主 2016-05-03 13:58:17 |
通報 |
勇者、何を寝ぼけているのだ、この時間帯は大浴場は女湯だぞ?この変態め
(バスタオルを巻いた状態で凄まじい殺気を放ちながら堂々と入ってきた勇者の顔面を狙って石鹸や風呂桶を投げつけながら最終的には世界を滅ぼすのかと思うくらいのオーラを放っていて)
あれ…あ、そうだったそうだった
(ぽんと手を打ち思い出したところでスコーンと石鹸がおでこに当たって。「痛た…なにもそんなに怒らなくても…俺は魔王以外の裸を見たって何とも思わないのに…」そうつぶやくも見られる側はたまったもんじゃないだろうなと思い、魔王が完璧に怒る前に外にでて。「しょうがない、川で水浴びでもしてくるか」そう言って城の外へと出て)
ちょっと待て、隣に男湯があるんだからそっちへ入れば良いだろう?
(相手が城の外に行こうとするのを引き止めて大浴場の隣にある露天風呂を指差してそっちに入るように指示すれば「それに川なんかに入って風邪でも引いたら僕が心配するだろ」とぼそりと付け足して)
へー…露天風呂なんてあったのか。知らないことが多いなー割と…
(ここに来てしばらくになるが露天風呂は入ったことがなくて。ほうほうと感心しながら出て行くとふと相手の声が聞こえて「ん?なんか言ったかー?」と聞き返して)
何でもない!!早く行け!!
(相手に聞き返されると真っ赤に染まった顔を横に振りながら相手を追い出して、しばらくすると風呂から上がり「勇者の所為で全然休まらなかった」と理不尽な怒りを顔に浮かべながら本日の魔王としての仕事をこなしていって)
???
(何故怒鳴られたのか分からず首を傾げながら露天風呂に入って。十分に休めれたら、今日は人間の王に会って交渉する段取りを取ろうと思って。「まぁ徐々にで良いから融和だよなー融和」そんなことを呟きながら伝書の制作を初めて)
ぐぅ〜・・・そういえば昨日の晩から何も食べてなかったな、少し早いが昼食にするか
(しばらく仕事をしていると流石に魔王といえどお腹がすいたようで、折角なら勇者と一緒に食べようと再び厨房に立ち料理をつくり終えれば鍋や食器などを念力で浮かせながらふよふよと勇者の元へ飛んでいって「勇者、一緒に昼食を取ろう」と誘って)
おお、もうそんな時間か…ああ、それじゃ一緒に食べようか。
(相手が現れて食事を誘ってきたので時間を確認すると既に時間は昼で。早いもんだと思いながら机を片づけて布巾で机を拭くと食器を並べて。「また、魔王が作ってくれたのか?」料理を見て昨日の形と似ていると思い尋ねて)
うん、そうだよ?今回は僕の好きな料理を作ってきたよ?勇者も好きになってくれると嬉しいなぁ
(相手の質問に対して珍しく可愛らしい表情で頷いてはいるものの、鍋を開けば血のような真っ赤な色をしたスープがグツグツとマグマのように煮えたぎっており、具材に使われているのはタコの脚のような何かがあまりのスープの熱さに苦しんでいるかのように入っていて)
へぇー魔王の好きなものかぁ…うっ
(相手の可愛い顔にきっとシチューとかそんな感じのものだろうと予想して。しかし開けてみるとそこには見るからに怪しげな料理が。思わず唸り、すぐさまそれを取り払うように作り笑いをして「う、うわーおいしそーだなー」と棒読みで告げて)
えへへへ、勇者の為に一生懸命に僕作ったんだ~
(相手の作り笑いに対して魔王本人は珍しく超ご機嫌、食べなかったら凄く不機嫌になり魔界の一部がブチ切れた魔王の手によって消滅するであろう、ここで食べなきゃ勇者じゃないぞ、頑張れ勇者!!的な空気を後ろでスタンバイしている従者たちが視線を送る中で「このスープはクラーケンが入っているから少し臭みがあるかもしれないが、激辛のスープと一緒に食べれば不思議と気にならないんだよ」と説明しながら相手の前へスープの盛り付けられた皿を置いて)
ちょっと、ねえ…
(その臭みは鼻が全力で逃げ出そうとしそうな程の臭いで。ちょっとどころじゃねえええ!と全力で叫びたい衝動にかられつつ、しかし魔王のことを想うと食べないわけにはいかず。「…いただきます…パクッ…!!」一口食べた瞬間に物凄く辛くて物凄く臭かった。急に脂汗が出てきて、それでも一口ずつ口に運び美味しいよ、と笑みを浮かべて)
本当か!!それならこのスープは全て勇者にあげる!!
(相手に美味しいと言われて嬉しそうにしていると相手に追い打ちをかけるように大きな寸胴鍋を相手の前に置き、自分は料理長が作ったサンドイッチを頬張って)
…ワーウレシイナー
(目が点になって寸胴鍋の中身を涙を流しながら食べきって。しばらく辛いものと納豆はもういいやと思えるほどの味であった。「…ごちそうさまでした…」はははと乾いた笑みを浮かべて)
泣くほど美味しかったのか!?また明日も作ってやろうか?
(全て食べ終わった勇者に従者が拍手する中で魔王は満足そうに相手に抱きついては頬に口付けしたりとご褒美を与えて)
い、いや…俺はたまにでいいよ。結構大変そうな料理だし…
(口づけを受けたりと何かと得はあるものの、流石に連日これを食べるのはキツいと思い、慣れるまではあまり作って貰わないようにしようと考えて)
ふむ、了承した
(相手の意見に頷けばそろそろ午後の仕事をする時間になってしまったので「それでは私はまた仕事を始める」と伝えればふわふわと移動して)
ああ、それじゃな。
(相手が戻っていったのを見て、此方もまた仕事に戻る。そして16:30くらいに今日やるべきことは大方終わって。「今日は俺が晩御飯を作ろうかな…」昨日今日と魔王に作って貰ったので今日は自分が、と厨房へ向かって「さーて…何にしようかな。とりあえず…」食材は小麦粉や塩以外は案の定人間の食べるものとは違って。その中でもある程度人間の料理に近いものを作ろうとして「チュパカブラの血はトマトの味に近いか…じゃあこれをこうして…」色々と味見をしつつ料理を進めていって)
ふぅ、やっと仕事が終わった
(仕事を終えると寝室に寝転がりながら勇者の姿が見えないということはまだ仕事をしているのだろうと思いながら休んでいて)
よーし、出来た出来た。見よう見まねパスタって所だな。
(出来あがった料理の味見をすれば満足そうに笑みを浮かべて。寝室まで向かい「魔王、今日は俺が晩御飯を作ったんだ。一緒に食べよう」魔王に声をかけて食堂へ向かい)
トピック検索 |