赤葦京治 2016-04-21 17:39:19 |
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良いって良いって、たまには素直に先輩に甘えとけ。どうせ俺たちも使ってるもんだしさ。(淡々とチェックしている相手の方に向かって歩き、相手の隣については相手の持っているチェック表を横から見てはやはり手伝おうと思い「一人より二人の方が早く終わるだろ。チェック表、それ一枚しか無い?」チェック表が二枚あれば分かれてやれるため効率が良いと思い尋ね。聞き返されたことにあー、と声を漏らしてから「その一年、リエーフっつうんだけど彼奴、俺が忘れ物取ってきてくれたらレシーブ死ぬ気で上達させるって言うから取りに来た訳」リエーフの言っていたこととは少し変えて相手に伝え。クスリと笑われればムッと態とらしく子供みたいに拗ねた顔を浮かべ)
……。まぁ、そういうことなら。(甘えるということに慣れておらず戸惑いの色が若干顔に浮かび沈黙するも後に続いた言葉にここは他校であれ先輩である相手を立てるべきかと了承の意を示し。チェック表を覗き込み訊いて来る相手に「1枚ですよ?これ使って下さい。俺はもう頭に入ってるんで…」とチェック表を渡し、丁度チョークの項目に差し掛かり中まで確認すると残りが1本半程であり補填用から箱毎持ち出し棚に置き。「確かロシアのハーフでしたっけ?そういえば試合中、アタッカーとしては活躍してましたけど守備の方が…。彼ってMBですよね?」と手を止めずに話を聞き森然や生川が彼に攻撃を集めていた今日の試合を思い出し。拗ねる相手に本当にこの人年上か?と思いながら表情を戻し)
おー、素直で宜しい。でもまあ、木兎みたいな奴が先輩だと甘えるっつうか甘えられる方だもんな赤葦は(ニシッと歯を見せるように満面の笑みを浮かべて、戸惑い浮かべた相手の先輩を思い出し、あー、確かに甘えられないかもなぁと思いながら上記を述べ。チェック表を己に渡して自分は頭に入っているからという相手に驚き「本当頭の回転早いよな。こんなの普通覚える?」しみじみと言葉を紡ぎ相手から一歩ぐらい離れたところの備品をチェックし。己のチームの一年のこともちゃんと分かっていたことにへえ、まだ初日なのによく覚えたなと思い「そう其奴。高校からバレー初めたからまだまだ初心者なんだよ。ウチって比較的レシーブメインのチームだろ?それなのにあのレシーブだし。MBの癖にブロックの時万歳するからど真ん中抜かれたりと色々足んねえんだよ。今は俺と夜久で彼奴のレシーブとブロック見てんだよ」はあ、とため息を零し面倒臭そうに述べながらもどこか楽しげに伝え。「なんか今変なこと考えただろ」ジトーっと相手の方を見つめ)
……甘やしませんけどね?(相手の満面の笑顔と慣れない褒め言葉に固まるも一瞬で。自校の日常を思い出しつつ応えては手伝い始めた相手の方をちらっと確認して「そうですか?頭に入って来るものは仕方ないですよ。うちは瞬時の判断を要する事態に陥る機会が多いんで…それも関係してるのかも知れませんけど」と作業の手を再開し。「高校から…。珍しいですね?バレー部員は大体中学から続けてるパターンが多いですし。センスはありますし3年がマンツーマンで指導してるなら今後に期待ってことですかね?」と口から出て来るのは文句ばかりだが言葉の端々から感じる楽しげな空気に若干後方にいる相手からは分かりにくいが口元を綻ばせて述べ。「変なことって何ですか?」と首を緩く相手に向け)
そうか?でも、かなり頼りにはされてるだろ。周りから見たらそうなるぜ(相手の返答に少し驚きを隠せず目を丸くして相手を見ては少し間を置き、少し腑に落ちないため違う言葉で言葉を紡ぎ。相手の言葉にうわぁ、と小さく言葉を零しては「そんなもん普通は入ってこねぇよ。まあ、セッターだし木兎のテンションの起伏も激しいからな」と言った事を思い浮かべながら思い当たる節を述べ。「まあな。早い人は小学生とかからだし。今のところそのセンスで打ってるけどちゃんと体に染み込んだ技術でこれからは打ってもらわ無きゃ困る。それに、俺と夜久が教えてんのに上達しないってのはなんか腹立つし」相手の方向かずにチェック表と照らし合わせながら作業を進めて、相手に後輩のセンスを認められ少し誇らし気に言葉を発し。「先輩っぽく無いとか子供っぽいとか」何となく思いついた事を口にし)
