主 2016-05-22 21:08:40 |
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言っておくが、私は貴様の事を知っている。まぁ、そこが良いのならそのまま聞け。(尋ねられた事に対して頷くと無理に此方へ呼ぼうとはしないものの淡々と話し続け「だが気を付けろ、この部屋にはスタンドというお化けが存在するんでな…。ちょうど、貴様の後ろに」と低い声で嘘をつき)
なんで、俺のことを知ってるんだ。あと、なんで俺はこんな、知らない所にいるんだ。
(強がる様な口振りだが今は十にも満たない小さな子供でふるふると瞳を揺らして。
『!ど、っ....なんもいねぇじゃねぇか。』バッと振り返るも後ろには誰もおらず相手の方に向き直ると上記。
ついでと言わんばかりに低めの声で嘘つきは泥棒の始まりだせ、と付け足して。)
さぁな…このDIOが恐ろしいか?私は泥棒なんかよりも、ずっと怖いものかもしれん。
(シラを切るように素っ気なく答えると首を傾げながら顔を覗き込み、泥棒の始まりだと付け足された言葉を聞き小さく呟いて。騙された相手の様子がおかしく笑いながらもう一度後ろを指差せば「いや、居るぞ…」とスタンドを出現させ相手の肩をちょんとつつき)
ッ、怖くなんか、ねぇ....!!
(キッと睨み震えながらも大きな声を出して壁から出てきて。
『も、もうその手には....ひッ』恐る恐る後ろを向くとそこに居たのは相手のスタンドで、自分にとっては何なのかわからないそれは酷く恐ろしく喉を引き攣らせて。)
怖いんだろう。素直に私の言うことを聞いておいた方が良いんじゃあないか?
(からかうように笑みを浮かべて、壁から出て来た相手をスタンドのしっかりした腕で抱き上げ。そのまま自身の隣に下ろせば観察するため無遠慮にジッと見下ろして)
やめ、っ、抱っこするな!
(じたばたと暴れようとするがスタンドで抱きとめられ身動きが取れず幽霊に触れられていると言う勘違いによりぐり、と相手の胸に顔を埋め相手の服を掴んで。
下ろされひと安心したが無遠慮に見つめる相手の視線が嫌になりぽこ、とダメージにもならないような威力のパンチを相手の足にして。)
本当に…弱っちくなってしまったようだな、承太郎。
(痛くも痒くもないパンチを足に貰えば見下ろしながら相手が理解出来ないような言葉を呟き、目線を合わせるように膝を折り屈んで。未だ不安が滲む相手の瞳を覗き込むと「今の貴様を捻り潰すのは退屈だ。元に戻るまで…あぁ、貴様が全てを思い出すまで協力してやろう」と片手を差し出し)
っ....な、なんだ。
(突然降りてきた視線に怯むもじっと見つめ返して何が言いたいのかと吃りながらも問いかけ。
1度視線を足元に落とし服の裾を掴むと『....嘘つかねーなら、手伝ってもらう』と控えめな声量で述べて。)
約束は出来んが…私の話を信じるしかないだろう、他に頼れるものが無いのだから。
(小さな声に耳を傾けると約束することはせず淡々と断るものの、不安そうな子供へと思わず手を伸ばし「落ち着くまで待ってやる」と大きな帽子の上にぽんと手を乗せて)
....それも、そう、だ。
(約束される事は無かったものの今単独行動をすれば自分が危険にさられる事に気付いているので渋々頷き相手の服を掴んで。
帽子を掴み深く被ると俯き相手の服を掴んだままぎゅうと顔を相手の胸元に顔を寄せて。
『少しの間だけだからな』ピシッと相手を指さしまだ信用しきっていない顔を向けて。
私の台詞だ。貴様は感謝するべきであろう。
(休戦は少しの間だけだと傲慢な態度で言い返せば胸元に寄せられる頭から手を離し、強がりつつも不安を感じているに違いない相手を見下ろして。屈んだ姿勢のまま軽々と小さな体を抱き上げると自身の膝に乗せ「まずは…そうだな、貴様とこのDIOの関係でも話してやろう」と遠くを眺めながら口を開き)
感謝を求めるヤツには言いたくねぇぜ....
