付喪神 2016-04-23 15:27:08 |
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うん、そうだね。
(相手の言葉に頷くと、名前の彫られていない墓石を一つ一つ見ていき。不意にある物が目に入ったので墓石の前で足を止め、「…?」と首を傾げつつそこに置いてあった物を拾い上げていき)
嗚呼いや、十字架が落ちていたんだ。
(墓石の前に落ちていたのはネックレス状になっている十字架で、それを片手で持ちつつまじまじと見ては誰の物だろうと考えていき)
十字架?…誰のだろう?
(数珠を持っている刀剣なら分かるが、誰か十字架を持っていた人なんていただろうかと思いながらみっちゃんの手中にある十字架を眺めて)
うーん、…思い当たるのは長谷部くんぐらいかな?彼の主_黒田家の人はキリシタンだったと聞いた事があるからね。
(所々傷が付いてしまっている十字架のネックレスを見つつ上記の事を述べたものの、半ば勘で言っている様なものなので少し自信無さ気に眉を下げて笑み)
ああ…確かにそうだったね
(そういえば以前に前の主はキリストを敬っていたと言っていたなと思い出してはこくりと頷いてそれならば憶測だろうとここに落ちていてもおかしくないかと思い)
まあ、彼がその主の影響を受けているかは分からないから何とも言えないけど。
(長谷部くん自身もキリシタンかどうかは不明な為に付け足す様にそう言っては、手中の十字架に視線を遣り。拾ったは良いもののどうしようかと暫し眺め)
…取り敢えず、他には何も無さそうだね。
(十字架についてはここに置いておいても仕方がないかと思うと一応持っておく事にして、辺りを見回してから上記を述べていき)
そうみたい、時間もそろそろだろうし…帰るかい?
(ここでの収穫は十分にあり、空を見てはそろそろ日も傾いてきているし丁度いい頃合なのではないだろうかとそう言って)
そうだね、もうすぐで夕方にもなるし…それじゃあ、帰ろうか。
(自身の腕時計を見ては時間を確認し、傾き掛けている太陽をも眺めては中庭から正門の方へと向かって行こうとして)
うん
(頷き相手のあとをついて行く前にピタリと足を止めては墓石に向かい手を合わせ黙祷し。それを終えるとまた相手のあとを追いかけていって)
(正門の前に着き、光忠くんがこちらへと来た所で片方の門を開けていくと外へと出て行き。日が沈む前に東本丸に帰れそうかなと思いながら歩き出して行って)
広い本丸だったからね。探索にも時間が掛かってしまったね。
(相手の横に並んで橙色になっている夏の夕暮れを見ては上記を述べ、道を進んで行き)
うん、でも色々と知れてよかったよ。これで助けられたらいいな
(亜種である長谷部くんの過去、あの本丸であった出来事などが分かったことで自分に出来ることは少しでも増えたのではないだろうかと思い微笑んで)
そうだね。…亜種の長谷部くんの事、助けられたら良いね。
(何も情報が無かった時よりかは大丈夫なはずと思ってはいるものの、やはり言い切れない為に相手の微笑みに対して少しばかり眉下げて微笑んではそう言葉を零し)
うん、そのためにも僕ができることを精一杯して頑張らなきゃ
(自分に出来ることが今回の情報を得て増え、これで大丈夫だと思い言い聞かせ頷いて)
確かに、君の言う通りだ。今は自分達が出来る事を精一杯しないとね。
(頷く相手に微笑んでは同じく頷いて。中でも日記や手紙の手掛かりは大きな収穫だったと思えば、上手い具合に手紙の方は政府への報告の際に隠さないとと考えつつ足を進めて行き)
でも僕ら、政府の人たちが知らないようなことをしている。それに今度は、政府の敵を助けようとしている…きっと大変だろうなぁ
(今回自分たちがしようとしていることは政府に望ませていることでもないため、これを秘密裏にしながらするのは大変だろうと苦笑して)
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