独りぼっち。 2016-05-27 20:24:36 |
通報 |
__はあ、また寝ちゃった。
( ソファにて身体を深く背もたれへ預ければ昨夜のことを思い出しながら。
_今日も来てくれたら嬉しいんだけど、..多分来ないかな。 溜息と共に呟けば時計を一瞥。相変わらず、眠れない夜の始まり。誰も来る気配ない部屋に独り、寂しそうに膝抱えてはうずくまって。)
上げ。
思った通り、__来ないね。
何だろ、毎日会えるなんて思ってないけど。
..でもやっぱり本当は、さ。
会いたいよ、毎日でも。此処だけじゃ物足りないくらい私は..__。
駄目ね、自重しなきゃ。
寂しがり屋が悪化しちゃう。
..こんな独り言呟いた所で、
何も変わらないけど。
今日は素直に夢の中に__って、
イケナイヨ。貴方が、居ないと。
(何処からともなく姿を現し、部屋の窓に鍵が掛かってなかったことをいいことに、静かに開けて視線だけで相手の姿捜し。淋しそうに己を求める声が確かに聞こえれば、ソファで膝を抱える相手を視界に捉え、開け放った窓から、新鮮な夜風が部屋に舞い込んでいくのと共に、自らも声を掛け)求めてくれンなら、来るさ。いつでも、お前の傍に。オレがお嬢さんを、甘い甘い…夢の中へ連れてってやる
( 何をするでもなく、ただじっと無言のまま時計の秒針だけが静かに鳴り響く室内。不意にふわり、と外気の空気が部屋へと入り僅かに冷たいその風に小さく身震いをしては、聞き慣れた声が耳に入り。そして勢いよく顔を上げ、声のする方へと向ければ其処に見えた待ち望んでいた彼。
__求めてる、って言ったでしょう。...こっち来て。と、小さく呟くように告げては漸く独りの寂しさから解放されたからか、今日初めての笑顔を浮かべながら手招きをして。)
オレはしつこいくらい求めらんねェと、さっぱりわかんねーの。(締まりない表情でひらひらと手を振り、女心なんてわからない、だからこそ、もっと強く伝えてくれなければ、と軽口を叩いて。明るい笑顔に誘われるまま、部屋の扉前に移動すれば、遠慮なく扉を開けて、彼女の隣にドカリと)
それってただ、鈍感なだけじゃないの。...それに、しつこくしたら嫌でしょう?、だからあまり言わないようにするけど..、_私はあなたを、求めてる、よ。( 首傾げながら相手の言葉に返せば真顔になり、ぽつぽつ、と小声にて呟き。そして自身の隣に座る彼へ身体を向けては真っ先に唇へと手を伸ばし。)
__痛くない?、( 昨夜、自身が付けた傷。回復が早いのかほとんど傷跡が目立たないものの、僅かに赤くなっている唇に指伸ばしぴと、と指で触れては自分が付けた傷にも関わらず心配そうな面持ちで訪ね。)
鈍感、とは失礼な。しつこくされる奴による、な。オレはお嬢さんにしつこくされても嫌じゃねェけど?寧ろ、見てみたいね、オレ不足でメチャクチャになってるお嬢さんを。(鈍感説を、真っ向否定できないこともあり、思わず苦笑い溢し。相手が己を求めに求めて、どうしようもなくなるくらいまで溺れる姿が見たいと、意地悪に笑みを深めていたが、唇に触れた指先に気づけば_ン、すげェ痛い_と本当は治っているのに顔を顰めて嘘を述べて。)
そんなこと言ってると知らないからね。..本当にあなたに溺れてしまっても。後からしつこい、とか言ってももう止まらないから、きっと。( 相手の無責任にも似た言葉に複雑そうに眉を下げれば、何処か切なげに瞳を揺らし。そしてふ、と小さく笑みを浮かべては、_覚悟しててね。と続けて。)
そんなに痛い、の?吸血鬼は回復が早い筈じゃなかったかな…、えっと、御免、ね?( 顔を顰める彼に眉を下げては今更ながら罪悪感が込み上げてきて。相手の嘘などとは知る由もなく、心配そうにそっと触れた唇を優しく撫でながら謝罪を口にして。)
オレの所為で溺れるんだから、救えるのも勿論、オレだけ_くく、愉しめそう。(軽い調子で話せるのは、相手が己に溺れる筈がないと決め飲んでいることもあり、切なく揺れる瞳にも勝手気儘に笑みを作っては、子供をあやすような手つきで髪を撫で)
吸血鬼にもいろんな奴がいるっつーこと。こんなに痛ぇのに、…撫でるだけか?(少々吸血鬼について知識があるらしい相手に、適当な理由をつけて返せば、優しく撫でられる感覚だけでは物足りないらしく、相手の腰を両手で掴みグ、と強引に引き寄せて見詰め)