あれは頼りにって言うんですかね…?何か最近子育てする母親の気持ちが分かって来ましたよ…木兎さんの世話係りって謎のフィルターで見てるからじゃないですか?(相手の言葉に遠い目をして悟りを開き次の言葉に今で甘いならもっと突き放すべきか?と一瞬思うも己の仕事が増えるだけという結論に至り溜息を吐いて。普通はないとの相手の言葉に「はあ、そういうものですか…?やっぱり仕方ないとしか言いようがないですね?」と手は動かしながら気のない返事をし、誇らしげな反応に「やっぱり主将ですね?鞭ばかりじゃなくてたまに飴を与えれば効率も上がるんじゃないですか?飴の与え過ぎは堕落に繋がりますけど…」と練習中ずっと叱ってたなと思い返しては飴と鞭の話をし。己の問いに応える相手に「自覚あるんですか?」意外ですと付け加え)
子育てをする母親…ピッタリじゃねぇの?いや、高二で副部長で木兎の世話係はかなり頼りにされてると思うけど?(子育てをする母親と言うところについふはっと吹き出して笑い、出来るだけ笑いを我慢するように肩を震わせて上記を述べ、相手の方を見れば悟りを開いたような顔をしており思わず口を抑えて笑いを堪え。仕方ないと言う相手に「ま、赤葦が仕方ないって言うなら俺が口出すことでもねぇか。けど、あんま無茶すんなよ。そう言うのってかなり頭使うからさ」とアッサリしてズボンのポケットに手を突っ込み飴を一個取り出し「やる。これしかねぇから他の奴らには内緒だけどな」と付け足し、もし己が飴を持っていたことが後輩、特にリエーフに伝わると絶対強請られそうだと思い口止めをし。「そうか?俺より夜久とかの方が主将っぽいけどな。リベロだから無理だけど。飴と鞭ねぇ。一応考えとくよ」少し不思議そうにし後頭部の髪を乱しながら述べ。「ねぇよ。つうか、そんな子供っぽくねぇだろ」とジトーっと相手を見つめ)
産んだ覚えないんですけどね?副将の件は前主将から木兎さんが指名された時嫌な予感はしたんですよ。案の定木兎さんが指名して来たのは俺でしたし他の先輩達も反対しないし…拒否権ないですよ。(笑いごとじゃないんですけどと笑う相手に視線で訴え口から溢れるのは愚痴のようなものばかりで溜息を吐き。「頭の隅には置いておきますよ。ありがとうございます。うちにも食い意地張っている人が約2名程居るんで巧くやります。」と相手の注意を軽く流し飴を受け取ると礼を述べ口止めの件を了承し。「夜久さんて男前ですよね…けど黒尾さんが主将じゃなかったら今の音駒にはなってませんよね?…こっちは終わりました。此処から此処まで印入れておいて貰えます?」今の音駒を作ったのは他の誰でもなく目の前の相手でありそれを告げると丁度作業が終わり相手に近づきチェック表の己が確認した欄を指さし。「見た目は違いますけど木兎さんと波長が合う時点で子供っぽいでしょう」とさらっと述べ)
ま、木兎って大っきい子供って感じだから余計にそう思うのかもな。てか、周りが反対しないってことはそれなりに認められてんだよ。普通は二年が副将ってことに反対すると思うぜ(相手の視線の訴えに気づき数回深呼吸をして笑いを止めて相手の愚痴を聞き微笑を浮かべて上記を述べ。「頭の端って、ちゃんと覚えとけよ。いえいえ、先輩の優しさって奴だよ。ま、赤葦ならヘマしないと思うから安心だよ」小さくオイオイと呟いては相手の頭に向かって手を伸ばし。「そうそう。教えんのも夜久の方が上手いしな。でも、そう言って貰えんのは嬉しいけどな。て、早いな。了解。俺は後ちょっとだから代わりにリエーフの忘れモン取ってきてくれるか?」やっぱり夜久とは3年間一緒にいるため夜久が褒められるのは己としても嬉しく、今のチームを作ったのは己だと言う相手にやっぱり赤葦良いな、と内心で呟きチェック欄にチェックしていき。「赤葦の子供っぽい基準は木兎と波長合うかどうかなのかぁ?」と述べ)
反対してくれることを期待したんですけどね?俺は。今はだいぶ慣れましたけど(ミーティングなどの時の居心地の悪さを思い出し「覚えてはおきますけど実行するかはまた別って話です。黒尾さんっていつも後輩にこういうことしてるんですか?」無茶するなと言われても自覚がないから約束は出来ないという意味を込めてしれっと流し、やっぱり慣れないなと思いながら伸びて来る手を受け入れ。「わかりました。基準は色々ありますけど真っ先に浮かぶのが子供の代表の木兎さんなだけですよ」と返事をして倉庫を出る直前に問いの答えの言葉を残しその場を離れ灰羽のジャージを探し始め)
反対されないのは信頼されてるってことだからもっと胸張れよ。ま、慣れって怖えもんな(最初の頃は己も主将を任されたことに不安を感じ困っていたものの今じゃそれなりに慣れてきたためどこか親近感を覚え上記を述べ。「ったく、出来るだけ実行しろよな。こういうことって飴か?まあ、あったらやるってぐらいだな」しれっと流されたことにはあ、とため息を零して少し諦めも込めた声音で言葉を紡ぎ、一応撫でること許可してくれたと受け取り相手の頭に手を乗せ軽くポンポンと優しめに撫で。「おお、サンキューな。ま、子供代表が木兎だってことは否定しないけど」ふはっと吹き出して納得だわと付け出して相手に聞こえる声で述べどんどんチェックをしていき)
