エル 2016-04-21 23:36:18 |
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はは、同じ立場…か。
(同じ態度を取るだろうと言う相手に思わず笑ってしまい、そんな事はきっと一生起こらないだろうに良くそんな事が言えるなんて思いながら呟き。また声色や眼差しが彼方にいた時よりも断然柔らかく優しいのを感じていて「家……じ、自分で立てる」家と言う響きに懐かしさを感じながら差し伸べられた手を思わず掴もうと途中まで伸ばし、その後ハッとした顔で手を引っ込めれば自ら立ち上がって)
(/いえ、此方も不安定なロルで申し訳無いです!)
…そうか。では帰るか。
(己がさし伸ばした手を掴もうと伸ばされた手は掴むことなく途中で手が引っ込み、その動作にすこし残念な気持ちがこみ上げるものの初対面だから仕方がないと声色や眼差しにに変化がないようにつくろうと自ら立ち上がった相手に声をかけ、部屋を出るために扉に向かってゆっくりと歩き出して)
(/それは此方の台詞ですから、お互い様ですよ。)
…何故俺を選んだんだ…。
(扉へと向かう相手の背中を追いかけて歩き出し、ふとお客は主人に忠実だったり従う者を好んで連れて行く傾向が多い為当てはまらない自分を選んだのが不思議で何となく疑問を抱き視線を向けては話し掛けていて)
(/ありがとうございます、ではよろしくお願いします。)
…正直言うと、恥ずかしい話一目惚れだな。
(扉へと向かいゆっくりと静かに扉を開き部屋の外へと出て、穏やかな日差しと晴れ晴れした青空に自然と口元には笑みを浮かべ、空を見ていると己の後を追ってきた相手の問いかけに少しの沈黙の後、仮面をかぶっているため恥ずかしさから頬の赤みを隠してくれているが声色や瞳から照れているということは察せられるだろう)
(/こちらこそ、よろしくお願いしますね。では背後はそろそろドロンしますね!)
…一目惚れ?…変わった奴なんだな。
(扉の外へと出ると己を照らす日差しに眩しいと手を翳して影を作って光を遮り、相手の答えにあっけらかんとした顔をしそんな答えは信じられないと思うものの声色を聞くとそれは本当のことの様で鼻で少し笑いながら返せば内心相手に色々な興味が湧いて)
よく言われる。変わった奴だとな。
(真面目なのにお人よしなため自己犠牲を厭わない所もあるため変わった奴だと評せられているため相手の言葉に慣れたような様子で言葉を返しつつ、ゆっくりと相手が追いつきやすいように歩き出しと「そういえば、お腹は空いていないか?」と相手の体調を気遣うように問いかけて)
はは、何だそれ。
(慣れた様に答える相手に本当に可笑しな人だと思うと面白くて先程までは見せなかった自然な笑顔を浮かべていて「お腹?別に空いて…ない。」相手の後を付いていけば質問され実際は空いているものの本当の事は言えず嘘を吐こうとしたが途中で腹の虫が鳴ってしまい声を小さくしては顔を赤らめて俯き)
はは、体は正直のようだな。
(己の言葉に自然な笑みを浮かべる相手に釣られるように口元に笑みを浮かべつつ、己の問いかけに空いてないと答えるが体は正直のようで腹の虫がなったので思わず軽く笑いながら上記を述べると「何が食べたい?ちょうど俺も小腹が空いていてな。」と相手に問いかけながら家にある冷蔵庫の中身を思い浮べながら何を作ろうかと考えていて)
う、煩い…。
(なんとも恥ずかしいこの状況に唇を噛んで顔を赤らめて歪めればせめてもの反抗の言葉を一言返し「……食べれるなら何でも。向こうに勝る残飯はそうない。」ろくに十分な食事も取っていなかった為に最早何でも食べれそうだと思いそう告げて)
何も恥ずかしがることないだろう。食欲は人間の三大欲求の一つだ。
(恥ずかしそうに顔を赤らめる相手にお腹がすくのはごく自然なことだと言わんばかりの言い方をしつつ「…そうか。ならば手早く料理を作ることにしよう。」と相手の言葉にろくな食事を与えられなかったのだろうと思い、時間のかかる料理ではなく早くできる料理を作ろうと考えながらまるで己が料理を作ると捉えられる言い方をして
)
そうゆう事じゃない…隠しきれなかったのが恥ずかしいんだ…。
(正論を述べる相手に恥ずかしがってる自分がまた恥ずかしくなり眉を寄せながら正直に述べて「お前料理出来るんだな。」相手の身なりや姿からは想像出来ないが先程の言動から相手が作るのだろうと思い意外そうな顔で相手を見つめて)
…あー。確かにそれは恥ずかしいな。
