名無しさん 2016-04-24 22:11:12 |
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しこたま飲んできた、深夜の帰り道。人通りのない、暗い道をテクテク歩いていた。
どこからともなく「ミィ~、ミィ~」という猫の鳴き声。聞いた感じではかなり小さな猫みたいだ。明らかに外で鳴いているので、鳴き声のする方に行ってみた。
すると、50センチ位の高さの塀と家の隙間に小さな子猫がいた。
体長20センチ弱。親とはぐれたのだろう。回りを見回しながら、鳴き続けていた。
瞬時にいろいろな考えが頭の中に浮かんだ。
「うちはアパート。猫を長期飼うことはできない。」
「今日、家族は出払っていていない。俺一人きりだ。」
「深夜で回りには誰もいない。」
最終的に「お持ち帰りする」という考えに至った。それと同時に子猫の運命は決まった。
子猫の首根っこをわしづかみにし、両手で包んで家まで持ち帰る。手触り・表情など、とても可愛い。俺は最高級のオモチャを拾えたのだ。
子猫の首根っこをわしづかみにし、両手で包んで家まで持ち帰る。手触り・表情など、とても可愛い。俺は最高級のオモチャを拾えたのだ。
家に帰りつき、テーブルのうえに放った。
「ミィ~~~」と、か細い声を上げる。かなり不安なのだろう。
しばし観察。可愛い…。
壊すには惜しい代物だ。写メを一枚取る。使用前ってところだ。
さて、このくらいの子猫は扱ったことがない。力加減を誤れば、即アボンするのは目に見えている。
まずは、額目掛けてデコピンを一発。「ミィ~~!」と、前足を突き出し、避けようとする。
が、お構いなしに2発3発と繰り返す。子猫にも今起こっている状況がわかってきたのだろう。
「ミィ~~!ミィ~~~~!」と鳴きながら、体をよじって逃げようとする。
しかし、所詮子猫。機動力ゼロ、攻撃力ゼロではどうにもならない。この子猫が助かる方法はただ一つ。俺の心変わり以外にはない。
ミィミィ鳴きっぱなしになってきたので、第二ラウンドは趣向を変えて、子猫を流しに連れて行き、水道の蛇口を開け、上から水をかける。
汚れも落ちて一石二鳥だ。子猫は半狂乱になって悶えているが、水が顔にかかり、声が出せずにいる。水を止めたあと、雑巾で体を拭いてやり、ドライヤーで乾かす。
震えて丸まっている子猫をひっくり返し、全身の毛を乾かした
さて、第三ラウンドの開始だ。まずは、子猫の両耳をもって持ち上げる。痛いのだろう。ミィミィ叫びながら足をじたばたさせる。一度降ろしたあと、洗濯バサミを両耳につける。
「ミィ~~~~~~!!」まさに絶叫!
必死で洗濯バサミを取ろうと、前足で耳をかいている。が、そこに追い撃ちをかける。さらに耳を押し潰すように、洗濯バサミの上から力をかける。
「ミニァ~~~!」
精一杯の鳴き声だったのだろうが、子猫の鳴き声位では外に聞こえはしない。正直楽だと思った。鳴き声対策をしなくてよいのだから(笑)
…まだ続くけどここで俺の涙腺が耐えられなくなった
相変わらず暴れている子猫を、洗濯バサミを持って吊し上げる。
「ミニャァ~~~!」
ホントにそそる声を上げてくれる。
興奮してなのか、鼻先が真っ赤に充血している。そこへまたデコピン一発。生きてはいるが、目をつぶったまま、身動き一つしない。しばらくそのまま放置して、週末にやっているネトゲをすることにした。
もちろん子猫を観察しつつだ。
その時ふと思った。「この猫、失禁や脱糞しねぇなぁ…珍しい。子猫はそうなのかな?」どうでもいいことなのだが(笑)
しばらくネトゲをしていると、回復したのか子猫がまた活動をし始めた。
しかし、洗濯バサミはついたまま。「ミニャ~~!ミニャァ~~!」と、また鳴き始める。デコピンを鼻面に2・3発叩き込むが、今度は鳴きやまない。
(うるせえっ!)心の中の声と共に、テーブルを叩く。もちろん手とテーブルの間には子猫がいる。
「ギニュッ」
変な鳴き声を上げて、クテッとなった。
(やべっ。逝っちまったか?)そう思い、確認のためデコピンを一発入れる。
声は上げないが動く。生きているようだ。しかし、動く気力はあまりないようだ。
(さて、どうするか…)
もう、終わりにするか?そんな考えが頭をよぎった刹那、灰皿の横にあるライターに目がいった。
(これはまだやったことないな)
ライターを手にすると火を着け、子猫の左前足をあぶった。第四ラウンドの開始だ。黒い煙が上がると同時に、毛が焦げる匂いが鼻をつく。
条件反射的に前足を引っ込める子猫。だが、鳴き声は上げない。舌を半分出して、悶えている。
既に鳴けない状態なのか?まあいい。
続いて、短い尻尾の先に火を着ける。背中の方の毛まで焦がし消える。鳴きはしないが、必死に逃げる。耳についた洗濯バサミが笑いを誘う。
逃げ疲れて横たわった子猫にさらに追い撃ちをかける。鼻面に火を近づけ、鼻から髭まで全てを焼いた。
「ミ゛ィギャァ~~~!」
絶叫というのはこういうのをいうのだろう。
そのまま焼いた鼻面にデコピンを数十発叩き込む。
遂に子猫は脱糞した。終わりが近いのだろう。俺は、終わりにしてやることにした。最終、第五ラウンドだ。
洗面台に水を貯め、そこに子猫を放り込む。
足をばたつかせ、必死に泳ごうとしているが、だんだん顔が水に漬かったままになった。
すかさず洗面台の栓を抜き、水を抜く。水がなくなるのが先か、子猫が逝くのが先か・・・。
水が抜けきった。子猫はかすかに動く。
声は出せず、口をパクパクしているだけだ。
(そろそろ終わりにするか。)
自分だったら、こんな目にあったら、殺してくれというだろう。
もちろんこの子猫もそういうはずだ。
子猫の首根っこをつかみ、外へ連れ出す。近くの公園へ行き、1mの至近距離からコンクリートの壁に向かって投げつけた。
子猫は壁に当たった瞬間、一瞬上に浮き上がった後、地面に落ちた。
人間であれば、車に轢かれるくらいの衝撃だろうか?想像の域を出ないのだが、たいした違いはないだろう。
ピクピクしているが、まだ生きている。生命とはかくも力があるものなのか・・・。
感心しつつ、子猫をつまみあげると、近くにあった水が入ったバケツに放り込んだ。
2・3回足をばたつかせた後、水に浮いたまま動かなくなった。猫の場合もドザエモンというのだろうか?まあいい。もうどうでもいいことだ。
さて、明日は休みだ。ゆっくり寝よう。手を洗い終え、そんなことを考えて布団に入った。
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