……あった。(一度立ち止まって体育館の端から端まで見渡しとある一点に赤いモノを見つけ軽く走ってその場所まで行くとジャージの上着を拾い上げ、拾い上げた瞬間にポケットから落ちるモノをギリギリでキャッチし。これか…っとキャッチしたスマホをポケットに戻しこのままっていうのもなとジャージをささっと綺麗に畳み手のひらの上に乗せ黒尾さんの居る倉庫に戻ろうと歩き出すと己のスマホのバイブが着信を知らせスマホをポケットから取り出して画面を見ると梟谷グループLINEが立て続けに来ており『木葉:もう限界』『猿杙:赤葦今何処?』『尾長:先輩早く戻って来て下さい!もう保ちません。』文面を見ながら倉庫に戻ると思わず深い溜息を漏らし)
よし、これで最後(相手の足音がだんだん小さくなっていくのを聞きながら出来れば相手が戻ってくる前に片付けたいなと思い少し集中してチェックをしていき最後の欄にチェック入れると同時に上記を呟き倉庫の入り口の方を向き、ポケットに入れていた携帯で時間を確認し。ま、リエーフの奴は待たせとけばいいかと考えて深い溜息漏らしながら戻ってきた相手を見て「また木兎が何かやらかしたか?」と1番最初に思いついたことをそのまま口に出して問いかけ)
寸前ってところですかね?部誌を提出するのに木兎さんを木葉さん達に託して出て来たんですけど…まぁ、監督からの用事が入るのもよくあることなんで先輩方で木兎さんの気を逸らしてくれてたんだと思います。LINEから考えると今木兎さんを抑えてるのは鷲尾さんと小見さんですね?騒ぎを起こす前に対処しないと。(相手の問いにこめかみを押さえながら答え。去年より一緒に居る時間が増えたからか?けどそれだけで…と自問自答し「あ、そういえば確認は終わりました?これ、灰羽の忘れ物です。」と声を掛け手に乗せていた畳まれたジャージを相手に渡し)
相変わらず木兎の子守は大変そうだな。でもまだ寸前で良かったな。不幸中の幸いってやつ?(多少同情するような視線を相手に向けては苦笑を零しながら言葉を発し。「おう。確認なら終わったぜ。提出は俺がしといてやるからさっさと戻ってやりな、じゃねぇと本当に木兎、手をつけられなくなるから。つうか、普通ジャージ忘れるか?あの馬鹿。」相手からジャージを受け取りチェックを少しヒラヒラさせながら述べ)
去年より酷くなってる気もしますけど…まだ安心は出来ませんよ?(相手の言葉に疲れた表情で呟き「すいません、後はお願いします。灰羽の本来の忘れ物はジャージの中のスマホだと思いますよ?」己が頼まれた作業だったのに最後を任せることになってしまった申し訳なさを胸に謝罪の言葉を述べ去り際に相手の後輩の本来の忘れ物を伝えて体育館を急いで後にし)
段々退化してんのか木兎は(去年よりも酷くなったという言葉に可笑しくふはっと吹き出してお腹を抱えて爆笑をしてしまい、相手の疲れた表情に少し笑いを止めて労わるように上記を述べ。「おう、先輩に任せとけ。つうか、彼奴体育館にスマホ忘れるとか何やってんだよ」リエーフのジャージを抱えて、仕事を任されたことにコクリと頷いて見せ体育館を去る相手に手を振るようにチェック表をヒラヒラされ)
………。(体育館から校舎までの通路を走るも校舎に入ると走るわけにいかず急ぎ足で歩き階段を上がり梟谷に割り当てられた部屋の前に辿り着きドアに手を掛けた瞬間、中から己の名を呼ぶ声と何やら悲鳴など様々なモノが聞こえ勢いよく開けるとこの騒がしいというよりも最早ホラー状態な音声が他校の耳に入らない様に即座に後ろ手で閉め。「はいはい、先ずは少し落ち着きましょうか…木兎さん?先輩方、すいません。尾長も、ありがと。」姿を発見するなり此方にダイブして来た木兎さんを宥めつつ疲れた果てた様子の他の先輩方を見遣り泣きそうになっている後輩に優しく声を掛け)
一応、梟谷の監督に渡した方が良いっか…(倉庫を閉め電気を消して最終チェックをしては体育館から出て、上記を呟きながら監督たちのいるところに向かいチェック表を提出し。部屋に戻りリエーフの頭に向かってジャージの投げ付け「ジャージとスマホ体育館に忘れるって何事だ馬鹿」と軽く睨みつけるように述べ。一応赤葦に提出したって報告した方が良いかと思い夜久に告げて梟谷の面子のいる部屋に向かって歩き出し)
