなのか・・・となかなか年寄り臭いことを考えながら、自室を出てリビングへと向かい)
おお、一期。…ふむ、とても似合っているなあ
(ソファーに座り相手が部屋から出てくるのを待っていて。しばらくして一期が部屋から出てくるのを見てはその服装を見て一瞬何故か懐かしくもなり。にこりと笑みを浮かべてその似合う姿に見惚れてしまいそうだと思いながらそう言えば「さあ、行こうか」と玄関へと向かい)
・・・本当ですか?
(リビングに戻るとそこにはすでに準備を終えた様子の相手の姿があり、視線が合う。似合っている、という言葉に僅かに表情を明るくさせて嬉しそうに呟き、内心で弟に感謝しながら「分かりました」と返事をして一緒に玄関に向かい、外に出てから「そういえば、移動手段をまだ決めてませんでしたね。三日月殿はバスと電車ならどちらがよろしいですか?」とふと思い出したことを口にして)
ん、そうだなあ…電車でゆっくりと揺られながら行くのも良いかもしれないな
(バスも電車も混み合うことは承知していたが、ゆっくりと走る電車の方が一期と共に外に出かけている時間も長くなるだろうとそう言って微笑み)
分かりました。電車となると・・・歩いて駅まで向かっても、乗車時間に間に合いそうですね
(相手の言葉に頷いてから、昨日の内に調べておいた電車の時間表をスマホで開いて確認しつつ、どうやら急がなくても充分間に合いそうだと安心したように告げて、「行きましょうか、三日月殿」と声をかけてから歩き出し)
(一期の言葉に頷いて目的地まではまだまだだが、既にこの時間を楽しんでいて。先を歩く一期の隣に並んで歩いてはやはりこうした外出もいいかもしれないな、といつもとは違うゆったりとした時間で見る景色は違うように感じて)
・・・思えば、三日月殿の隣を歩くのは初めてですね
(本丸にいた頃は隣同士でいることなど日常茶飯事だったが、この時代に人間として生まれてからは互いの立場や仕事の忙しさに加え、一緒に暮らすようになってからも無かったことを思い出し、懐かしむようにそう言ってから「もし思い出せなかったら、隣に立つ所か知り合うことさえも・・・」と小さな声で呟いて)
ん、そうだなあ。しかし不思議だ…一期が隣にいると安心するな
(隣を歩く彼がまさか前世でもこのような仲だったとは露知らず、にこりと微笑み。ふと並んで歩くことが懐かしく感じたのかそう言って。これは相手との距離が縮んだからなのだろうか、などと考えても答えが出るわけもなくのんびりと歩いていて)
そう言って頂けるのは・・・嬉しいです
(自分と相手とでは時間や気持ちさえも違いすぎるのかもしれない。たとえそうだとしても隣にいられるだけで幸せであることは事実で、つい頬を緩めてしまい。そのまましばらく歩くと「どうやら着いたようですね」と、目の前に見え始めた駅に視線を向けて)
うむ、やはり人も多いな。
(頬を緩める相手を見てはこちらも何故か嬉しくなって微笑み。やはり休日ということもあり、駅内はとても人が多く迷わないようにしなければと思いながら水族館行きのホームへと向かい)
そうですね・・・休日ということも重なって、余計に多いのかもしれません
(ホームを軽く見回せば、家族だと思われる数人や恋人同士に見える男女がたくさんいることに気付く。駅でこの多さなのだから目的の水族館はもっと人が多いだろうな、と想像をしつつ「・・・今更なのですが、三日月殿は人が多い場所等は平気なのですか?」とふと気になったことを口に出してみて)
ん?苦手ではないが、静かな場所の方が良いな。しかしまあ、一期がいるから大丈夫だろう?
(幼い頃から水族館などは行っていてもその歳に似合わず家でゆっくりとしている方が好きで。それは大人になっても変わっていないがその場にいる事に嫌気がさすわけでもないために微笑みつつそう言って)
そうですね、身辺警護はお任せください。三日月殿の身に何かあってはいけませんから
(苦手ではないという相手の言葉に内心で安心しつつ、信頼してくれていることが嬉しくて頬が緩みそうになるもなんとか堪え、真面目な表情で護衛役のような台詞を口にして。根が真面目であるからか、自分の発言が公私混同してしまっていることに気付いておらず)
はは、それは頼もしいな。しかし一期よ、今はそう気を張ることもない、リラックスだぞ?
(もとより真面目な性格の彼はこのようなプライベートでも自身の保身を第一と考えていることはありがたくもあり、しかし2人きりというこのような時だけでも彼にゆっくりとしてもらいたいという気持ちもあって。にこりと笑みを浮かべながらも彼がいつも弟たちを甘やかす時のように頭をふわりと撫でてやり)
!?・・・あ、あの、三日月殿・・・!
(まさかこんな所で頭を撫でられるとは思わず、また大声を出しそうになるのを無理やり抑え込んでから、じわじわと赤くなる頬に気付かないフリをしつつ小声でやめてくれるよう言おうとして。しかしその前に駅全体に放送が流れてホームに電車が来たので「三日月殿!電車が来たようですよ!」とやや大袈裟に相手の意識を逸らそうとして)
おお、では行くとしようか
(何かを言おうとする相手に首を傾げてその言葉を待っていたがそれよりも前に電車が来てしまい。続きを聞く事も出来なくなってしまったが少しはリラックス出来たのではないだろうかと思えば満足したようで頷くと離ればなれになってしまっては困るだろうと先に乗り込もうとする相手の手首を掴み「すまぬが我慢してくれ、こうも人混みの中で離れてしまっては見つけることが難しくなるのでな」と断りを入れ自身も乗り込んで)
あ、いえ、私は大丈夫ですのでお気になさらず!
(さっきから予想外のことが起こりすぎて思考が全く追いついておらず、かろうじて返事をするのがやっとの状態で。あまり挙動不審だと相手に悪い印象を与えてしまいそうだと考え、なんとか平静を保つ為に1回深呼吸をした後、自分の手首を掴んでいる相手の手に自分の手を絡めて手を繋ぎ「こちらの方がはぐれにくいかと思いますが、如何でしょうか?」と告げて)
…っ?!あ、ああ…構わぬ
(不意に掴んでいた手が繋がれるとその考えてもいなかった行動に驚きから息を詰め。頬が赤くなりじんわりと熱を帯びるのがわかれば見られないようにとわずかに顔を逸らして目線をずらすと頷いて)
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