(ふぅ、と子供らしからぬ表情でため息を吐けば頬をふくらませ機嫌を損ねたのかそっぽを向いて。
膝の上に乗せられぷらぷらと足を揺らしながら相手の体にもたれ掛かりこくこくと頷き『オレとお前はどういう関係なんだ?』と首を傾げながら問いかけて。)
その表情…やはり貴様は私の知る承太郎で間違いないようだな。
(不機嫌そうにそっぽを向いた子供の表情は非常に相手らしいものであり思わず控えめに笑って。問い掛けに少し考え込むと目の前にある帽子に軽く顎を乗せ「言ってみれば…因縁、宿敵…のようなものだ。解るか?」と落ち着いた声色で真実を述べ)
大人のオレはいつもこんな感じなのか?
(笑う口元を両手でぐいぐいと無理に引っ張り子供らしい表情で相手を見上げて。
重い、と訴えかける様に両手を伸ばし頬を余った袖で叩いて『いん、?....何だそれは。』と不思議そうな声色で述べて。)
あぁ、もっともっと酷い仏頂面だったように思うが…ム、手を離せ。
(からかうように相手の頬をぷにぷにとつつけば、引っ張ってくる手に抵抗はしないものの不満げな目を向けて。構わずに顎を乗せたまま「途轍もなく仲が悪い敵同士…という意味だ」と小さな声で囁くように教え)
ふぅん....ん、お前が離すなら離すぜ。
(ぐぐ、と先ほどより強く頬を引っ張りいひ、といたずらっぽく笑って見せて。
『....それなのにでぃおはオレを抱っこして、しかも膝の上に乗せてるのか?』不思議なヤツ、と呟くと叩いていた頬を優しく撫で。
何かを思い出した様でくるりと相手の方に向き直ると『なぁ、オレの他に誰かいなかったか?』と問いかけて。)
(そろそろ花京院を追加しようと思うのですが大丈夫ですか?)
…今はただのイタズラっ子だろう。警戒する必要も、無駄に傷付ける意味もない。
(子供らしい笑みを見ると頬を好きにさせてやり、相手の頬をつついていた手で後ろから抱き込んで。相手の問いにふと目を瞬けば「仲間の話か?あぁ、貴様の祖父を始め数人ほど引き連れていたが…」と曖昧に答え)
(/大丈夫です!眠って、目が覚めたら花京院もこの部屋に…という設定でどうでしょう?)
そうか、....案外イイヤツなんだな。
(引っ張っていた手を離しいたわる様に撫で小さな声で『引っ張って悪かった。』と呟く。
抱き込まれると不思議そうに首を傾げ『どうした、でぃお。甘えんぼか?』と擽ったそうに笑いながら問いかけて。
『おじいちゃんと数人?....母さんと父さんってわけじゃなさそうだな。』ぼんやりと脳裏に浮かぶシルエットが誰か思い出せずぐるぐると考え込んで。)
(OKです!ところで、仗助を入れる時はどうするんですか?)
勘違いするな。貴様の方こそ…幼い頃は、多少可愛げがあったようだな。
(小声で告げられた謝罪を聞き僅かに微笑を浮かべると更に抱き込む力を強めて「やかましい、甘えん坊なのも貴様の方だろう」と脇腹をくすぐり始め。やはり思い出せない様子の相手を後ろから眺めると効果は期待出来ないものの「ジョセフ、アヴドゥル、花京院、ポルナレフ、イギー…どうだ、心当たりはあるか?」と仕方なく名を連ねてやり)
(/その事について相談なのですが、やはり承太郎と花京院とDIOだけでもよろしいでしょうか?承太郎と仗助の二人なら面識はあったのですが、四人になると展開を進める上で少し大変かなと…レスの数も倍になり負担を掛けてしまうと思いまして。不可能では無いので、仗助もいた方が良いと思うのなら遠慮なく仰って下さい!)
