…俺がよくパーフェクトファッションを買いに行く商店街があってな、一松が付いてきてくれて一緒にショッピングをしていたら福引きが開催されてたんだ…たまたま買い物先で券を貰ったもので運命の歯車を回してみたところ…
『 一等 ペア 仏国/英国旅行 』
・
・
・
と言うわけで…まあ他のブラザーたちとの戦争も少々……いや多々…ありまくったが……諸々色々あって俺とマイラヴァーズ、一松は仏国に!!!!海中トンネルも好きに使えるから二か国いったり来たりだ!しかしホテルの場所がわからない!英語も(尾崎語しか)わからない!
「…チッ、使えねぇな」
「……す、すまん」
「…退いて、聞いてくる……」
英語ぺらっぺらすぎるぞ一松。忘れてた…こいつ小さい頃ものすごく真面目だったな……。
「…よかった、日本人相手なら英語でも話してくれるみたい」
「わ、わかったのか?」
「まあね。大通り渡ってすぐだってさ」
「…………いや、一松……大通り………なのか、あれが。」
「………閑散として…………………、……………。…………。」
「ど、どうした?」
「……急いで他のホテル探すぞ」
「え、でも」
「ホテルがストライキしてやがるんだよ……!!」
「は、は!?」
「…あー…くっそ、やべぇな……予約なしに入れるとこなんかあんのか……?とにかく……わっ!!」
「!一松!!」
「いっ……」
「だ、大丈夫か!!」
「いや、平気、かわした…。けどすりむいちまった…それよか人が飛んできたんだけど……この人平気なの?……ねえ、あんた、平気?へい、へい、あーゆーおーけー?」
『う……うわっ!?あ…ご、ごめんね!大丈夫?日本人じゃん観光客?ご、ごめんねお兄さんちょっと今ぶん投げられてて……怪我してなーい?』
「い、いや、てか日本語喋れるんだ…」
『知り合いに日本人の子がいてね!』
「…な……なあ、そこの…パリジャン?あれは……その、貴方のお連れでしょうか?」
『へ……あ、………ぼ、ぼ…っちゃ』
『クソ髭……てめぇ……』
『あ、ちょ……………』
『女に浮気したあとはてっっっめぇ日本人のボーイ相手かてめぇええオラァァアア!!!!!』
『違う誤解!誤解だからぁぁああ!いやぁぁぁあ!!』
「……………(英語解ってる為に察する)」
「い、一松…?」
「いこ、早くホテル探……いっ、」
「あ、一松!先に膝を………と言うか!待ってくれそこのパリジャン!!…と……じ、ぇ、じぇんとるまん…、……ごほん、と、とにかく一松が怪我しただろう!人を投げるなんて危ないぞ!」
『……えっ、怪我してた!!??あ、え、ごめ』
『クソやろうお前一般人に怪我させやがったのか………』
『坊っちゃんのせいだよね!!』
「べつにこれくらい……なんとも、いいよ」
「一松が痛い思いしたんだから言わなきゃダメだ」
「足震えてるけど」
「………ごほん」
『ご、ごめんね、もしかしてこれからどっか移動…だよね?旅行だし』
「ああ、いや泊まるところがストライキしててな。ホテル探しを……」
『さすが弱小サボり国家だな』
『うっさい!……こうなったのは俺達の…おもに坊っちゃんの、坊っちゃんのせいだしね』
『あ?』
『しょうがない、旅行してる間はうちにおいでよ。でかい屋敷だし。不自由はしないと思うし』
「え、」
『安心しろ、こいつ危ないやつだが手出しするようなことあったら俺が潰す』
「…信用していいわけ?(…あんたが一番こわいんだけど……)」
「どうする、一松?」
「……行ってみよ、足痛いし。」
「じゃあ、おぶる」
「いい、こっ恥ずかしいし」
「……俺の作った靴下履いておいて言えることか」
「…!…バレてたのかよ、てめ……いっ、」
『……そこの青いの、裁縫できるのか』
『なにきらきらしてんの坊っちゃん…昼前だしね、おいしいフルコースでも振る舞おうかしら』
「!……ごはん……」
「フルコース……!」
『『(食いついた)』』
れすきん!