トピ主 2016-04-15 17:59:56 |
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>浅瀬チョロ松
どうだろうなぁ…飼い猫は飼い主に似るっていうし…―――え、う~ん。…それもいいかも……
(もし相手が他の誰かに忠誠を誓いそれこそ飼われているような状態であればもう少し素直な性格だったのだろうかと考えながらも相手が他の誰かに飼われることを想像すれば黒い感情が沸いてきてそれが嫉妬だということは理解しておりそんなことになるくらいなら自分で飼ってやると思い呟いて。「……え、怒ら、ねぇ…の…?…だって、いつも…なぁ……」自信の言葉に硬直する相手を見て自分の発した言葉ながら自分でも意味が分からずこんなことを言えば少なくともいつものようにからかわれるか最悪殴られるかを覚悟していたのに予想外の反応にこちらもどうしていい変わらず、そもそも彼がこちらの言った言葉の趣旨に気づいているのかどうか怪しくて聞いて。「うっせぇ!――っ~~触る、なっ!」指摘し続けてくる相手にどうしても認めたくないのか否定の言葉を続ければ、混乱と焦りで半ばパニックになり急に腕を掴まれたことへの防衛本能により掴まれた腕をそのままにパニクった状態でドンと相手の型を突き飛ばし)
えー、うん。内容にもよるかな。
>カラ松
―――――、…こ…こは、…ちょ……ばつ……、やめ…やめろ…っ…くるな…おに、い…ちゃ……お兄ちゃん、は……たすけ…に…きて、…くれる……やだっ……いたい、……くらいの、こわいの…きもち、わるいの…っ…おにいちゃ…ッ…たすけて…おに、……う……あぁぁあッ!!!…っは……は……、………。…っ…おまえ、なんっ…ぅ、(一方、体力の限界から闇の中へと落ちていった意識は体から離れたかのように相手の背に居ても、相手の自室にて治療を受けていても未だ目を覚ますことはなく目を閉じたまま深くも暗い夢の中に居た。夢とも知らずにはっとその中で目を覚ましてはきょろりと辺りを確認すると自分が腕を繋がれていることに気が付く。ここはどこだろう。暗い。知ってる。監獄だ。その中の最も僕が嫌いだった懲罰房だ。そうだ、重犯罪の加害者の粗方は年老いた者や中年の男ばかりだった。そんなのを相手にする看守らも楽しくないのか面倒そうにしていた。――そこに世間を何も知らないばかりかしきりにお兄ちゃんお兄ちゃんと繰り返す子供が放り込まれたら。罪の重さから抵抗も出来ず保護もされない認められた餌食が居たら――しばらくしてパイプや鞭を手にした男達が下品な笑みを浮かべながら寄ってくるのが見えて顔を青ざめさせる。自分のお兄ちゃんという希望を笑い、殴り、屈辱や恐怖に与えてくる人物達の悪夢に呑まれ戯言を漏らしながらがくがくと恐怖に震えながら悪い汗と共にそっと触れられている相手の暖かい手を不意にぎゅうと握り締める。夢の中で看守達の足が一歩、一歩と近づく度に恐怖は増し、鉄パイプを持った男が真ん前にきて自分の顔面めがけ降り下ろす――と言うところで目が覚め、がばりと体を起こし、はっはと呼吸荒くさせながら目を見開きしばらくしては目線を見知らぬ部屋や処置をされた痕跡のある脚、輸血のボトル…目の前で手を握る相手の姿、と順々に移してはやっと状況を把握し口を開くのだが寝起きの体はうまく動いてくれずくらりとしてから相手へ目線やり)……何で…わざわざ、僕を…助けた訳…。
>京野サン
……まあ…勘で探るもんじゃないっしょ。こーゆーの。あ、後半は同意したい。超絶可愛くて超絶強い女の子とか………え、なに、ほんとに気づいてなかったの?そりゃメリットないのは警察官とテロのリーダー頭として蜂合わせた時だから当たり前じゃん………ふぅーん?…是非そうしたい、って強い要望じゃないんならぼくもべつにいいけどね。単なる気紛れだし。でもいいの?もし浅瀬サンへの気持ちに少しでも迷いがあるなら僕を頼ってみた方がいいんじゃない…見返りも報酬も求めてない、かわいい部下の為だから。でも、あくまでも気紛れだよ。悩んでる間にあんたが意思を固めても出来ないかもしれないからアシカラズ。…まあ…あんたが決めなよ?(鈍くないと答える相手が勘がいい、と口にしたことに思わずぽりぽりと言いにくそうに頬を指で掻くとこの男、勝負事や戦いにおいての勘はピカイチなんだろうが間違いなく色恋沙汰には鈍いだろうな…なんて自分も言えない事であるとも忘れて棚に上げきったまま考えてはメリットがないという相手にやれやれと首を振り、――たしかに報酬も見返りも求めてはない。求めては。だって、この二人が近づいてくれるだけで僕は――何でかわからないけど、このちくちくが取れるんだもん。と不思議と闇に落ちていくような感覚にまるで魔女が用いる甘言が如くにやついた表情浮かべたままキセルを相手へと差し)
