水瀬 舞花 2016-04-30 12:26:31 |
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あ、はい。ごめんなさい…。
(またいつものようにドジをふんでしまい、さらにはお客様にまで迷惑をかけた事に落ち込むと俯き、スカートの裾をギュッと握って黙り込み
私、ですか?動物ならなんでも好きですけど、うさぎが一番好きです。あのモコモコしてて小さい体とか丸くてくりくりの目とか…もう可愛くて…
(自分の好きな事を聞かれ思わずマシンガントークをしてしまっている事に気づき、相手にも迷惑だっただろうと思い小さな声で「すみません。」と言い
気にしなくても良いです。貴方と似た人が居るので、こんなのは慣れているんですよ。
(そう上記を述べるとケーキの前でいただきますと手を合わせ、ケーキを食べ始めると自然と表情は綻び「美味しいですね」と笑いかけて)
…構いませんよ。うさぎ、ですか。私のところでも飼ってるんですよ、うさぎ。
(相手のマシンガントークに内心頷きながらも表情には一切出さず、相手の好きな動物がうさぎだと聞けばぽつ、と呟いてみて)
そうなんですか。
(相手の言葉に温かみを感じ顔を上げれば、美味しいといって笑う相手の笑顔が素敵だな…と思い「お客様は笑われた方がより一層素敵に見えますね。」と思った事をそのままのべ
そうなんですか!いいなぁ。
(相手が自分を迷惑だと思っていなかったと聞くとホッとしつつ、相手がうさぎを飼っていると言えば上記をのべ、「私はうさぎ飼えなくて…。」と残念そうに付け足し
はぁ、それもお世辞でしょう…?
(相手の言葉に目を伏せると胡散臭そうに首を傾げ。しかし素直に受け取っておこうと「ありがとうございます」と告げて)
…?何故ですか?
(相手がうさぎを飼えないと言うのできょとんと首を傾げるとケーキセットに付いていた紅茶を一口啜り)
お世辞なんかじゃないです!お客様は本当に笑うとキラキラーってしてて、雰囲気がお日様みたいで…本当に素敵なんです。
(相手にお世辞だと言われ信じてもらえなかったため、自身なりの言葉で精一杯相手の素晴らしさを伝え、全て言い終わると少し疲れを見せていて
私のマンションペット禁止で…それに、うさぎを飼うにあたってのお金とかも、ないですし、だからここで働いてそのお金を稼いでいるんです。
(楽しそうにそう告げると、「やっぱりお客様も動物お好きなんじゃないですか?」と問いかけ
……あまり、そんなことは言われたことが無いです。
(相手の真っ直ぐな言葉と視線に思わず目を逸らし、顔を赤くすると上記のようにぽつり、と呟いて)
そうなんですか。…だ、だから好きではないと言っているでしょう。
(相手の説明に納得し一つ頷くとつい自分の本心がバレそうになってしまい気まずそうに答えて)
そうなんですか…あんなに素敵だったのに勿体ないな
(相手の言葉に少ししょんぼりとするも、自分が相手の素敵な所を見つけられたのだと思うと嬉しくなり頬を綻ばせ、「あの、もう一度笑ってもらえませんか?」などとお願いし
む、本当にですか?
(どこか相手が焦っているように感じ相手に顔を近づけじーっと相手の目を見つめ今の言葉が嘘かはかろうとし
嫌です。
(すぐに表情を戻し視線を向けると相手の頼みに即答し。楽しくもないのに笑えませんよと付け足すと綺麗に食べ終わったケーキの皿の前でごちそうさまでしたと挨拶をし)
ええ、本当ですよ。
(ポーカーフェイスを決め込もうと表情を無表情にさせ「あんなもふもふしたものの何処が可愛いんですか」と呟いて)
じゃあ、面白かったり楽しかったら笑って下さるんですか?
(相手の返答はどこかわかりきっていたためか、めげずに上記を述べながら食べ終わったお皿を下げ
うさぎは全部が可愛いんですー!
(相手の言葉に思わず大きな声で反論すると、「じゃあなんでうさぎを飼われてるんですか?」と少しやけになりながらも問いかけ
さあ、どうでしょうか。
(相手の言葉にふい、とそっぽを向きそう告げて。ちらりと相手を見やると「貴方に私を笑わせることなんて出来なさそうですが」と鼻で笑い)
いえ、厳密に言えばマネージャーが飼っているんですよ。私ではなく。
(相手の言葉にそう淡々と返してやると「そもそも私が飼うわけないでしょう」と突き放して)
絶対に笑わせますからね…
(相手に鼻で笑われ少しムキになりつつ、「同じバイト仲間の子に教えてもらったとっておきがあるんですよ。いきます。布団が吹っ飛んだ!」とても自慢げにそう言い放ち
そう、なんですか。残念です。
(相手の返答に少しショックを受けるも、「じゃあ、うさぎの可愛さを感じましょう!」などと意味のわからぬ事をいい何処からかうさ耳のカチューシャをとってくると満面の笑みでそれを相手に渡し
……寒いですね。
(相手のギャグには表情すら動かず寧ろ内心引いており。「もう止めておきましょう」と相手が惨めにならないうちに止めてやろうとし)
何ですか、これ。私は付けませんよ。
(カチューシャを見つめると相手にそれを押し返してやりどこか言いにくそうに口ごもりながら「…ほ、本物を見た方が可愛さを感じられるんじゃないですか」と呟き)
寒いんですか?えっと、毛布とかいります?
(相手の言葉の意味を正しく理解しておらず不思議な行動をおこしつつ、もう止めろといわれれば「風邪だったら大変です!」なんて素っ頓狂な事を言いながら毛布を用意し
そうですね。確かにそうかもしれません!
(正直な所相手にうさ耳のカチューシャをつけて欲しかっただけなのだがその願いは叶わず内心落ち込むも、相手の言葉に納得し
…すみません、時間が来てしまいました。また会えたら宜しくお願いします。
(相手の好きなうさぎのストラップと上記のように綺麗に書かれたメモをそっと添えるとドアから出ていき。)
ご来店ありがとうございました。またのご来店お待ちしております。
(相手が添えたものであろううさぎのストラップをギュッと握りながらぽつりと呟き。
暇、だな…。お客さん来ないし。
(カウンター席に腰掛けながらそう呟くとはぁ、とため息をつき
新しいオヤジギャグでも考えようかな…
(制服のポケットに入っていたメモ帳とペンを取り出し楽しそうに新しいものを考え
ふぁ。眠い。けど、店番しなきゃ…
(思わずでた欠伸にいっそ寝てしまおうかとも思ったが勤務中にそんな事はできないと首を横にフルフルとふり
眠い…寝ちゃおうかしら…
(小さく欠伸をすると、おもむろにそう呟き
勤務中だものね…
(少し面倒そうではあるものの「頑張ろう。」と言い
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