紫 2016-05-04 00:15:12 |
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……ふん…(相手の笑顔に内心ドキリとしながらも何事も無いように顔背け)……お、男二人で何してんだか……(再びパシャリと手で相手の顔に湯を掛け)
たまには悪くないだろ?っゎ、またやったな一松。(彼の言葉に穏やかな笑み返せば、再び飛んできた水にニヤリ。油断しているであろう彼にこちらも顔めがけてバシャ、と水飛ばし)
っ……!(完全に油断しており突然湯を掛けられたことに理解出来ず僅かに固まるも直ぐに我に返り)……っざけんな、クソ松…(自分がしたことでも相手にされると余程腹が立つのかギリッと悔しそうに歯を食いしばり睨み付け)
ひっ(まさかここまで怒るとは思っておらず、睨まれれば兄の威厳など毛ほどもない怯えた表情浮かべ。しかしすぐに「あ」と声を溢せば、今度は焦ったように眉を下げ)も、もしかして鼻に水入ったか?すまない、あれ地味に痛いよな?
痛っ。……って、お前、俺に殺されたいのか?(噛まれた首筋指先で擦りながらキョトン、と彼見詰め。しかし直ぐ様真顔になれば濡れた髪をわしゃわしゃ、と撫で優しく微笑みかけ)…俺にお前を殺せるか、と聞いたな。生憎だが、それは無理だ。俺はまだお前とこうやって、生きて話がしたい。
…わ、一松?ぇ、顔赤いぞ逆上せたか?(振り払われる手はいつものこと、しかし俯いたその顔は真っ赤に染まっていて、こちらはあたふたとしだし焦ったように顔を覗き込み問い掛け)
ぐぇっ(心配して顔を覗き込んでいたのだが、ぐいっと遠ざけられてしまい変な声をあげ。顔を押し返された拍子にぐきりといった首を片手で押さえながら、未だ不安げにその横顔見詰め)で、でも本当に大丈夫か?倒れでもしたら大変だぞ?
…、?そうか、気分悪かったら言うんだぞ、(ザバ、と彼が湯から出ていってしまったことで、少し温度が下がったような気がして、一瞬眉下げるもすぐににこりと笑み浮かべれば立ち上がった彼見上げ)
ん、(素直に頷く彼の頭撫でやり)俺か?んー…、二人同時には狭そうだと思ってな。お前が終わるまでここで話しててもいいか?(こちらも下ろしてくる瞳真っ直ぐ見詰め返せば、緩く首を傾げ)
……(今度は大人しく撫で受け)…ふん…ま、まぁいいけど……あ、背中…流してよ…(少し頰を染め目を逸らした後ボディタオルをグイッと突き出し)
ありがとう、一松。(普段よりも優しい彼に、ぽわと笑み浮かべ礼言えば、突き出されたタオルの意図することがわからず、きょとんとして首を傾げ)…?ボディタオルだ。
な、なに笑ってんの…バカじゃない……(幸せそうな笑顔に思わず可愛いと言いそうになるのをグッと堪えいつものような強がりを言い)……風呂入ってても、背中洗うのくらい手伝えるでしょ…ほら…い、いつもみんなにしてもらってるから…その……や、やれよ…(言っていて些細なことでも兄を頼っているのが恥ずかしくなってきたのか語尾が少々雑になり)
…、!!(まさか本当に背中を流すことを許可してくれるとは思っておらず、数秒の後目を輝かせれば「やる!」とはっきり返事し、ボディタオル受け取って)…ふふ、一松の背中を流すのは初めてだな。
…き、急にデカい声出すなよな………ん?あぁ…そうだよね…いつもチョロ松兄さんと十四松がしてくれるし…(言いながら相手に背中を向けて)……あんまゴシゴシやんなよ…
す、すまん。嬉しくてつい、な、(と謝罪する間も嬉々とした笑みは耐えず、受け取ったボディタオルにボディソープ含ませ、充分に泡立たせながら)ん、大丈夫だ!いつもおそ松の背中を流しているからな、心配ない!