>浅瀬サン
俺は畳と猫と煙管が有ればどうでもいい……、…ふうん。まあ、そーだろうね。浅瀬サンからたまにゆらゆら尻尾出てる気がしてたし。……そう。お金にね…、殺さなかったんだ?……ひひ、後悔なんてないよ……それに。…殺すことはおろか、傷つけることさえ難しくなったお人には…笑われたくないし。ヒヒッ…。(どこか浮き彫りにも見えるけろりとあっけらかんとした表情を盗み見てはああ、僕も似たようなことよくするっけ。わざといまみたいに気味の悪い笑みを浮かべて闇に落ちきった悪の振りをして痛みに耐える。……この人、思った通りだ。並大抵の人が無意識かに当たり前にてにいれるだろう幸せを知らなかったか…壊されたか。そういった生き方をしてきたのだろう。と推測してははふりと息をつき。「……うん、…あまくてとろーって………浅瀬サンがわざわざこれで僕を今ここで殺る理由がないじゃん。人気ないとはいえ重鎮どもの花見だよ、そこで僕が見るからに敵に襲われてやられたっぽい傷がない、しかも体調べたら食ったものなんかすぐ出る。…ちょこ、れーと?なんか僕一人でお買い物できないし、敵からもらったもの食うほど卑しくない。…そこで犯人は仲間に絞られる、一人僕を探しに来た浅瀬サンはすぐ捕まっちゃう。…あんたがそんな初歩ミスやるわけないじゃん、…殺るならもっと頭使うお人…そうでしょ?」はじめこそ嬉しそうな年に似つかわしくない子供じみた笑顔を浮かべるも続く台詞に人格すら変わったかの如く目を鋭くさせては口角を歪ませたままいびつな笑みと共に口にしては先程までの余裕やらなにやらはどこへやら、とたんにしどろもどろにあたふたとする様子にくつくつ喉を鳴らし)めるへん。うん。どーてーのまま人生終わらせるとよーせーだか魔法使いだかなれるらしいし。………いっしょーどーてーでいーの?シコ松とかあだ名付けられたりしない?…ひひっ、寝れなかったらいっそ寝ないね…三徹でもすりゃ自然に体が限界迎えて流石に寝るし…、……それでもあんま好きじゃない。ガキの頃無理矢理飲まされたりしたし。
>京野 おそ松
…似るのか、なら飼われてた方が良かったのかも知んない。まぁこんな変わり者拾う奴なんかそうそう居ないだろうけどね。……は、本当に?ちょっ、意味分かってんの?
( 今のこの性格は自分でも嫌で嫌で仕方がないのだが、実際自分をこんな性格になるよう育てたのは親ではなかったもので勿論優しく接してくれる訳もないし従わず自由でいる事しか覚えて来なかったから…というのは明白だった、そのお陰で良く周りからは嫌われている。はぁ、と小さく溜め息をつけば上記ぽつりと呟き。しかし相手の口から漏れた次いだ言葉に暫し目を瞬かせ、珍しく焦った様に身振り手振りて意味を理解しているのかなんて問うてみて。そりゃあ嬉しい、そうなれば彼の近くに居られるのだからそれほど自分にとっての幸せは無いだろう。そんな事を考えてしまったのは無意識で我に返ると首をぶんぶんと左右に振り。「……え、えっと…っあ、の…えーと、その、なんて言えば良いか…分かんなくなった…」相手の問い掛けになんとか答え様とするも、頭が混乱しておりいつもの調子で喋る事が出来ない。このままじゃ余計な事まで口にしてしまう程何も考えられない、とまるで言葉を忘れてしまったかの様に視線ゆらりと泳がせ。「っちょ、痛っ…!、…あはは…何すんのさ、折角心配してやったのに…流石だよテロリスト君、人の厚意も受け取れないなんて可哀想。安心してよ、もう君の事心配したりなんてしないからさ。…それに、僕なんかに心配されても困るだろうしね。」不意に視界がぐらりと動けばヤバい、となんとか体勢を整えそのまま立っている事には成功して。何が起こったのか理解出来なかったのだが直ぐに理解すれば無意識に一瞬酷く悲しそうな顔をして。しかしころりといつもの様な自虐的な笑みを浮かべると呆れた様に左記を口にして。そういえば結局は敵なのだ、と実感すれば自分も馬鹿な事をしていたのだと自覚して。掴んでいた相手の腕を離せば、自由になった両手をポケットに突っ込み相手から数歩離れて )
んー、…じゃあ君は笑うよ。それに否定されたら僕はきっと生きていけなくなっちゃうからね、だから申し訳ないけど答えてあげれないや。…御詫びに、質問一個位なら受け付けるけど?