木兎さん、移動しませんか?(と声を掛けるもダメだと返って来て「いつまでこの体勢でいれば…」と声を掛けると俺が良いって言うまでと返って来る。かれこれ何分もこのやり取りが続いているのだが疲れ果てて床に転がっている先輩方や目のやり場に困って挙動不審になっている後輩、そして木兎さんに抱き着かれたまま身動きが取れない己。この状況を打開出来る者は現在存在せず、木兎さんの気が済むまで好きにさせるしかないか…黒尾さんに迷惑掛けたし監督の下にチェック表がしっかり届いたかも気になるな…とドアに背を預けたままぼーっと考えながら話し続ける木兎さんに適当に相槌を打ち)
おーい、赤葦。チェック表、お前んところの監督に渡したけど問題無かったか?(梟谷の部屋に着くとトントンと数回ノックし、相手を呼びながらドアを開けて上記を伝え。去年も見たものの去年とは違い、己は相手のことを好きの認めてしまったためその姿に嫉妬してしまい失礼しまーすと述べながらズケズケと中に入って行き二人の前でしゃがみ「木兎はいつから退化したんだぁ?今の木兎じゃ一枚ブロックにも勝てそうにねぇな」と言葉を紡いでニヤリと口角を上げながら木兎を煽り)
黒尾さん?あ、はい。ありがとうございます。本当は俺から訪ねなきゃいけないのに…すいません。(ノックの音が聞こえそのドアに視線を向けると今考えていた人物の声が聞こえ。何か不備でもあったのかと思えばどうやら己が知りたかったことを伝えに来てくれたようでお礼とお詫びを述べ。そのまま音駒に割り当てられた部屋に戻ると思っていた相手が何故か己達の方へ向かって部屋を突き進んで来て目前でしゃがみ何だろう?と思っていたら突然木兎さんを煽り始める相手に「ちょっ、今この人煽るのは止めて下さい。やっと落ち着き始めてたのに…」と思わず間に入ってしまい抱き着いたままの木兎さんは煽られ抱きしめる力を強め「…痛っ」と思わず零し)
良いって良いって。どうせリエーフにジャージ返して終わって暇だったから。それに、今の状態じゃ赤葦動けねぇだろ(ニシシッと裏表のない真っ直ぐな笑みを浮かべては労いの気持ちを込めて相手の頭に手を乗せ軽くてポンポンと撫でながら述べ。「悪りぃ悪りぃ。折角落ち着き始めたのに本当悪りぃな」悪いと言いながら困っちゃうようにも笑みを作るものの目は全くと言っても良い程笑っておらず、痛いと声を零す相手に「木兎クン、赤葦痛がってるから少し力弱めたら?木兎だって赤葦に怪我して欲しくねぇだろ?」と同意を求めるように述べ)
いやまあ、それはそうなんですけど……あの、黒尾さん?その…頭撫でるの止めて貰えませんか?恥ずかしいので…。(動けないことを指摘されると言葉に詰まり、先輩方の視線と後輩の赤面顔に恥ずかしくなりおずおずと頭を撫でる行為を止めて欲しいと願い出るも語尾は段々小さくなって行き。「あの、木兎さんと何かありました?」と目が笑ってないことに気づくも相手の気持ちには全く気づかず何かトラブルでもあったのだろうか?と考え。「…木兎さん?」と黙り込んでしまった木兎さんに声を掛けるとあかーしは俺の!!と返って来て困惑するも相手が木兎さんだと気づくと「はいはい。俺は梟谷のセッターで木兎さんのセッターですよ」と答え)
だろ?多分お前は気にするなって言っても気にするだろうなって思って。そうか?俺は気にしないんだけどなぁ(クスリと笑みを浮かべて、撫でる行為をやめて欲しいと言う相手に不思議そうに首を傾げて周りを見てはそういうことか、と内心思い揶揄るように述べて頭から相手の頬に手を移動させ。「いや、何もねぇよ。それに、何があったとしても俺の問題だから」眉を下げて苦笑を浮かべながら述べて「だから木兎は関係ないとは言い切れないけど関係ねぇよ」と付け足し。「ふーん、そ。赤葦は木兎のセッターねぇ」と悟られないように気をつけながら少し冷たい表情をし、ここで相手は己のってハッキリ言い返せないことにももどかしく思い小さくため息を零し
すいません。黒尾さん、楽しんでません?(もう何も言えず反射的に謝り、頭を撫でていた手が頬に移って来たのと相手の言葉に息を呑む先輩後輩の姿が視界に入り咄嗟に俯き。相手の言葉に関係ないとは言い切れないけど関係ないってどういうことなんだろう?と考えていたら「はあ…。」と気のない返事となり己の返答に満足したのか先程まで痛いくらい抱きしめられていたのが解放とまでは行かないものの力が緩まりホッと安堵の息を吐き「黒尾さん?大丈夫ですか?疲れてます?」溜息を吐く相手の顔を覗き込む様に声を掛け)