俺は男だ、可愛くなんてねー。
(ぷぅっと頬を膨らませ身をよじるも逃げ出せない事を悟ると大人しくなり。
突然脇腹を擽られ『うひっ、おい、っ何、して....!!』笑いを堪えながらバタバタと暴れて相手の腕の中から逃げ出そうとして。
『....うまく、思い出せねぇ』俯き呟くと帽子の鍔を下げ表情を隠そうとして。)
(私はどちらでも構いませんよ!元々はこちらのワガママでしたしお話の流れ的には3人の方が進めやすいでしょうから3人で行きましょうか!!)
いいや、貴様も可愛い子供だ。もっと強ければ話は別だが、な…
(クスクスと小さく笑いながら膨らんだ頬をつつき、からかって。暴れる体からそっと手を離してやれば「何だ、もう降参か?」と意地悪っぽく口角を上げ。悲しそうな背中を見ると帽子の上からぽんぽんと頭を撫で、「今夜はもう寝ろ。疲れただろう」と眠りに行くよう部屋の隅にあるベッドを指差し)
(/すみません、此方の力不足で…ご了承いただき有難うございます。二人のお世話はDIOに全力でやらせますので!どんどん我儘を言って振り回してやって下さい!笑)
ん、可愛くねぇぜ....
(もう1度否定をするが相手がそれを認めるとは思えず言葉が尻すぼみになり。
『はーッ....はーッ、てめぇ....』息を荒らげ肩で呼吸をしながら相手を睨みつけるもこの体格差では勝てるはずがなく反撃ができずにいて。
自分には広すぎるベッドを指さされこれでは眠りにくいと思い『でぃおも一緒なら寝るぜ』と提案して。)
(大丈夫ですよ!こちらも無理言ってすみません。
それじゃあとことんわがままを言って甘えちゃいましょうかね....w)
あぁ、解った。貴様は格好良い。…これなら満足か?承太郎。
(わざとらしく大袈裟に言い直してやり、頬に人差し指をぷすりと指して。呼吸を落ち着かせるために小さな背中をさすりながら「怖くないぞ、そのような顔をしても…ほら、ゆっくり深呼吸しろ」と悪びれもせずに笑みを向け。相手の提案を聞くと驚いたように瞬きし、「まだ言っていなかったな、…私は吸血鬼だ。夜に眠る生き物じゃあ無い」と優しく頭を撫で続け)
(/いえいえ、此方こそ!仗助くん参戦も可能といえば可能ですので、来て欲しい時があれば及び下さいませ。/どんどん甘えて下さい、可愛すぎて意地悪してしまいますが甘やかす気は満々なので…!←)
嘘は嫌いだぜ、そんな言い方じゃ満足なんてできねぇ。
(かぷりと先程から自分の頬をつつく手を噛み抵抗をして。
『ッん....ふぅ、この野郎絶対に許さねぇ....大きくなったら覚えてろよ....』呼吸を落ち着けるとビシ、と指を指し前記を述べ。
足にぎゅうと抱きつくと相手を見上げなら『別に夜寝たら死ぬわけじゃ無いだろ、一緒に寝ようぜ』と。)
(了解です!もしお話の流れ的に呼べそうな時呼んじゃいますねっ。
意地悪は意地悪で返しちゃいますよ〜w)
…悪い子だな、承太郎。お仕置きが必要か?
(痛みは全く無いものの脅すように不敵な笑みを浮かべ、噛まれた手をひらひらと。細い指先を見つめると「あぁ、覚えておく。優しい貴様に、仕返しが出来るとは到底思えんが」と上げ足を取るように答え。一つ息を吐き体を抱き上げればベッドに座らせ、重たい学ランと帽子を脱がせてやりながら「…今日だけ特別だ」と隣に寝転び)
(/はい、お願いします!/可愛い意地悪なんて意地悪とは呼べません!ご褒美です!笑)
子供を殴ったら虐待、ってやつで捕まるぜ。
(んべ、と舌を出し相手を挑発して。
『絶対にやり返してやるからな』ベシベシと余った袖で相手の頬を何度も叩き。
ころんと相手の隣に寝転がり相手の腕の中に潜り込むと『ん、....おやすみ、でぃお。』ととろけた表情で述べ。)
(ご褒美ですと....!?これはこれは...意地悪になりませんな....w)
生意気な事を…あぁ、おやすみ。
(相手の表情と頬を叩かれる感覚に呆れた目を向けるも腕の中に潜り込んできた子供を無理に引き離すわけにもいかず、そのまま優しく背中へと腕を回して抱き込み。カーテンが閉まっていることを確認すると、目を閉じ朝になるのを待って)
(/意地悪されるおチビちゃんを見るのもご褒美です!すみません!笑/では、そろそろ花京院くんの登場ですかね。楽しみです!)