>蒼止 一松
あはは、それだけじゃ流石に生きていけないでしょ。尻尾?へぇ、何の尻尾ですかね?…あはは、流石に十歳にも満たないのに人を殺すなんて嫌じゃ無いですか。それに死ぬより辛いものを味わわせてあげたかったんですよ。彼奴が今幸せに生きてるってんなら、喜んで居場所でも何でも突き止めて息の音止めてやりますけどね。……ふーん、何それプライドってやつでも持ってるんですか?笑われたくないって、それも相当面白い理由だし。
( 息の音を止める、なんて言っても彼奴の顔も名前や何もかもが頭の中には入っておらずどうしようもないのだが情報網を張ることに関しては結構な自信がある。して、一体どんな人生を送ったのか問い詰めてやらなければと口許歪ませるも、実際会えばきっと想像する以上に口も聞けないのだろうか。小さく溜め息をつけば何処か困ったかの様に目細め。「美味しいですよね、チョコレート。僕も昔っから大好きでしたよ。……へぇ、随分と僕がずる賢いみたいな言い方してくれますね。いや、別に思われてる分には嫌じゃないんですけど。確かにもし貴方を殺す気があるなら、もっと分かりづらく殺すと思いますよ。それか真っ向から実力勝負、そんなに強くないですけど。」ほう、と相手の頭の回転の早さに対し面白そうにほくそ笑めばこくこくと頷きながら目を瞑り。まぁいつその気になるか分かんないんですけどね、とぽつり呟けばクスクスと笑み浮かべて。くつくつと喉鳴らす相手に罰の悪そうに視線泳がせ。 )
え、何ですかその話。妖精とか魔法使いとか全く興味なですけど、その話知ってる貴方の方がメルヘンなんじゃないんですかー?…な、そんなあだ名付けるの貴方位しか居ないでしょ。周りに童貞だって言わなきゃからかわれる事もないし。……あぁ、その手もあったな。でも寝ないとつまんないので。それに夜ってちょっと怖いし。……ガキ?ふーん、その人達はお酒は成人してからって知らなかったんですかね?
>> おそ松
~…それはお前も同じことだ、おそ松。
( 「今の顔の方がよっぽどおそ松らしい」。そう付けたし、すっかり兄の顔となった彼にふわ、と緩んだ笑みを向け。その屈託のない笑みを見詰め、ああやはりこの男はこの顔が一番似合う。と心のなか呟いて。そして優しく撫でられる頭。それに倣うように、こちらも乱した髪を指先に絡ませながら、ゆっくりと整えるように撫で付け始め。しかし、自分の返答に歯切れの悪い反応を見せる彼に、思わず、苦笑いが溢れてしまい。……やはり、彼は気付いているのだろうか。それならばいっそ全てを吐き出してスッキリとした方がお互いに楽なのではなかろうか。──今日は、随分と高いところまで気分が上がったものだ。と、自分の思考に内心驚きつつも、困ったような笑みを向けて )
……恋慕、の類いということか?~…抱いたことがない、といえば、嘘になるな。おそ松は気付いていたのか?
>> 浅瀬
…先程も言っただろう。あいつは、お前に易々と潰される程柔ではない、と。
( 芝居がかったような言い回し、その内容も、決して気分を良くしてくれるものではない。しかしこちらも、挑発するかのように目を細め口角を上げれば、何の気なしにそう、呟いてやり。この言葉は決して虚勢ではない。彼とて警察官。それも、今目の前にいるこの男の上司だ。そう易々と寝首を掻かれていては命が幾つあってもたりないだろう。紫は、自分の意中の相手である前に、己が感心する程の腕を持つ“敵”、でもあるのだ。「何のことだかな。俺はお前のように欺くのは得意ではないが?」こちらへと一歩、また一歩と近付く彼。その様子を静観しつつ、ふ、と笑み溢せばそう返していて )
舐められたものだな。そう簡単に捕まる程間抜けではないと思っていたんだがな?……それに、その人間を消して回っている俺たちは、お前の“報酬”源を食い潰しているとは考えないのか?