__そうね、あなただけ。だから私は遠慮なく、あなたを求める。( 軽い口調で話す彼とは対照的に真剣な面持ちのまま彼を見ては髪を撫でる手を掴み、_愉しませてよ、沢山。あなたなしじゃ駄目になるくらい_。と、告げながら微笑浮かべ。)
そうなんだね。...、
( 相手の説明に納得するように頷けば心配そうな表情は絶えずに。そして、ふと腰に触れる彼の手。同時に彼の方へ引き寄せられては突然近くなる彼との距離。思わず顔を逸らしてしまい、__っどうしろって、言うの?、 と、何をすればいいのかと思案するも彼との顔の近さに僅かに戸惑っているせいか、何も思い浮かばずに。)
_ン、愉しませるって?…例えば?(掴まれた手を握り返しては、爪から、関節、手の甲と順に軽いキスを落としていきながら、まるで答えを知っているかのように、熱い吐息混じりに問い掛けて。)
別に、何も。しなくてもいいし、してくれてもいい、お前から俺へ向けて、謝罪の心次第。(両手は腰に添えたまま、特に何かを強要するわけでもなく、相手が戸惑うのを眺めてからス、と耳元に近づく。焦ったくなるように、耳朶を甘噛みしながら吐き出した言葉は、謝罪の気持ちがあるならば自分から行動を起こせと言う意味の、強気に誘うもので。)
...それはあなたがよく知ってるでしょ。私はあなたが居たらそれで、満足。( 掴んだ手を握り返されては感じる温もり。同時に手の爪先から感じる彼の熱い吐息。色気が漂うその行動に頬を染めていき、問いには答えずにうまくまとめようと。)
...っ、( 耳元に掛かる熱い息、其処から聞こえて来る台詞は耳朶を噛まれた事により頭に入ってこない様子。ん、と思わず甘い吐息を漏らせばぞくぞく、と背筋が震え彼から顔を離し。__謝罪って、元はといえばあなたが..っ。 と、言い訳を口にしながらもう一度唇を舐めたら、消毒も兼ね、良くなるかもしれない。なんて無茶な事を考えるも、耳朶に残る甘い感触が思考を邪魔して上手く行動に移せずに。)
あァ、答えてもらわなくても、_触れられたくて堪んねェって、お前の顔に書いてある。(ふと見詰めた視線の先に染まった頬を見ては、強気な口ぶりとは違い、身体は素直に反応を示す相手が微笑ましく、その熱っぽい頬に唇寄せ。)
だから別に、なァんにもしなくてもいいって。(相手の言う通り。そもそも己が嗾けたことで追った傷、だからこそ何も強要していないと重ねて述べては、未だ甘い声を聞いていたかった名残惜しさはあるものの、無理に引き止めるようなことはせず。ソファに深く腰掛け直すと、熱の孕んだ視線を送るだけという意地悪を。)
(今日はソファで眠りについた様子。移動させて目を覚ましても申し訳ない、そう考えればゆっくりソファに寝かせて、ベッドからタオルケットを持ってくるとそっと掛けてやり。可愛らしい寝顔を見ながらコーヒーを一杯、勝手に淹れて飲んでは、使用済のカップを机に置いて部屋を出て行く。それは、寝るまで見守ったよ、という証になるだろう。)
( 夜が更け、何時もの時間帯。相変わらず静かな夜。嫌いではない、けれど。寂しい夜に変わりはない。然し最近はある人のおかげで寝付きがよくなったらしい。寝落ちばかりを繰り返してしまうのも、安心感を得られているからこそ。__逢いたい。 小さくぽつり、消えそうな声色にて呟けばソファに深く身体を預け。)
__上げ。
__ばか。
( ソファに座りながら膝を抱えてはぼそり、と呟き。誰に言うでもなく誰が聞くのでもなく。静かな部屋に秒針の音と独り言が響き、虚しく聞こえていく。__今日は寝ようか。 時計を一瞥しながら小さな溜息が欠伸へと変われば目を擦り。)
___。
____、
...このまま_、このままもう、会えなくなるかもしれない。私が来なければあの人はもう__。
夢を見させてくれた、んだよね。
ありがとう。
でも御免ね。やっぱり私は独りじゃ無理だよ。
貴方を求めてる、常にいつも、いつも。
寂しい、会いたい、触れたい。
我儘だけど、ずっと居たい。
私の告白。__聞いてくれないの?
_______。
____、もう。あの人も、あの人も。
もう会えないのかもしれない。
だったら言っておけばよかった、素直に。
会いたいよ、ねえ__。
____
居るわけないと思いながらも、
貴方に届いてほしいと願い込めながら。
あれから3ヶ月が経つけれど、
元気にしてるのかな。
もう一度、逢いたい。
吸血鬼、さん。
__________
トピック検索 |