にっかり青江 2016-05-29 20:38:19 |
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参ったな、困らせるつもりはなかったのだけれど……おや、離れてしまうのかい?(相手の笑顔が移ったのか柔らかい表情を浮かべて前半述べるも、その後に距離が少し離れてしまっては眉尻を下げほんのり寂しそうな仕草見せ。)
無自覚なのはたちが悪いね。…僕の事は良いからお茶、冷めてしまうよ?(身体離れ寂しげな表情見せる相手に長い前髪搔き上げ、やれやれと溜息一つ零し、話ずらそうとお茶進め)
あぁ、そうだね。冷めてしまう前に……あっそうだ、青江(お茶が冷めてしまうと指摘されればはっとして湯のみへと関心が行くも、何か思い出したように小さく声をあげれば己の隣に用意してあったお盆から切り分けられ小皿に乗せられた羊羹を相手へと差し出し)この間、遠征先で買ってきたんだ。味が私好みの羊羹でね、良かったら。
おや。良いのかい?こんな高級そうな菓子を頂いて。
(差し出された羊羹と相手交互に見つめながら恐る恐る皿受け取り。木の楊枝で羊羹小さく切り分けると一口口に含み頰綻ばせて)
勿論。…一人で食べるのには量が多いし、それに何より青江にも是非食べて欲しかった甘味だったからね(こくりと頷きにこ、と微笑めば頬を綻ばせる相手の姿に嬉しそうな表情を浮かべつつ静かにお茶を啜り。)
成る程ね。確かに君が勧めるだけあって美味しいよ。凄くね。
(納得した様に頷き新たな一口飲み込むとその甘さに感嘆しながら相手見つめ)
本当かい?よかった、青江の口にも合って(ふふ、と安心したように柔らかく両眼細めれば湯のみに残っている最期の一口こくり、と飲み終え、ふぅ…と息をつき。)うん、とても落ち着く良い味だったよ。美味しいお茶をありがとう。
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