>> 一松
一松、大丈夫だ。俺はずっと傍にいるぞ。
( 終始魘される姿。その姿に、無力な自分は何もできない。傷の手当てができても、失われた血を補給してやることができても、彼の根底にある苦しみから彼を救い出すことができない。ああ、なんて情けないほどに、無力なんだろうか。歯痒さと自身に対する怒りから、ぎゅっと、握り返してくれる手に力を込め頭を撫でる。…早く悪夢から醒めて。そうしたら、そうだな。ホットミルクでもだしてやろう。小さい頃は甘いものが好きで、けれど互いに滅多に食べられない環境にいたから。これからは、たくさん、沢山。欲しいものをたくさん、あげられたらいいな。だから、とりあえず、蜂蜜の入った、温かなミルクから。一松は喜んでくれるだろうか、笑って、くれたら、いいなぁ。そう思考を巡らせていた刹那、がばりと起き上がった彼。唐突な動きに目を見開くも、ぐらぐらと不安定なその体を咄嗟に支えてやり。落ち着かせるように、できる限り優しく背中を撫でてやる。いまだ自分を助けた理由なんて聞いてくる、…どうすれば、信じて貰えるのだろうな。諦めにも似た笑みを彼へと向け、背中を撫でながらたっぷりと優しさを含ませた声で )
~……大切、だから。一松から真っ赤な血が流れたとき、どうして良いか、わからなくなってしまった。お前を失うことが、こんなに恐ろしいことだなんて、今更気付かされてしまった。……すまない。お前は、どう感じているかわからないが、~……生きていてくれて、本当に、よかった。
>浅瀬サン
いけるよ、むしろ他に必要なもんない…あでもすうぃーつ?は食べたい。…ひひ、さあ?たぬきかきつね…にしては獰猛そうだしね。……フーン。そりゃんなチビの時から殺したいやつがいたなんてご苦労だったね…知らないけど売っちゃったなら変態に引き取られてるかバラされて内蔵だけ生きてるかしかないんじゃない。プライド…ではないと思うよ、どっちかっつーと………嫉妬?……ヒヒッ、僕が徹底して殺したのに対して、やっぱり殺せないからそばにいようなんてあまっちょろい考えされてハッピーエンド迎えられたりなんかしたらちょっと妬いちゃうよねぇ…。(相手のなりたちについて十も満たなかった、と聞けばまだ施設に入る前。多分カラ松お兄ちゃんにも多くは話して居なかった元々の生まれ育った自分の家庭の境遇についてもつい思い返し胸がざわつくような感覚覚えてはそんな頃に殺したい標的がいたなんて酷な話だ、なんて思ったりしつつ。あまりにもプライドというには幼稚で、単純な理由ではあるが本心なのだから仕方がない。いつか裏切られる、裏切られる恐ろしさや結末は知りたくない。手に入らないから殺す。にも関わらず殺さずした結果手に入る未来を手にいれる人間が目の前に居るのはどうしても狂わしく、……もしも僕があいつを殺めたあと、浅瀬サンが飼い主サンと結ばれたりなんかしたら僕はどうしてしまうんだろう?なんて非人道染みた思考巡らせ。「…就任してから知った。ちょこ、は。たまに小さい頃あまいの食べた気がするけどたまにすぎて名前覚えてない。……キヒッ、誉め言葉のつもりだよ…まああんたの場合は望んで知識を得てきたのか、生きるために知識が詰め込まれてきたのかわかんないけど…。…へえ?面白いね…、…でもやんなら早めにやった方がいいよ。目的達成した後は僕はこんな馬鹿げた組織に留まっとく津守、ないから。…やれるかは別としてね?」などとさも気だるそうな様子と声であくびと共に答えながらも最終的にはへらりと気味の悪い笑みを浮かべ。珍しくも気まずそうな様子を見せる姿にああ、この人もこんな人間らしいところあるんだ。なんか勿体ない。なんて考えながら眺めており)皮肉に決まってんじゃん、皮肉に。さすがに魔法使いがどうとか信じてるわけないよ。…ふうん。…でも俺には知られちゃったわけだからね。浅瀬サンに似合うかわいいニックネーム練っとくよ…ひひ。夜更かしもたのしーよ…明け方の日が登りかけた空眺めながらああ、こんな時間までなにしてんだろうって無気力になる感じ。暗いの苦手なの?……元看守共だよ、うちの。未発達でアルコールの分解出来ないガキに飲ませて好き勝手してたからね、処分した。
>カラ松
………、………。…………幾らでも、幾らでも殺せたわけじゃん。…自分達を追ってる警察の幹部…それもボスがおちおち目の前で自分のミスで気絶なんて。…それを助けるなんて…ただの敵には絶対しない……おまえ、…なんで未だに、俺をその大切な一松で居させてくれるんだよ。…俺はおまえを…殺そうとして、対立して汚れて…さっきだって…お前に…。(無茶をした事で起きた激しい目眩に揺れる体を支えられる感覚とひどく優しく背中に触れられる相手らしい手つきに何で僕があそこまで振り払ったってこうしてくるんだ、と噛み付くような事を言う気もなくなっておりただただ俯くように目線を軽く落とすとひどく穏やかながらも感情の込められた相手のその台詞は不思議と辛い言葉な筈もなければ冷えきった心なら簡単に吐き捨てることもできた筈にも関わらずじわりじわりと胸の奥をかき乱していくような不思議な感覚に痛いような、熱いような、何だろう?