大好きで大事な俺の双子の弟

お前、俺の目気持ち悪くねーの？
(恥ずかしそうに少し頬赤らめて)
まぁ、サンキューな、幸都(ニコッ)

気持ち悪くなんかないね。ずっと見ていたくなるし。
(じぃっと見つめ)
思った事を言ったまでだけどな、どういたしまして。(くすっ)

それ、他の奴にも言ってもらいてーよ
「気持ち悪くなんかないよ」ってさ
(甘えるように抱きついて)
あ、その前に俺、いじめられてて友達作ったことじゃん
(今まで、登下校や休み時間、いつも双子の弟である幸都といることに気付き)

仕方無いよ。周りの奴らが皆、俺みたいな価値観持ってるわけじゃねえから。
(背中に手を回して優しく撫で)
ま、無理に友達なんか作る事無いって。
(眉寄せ、へらりと笑い)

そうだな、仕方ねーよな
(相手の耳に口付けて)
なんかって…まぁ、俺はお前がいりゃいいけどな
(ニッと笑って)

んん、耳はやめろよ耳は。くすぐったい。
(仕返しにと相手の耳を軽く噛み)
あー…ごめん。達長に友達出来たら、そっちとばかりつるむんじゃねえかなって思ったら寂しくて。
(頬を掻き申し訳なさそうにして)

んっ、くすぐってぇよ
(くすぐったそうにしながら)
大丈夫、もし俺に友達できても、接し方とか色々わかんねーし
だから、心配すんな！
(相手を安心させるように、ちゅっ、と口付けて)

もっとくすぐってやる。
(調子に乗り脇腹に手を掛けくすぐって)
そっか…。でもなあ、正直なところ…友達に囲まれて笑ってる達長も見たい。
(安堵した表情の後で悩ましげになり)

っく、はは、やめ、ろ、ははは、やめ、ねー、と、勉強な
(笑いながら言い)
待て、その前に友達に囲まれれば困る
これまで俺は、お前以外と仲良くなったことないんだぞ？
(少し困ったような顔で言い)

うっ…くっそー勉強で脅すのはナシだろ！
(手を止め後退りして)
そういうのは慣れだからなー。…そうだ、今度俺の友達紹介しようか？良い奴らばっかだし。
(ふと思い付いた事を提案してみて)

お前はそう言わねーとやめねーだろ？
(お互いの額合わせて)
絶対無理だ、俺はお前以外と話したことないんだぞ？
(相手の提案を、無理だ、と言い否定して)

そりゃあ、そうだけど…。
(納得いかない様子で目を伏せ)
やる前から無理だなんて言うなよー。な？
(頭をわしわし撫で)

そういやお前、明日当てられんじゃなかったっけ？
それもお前の苦手な英語を、さ
(にやにやとからかいの眼差し向けながら)
幸都…わかった、でも一つだけ条件がある
俺は自分の口からは無理だ、お前が俺の代わりに話せ
(一瞬だけ気持ちよさそうにして、すぐに真剣な顔になり)

うわあ、嫌な事思い出させんなよな。…すっかり忘れてたわ。
(青ざめた顔になり、溜息をついて)
ん、オッケー。でもいつかちゃんと達長が喋るって約束してくれるんならだけど。
(にこっと笑い)

よかったな、勉強嫌いでも頭のいい片割れがいて
(くすっと笑うと、軽くキスして)
俺がそいつらを敵だと思わなくなればな
(こちらもにこっと笑って返し)

本当にな。
そう言うってことは勉強教えてくれるんだよな…？
(期待に満ちた懇願する目で見て)
大丈夫だって！俺の友達の中でもお前と合いそうなの選りすぐって紹介するから。
(親指ぐっ)

教えるよりさ、明日英語んときだけ俺と変わろうぜ
そっちの方が手っ取り早いし、お前も勉強する必要ねーだろ？
(顔を近付けながら)
お前、よく俺思いに育ってくれたな！マジ最高！
(抱きついながら)

幸都〜？(寂しそうに)

幸都は来てくんねーし、仕方ねーからまた募集すっか
つーわけで、前弟で来てくれてた幸都が来てくんねーから弟募集な！
あ、もし来れなくなるなら、事前に言っててくれ
○日～○日までとか、○時に落ちて、○時くらいには戻る
じゃねーと、俺ずっと待ってっから
つーわけでよろしくな！

久しぶりに来た
でも、誰も来てくれなかった…
誰か、俺の弟知らないか？