謝んなよ。お前のそういう真面目なところ結構好きなんだぜ?んなことねぇよ。ま、本気で嫌がられる前には離してやるさ(謝られたことになんで謝んだよと笑いながら述べて、冗談とあしらえる程度軽めの声音で述べて、俯いた相手の頬を数回ムニムニと摘みながら遊んではパッと手を離し。気のない返事に苦笑を零して仕舞い「ま、大したことじゃねえから気にすんな」とさっきとは打って変わってニシッと笑みを浮かべて言葉を紡ぎ。覗き込むように声をかけられたことに目を見開いては「大丈夫。流石に初日へばる様な体力じゃねぇよ。心配させて悪いな」コクリと頷き相手の言葉に心配なんで一言も入っていないが心配してくれたら嬉しいと言う意味合いを込めて述べ)
すいません。あ!……。俺も細やかな気遣いが出来て後輩想いな黒尾さん好きですよ?……。(言われてまた謝りそのことに気づくと恥ずかしさで俯き。好きと言う言葉に恋愛の方の意味だとは露とも思わず此方も他意はなく純粋な人間性が好きだと述べ。頬で遊ばれている間じっとしていて。「黒尾さんがそう言うなら…。」と気にするのを止め、大丈夫と言う相手に「体力面は元々心配してませんよ…メンタルの方です。」と覗き込んだままの体勢で見上げ。ふとやけに静かだな?と抱き着いたままの木兎さんを見るとどうやら夢の国へ旅だったようで「少しすいません。」と相手に一言言って。尾長に声を掛け一組の布団を準備させると木兎さんを布団に寝かせようと木兎さんに抱き着かれたままの重い己の体を踏ん張って立ち上がり引き摺るように布団まで向かおうとし)
お、おう。こういうこと真っ向向いて言われると照れるな。でもま、サンキュー。嬉しいよ(恥ずかしさから俯いた相手に対しふはっと笑みを零したものの存外照れ臭く目線を逸らしながらポリポリと頬を掻きながら述べて子供みたいな笑みを零し、しかし、己の好きと相手の好きは少し意味が違うため顔には出さないものの少し残念がり。「素直で宜しい」少し偉そうにコクリと頷いてみせ。「大丈夫大丈夫。結構メンタルも頑丈のつもりだぜ?」見上げてくる相手の額を軽く小突いて。木兎に抱き着かれたまま移動を始めた相手を見て、木兎と相手じゃ身長差もあり体型の差もあるため大変だろうと「手伝うぜ」と述べて後ろから木兎の体重を己にかかる様にし)
言われ慣れないと確かに恥ずかしいかも知れませんね?(照れる相手を見て己は普段から木兎さんから言われている為他意がないと別段照れも感じなくなってるなと何処か他人事のように答え。「痛い」と軽くとも痛いものは痛く、小突かれた額を手で擦り。手を貸してくれる相手に「ありがとうございます。」と礼を述べ布団の下まで辿り着きゆっくり腰を下ろすと安心してだいぶ力が抜けている木兎さんの腕を己の体から外し布団に木兎さんを横たえると掛け布団を掛け)
ぁー、赤葦は木兎に言われ慣れてるもんな(少し納得した様に述べては、木兎がどういうつもりで言ってるかは分からないけどそうやって好きと言える木兎を少し羨ましく思いそれに引き合え己は冗談に交えてしか言えないと悔しく感じ。「悪りぃ悪りぃ。そんなに強くやってねぇと思うけど…」痛いと零した相手に顔色を変え心配そうに相手の出方を伺う様な表情をして相手の手の下に入り少し退かして己が小突いたところを親指で撫で。「ったく、気にすんなって。俺が勝手にやってることなんだから」木兎を布団の近くまで運び寝かすのは相手に任せてその手つきを眺め)
そうですね。初めの頃は他意はなくとも人前で大きな声で言わないで下さいって言ってたんですけど…周りが先にその状況に慣れ始めて俺も諦めたって感じですけど。(入部してすぐの頃を思い出しながら述べ。「ふふ、嘘です。」と心配そうな相手の顔に悪戯が成功した子供の様な顔をし「………。あの、黒尾さん?彼処で話しませんか?流石に部屋を出るのは木兎さんが目を覚ました時に近くに居ないとまた騒ぎになりかねないので難しいですけど」と眠る木兎さんの寝顔を聖母の如き表情で暫く見つめ起きる気配がないのを確認すると顔を上げて周囲を見渡し。先輩方は固まってトランプゲームに興じていて後輩もそちらに加わったのを確認して後ろを振り返り部屋の一角を指さし苦笑いを浮かべて声を掛け)
あー、慣れって怖えもんなぁ。最初は違和感あったのに今じゃそんなこともないってかぁ(ドンマイと同情するかの様に苦笑を零してはしみじみと言葉を紡ぎ。子供の様な相手の表情も可愛いと思ってしまい少し照れを隠す様に相手の頬をムニムニに摘み「ったく、あんま俺を揶揄るなよ。結構本気で心配したからな」と述べ。「おう、良いぜ。また木兎が騒いだ時赤葦が居なかったら他の梟谷の奴ら大変だもんな」相手が指差した方を向きコクリと頷いて同意の意を示して言葉を発しその方向に向かって歩き出し)