と困惑するのを隠すようにぽつりと呟く。“お兄ちゃんもどうせ裏切るから殺す”という思いが“手に入らないくらいなら殺す”というものであったことは何となく相手に会う前から気づいていたが、それが相手とのやり取りの最中に“寂しさや悲しみに負けた弱い自分が、自分からお兄ちゃんを突き放しただけの自己中心的な甘え”と“お兄ちゃんへの気持ちをただ暴走させただけの殺人鬼でしかなかった”という考えに行き着いており、胸を埋める殺意よりも強い罪悪感や罪の意識に歯噛みする。――そうだよ、きっと僕が欲しかったのはこれなんだ。お兄ちゃんに背中を撫でて貰って、優しい言葉を貰って、笑いかけてそばにいてもらう。…欲しすぎて欲しすぎて、何が敵で何が悪かもわからなくなって。人や物を壊すことに慣れすぎて、相手の敵にまでなってしまった。こんな自分がまだ相手の中にある大切な一松であれる理由が解らずに俯いたままでぎゅうと空いた側の手でシーツを強く握り絞めると――今更、いまさらここまで落ちぶれといてお兄ちゃんにそばにいてなんか、言えない。と胸の中でぽつり呟くと首を緩く横に振り)―――め、…わく、かけたね。…俺…あんたの仲間に見つかる前に、行く…から。……、……おに、………紫合、……ごめん……おまえのなかの一松を汚して。
>> 一松
……確かに、お前は今俺達の敵だ。でも、それ以前に、一松は俺の、大切な大切な人だから。それは一松がどんな風に変わったとしても、変わりはしない。
( ──…そう、彼は自分の知る過去の“一松”とは、随分変わってしまった。あの頃には持っていなかった鋭い目付きも、冷たい態度も、刺すような言動も。自分が彼の傍に居られない間に見つけてしまったもの。でも、それでもな一松。あの頃とどんなに変わってしまっても、一松は一松だから。俺の愛した人。誰よりも何よりも、それこそ自分なんかよりも大事な大事な。そんな相手を、簡単に切り離せる訳がない。これは愛情なんて甘やかな響きの言葉ではすまされない感情。これは、執着。お前こそ、こんな感情を抱かれていると知れば、きっと腕の中からするりと逃げ仰せてしまうんだろう?ならばお前が望む限り、必要とする限りでお前に全てを尽くそう。要らないと言われるまで、ずっと、傍にいよう。だからそんな顔はするな、笑って?……そ、と頬を撫でる。ここにいることを拒むことなんてない。傍にいて。お願いだから、自分を否定しないでくれ。そんなことは、言わないでほしい。もう一度“カラ松”と、名を呼んで……。そう思いを込め、「いちまつ」と、丁寧に名前を呼び、ぎゅっと両の手でその手を包み )
~…この場所は他の仲間には教えてない。招き入れたのも、お前が初めてだ。……頼む、俺がお前の傍に、いたいんだ。
>紫合 カラ松
…僕そういうの大っ嫌い。そんなに彼が好き?もう既にボロボロだよ?腕やら体力的にって言うんならまだ分かるけどさ、彼も精神的ににはそろそろヤバイんじゃない?末期だよ末期、彼の考えてる事は到底理解出来ないさ。好きな奴と上手くいかないから、それ位ならそいつを殺って自分だけの物にするんだって、怖いよね?後、吃驚なのはあの人に好意を寄せる相手がいるって事。…ねぇ、好きな奴って誰だと思う?
( 対抗するかの様に挑発的な笑みを浮かべる相手に表情歪ませれば自覚はしていないのだが結構単純な自分は挑発に乗りやすいらしく苛立ちを隠そうともせずに舌打ちを。それでも負けじと意地を張った子供の様に頬膨らませれば腕を組み、相手を軽蔑するかの様な目で見やり。暫し間をあけるも何か思い付いたかの様に口角あげれば、何がそんなに楽しいのかにっこりと微笑みながら上記を伝え。「ふふ、何言ってるの君。君は上手でしょ、辛い事とか悲しいなって事隠すの。この間君の所のリーダーさんも言ってたよ。あれ、勘づかれてるなら上手じゃないのかな?…まぁ良いや。」ぴた、とその場で足を止めれば悪戯気に微笑みくるりと相手に背を向けて立ち。そう相手に告げれば何度か頷いてみせ。 )
思わない思わない、そんな細かい事どうだって良いの。あー…うん、何に例えれば良いんだろ。一匹一匹の子山羊を殺す事よりも、それを食べた狼事殺すのが楽…って感じ?ごめんちょっと分かんないね、説明しきれないや。でも君達に掛けられた金額は相当なものさ、現時点でね。だから安っぽい犯罪者さんをもっと食って貰って構わないよ。まぁ、指名手配とまでなると逃げ切るのは難しいんじゃない?…僕みたいに逃げ切れるなら別だけど。
>蒼止 一松