(大事な場面で粗相がないように心がけても生理現象は思いもよらない形で顔を出すことがあり思い当たる節があるのか相手の言葉に同意するような言い方をして「何分一人暮らしが長いからな。お陰で料理を含む家事は一通り出来るようになったんだ。」奴隷を買うという時点でそれなりにお金には余裕ががある裕福な暮らしをしていると思いきやなにやら事情があるのか身なりは裕福とは思えないごく普通の一般人のような服装をしており装飾の類は左手首にまかれた安物のアナログ式の腕時計のみで)
あぁ、だからあんまり見るなよ?…。
(同意してくれるなら尚更この顔は見られたくないと思い目を細めて見つめては忠告し「1人暮らし?…お前貴族じゃないのか?」相手の言葉に疑問を持ち、そう言えば執事や使用人を連れている様子も無く一人で居たと思い返せばよく見るといつも来る貴族達とは少し違う雰囲気もありこの疑問は広がるばかりで)
…父親がそういう由緒正しい家柄の生まれで俺は、父親と愛人と間に生まれただけだ。
(貴族という言葉に何やら思うところがあるのか少し間をおいてから隠す必要もないため愛人の子だと周囲の人間に聞かれないように声のトーンを落とし相手だけに聞こえるように述べて。普通愛人の子は疎まれ、認められないことが多く彼の場合の例外ではなくなぜお金に余裕があるか、その答えは簡単にいうと口止め料として多額のお金をもらったという話である。)
…そうなのか。……憎いか?
(相手の喋る声のトーンから真実だという事は安易に理解でき愛人の子供と言えばいい暮らしはしないのは相場が決まっている。これまでも苦労したのだろうと勝手に解釈しながらも大人しくその話を聞いていて、一言何方かの肉親を恨んでいるのか質問し「借金に塗れてそれを逃れる為に俺を売り飛ばした両親が憎い…だが同じ立場だったら俺も同じ事をしたんだろうなと思っている。…お前はどうなんだ?」相手の過去を知ったのだから己の事も話すべきだろうと勝手に話をしだして)
…憎いに決まっている。だが復讐からは何も生まれない。
(憎いか、憎くないかと問われれば当然憎いという感情が多く占めるがそんなことをしても父親から憎まれるだけで悲劇を生むだけで、それに曲がりなりにも生みの親である母親が愛した人というのも事実なため憎しみに捕らわれぬようひっそりと日陰で生きることを決めているのか相手の言葉に肯定しつつも母親がそうしたように父親に危害を加えないと捉えれるような言い方をして)
はっ、同感だな。お前と初めて話しが合えて良かったよ。
(憎しみが勝ったとしてもそれを実行する事は何よりも馬鹿らしい事だと思っていて、相手の意見は最もなもので同意すれば軽く笑いながら話しが合った事を少し嬉しく思い。「で、お前は1人暮らしな訳だが……寂しくなったのか?」仮面で隠れた相手の顔を横目で見ながら少しからかう様にして問い掛けて)
案外似た者同士なのかもな。
(相手を選んだのは俗にいう一目惚れなのだが、己と似たような雰囲気だったため惹かれたのかもしれないと思いながらも最初の時より比較的様々な感情を見せるようになった相手を見て微笑ましいという眼差しで相手を見ていて「はは、寂しくなかったらそもそもこういうお金の使い方はしていないさ。」からかうように問われた言葉に己のことを精一杯育て愛してくれた母が亡くなり、己のことを誰も知らない見知らぬ土地へと引っ越し、落ち着いたころ見ないふりをしてきた寂しいという感情に己には有り余るほどのお金の使い道を考えた結果、奴隷を買うという決して褒められない金の使い方をしたため相手の言葉にあっさりと肯定して)
別に嬉しくないがな。
(相手の事を知る内に他の者とは違う違和感が何となく理解出来てきて同じ様な立場に合ったことから似ているのかもしれないという考えも浮かび相手からもそう言葉が返ってくれば小さく笑いながら嬉しくないと返し「…それもそうだな。」本心としては少し焦った様な返しを期待していたのだがあっさりと肯定されてしまえばからかう事も馬鹿らしくなりつまらなそうに周りの売れ残った奴隷達やそれを見定める貴族達を眺め始めて)
だから、俺は君のことを同等として扱うし君も俺のことを同等に扱ってくれて構わない。
(お金で人を買うという非道徳的な行為はしたが相手を奴隷として扱うつもりはなく共に暮らしてゆく同居人として扱い、それは己に対しても同じように考えてほしいと根が真面目なのかそう述べつつ相手の視線を追うと売れ残った奴隷とそれを見定める貴族たちの姿があり「…帰るぞ。」とあまり長居したくないのか短めに相手の声を掛けると少し歩く速度を速めて歩き出して)
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