いや、それがな。六つ子でも背中の感じ全然違うんだぞ?…兄貴は昔喧嘩してたからか知らんが、程よい筋肉がついてて綺麗、とは言わないし。チョロ松は、あいつ細すぎて骨浮き出ていて見ていて不安だ。十四松はなんていうか…ムキムキだし。トッティは綺麗というより、可愛い、だな、うん。(こしこし、と背中を洗いながら、各々の背中思い出し、そこで言葉区切れば自分のことでもないのに得意気に笑い)でもお前はなんか、綺麗だ。肩甲骨の出方とか、背骨の辺りとか。
ちょ、ちょっと待って…お前そんなこと考えながら見てたのかよ…引くわ…(気持ちわりぃ、と続けながらもどこか嬉しそうにして)……むしろお前の方が綺麗だろ…
へ、ち、違うぞ一松!俺はけっして変な意味で言ってるんじゃ…!(彼の言葉にわたたと焦りそう言葉を並べればふと聞こえた言葉に、次はキョトン、とした表情浮かべ)え?俺か?俺は、…いやないだろう。
案外そういうとこあるんだね…(焦る相手に楽しそうにわざと冷ややかな目線で答え)…お前の背中、彫刻みたいで綺麗…だと、思う……って、何の話させてんだよ(振り返り理不尽に肩へパンチした後、「クソ松」と吐き捨て前へ向き直り)
だ、だから違うって!!(完全に眉は垂れ下がり、必死に違うと連呼し)へ、ぁ(言われた言葉に、一瞬ポカンとするもその後のパンチと悪態に、もしや照れ隠しかなんて考えに至り、ほんのり赤い頬のままだらしない笑み浮かべ)…背中綺麗なんて言われたの初めてだ。ありがとな?一松。
はいはい……カラ松は変態、と…(一人で納得しニヤニヤ笑いながら頷き)
っ……うるさい…さっさと洗えよ、**…(相手の顔は見ないが「ありがとう」という言葉と声のトーンから喜んでいると思い耳まで赤くし呟き)
な、納得するのやめてくれっ!ほんとに違うからぁ!(納得する姿に本気で焦り、若干目には涙さえ浮かんでいて)
ん、すまない。(尚もにこにこと嬉しそうに笑い、こしこしと強くならないよう注意しながら背中洗い)…ん、洗い終わったぞ、一松。
うわ…な、泣いてんのお前……(あわあわと焦り)
…おせーんだよ……(ふん、と鼻を鳴らしたあとちらりと相手を見て)……ありがと…(と小さく呟き)
だ、だって一松に勘違いされたままは、少し……ぃゃ、とても嫌なんだ(ごし、と目元擦り)
…!!(ちらりとこちら一瞥し呟かれた言葉に驚きのあまり目を見開くも、すぐに心底嬉しそうな笑み溢し)ぉ、お安いご用だ!ぁ、あの、一松がよかったらまた背中流させて、ほしい…。
ちょ…わかったから……止めろよ、気持ち悪りぃ…(眉間に皺を寄せるも心配そうにして)
っ……気が向いたらな…(面倒そうに頭をガシガシと掻いて赤くなった顔を逸らし)……お前のは絶対やってやんないけどな(顔を逸らしたまま言い)
ほ、ほんとか!?(不安げに眉垂らし真っ直ぐ見詰め)
も、もちろんだ!俺の背中はおそ松かチョロ松にでも流して貰おうっ(否定されなかったことが余程嬉しかったのか、歯切れの悪い返答にもニコニコと笑み浮かべ頷き)
ん、だから…そ、そんな顔すんな…(見詰められ一瞬びくりとしてふい、と顔逸らし)
ほんっと、馬鹿だよな…お前…(嬉しそうな相手に吊られないように必死にニヤけそうになるのを堪え)
ッ、ああ!…一松は、やはり優しいなぁ(ゴシゴシ目元拭いながら、感慨深げにそう呟き)
一応、高校はちゃんと卒業出来たんだがなぁ…。そういえば一松は高校の時も頭が良かったな。俺にはない才能だったから、あの頃から尊敬してたんだぜ?(シャワーノズル手に持ち、泡だらけの背中流しながらにこにこと言葉続け)
はぁ……?俺のどこが優しいんだよ……(むす、と膨れて相手の頰を摘み)
