【BL/無登録】俺の抱き枕

ちょっと痛い。(背中をポンポンと軽く叩き力を緩めるよう要求し。)

んじゃあ、もっとくっついて。（力を緩めれば何処か甘えた子供の様な発言を零し。）

はいはい。(また少し距離を縮めて背中に回した手を頭へと移動させ、子供をあやすみたいに頭を撫でてやり。)

ふは、もう照れてないんだ？（先程とは違う様子に笑って指摘し。顔を上げれば相手の顎に口付け落として。）

もう慣れたんだよ。(ムッとして慣れたとは言ったものの、指摘されれば少しだけ赤くなり。突然のことに目を見開き顎を手を当て。)

慣れたのか。（相手の言葉に納得するもちら、と見えた様子に笑って。｢あ、俺キス魔だから嫌なら離れなよ。｣と何処か自慢げに告げて。）

離れるっつても、アンタの腕があって逃げられないんだけど？(背中にあった両腕をパッとどかしたものの、相手が離してくれないと意味もなく。慌てて抗議して。)

えー、んじゃあ、はい。（文句を零すも嫌がられるのはしかたがないと素直に手を離して。）

(素直に従うと思っておらず、拍子抜けというか驚いてパチパチと瞬きし「なんか、意外」と失礼な発言して。)

意外？（驚いた様子の相手を見ては目を細めて。｢無理矢理嫌な事をする様な奴じゃねぇよ。｣と笑って。）

(返答を聞けば再びくるりと背を向け「･･･あと、嫌とは言ってない。」と聞こえるかどうかの小声で呟き。)

んー？何？（背中を向けられれば己も背中を向けて。それでも背中同士はくっ付けて。）

んなっ、何度も言わせんなって！(わざと聞こないフリをしたのではないか文句を言いつつ、その勢いで反対に向きを変え相手の方を見て。)

聞こえなかっただけですー、（振り返る相手とは反対に己は背中を向けたままで居て。）

はぁ？何ガキみないな事言ってんだ。(こちらを向かない相手の顔を見てやろうと上半身を起こし覗き込み。)

ん、聞こえなかった。もう一回言って。（覗き込んでくる相手と同時に己も状態を変え仰向けになり。相手が己の上に覆い被さる状態になっては片手を頬に添えて。）

･･･い、嫌とは思ってない。(仕方ないと短い溜息を零してから視線は合わせずに呟き。)

じゃあ、ｷｽする？（視線を合わせない相手の頬を撫でてはくす、と笑って。）

･･･してもいい。(やはり視線は合わせないままで早口にまくし立て。言いきってから細めた目をチラリと相手へ向けて。)

ふは、この体勢だと君からきてくれないとなぁ。（相手の言葉に思わず笑っては直ぐに相手を見つめ。頬には手を添えたまま前記告げて。）

なっ･･･。(予想外の展開に驚きの声を上げ。少し戸惑う素振りを見せてから「分かった。」と短く答えそっと唇で触れて。)

ん…、もっかい。（唇が重なれば目を閉じるも直ぐに開けては再び強請って。両腕を相手の首後ろへと伸ばし交差させては見つめて。）

もう一回って。(後ろへの逃げ道を塞がれ、参ったとばかりに目を閉じ口付け。)

ん、やっぱ落ち着く。（口付け受ければ満足した様に頬緩み、相手にまわした両腕を解いて。）

こっちは心臓が破裂しそうだけど。(はあぁと長めの溜息をつき、隣に寝転がって両手両足を伸ばし。)

ふは、もしかして初めてだった？（溜息をつく相手の様子に笑い前記告げて。身体を横に向かせては相手を見て。）

うるさい！(答えずとと分かってしまうだろう態度を取り｢もう寝る。｣と一方的に宣言して目をつぶり。)

駄目だ、急に眠くなった。アンタが嫌じゃなければ来るよ。今日はありがとな。おやすみ。

（ 眠たいけど、少しだけ募集してみようかな。

眠いなら寝ればいいのにさ。
( いつの間に入ったのか自分の部屋のように床に寝転がり。← )

んー…、でも俺を待ってる子もいるじゃん？（何様だというような台詞を告げては床に寝転がる相手を見て）

ふはっ。確かに俺みたいなのが居るわ。( けらけらと笑い漏らしむくりと起き上がっては相手に視線向け。 )

あれ、冗談だったのに。（相手の言葉に少し驚いては目を細めて。起き上がる様子を見てはソファから身を乗り出して距離を縮め。）

んー、冗談かもしんないけど？( くつくつ喉鳴らし乍距離を縮めて来る相手ににいっと口角上げなんとなしに頭わしゃわしゃ撫で。 )

ふは、なんだそれ。（頭を撫でられるも大人しく受けていて。片手を差し出しては｢床だと冷えないか？｣と尋ね。）

んー、冷えるね。( さほど考える時間もなく頷き｢ 隣座ってい？ ｣と聞き乍相手の返答聞かずにぽすり座り。 )

どうぞ。（遅い返答をしては隣に座る相手に視線を向けて。｢初めから此処に座ればよかったのに。｣と呟いて）

いや、なんか気分的に床に寝転がりたくなったんだよ。( ははっと少々曖昧に述べ乍相手の方に身体傾けては体重かけて。 )

どんな気分だよ。（体重掛けられれば受け止める様に己も相手に少し体重掛けて。）

俺にもわかんないわ。なんでだろ、( くはりと笑い飛ばし｢ このまんま寝れるわ。 ｣と呟き目閉じ。 )

ん、なら俺も寝る。（目を閉じる相手と同じように己も目を閉じ、相手に凭れ。）

ふは、寝な寝な。なんなら子守唄歌ってやろうか？( 片目開け横目で見つつ半分冗談半分本気で述べて。 )

ん、歌って。（少し体勢を変えては彼の首筋に顔を埋めて。）

ん、りょーかい。( 頭ゆっくりとした手つきで撫でてやり乍鼻歌だが歌いだし 。)

（ 暇だ、

誰か、キスしてくんないかなー。（ﾍﾞｯﾄﾞに横になり掛布団を抱き枕の様に抱き締め顔を埋め呟き。）

ふは、欲求不満？( ﾍﾞｯﾄの端から目まで出し少々からかうような口調で述べて。 )

ん、欲求不満かも。（不意に現れた相手に少し驚くも直ぐに目を細めては小さく頷き。）

はは、本当なんだ。( その場で立ち上がってはふはり笑み零しﾍﾞｯﾄの端に腰掛けて。 )

本当だよ。…その相手してくれるの？（相手に向かって冗談を告げてはくすくすと笑い。）

して欲しいならしてあげないことも無かったり。( 相手の冗談に乗っかりつつ本気か否か濁し乍返答し。 )