…食べたいって、それ願望じゃないですか。…え、狸とか狐ってちょっとチョイス酷くないですか。僕人に悪戯したり人を騙したりなんてしてない、…筈です。どうせならウサギとか猫とか可愛い動物チョイスしてくれませんかね、狐は好きですけど。つか獰猛って、僕の事なんだと思ってるんですか…。……ん、そうだったら良ですけどね。彼奴は僕が持ってないもの全部持ってましたから、きっと幸運にも誰か優しい人に買われてたりして。あのテロリスト達の中のもう一人、桃色の奴にはまだ会ったことが無いんですよね。彼奴は桃色が好きだったから、もしかしたらそいつかも…とか考えるときりがない。あ、そういえば会ったことあります?桃色。…うぐ、いや何れは殺るつもりですよっ…ただちょっと、今は難しいってだけで…。
( 不服そうに眉潜めれば女子供かとでも言われ兼ねない動物をチョイスするも、流石に獰猛と言われれば頬膨らませ。しかしふと思い付いたテロリストの仲間、桃色。彼奴には未だに会った事はないが、此方側の黄色はそいつを愛するやらなんやらで探し回っているらしい。探せるという事はきっと会った事があるのだろう。それにその桃色が弟だとしたら、あの赤色に買われたことになるではないか。それに彼処まで黄色に愛されて、何より赤色の側に…と、そう考えればどうして彼奴は自分の得ることが出来ないものを得られるのだと怒りを覚え。幼い頃もそうだった、両親に気に入られ様といい子で居たのに自分よりも彼奴を愛していた。それがどうしても許せなく、八つ当たりに側の桜を撃ち倒そうかとも考えるがそれを堪え笑みを浮かべて。「覚えてないんだ、じゃあケーキとかマカロンとか言っても分かりませんかね?んー…望んで、かな。知識を得たのは望んでですよ、詰め込んでくれる様な奴は周りに居ませんでしたから。…あはは、やっぱり考えときます。自分の命が一番ですし。」はふ、と小さく息をはけば手をひらひらと揺らし降参するかの様な仕草をとってみせ。やはり目の前の彼を殺すならば此方に害が及ぶことも考えなければ、と )
止めて止めて、すみませんでした変なアダ名付けるのは勘弁して下さいよ…。ふーん、到底分かんないです。暗いの嫌いですよ、昔いっつも夜になると両親が…あ、やっぱ記憶違いです。僕の両親は凄く優しいから僕に酷いことはしませんから。処分、容赦ないですね。殺めの一松さん。
>おそ松本体様
( / ご連絡有難う御座います、了解致しました。御待ちしておりますので無理はなさらない様に…! )
>> 浅瀬
…あいつは仮にも警察幹部だ、易々と潰れるようなたまじゃないだろう。……それに、そうなる前に見つけ出すのが、俺の役目だ。要らん心配をするな。
……一松にそんな熱烈な相手がいたとはな。俺には思い当たる節がない。
( こちらの挑発に、なんとも容易く乗ってきた彼。存外彼も、扱い易い人間なのかもしれないな。そう思考を巡らせていれば飛んできた言葉にこちらは笑みを携え答え。…しかし、最後に飛んできた質問に一瞬面食らったような顔をするば、再び頬に笑みを張り付けそう答え。───…一松に思い想い人がいたなんて、知らなかった。それは決して悪いことじゃない。寧ろ人間的でとても、とても素敵な感情だ。それなのに何故俺は、こんなに動揺しているんだ?彼に言葉を返しながらも、内面では計り知れない動揺が渦巻いていて、けれど、それを相手には決して悟られぬよう不敵な笑みを浮かべたまま「誉め言葉として受け取っておこう。こちらとしては隠し伊達した覚えはひとつもないんだがな?」。その後、背を向けるように立った彼。隙だらけだ。俺も嘗められたものだな、そう苦々しげに内心毒を吐きつつ、自らは近くの壁へ背を預け )
…聖職者の言葉とは思えないな。勢い余ってお前まで飲み込まないよう、気を付けなければいけないな?
……それに、お前の場合、逃げ切れたというには少し語弊があるんじゃあないのか?
>>102さま
(/確かトッティが空いていたと思われます!定かではない上、管理者ではないためはっきりとは言い切れませんが…。すみません、お声かけせずに見過ごすのは心苦しかったもので!!)
( / あわわ、御返事遅くなってしまいました。申し訳ありませんっ、…! )
>紫合 カラ松
あー、はいはい。もう分かった分かった、でもそんなに好きなのになんで助けてあげなかったんだろうね?カラ松オニーサンは?……あれ、もしかして嫉妬しちゃったとか?蒼止さんの好きな人に。
( 相変わらず余裕そうな笑みを浮かべる相手に面白くない、と勝手に機嫌を悪くすれば子供の様に頬を膨らませ。しかしふと一瞬相手の浮かべた表情を見逃さなければ一度舌舐めずりをして目細め、からかう様な口調で上記を。「そうして。僕は誉め言葉のつもりで言ったんだ。…さぁね、僕も分かんない。そんなに注意深く君のこと見てる訳じゃないしね。」と目を瞑り手をひらりと動かしては言い終わるなりくるりと向き直り。 )
望んでそうなった訳じゃないから。…は?何、僕を飲み込むって。
んーん、そんなことないよ。
>No.102様
( / 参加希望ありがとうございますっ、空きキャラは今のところトド松だけですね。よろしければ是非…! )
>> 浅瀬
(/お久しぶりです!無理なさらず、背後さまのペースでお返事なさってくださいね!)