んー....ん、む
(すぴすぴと小さな寝息を立てながら眠っていたがぱちりと目が覚めくしくしと目を擦ってDIOの腕の中からするりと抜け出しながら周囲を見渡して。
見渡す内に昨日はなかった緑色の物体を見つけじぃ、っと凝視して。
変化を報告しようとDIOの体を揺すり起こそうとして。)
....ンぅ
(真っ暗闇の中とぼとぼと歩いて遂に辿りついた部屋はほかの部屋とは違い人が使った様な温かみがあり今まで張り詰めていた緊張が解けぽすんとその場に座り込んで。
小さな体で歩き続けたせいで体力は限界を超え早く休めと言わんばかりに睡魔が襲いかかりそこが床であったが睡魔には逆らえずぎゅう、と自分の体を抱きしめるように小さくなって眠り。
朝になったが疲れは抜けきらずふわりと一度浮上した意識もすぐさま沈んでまた眠りについて。)
(こんな感じでよろしかったでしょうか...!?何かあれば言って下さると嬉しいです....!!)
ん…承太郎?目が覚めたのか、まだ早いだろう…もう少し眠っておけ。
(体を揺すられて意識が浮上し薄目を開けるも、未だ眠気が強くいつの間にか抜け出している相手の小さな身を抱き枕のように再び抱き込みもう一度眠りにつこうとして。だが何やら様子がおかしい相手の目線が向いている方へと視線をやれば見覚えのある姿があり、直感的に承太郎と同じく幼くなった花京院だと勘付けば「…少し待っていろ」と承太郎をベッドに寝かせたまま床に降り花京院へと歩み寄って。屈んでまじまじと眺めてもやはり自身の予想で間違いは無かったらしく、抱き上げるか否か迷った末に固い床で眠っていた小さな体を抱き上げては自身が寝転んでいた場所にそっと下ろし隣に居る承太郎をチラリと見遣って)
(/大丈夫です、レスを二つもありがとうございます!大変だと思うので、無理の無い範囲でお願いしますね!/此方のレスは二つに分けてそれぞれへ返すか迷ったのですが、そうしてしまうと三人での展開がどんどん離れていってしまいそうだったので一つの長いレスにまとめさせて頂きました。分かりづらかったり、二つに分けて欲しかったりする場合はお申し付け下さいませ)
なぁ、こいつ、俺と同じか....?
(さら、と優しく花京院の頭を撫で確かめる様にDIOの顔を見詰め問いかけて。
『でぃお、こいつの名前は何だ。』あと少しで出てきそうになっている静かに眠る相手の名前を思い出そうと頭を捻るがどうしても思い出せず知っているであろうDIOに質問を投げかけ。)
(レスを一つにまとめた方が見やすい、と思ったらすぐに言ってくださいね!!
了解です!今の所は平気ですのでそのままで大丈夫です!!)
ぅ、ンん....ここ、は
(今まで自分は知らない場所の中の知らない部屋の床で寝ていたはずなのに隣には美丈夫と美少年、初対面である上に他人とは思えない程の距離感に驚き全身を自分のスタンドである法皇の緑の触脚でぐるぐる巻にして自己防衛をして。
周囲を見ることができるよう隙間を作りその隙間から両隣の2人を交互に見て『あ、あの、僕、迷子、で、....ここ、何処ですか』と怯えたような声で述べ。)
…それは此奴に直接聞け、ちょうど目を覚ましたようだ。
(事態の深刻化に考え事をしているのか、此方を見詰めながら問い掛けてくる承太郎に素っ気ない返事をして自己防衛を始めた少年を見下ろし。花京院の怯えたような声にも優しく答えてやる事は無く、二人から少し離れた床へと腰を下ろし「此処が何処かは解らん。私が聞きたいほどだ…言うなれば『迷子』が集まる場所、だろうな」と自身の顎に手を添え考え事を続けながら背中越しに曖昧な答えを送って)
(/いえいえ、二人だと一つに纏める事は難しいと思うので今のままで大丈夫ですよ!/了解しました。それでは本体はドロンさせて頂きます。また何かあれば、お気軽に!)