木兎さんと居ると大抵のことでは動じなくなりますよ(良い意味でも悪い意味でもと付け足し。摘まれた頬を意識し今口を開くと間抜けな話し方になることは容易に想像出来「……。」と無言で両手を合わせ謝罪を形にしながらも胸中で心配されて嬉しいなどという不可解な感情が芽生え。「……あ、これどうぞ。うちのマネの手作りなんで味は大丈夫です」己が指し示した場所に移動する相手に着いて行く途中己の鞄からリボンでラッピングされた袋を取り出し持って行くと腰を下ろしながらリボンを解き中が見える様に相手に袋を差し出し若干声を落として述べ)
まあ、木兎と居れば色々問題に巻き込まれたりするもんな(多分長い間木兎と行動を共にしていれば大抵のゴタゴタに巻き込まれたりするため相手の言うことにその通りだと思いながら上記を述べ。相手ならこのまま声を発すれば間の抜けた声になると分かってると思っていたため何かしらのジェスチャーでくると想定していたためその通りにジェスチャーだったことにどこか嬉し気で相手のジェスチャーの意図を汲み取り「良いよ、今回は許してやる。けど、今度からはやるなよ?心臓に悪い」と述べてはもう数回ムニムニしてはパッと手を離し。「え、くれんの?良いのか?梟谷のマネちゃん達は赤葦に食べて欲しいって思ってるだろ。礼なんて良いよ。俺が好きでやったことなんだから」袋の中を見て思わず美味そうと思ってしまい。しかし、己が食べてしまったらマネちゃん達に申し訳ないと思い上記を述べて「それでも礼がしたいなら今度俺になんか奢れ」と付け足し)
木兎さんに悪気はないですからね…。(相手の言葉に頷き溜息を吐くと眠る木兎さんに視線を向けて呟き、怒る気も失せるというかと付け足し。「はい。…けど黒尾さんで引っ掛かるなら試す価値ありますよね」と相手の手が頬から離れると頷くも戦略として使えるんじゃ?と若干考えぽつりと呟き。「俺も食べるんで大丈夫ですよ?それに…多いと思ったら誰か誘って一緒に食べなよ?ウチのメンバー以外で!!って書いてあるんで」とリボンと一緒に括りつけられていたメッセージカードを手に取り目を通し後半の文を読んでカードを相手に見せ。付け加えられた言葉には「クッキーはお礼とはまた別ですし。んー、何か…。…黒尾さんって甘いの平気な方ですか?」と何やら考え込みふと訊ね)
それが1番タチ悪りぃだろ(相手に釣られて木兎の方に視線を向けては苦笑を零して確かに悪気は無いと思うけど逆にダメだろと思いながら上記を述べ、確かに怒るに怒れないけどなと付け足し。「ったくお前、俺を何だと思ってんだ?俺だって普通に心配とかするから」俺で引っ掛かるならという言葉にオイオイと小さくもらしてから言葉を紡ぎ。「まあ、そういうならお言葉に甘えて頂くけど」相手の読み上げたメッセージカードに目を向けおー、と声を零してはなるほどと呟し、言葉を発し。「ん?お礼とは別ならなんでだ?まあ、食べられるし偶に無性に食べたくなる時もあるかな?本当に偶にだけど」と述べては考え込む相手を不思議そうに見つめ)
木兎さんだから許されるんでしょうね…(相手の言葉に頷きでも…と続け「悪い意味じゃないですよ?黒尾さんが世話好きなのは去年で充分分かってますから…。黒尾さんは見抜くかと思ったので…」と目を伏せ大丈夫ですと述べ真意を伝え。「はい、どうぞ。言った通りですよ。量が多いので…ご飯なら量も入るんですけど間食はあまり入らなくて。たぶんクッキーを袋に詰めたのが白福先輩でカードは雀田先輩ですよ。そうですか。クレープの美味しい店をこの前二人に教えて貰ったので…甘い物が食べたくなったら連絡して下さい。」クッキーの袋を相手の方に傾け。何故と問われると事情を話し、甘い物も時として大丈夫な事を知るとホッと息を吐きズボンのポケットに入れていたメモ帳とボールペンを出すと己のメアドと番号をささっと書きメモ帳から綺麗に剥がして話しながら相手に手渡し「何か部活の連絡事項が発生した時もこの連絡先にお願いします。木兎さん伝だと二度手間ですし部内に伝達するのは俺なんで」と付け加え)
まあ、木兎だからなぁ(木兎の事に関してはある意味諦めた方がいいと思ってしまい苦笑を零したまま言葉を紡ぎ、でもと続けた相手の言葉に小首を傾げ「そう言って貰えんのは嬉しいよ。でもまあ、どうだろうな。見抜けるかはその時になってみなきゃだし」正直言えば後輩のリエーフがよくその手を使ってレシーブ練習から逃げるのを見破ってきたが相手のことになるとそこまで気が回らなくなる様で騙されてしまいクスリと笑み零しながら述べ。「まあ、規則正しい生活送ってる奴はそうだろう。白福ってあのよく食べる子?まあ、あの子ならたくさん詰めそうだな」相手の食生活は規則正しそうだと予想で述べて相手の言った名前に会う人を思い浮かべてああ、と呟きなるほどと声をもらしてから述べ。「マジで?気にしなくていいっつってんのに」と述べながらも相手の連絡先を入手出来たことを嬉しく思いメモを受け取りズボンのポケットに仕舞い「ま、確かに木兎に伝えるよりも赤葦に伝えた方が安心するしな」と笑みを零しながら袋に手を伸ばして一つ摘み頂きますと呟いて口に運び)
