（　キチガイどころの問題じゃない。／ ｂｌ　）

コイツは兎に角キチガイってモンじゃねェ。



「　んォ〜！バリキラキラしてンねェ、ありがとォゴザマ〜ス！　」

廊下を歩けば一部の女子達から〝可愛い〟だの〝和む〟だの言われ、挙げ句の果てにはアクセサリーやら菓子やらを貰う始末だ。あんなデケェオトコの何処が可愛いンだか…いや、嘘。今のは嘘。ぶっちゃけくそ可愛い。

「　…ア〜！きゅろちゃむだ！なァにしてンの？お眉とお眉の間に皺寄 寄っちゃって＃☆＠ｙ％ゆよ〜？　」


背は俺よりちょーっと低いくらいでデケェし何言ってっかワカンネェし、髪はピンクとか水色とか紫とか混ざっててヤベェし校内で何故かグラサンしてっし、極め付けには瞳孔の動きがおかしい（←）。訳分かんねェ事数えたらキリねェケド、そういう奴に惚れたのは俺なワケで。そしてコイツも俺に好意を持ってる…らしい。


──そンな俺達のpi◯ivとかに投稿されてそうな日常は今日も辛うじて続いている。