....大人のあなたも迷子なんですか?
(自分達から離れた唯一の大人に控えめな声で問いかければどのような返事が返るのか身構えて。
隣に座る自分と同じくらいの少年を見やり自分のスタンドが見えるのか確かめる為にふわふわと目の前で触脚を漂わせてみて。)
...?お前、なんて名前なんだ。
(目の前に浮かぶ形の分からない不確かな物を手探りで掴み引き寄せると自分と同じ年端も行かない少年に乱暴ながらも問い掛けて。
自分達から離れてしまった彼の温もりがまだある布団から出てベッドの上にしっかりと座って。
『とにかくここが何処かよりもオレ達の関係が知りたい。』じっとDIOを見詰め知っているだろうと言いたげにして。)
…元は敵である迷子を二人、何故か放り出す事が出来ん『迷子』と言ったところだな。
(花京院の控え目な問い掛けに含みのある言い方で答えてやれば、床に寝転がり口元を片手で覆いながら欠伸を零して。途中で起こされた故に眠気が残っており、これ以上介入する必要も無いだろうと勝手に手を引けば目を閉じて承太郎からの視線を遮断し「貴様たちは、このDIOを倒すべく共に旅をした仲間であろう…」と感情のない声色で答えを返し)
いい人、ですね。
(敵でありながらも殺さずに同じ部屋にいる相手を見てへらりと笑えばするすると触脚を伸ばしくん、と裾を引いて。
乱暴に掴まれた触脚を引っ込め『ぼ、ぼくは、花京院、典明....です。』と小さな声で目の前の少年に述べ。
仲間、と聞くと不思議そうに少年の顔を見詰め『ぼく達が仲間』と呟きベッドから降りて唯一の大人の側に近寄り。)
花京院、よろしくな。俺は承太郎、で....そこに寝てるのはディオだぜ。
(DIOを指差し花京院の耳元で『あいつは吸血鬼、ってやつなんだぜ』とまるで秘密事を共有するかのようにクスクスと笑って。
『オレ達は一方的にやろうとした訳じゃないだろう』ベッドから降りて花京院と2人で相手を挟むようにしてなぁなぁと揺らしながら声をかけ。)
…おい、承太郎…聞こえているぞ、余計な事を言うんじゃあ無い。
(耳打ちしている内容が聞こえ眉を寄せればピシャリと叱り、細い触脚に裾を引かれている事に気付くと近寄って来た花京院を一瞥して。追い払う事もせず好きにさせておきながら再び目を閉じると今度は承太郎に体を揺すられ、鬱陶しそうに目を開け「そうだな、貴様たちは『正義のヒーロー』だ。解ったなら早く悪者を休ませろ」と嫌味のように述べすっかり皆が降りてしまったベッドの方を向き「誰も使わんのなら、あそこで寝るか…」と呟き立ち上がろうとして)
良いじゃねぇか、減るもんじゃねぇんだし。
(不服そうに頬をふくらませ抗議して。
立ち上がり自分達から離れようとする相手の服の裾を掴み『また寝るなら一緒に寝ようぜ、花京院だって床で寝てたからちゃんと寝れてないだろうし。』と一つ提案をして。
そうだろうと言いたげに花京院の顔を見て『お前も一緒に寝るだろ?』と問いかけ。)
吸血鬼さん、本当に?