…それはお前が踏み込んでいい話題じゃない。引き際を弁えぬ挑発は醜いぞ、浅瀬。
( 彼の言葉に、表情ひとつ変えずにそう言えば一瞬、ほんの一瞬だけ瞳の温度を無にし彼を見て。まるで菓子を貰った子供のように喜ぶその姿に、表情とは裏腹に腹の中は沸々と煮えたぎっている。それは彼への憤怒、確かにその感情もある。しかし過半数を占めるは紫を助けられなかった自分、人間らしく生きている紫にどうしようもなく心が乱される自分へのもの、だ。一体自分はいつの間にこんな惨めな人間になってしまったのだろう。思考を巡らせてながら「お前の目にはおそ松しか写っていないものな」と、挑発のお返しの言葉を。ふ、とこちらを向き言葉を並べてきた彼に、今度は楽しそうに、ふ、と笑い小首を傾げ )
そのままの意味だ。腹を空かせた狼は獰猛、赤ずきんに出てくる狼のように居眠りなんかしないさ。獲物は全て飲み込む、お前も丸呑みにされなければいいがな?
そうだろうか。お前が従えている後ろ楯のこと、俺が知らないとでも?
>紫合 カラ松
( / はい、お久し振りです…! 本当にすみません、そう言って頂けると有難いです…、 ですが此方も色々と落ち着きましたので、暫くは安定して御返事出来ると思いますので! )
わざわざ言ってくれなくても僕が醜いのは分かってるよ。…まぁ良いや、気分を悪くしたんならごめんね?でも気になるのさ、なんで助けようとしなかったのか。まぁ、僕が純粋にただ気になってるだけだけど。
( 醜い、という言葉を耳にすればほんの一瞬だが相手を睨む様に表情を消し。だが次の瞬間にはくつくつと喉を鳴らし何処か馬鹿にする様な表情を携え微塵も思っていない謝罪の言葉を述べ。しかし次いだ言葉にぴくりと肩揺らせば、なんとか笑みを貼り付けてはいるものの表情を消してしまいそうになり。「 …人間がこの世の中で一番面倒だって言われてる理由、分かるかな?それは感情があって欲望もあって、更にそれを言葉に出来るからさ。だから言葉が通じると気分を悪くしたり良くしたり、怒ったり悲しんだりする訳だけども。それに対応して言葉を選ぶのって中々大変だよね、更に怒らせたり泣かせたりするかも知れないんだから。だからね、ちゃんと言葉を選ばなければいけないって事を分かってくれたかな?…んで、今の言葉はどういうつもり?僕は心が広いから怒ったりはしないんだけど、一応人間だから機嫌を悪くする事はあるんでね。 」なんて長々と言葉を紡げばポケットから銃を取りだし相手に向け、首を緩く傾け笑いかけ。はて、と何故そんなに楽しそうに笑うのかと疑問符を浮かべ )
あぁ、そういう事ね。それなら安心しなよ、僕は飲み込まれないからさ。
……あれ、可笑しいな。僕はその事を誰かに教えてあげた事はない筈だけど。まぁこう言った後で遅いのは分かってるけど一応誤魔化してあげる。…何の事かな?
>> 浅瀬
( / いえいえ、こちらの管理も大変かと思われますので、無理なさらぬように!改めてこれからもよろしくお願いいたします。 )
……わからないのか、首を突っ込むなと言ってる。
( こうも引き下がらない様子を見れば、此方も今度こそ表情を無にし温度を感じさせない声色でそう答えて。──…助けなかった、彼はそう言った。実際はそうだ。紫がどこでどうやって育ったか知ったのは、もう彼が行方を眩ませてしまってから。どんなに探しても見付けられなくて、焦って、苛ついて、諸悪の根元であるあの組を壊滅させて。だけどそれだけだった。自分があいつにしてやれたことなど、何一つない。彼が言っていることは本当だ。自分は助けなかった。それでもそれを、赤の他人に暴かれるのは─…しかも興味本意で晒されるのはとても不愉快だった。故に、自分と同じく自分が琴線に触れたらしい、銃口をこちらに向けた彼にこちらは表情ひとつ変えず。それどころか、ズボンのポケットに突っ込んでいた煙草を取り出せば、悠長に一本、火を点けながら「……驚いたな。お前はそんな醜い人間が好きだと思っていたんだがな」と少々的外れな返答と共に煙吐き出して。しかし次には惚けた様子の彼に、もうこちらは微笑むつもりもないのか無表情なまま煙草をふかし )
そうだといいがな。傲った人間の足を挫くのは、実に簡単でつまらない。
惚けるなら、まあいい。だがこちらにもそれなりの情報ルートはあるということだ。
>紫合 カラ松
( / お優しいのですね、もう感謝の言葉しか出てきません…、() はい、改めまして宜しくお願い致します! )
…言われたんだよね?助けて、ってさ。でも助けなかった…違う。助けようとしなかった、って言った方が正しい?あと、君が彼を探し始めたのはいつだった?暫く時を置いてからだったよね。もしかしてさ、本当は彼が連れて行かれて嬉しかったんじゃないの?…怖いね本当、人間って考えている事が良く分かんない。いつ誰を裏切るのか、いつ誰に裏切られるのか。それが分かんないからまた怖い。