便利ですね『木兎さんだから』って言葉。(相手の反応に苦笑を浮かべ「そういうもんですか?まぁ、戦略の探り合いは主にセッターの役目ですしね?安心して下さい。黒尾さんにはもう仕掛けませんから。」と一瞬首を傾げるも納得してにはを強調して述べ「そうです。あの先輩の鞄の中身、ほぼ間食ですよ?」と頷き溜息を吐きつつ恐るべき事実を述べ己もクッキーを一つ摘み口に入れ咀嚼して飲み込むと「色々不安だったんで前に一度試しに伝達を任せてみたんですけど…」と話し出すも途中で言い淀み)
まあな。でも他に言いようなくね?(確かにとは思うものの他の言葉を思い浮かばず小首を傾げながら述べ「そういうもんだ。俺にはを強調すんな。夜久とかにもやんなよ?彼奴も結構心配するからな。」コクリと頷きながら述べてにはと言う部分に苦笑を見せ付け足しの様に言葉を足し。「うわあ、凄えな。合宿の時からよく食べる子だとは思ってたけど本当によく食べんな」ほぼ間食ということに顔を引きつらせながら述べてこのクッキー美味いなと呟き「あー、うん。なんとなく分かった。やっぱ、どういうつもりで木兎を主将に選んだのか分かんねぇわ」確かに木兎は5本の指に入るエースだけど主将としてはハッキリ言えばイマイチな気もするためなんとも言えない表情で述べ)
そうですね。(相手の言うことは最もで他に言い様がなく。「それじゃあ、誰にも試せないじゃないですか…。あー、でも木兎さんは計画を知っていても引っ掛かりそうですし…それじゃ本末転倒ですね」と若干不満そうに述べるも灯台下暗しとはこのことかとある可能性に気づき断念せざる得ないなと一人呟き。「色々食べるからこそ舌が肥えるんでしょうね?」と相手の感想に満足気にまた一つ口に入れ。「木兎さんから伝達内容のメールは届いたんです。…でも届いたのは内容を知っていた俺でも解読不能な怪文書でした…。主将選びは前主将の意向なので俺にもわかりません」言い出したのだから最後まで言わないとと良い淀んた先をぽつりぽつりと話し始め形容し難い表情を浮かべる相手に困った様な顔で答え)
だから、他に良い言葉が見つかるまでは木兎だからって済ますしかねぇな(他に見つかるとは思えず見つかると良いなという気持ちも込めて言葉を述べ。「音駒以外にやれよ。今ちょうど合宿中だろ」相手の呟きを聞き取り他校も揃ってる今、梟谷グループの合宿中にやるのに1番良いと思いながら言葉を紡ぎ。「なるほど。色々知ってるからこそ美味いもんが作れるってことか」しみじみと感想を述べながら袋に向かって手を伸ばしもう一つ取り口に運び咀嚼をし。「まあ、うん。そんなんだと思ったよ。木兎に伝えたら正直どうなって他に伝わるか不安だからしなぁ。確かに、前の主将の意図を赤葦に聞いても意味ねぇもんな」最後まで聞き、殆ど想像通りだったため苦笑を零して、困った様な顔をされ悪りぃなという風な顔をみせ)
はい。他校ならいいんですね…。烏野は…騒ぎになりそうですよね?森然ですかね?やっぱり(木兎さんだから。で落ち着いた件に頷き。音駒以外の言葉にどのチームが程よい試し相手になるか考え。烏野は今日の雰囲気を見た限り木兎さん寄りの人間が多いと感じ、主将は面倒見が良さそうで誠実そうとの見解から候補から外した方が良さそうだと考えそれならととある学校の名を出し。「まぁ、これは推測でしかありませんけど」と答えまた一つ手に取り口に運び「何の考えもなく…とは思いたくないですね…今までにない新しいチームを求めたとか?すぐしょぼくれますけど…チーム全体が落ちてる時は大抵一人だけ元気なんでそこに救われたことも少なくないですし…これが狙いだったなら凄いですよね?」と今のチーム体勢になってからのことを思い出しながら言葉を紡ぎ)
まあ、音駒に被害が及ばねぇなら俺はどうこう文句言うつもりはねぇよ。(結局木兎だからと落ち着いたことにそうだなと思いながらコクリと頷き。己の意見をしっかりと聞き入れてくれて他校にやると決めたためどこにやっちゃダメなどを言えなく良いんじゃないという雰囲気で上記を述べ。「でもまあ、そんな感じするよ」なんとなくそんな感じはするため同意する様に言葉を紡ぎ。相手の述べた事に苦笑を零して「確かに、指名された方も何も考えなく指名されたとは思いたくねぇもんなぁ。てか、そこが狙いだったら相当頭切れる奴だったんだな。前主将は」感心する様に言葉を発し)
