刀と艦の鶴。(非募)

ええっ！ちょっと、鶴丸さん！？
良いの、ですか…？

(突然付けられて驚くも、買ってしまっては後に引けず髪飾りをそっと撫でながら不安げに見つめて)

勿論！あ、でも主には内緒にしといてくれな？

（にっと笑って述べるも後にハッとして上記を。己の主に知れれば本丸中に知れ渡るのは一日もかからないだろうと考えて）

分かりました、大切にさせて頂きます！
ふふ、では私と鶴丸さんだけの秘密、ってことでしょうか？

(髪飾りを撫でるのを止めて両手を自分の体の前で重ね、悪戯っぽく微笑み)

嗚呼！二人っきりのな

（こちらも人差し指を立て口元にあてて微笑み。"さて、と。あと使いの品を買って帰るかな"と懐からメモを取りだして）

はい！
なんだかとっても嬉しいわ、改めて、ありがとうございます。

(嬉しそうに頭を下げ、メモを取り出すのを見ると気になるようで"何を頼まれたのでしょう？"と問いかけ)

どう致しまして。
あー、来客用の饅頭と手伝い札がきれちまってるらしい
(相手にメモ用紙を見せながら)

ふむふむ、おまんじゅうと…てつだいふだ？

(聞きなれない単語に首を傾げ)

手伝い札ってのは…簡単に言うと俺達が戦いで傷ついた時の手入れを早く終わらせれるんだ

(説明をしながらも饅頭と手伝い札を会計へと持っていき。言葉を選びながら説明し"君たちは傷ついた時どうするんだ？"と続けて)

なるほど。それならうちには「高速修復材」っていうバケツに入った…そうですね、入浴剤のようなものがあるんです。それと同じようなものかしら。

(饅頭と手伝い札を見ながら頷き、"うちでは『入渠』と称してお風呂に入るんです。"と応え)

へえ、風呂か。そりゃあいいな、あ、でも長風呂し過ぎると体がふやけちまいそうだな

(風呂と聞けば少々驚きながら。しかし自分達のようにぽんぽんと打ち粉をうたれるよりそちらの方が羨ましいような気もして。店員から包みを受け取ると万事屋を後にして)

そうですね…なので傷を治す時は決まった時間で出るように時間を計ってるんですよ

(お互いの文化の違いに面白いと思いながら。万事屋を出れば"どこに向かうのですか？"と聞き。)

ここの近くにとても綺麗な小川があってな、この間短刀達とも来たんだが…

(はてどっちだったかと一瞬迷うが確かこっちだったはず、と指差し"本丸へ帰る前に寄ってかないか？"と)

川、ですか！是非是非、参りましょう！

(今まで海しか見たことがない故に興味を惹かれ、指さされた方向を見つめながら歩き)

あ！あったあったっここだここ

（少し迷ったもののなんとかたどり着いて。そこは土手になっており降りると河川敷、川原となっており、川は透き通っていて魚も泳いでいる様子）

わあ…素敵…！とっても綺麗ですね、ここ。
あら、こんなお魚さんまで…

(初めて見る川に感動しながら川の前にしゃがみこみ、手を少し入れてみてぱしゃぱしゃ、とかき混ぜながら)

この川を下っていけば君たちのいる海にも繋がってるんだな

（相手の様子を少し後ろで微笑ましそうに眺めなら呟いて）

確かに、そうですね…！なんだか壮大ですね。
こんな素敵な場所まで、ありがとうございます

(川の流れる先を見つめ。振り返ると目を細めて笑い)

戦ばっかじゃ体が持たないからな、少しでも気が休まったなら良い

（不意打ちの笑顔に思わず赤くなりかけ、全く女慣れなどしていないことを感じつつ口元かくして顔そらし）

はい、とっても！心が洗われるようでした…。

(ふふ、と笑い立ち上がり。逸らされたことを不思議に思いきょとんとした顔で覗き込もうとし)

…あの笑顔は反則だろ

（こうすぐに赤くなるようでは男としてどうなんだと考えると更に恥ずかしいような気がして、だはーとため息をつき）