迷い猫オーバーラン、パパ聞きなりちゃ

あんた……希のこと…どう思ってんの？(不意に聞き)

え？希…？(唐突な質問に出てきた人物を頭に思い浮かべては、うーん、と少しの間考える素振りを見せて「まあ、一応…恋敵…よね？」と自信なさそうに述べて)

……あっそ…特に意味は無いわ。
(立ち上がり)

あんた暇だったら買い物付き合ってくれない？

買い物…？いいわよ、何買いに行くのよ？(こくりと頷いて了承の意を示しては、何を買いに行くのかと疑問に思い)

文房具よ？
(スカスカの消しゴム見せつけ)

そ、そんなになるまで使ってたの…？(相手の意外な一面にくすりと笑みを溢しては「よし、準備出来たわよ！」と)

もったいないじゃない！さ、行きましょ？(スクールカバン持ち)

…私じゃなくて巧と行けば良かったんじゃない？(こくりと頷いて目的地に向けて歩を進めては、道中の沈黙を破るように相手を茶化して)

巧は……忙しいから…(ちょっと落ち込み気味に)

え、あ…ごめん…(まさか落ち込ませてしまうとは考えておらず、今回ばかりは真面目に反省し)

……はぁ…(深く溜め息をして)

文乃、私に出来ることなら何でもするわ。だから、元気出して…(いざ友達が目の前で悲しんでいるのを見ると、かなり辛いものがあり。申し訳なさ気に相手をちらちらと見やり)

あたし……自分に自信無いわ。(じわっと涙目になって)

な、何言ってるのよ。つい最近までは普通に巧と話してたじゃない(普段見せない弱気な態度を見せる相手に少し慌てた様子を見せて)

あたしと一緒で良いのかわからないわ。(突然しゃがみこみ)

…どうしたのよ急に。巧と何かあったの？(柄ではないが、自分が撒いた種である。相手の目線に高さを合わせ此方もしゃがんでは、問いかけて)

あんたに色々言われて自信無くしたのよ……(俯いたまま小さな声で言い)

ご、ごめん…いつもの文乃なら、これ位じゃ何ともないと思ったの…(素直に謝罪の言葉口にしては「でも文乃は自信持っていいと思うわ…なんだかんだ言って1番巧と長い時間側にいるのは文乃だし…」と)

あたしだって落ち込むわ。自信だって無くすときだってある。あんたもあるでしょ？(ゆっくり立ち上がった拍子によろめいて)

それは…そう、だけど…(相手の言葉に反論することも出来ずただ視線を逸らせば、倒れそうになる相手に気付きしっかりと受け止めて「大丈夫…？」と心配し)

…だから…あたしたちは永遠に敵同士よ……巧を巡るね…
(ちょっとクラッとしただけよ、と言い加え)

燃えてくるじゃない！受けて立つわよ！(いつも通りに戻ってきた相手にぐっと、握り拳を作っては自信満々に上記述べて「帰った方がいいんじゃない？買い物どころじゃないわよ？」倒れそうになった相手は出掛けている場合では無いのではないかと考え、帰宅を提案して)

消しゴム無きゃ困るから買い物は済ませるわよ。(相手の手を握り体勢直し)

まあ、そうね。(確かに、消しゴムがない限り授業を続けるのは大変だと書き入れては「倒れられても大変だし、慎重に行きましょう」と、いつ倒れるかわからない相手を未だに心配して).

べ……別に支えてもらわなくて大丈夫よ！(赤くなって)

で、でもフラフラじゃない？(強がる相手の足元は未だに危なっかしく、目が離せない様子で)

あたしはそれくらい何とも無いわよ！早く行かないと夜になるじゃない
(顔色は青いまま１人歩き出し)

大丈夫ならいいけど…(尚も強がる相手に、これ以上何か言っても埒があかないと察し、黙って後ろからついて行き)

～文房具屋にて～
やっと着いたわね。
(ハンカチで汗を拭い)

そうね、折角だし私も何か買うわ(道中特に何もトラブルがなかった事に安心しつつ、己も店の中を見て回り始めて)

……これ…可愛いわね……
(ふとペンコーナーで立ち止まり)

欲しいの？(立ち止まった相手が何を見ているのか後ろから覗き込んで見ては、それは可愛いペンであり。先ほどのお詫びも兼ねてプレゼントしようかと考え、上記)

……べ…別に欲しくなんてないんだから！見ているだけよ！(と言いながらも赤くなって)

そう？じゃあ私が買うわね(恐らく相手は何度も聞いてもyesと答えない事が分かったので、自分が買うふりをして後であげようと、自分が買うと伝えて)

……え…うん……(名残惜しそうに)

消しゴム買ったの？(目的の物を買い終えたなら特に用もないだろうと考え、相手に用は済ませたのかと問い)

まだよ？

待ってるから買ってきなさいよ。その後ご飯でも行きましょ！(ここで待ってるというジェスチャーをしつつ、消しゴムコーナーの方を指差して)

～数分後～

待たせたわね。あんたお腹空いたの？
(消しゴムを複数購入して戻り)

そうね、今日は朝から何も食べてないから(こくりと頷いては携帯を取り出し、近くに良い店がないか調べ始め)

さっきフィッシュソーセージ食べてたでしょ！？
(思い出して)

そういえば食べてたわね！(すっかり忘れていたようで、あはは、と笑いを溢しては「でも、もうお腹すいたわ。行きつけのお店があるのよ。そこ行きましょ」どうやらかなりお腹が空いているらしく、相手の手を引いて)

ちょっと！引っ張んないでよ！

着いた！ここよ！(結局終始相手の手を離さずに、ひときわ豪華な店の前で立ち止まって「さ、入りましょ」とやっと相手の手を離して)

……ねぇ…ここ高そうよ？
(さすがに怯み)

大丈夫、私が出すわ(とだけ告げては、店の中に入り、案内された席については、淡々と注文を済ませ)

………
(落ち着かなくそわそわして)

ん、来たわよ(ウェイターが運んできた料理が机におかれると、相手の方を見やり。そわそわする相手にくすりと笑みを溢しては、先に食べ始め)

……う…うん……
(ゆっくりと食べ始め)

どうしたのよ、遠慮せずにどんどん食べなさい！(折角の機会なのだから、もっと食べてくれて良いのにと思い、上記述べ)

……た…食べているわよ！
(とはいえスピードゆっくりで食べ)