じゃあ、明日早速実行してみます。(許可も下りたことだしとニッと口角を少しだけ上げて述べ。「そういえば今回の合宿参加校でマネが居ないのって音駒だけですよね?募集しないんですか?」とふと去年から女子マネージャー切望していた山本の叫びを思い出し訊ね。「何か…面白そうだからとか化学反応が起きてとかって軽いノリで決めてる先輩方の姿が今浮かびました。」前主将を思い出していると急に状況が浮かんで来て軽く顔を顰めてもうお腹が膨れたと感じクッキーを取る手を止め。「そろそろ時間ですかね?」と壁に掛かる時計を見ると自由時間終了の10分前ぐらいで。時計を見たまま声を掛け)
早えな。ま、結果ぐらいは聞かせろよ?(やることは完璧に決まったようでそれをちゃんと作戦立ててやると思っていたのに実行日は明日ということに驚き、頑張れと言う思いを込めて相手の頭に手を乗せポンポンと軽く撫で。「あー、山本が異常に欲しがってるだけで俺と研磨は探すとが面倒だから別にいらないし犬岡とか芝山はいてくれたら嬉しいってぐらいだから」山本のマネージャーが欲しいって叫びを思い出したのかと思い、あっちから来てくれるなら別に受け入れるが探すのは面倒のため最終的な結論はいらないということになり他の部員と意見も思い出して上記を述べ。「まあ、深く考えんな。結局良い感じになったんだし理由とかは気にすんな」己もこの合宿で前主将や前の三年生を知っているため思い浮かべながら相手の言ったことを考え、己もそれがしっくりきてしまったため話を終わらせるように笑み浮かべながら述べ。こんな夜にあんまり食べるのはと思い食べる手を止め。「10分前か。そろそろだな」相手につられて時計を見て確かにそろそろだと思いながら述べ)
気になります?(今日はよく撫でられるなと思いながら報告を求める相手に首を傾げつつ訊ね。「そうなんですか。」騒いでいたのは確かに一人だったなと思い返しながら相槌を打ち「はい。黒尾さん、もう戻りますよね?今日は色々ありがとうございました」深く考えるなの言葉に頷き、相手の手が止まるのを確認し袋をまたリボンで結び留め10分前なら主将である相手はそろそろ部屋へ戻った方がいいだろうと声を掛け)
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俺も及川さんもまだ暫くレス返の遅れが続きそうです。すいません、黒尾さん。(謝罪を口にし頭を下げ)
まあ、そりゃあ気になるだろう(楽し気に整える様に優しめの手付きで整える様にそっとそっと撫で。「ま、居たらドリンクとかタオルの用意とかで助かるらしいけどな」山本がマネージャーを全面的に探す理由として言ってたことを思い出して述べ。「そろそろ戻るか。夜久一人じゃ彼奴らの面倒は見切れないだろうからさ」リボンを結んだ相手を見てそっと立ち上がり腰に手を当てググッと背筋を逸らし)
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あー、気にすんなって。お前ら忙しいだろ。俺はいつまでも待っててやるから焦んなよ(ニシッと笑みを零して相手の頭に手を乗せ)
わかりました。(黒尾さんの手って大きいなと思いながら相手の言葉に頷き。「確かにドリンクは助かってます。冷えた状態でもらえますし」と相手の言葉に嗚呼と相槌を打ち「はい。夜久さんも大変ですね…まだ廊下の蛍光灯も点いてるんでそんなに暗くはないと思いますけど気をつけて戻って下さいね?」と体を解す相手を見ながら立ち上がり見送るために部屋のドアまで向かい)
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ありがとうございます、黒尾さん。落ち着いたらまた声掛けますね?(少し緊張を解き一礼すると微かに微笑み)
偉い偉い。(子供に接する様に言葉を述べてわしゃわしゃと撫で乱し。「やっぱ、そういうのは便利なんだよなぁ。探すのは面倒だけどさ。」確かにそうなんだけどと納得したもののでも結局、最終的には面倒臭いと結論付けて言葉を発し。「夜久も赤葦と似て苦労人なんだよなぁ。あー、問題ねぇよ。最悪の場合携帯の明かりを頼りに帰るから」相手の後を追って部屋のドア前まで向かい)
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どーいたしまして。まあ、俺も遅れること多いからあんま気にすんなよ?ゆっくり、落ち着いてからでいいからな(右手をヒラヒラと縦に振りクスリと笑みを零し)
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