(承太郎の言葉の真偽が知りたくて興味津々な表情でグイグイと服の裾を引いて。
突然問いかけられ戸惑うが確かに硬い床で眠たせいで回復するはずだった体力が回復せず優しく寝かしつけられたら眠ってしまいそうだと考え『僕も一緒に寝たいです』と子供らしく甘えて。)
あぁ、恐ろしい吸血鬼だ…。寝ている間に、貴様の血を吸ってしまうかもしれんぞ。
(騒がしく駄々を捏ねられるのも面倒なため提案を却下せず、興味津々な様子の花京院を抱き上げ冗談混じりに笑いながらベッドに寝転んで、自分の右隣に小さな体を寝かせて。さっさと寝かしつけて自分も眠ろうと花京院の腹部を一定のリズムで優しく叩きながら床に残して来た承太郎の方を向き、空いている左隣をぽんぽんと叩いて「ほら、貴様もおとなしく寝るのなら早く来い」とそこに呼び)
わっ、ふふ....僕の血なんて美味しくないですよ。
(ぎゅっと落ちないようにしがみつきベッドに降ろされると手を離して『でも、ディオさんはきっと優しいからそんな事しなさそうですね。』と笑いながら付け足して。
ゆっくりと沈んでいく意識の中で不意に思い出した相手の笑みは今見ている柔らかい笑みではなく狂気に満ちたあの表情でぞくりと背筋を凍らせて。)
ン、俺も一緒に寝る。
(ベッドによじ登り相手の左隣に寝転がり相手にしがみついて。
『花京院に手を出したらダメだぜ、ディオ』ちら、と片目でディオを見て先程相手が言った寝ている間に血を吸うと言う言葉を思い出しながらその行為を止めようとして。)
優しい…?寝ぼけていないで、早く寝ろ。
(付け足された言葉は自身に似合わぬものであり、眉を寄せながら否定を示して。今にも寝てしまいそうな花京院の体が強張った事に気付くと、落ち着かせるため無意識に腹部を撫で。隣からしがみ付いて来た少年の方は眠気が多少マシらしく、そちらへ顔を向ければ「冗談だ。子供の血液には興味が無い」と言い放ち、そういえばと思い出したかのように目を瞬くと「腹は減っていないのか?」ともう片方の手で承太郎の腹部も撫でてやり)
....う、ん。寝るね。
(きゅう、と小さく縮こまりながら頷き瞼を下ろして。
1人だけ先に眠ってしまうのは寂しいが隣には大人が、そしてその向こうには自分と同じ様に年端も行かない少年が居るのを感じられ今日だけは自分のスタンドと眠らなくても寝ている間ずっと寂しいなんてないだろうと考えて。)
オレらが突然大人になっても飲むなよ。
(ぽすぽすと隣のDIOのお腹を叩いて。
優しい手の動きにゆったりと瞼を下ろしながら『オレはあんまり空いてない、ぜ。....花京院は、わかんねぇけど。』と眠たげな声で答え大きなあくびをして。)
あぁ、おやすみ…花京院。
(子供二人を寝かしつけた後は自分だけベッドから抜け出すつもりであり、手の掛からない花京院が眠り始めた事に安堵して。腹部を叩く手と共に告げられた忠告に笑みを零すと「成長した貴様たちなら、このDIOの好きにはさせんだろう」と呟き、あくび混じりの答えを聞いて花京院の方を見やるも既に眠ってしまっており「そうか…日が沈んだ頃、近くに店でもないか確認しておく」と頷きながら承太郎の頭を撫で)
ン....
(もぞりと動き擦り寄るとDIOの服をぎゅう、と強く掴んで。
静かな夢の中、そこにいたのは大きくなった自分と大きくなった承太郎。
そして酷く大きな存在であるDIO。
未来で起きる出来事を予言するかのように夢は進みぷつりと途切れた。)
俺とお前ならどっちが強いんだ?
(ごろりとDIOの方を向きなぁなぁと向こう側にいる花京院に聞こえないような声で尋ねて。
『オレ、母さんのご飯が食べたい。DIOは料理作れないのか?』パタパタと足を揺らし撫でられながら顔を覗いて。
ふぁあ、と大きく口を開けながらあくびをして目を余った裾で擦り。)
二ヶ月間も放置してしまい申し訳ありませんでした。何を言っても言い訳になってしまいますが、諸事情によりセイチャットになかなか顔が出せず…承太郎、花京院本体様とのやり取りは本当に楽しかったので身勝手ながらお返事が頂けるのを待たせて頂きたく思います。本当に申し訳ございませんでした。
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