生意気だって愛嬌で / 非募

誰が生意気だ、この腐れ妖怪。（ 扉ばん ）
あー、ここで合ってんのか？ま、部屋作ってくれたことに関しては感謝してやる。ありがとな。（ ふん ／ こら ）
つーか、お前は俺ら陰陽師に退治される側だからな。お前には無理だっつーの。（ 腰に手を当てため息 ）

だーから、腐れ妖怪って言うな。もっと年上を敬え。 （ デコピンし ）
お前は上から目線すぎるんだよ。もっと可愛く素直にお礼言ってくれればさあ。（ やれやれとため息 ）
人間も陰陽師も、俺が本気出せば楽勝。お兄さんの本気を見くびるなよ？（ ふふん ）

っいた。おい、デコピンはないだろ！暴力反対だ。（ 額抑え ）
お前は敵なんだし敬っても仕方ないだろ。可愛く素直とかそれこそお前には有り得ない。（ はっ ）
＿＿ま、それくらいじゃないと退治しがいがないしな。しかも、俺はお前なんかには負けねぇ。（ ちろりと舌出し ）

デコピンされるようなこと言うお前が悪いんだ。（ ふん ）
昔はもっと素直で可愛かったのによ…今じゃこんなんになりやがって。（ はぁ ）
それよりお前、早くお兄さん退治しないとお偉いさんから怒られたりしないのかよ。（ 小馬鹿にしたように ／ やめ ）

悪いことは言ってない、寧ろ本音だ。（ ふは ）
昔っていつの話だよ。俺はお前なんかにそんな姿を見せた覚えはない。（ はぁ？と睨みつけ ／ おま ）
そんな風に思うならさっさと退治されろ。ほい、そのままそこで果てろコラ。（ 扇取り出し ）

ほんっとに生意気な奴 …… （ ぼそっ ）
お前がまだ５つぐらいの時だったかな…初めてお兄さんがお前を見たのは。まあ、覚えてはないとは思うけどな。（ 顎に手を当て ）
本気にするなって … ！お兄さんがいなくなったら、お前も張合いがなくなるだろ？な？（ 扇奪い取り ）

……あ？今、なんか言ったか。（ ぎろ ）
…覚えてない。…だからノーカンだな。俺がお前に対して素直で可愛かった時期はなかった、分かったか？（ 納得したように頷き ）
全く、逆にいなくなって清々するわ。…あ…おい、扇返せ。（ 手伸ばし ）

ただ生意気って言っただけだよ。（ にや ）
昔は、夜行さん夜行さんって言ってくれてたのに…ってやっぱり覚えてないのか。（ やれやれ ）
素直に返すわけないだろ。ほら、取れるもんなら取ってみやがれ。（ 扇上に上げ ）

俺は生意気じゃねぇ。つーか、お前以外には優しい陰陽師だからな。（ ふん ）
当たり前だろ、そんな前のこと。昔は昔、今は今だ。（ 指ぴん ）
…っこンの腐れ妖怪。お前が持っていいものじゃあねぇんだよ、か！え！せ！（ ぴょんぴょん ）

お前が優しい陰陽師 … ？おいおい、笑わせんじゃねえ。（ くすり ）
ったく、そんな否定しなくてもいいじゃないかよ…。（ ふん ）
扇が無ければ、お前もただの人間。素直に返すほどお兄さんは優しくないの知ってるだろ？（ 扇で頭を軽くぽん、と叩き ）

お腹真っ黒の腐れ妖怪にそんなこと言われるなんて世も末だな、おいおい。俺が優しくなきゃ、周りのヤツら皆優しくねーし。（ はっ ）
逆に否定しないとキメェだろ。（ うげ ／ おい ）
………っせ。…はやく、返せ腐れ外道。（ ぐっと相手の手首掴んで ）