あんな日本中の馬鹿を集めたような高校で頭良いって言われても……ま、確かにお前はズバ抜けて馬鹿だった………いや、今もだけど。俺みたいなクズ尊敬するとか、ほんと馬鹿…(ふぅと溜息の様な息を吐き出し首を擡げ)
ひゃ、ひゃっへいひはふあへほひおふはえへふひ(だって一松は猫にも好かれてるし/大人しく頬摘ままれながらはふはふ喋り)
で、でも中学の時も頭良かったじゃないか。…お前ならもっと頭の良い高校にも行けただろうに、なんで俺たちに合わせてくれたんだ?(溜め息吐く姿見つめたまま、不思議に思いつつ素直に疑問ぶつけて)
…あぁ?何言ってっか全然わかんねぇよクソ松……(楽し気ににやにや笑い)
んなもん決まってんだろ…お前らと……い、いや…理由なんか忘れた…(本音を言いそうになり慌てて忘れたと言い)
はあひょっほははひへふえ(ならちょっと離してくれ/頬摘まむ彼の手首にそっと触れ)
…?なんだうっかりさんだな。(前半の言葉は聞こえず、きょとりとした顔でそう言えば「でも」と言葉続け)…不謹慎だが、一松と同じ高校で三年間を過ごせて、俺はすごく嬉しかった。(素直にそう告げれば、恥ずかしさから頬ほんのり赤く染め、へにゃりと笑み浮かべ)
……な、なに勝手に触ってんだよ…クソ松…ぶっ殺すぞ…(触れられて少しどきりとして手を離せば、先程までと一変し睨みつつ舌打ちし)
……なっ…だ、黙れ!ほんとお前クソ松だな!(吊られて少し頰を染め見られまいとシャワーを奪い取り相手の顔に掛け)
ぇ、あ!す、すまん。(自分が彼に触れた途端、表情を険しくする姿に眉下げ手を引っ込め)い、一松。悪い、痛かったか?それともまた知らないうちにお前を傷付けてしまったのだろうか。
ちょ、ぶふっ!!(咄嗟のことに反応しきれず顔面からシャワー浴び)
そ、そうか!一松が傷付いていないなら良かった。(叩かれた額押さえながらも、安心したのか嬉しそうに笑えばそう告げ)
ふごっ……っふ、俺の輝きはこの程度では、ごほっ(カッコつけるように額に手を添えたが、鼻に入った水のせいで途中で噎せ)
…ねぇ…なんでそんなに俺が傷付くのが嫌なわけ…?(怪訝そうな顔で尋ね)
ふん……こういうの、自業自得っていうんだっけ…?お前がクソでイタイからそうなるんだよ…(噎せる相手を楽し気に見下し)
え?そりゃあ嫌に決まっているだろう。大切な弟なんだから、傷付けたいと思うわけないだろ。(彼の疑問にこちらはさも当然だというように真っ直ぐ彼見詰めてそう告げ。しかし、そこまで言い終われば少し目線反らしぽりぽりと頬を買手)……それと、俺は兄弟の中でも一松のことを知らずに傷付けていることがよくあるみたいだからな。~…これでも気を付けているつもりなんだが。
い、一松、っごほ!だからってダイレクトに鼻は……(鼻押さえ、生理的な涙浮かべながら恨めしげに彼見詰め)
……はぁ…お前、よくわかんない…俺別にお前に傷付けられたことないし……ぶっ飛ばしたいって思うことはよくあるけど(聞いておきながら適当に返答し再び湯船に浸かろうとし)
…あ?なに?…もっかいやって欲しいって?(涙を浮かべ恨めしげに訴える姿に少し嬉しそうにし、乱暴に相手の髪を掴んでシャワー近付け)
そ、そうなのか?(ちゃぷ、と端に寄れば彼が入りやすいようにスペースあけ、彼の瞳眉下げたまま見上げ)~…だが、やはり怒らせてしまってはいるんだな。
ぃ、いい言ってない!そんなこと一言も言ってない!!(髪掴まれたことで必然的に上を向いた状態になり、涙目湛え全力で首横に振り)
…そ…解決策はお前を殺すか俺が死ぬか…だな…(ふひ、と不敵な笑みを浮かべ)
…遠慮すんなよクソ松……な…?して欲しいんだろ?欲しいよな…?(ニタリと口角を上げじわじわシャワーを鼻に近付けて行き)
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