( とうとう此方の対応にも疲れたのか呆れたのか、自分で自分がしつこいことは分かっているのだがどうしても答えが知りたくて仕方がない。実際嫌いだった、という答えならば納得は出来るもののそうでない場合自分には到底理解出来ない様な気がする。つらつらと流れる様に相手の古傷を抉っているような、それこそしつこく無罪の人間に何度も同じ問に答えさせ罪人に仕立てあげようとする自分と同様の嫌いなタイプの警察官のような。しかし少しでも相手の逆鱗に触れれば自分の命だって危うい、なのにどうしてこうも気になるのかが自分でも理解出来なくなり。だが悠々と煙草をふかし始めた彼に不満そうに目を細めれば少し相手から離れつつ何処か困った様な笑みを浮かべ「 …受動喫煙、僕煙草無理な人なんだよね。吸えない人の前で煙草を吸うのはマナー違反だよ紫合さん。…で、誰がそんな感情を持ってるの?好きって何さ、そもそも僕にそんな馬鹿みたいな感情があると思うの? 」自覚はしている、確かに自分は彼が好きかも知れないと。結局好き、とは何かすら分かっていない自分にとってそれはただの可笑しな感情でしかなく、それが相手と同じようなものなのであれば人にどうこう言う権利はないのだろうと目瞑りつつ銃を仕舞い。煙草の匂いに目を細めては小さく溜め息をつき )
そ。でも安心しなよ、僕の相手はそう簡単にはいかないさ。
…聞かせて欲しいな、君がどんな情報を信じ鵜呑みにしてるのか。本人が直々に間違いを指摘してあげる、教えてみなよ。それ。
>> 浅瀬
( / いえいえ、こんな素敵トピを建てていただいただけで感謝だらけでございます!では、背後はこの辺で一旦失礼いたします。なにかございましたらまたおっしゃってくださいませ! / 蹴り推奨 )
……お前の言う通り、全て俺の責任だ。俺が気付いたときには、もう何処に居るかもわからなかった。暫くして俺もこの施設から出た。…行く宛もなく町をさ迷っていたら、彼奴を売った組織に接触出来た。この情報も拾われてから知った。偶然だったが、俺はそれが運命だと思ったさ。随分時間が掛かってしまったが、その組織も潰した。─…それからは、お前も知っているだろう。これが俺の過去の全てだ。面白かったか?
( 恐らく彼は、自身の過去について殆ど知らないのだろう。煽られるようにして口を開いたが、これは寧ろ自分への罰だった。懺悔等許されない。自分は“知らなかった”という理由だけで、紫を救えなかったのだから。いつか誰かが「お前は悪くない」と言った。何を馬鹿な。俺が彼奴の変わりになれていれば、あの心優しく、どこまでも繊細な少年はあそこまで傷付かずに済んだのだ。どんなに他人が何を言ったって、自分自身でこの身に刻み付けた罪は消えない。一生、消えない。過去の烙印を暴かれ、大いに不愉快だとありありと感情を宿した眼差しを彼に向け、煙を細く吐き出しながら「お前がどう言い返そうが勝手だが、生憎おそ松を易々と明け渡すつもりはない」とはっきりとした口調で返し。半分ほどなくなった煙草、それを携帯灰皿に押し込みながら目を伏せ )
…お前の腕前も承知の上だ。その上での、忠告だ。
──…親をその手にかけた、感想は?
>紫合 カラ松
…ふーん、教えてくれてありがとう。でもあんまり面白くなかったな、期待して損した。
( 明らかに文句を言いたげな彼の視線に肩を竦めてみせ、想像していたものとは遥かに遠くつまらない復讐劇についての話を自分から聞き出したのにも関わらず一部スルーしていけば何度同じことをしても飽きないのか相手を煽る様な事を口にして。つまらない、復讐なんて面白くない。行動する理由は大抵が誰かを想うが故のもの、自分以外の人間の為に罪を犯かす等言語道断。いつかは離れるのに、きっと特別だという思いも注いでいた愛情も直ぐに忘れる。大切にしていた花が枯れて無に帰す様に、その終わりは呆気ないものだと目を瞑り。「 しつこいな。だから手に入れようとも思ってないさ、ただ掴まえるだけ。まぁ消してあげたって構いはしないんだけどね。 」小さく溜め息をつけば軽蔑するかの様に相手を見やり目を細め。強がった事を言ってしまったがきっと赤い彼は殺せない、何故だかそれだけは自分でも理解出来ている。勿論、だからと言って野放しにしておくには勿体無いと云うことで掴まえると選択した。なんなら個人的に捕らえて何処かに閉じ込めたって構わない、ただこの感情は異様なのだと自分では認める事を放棄して。 )
…随分と自信があるんだね?何か策でもある訳?
………いきなり間違いだよ、不正解。彼奴等は勝手に死んだんだ。…僕は殺ってない。
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