砂の魔女 2016-04-12 22:15:08 |
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……あわわわわ……
(轟音と共に現れた大蠍。驚きやら恐怖やらで腰を抜かす。ラクダが食べられている間に逃げなければと思うものの、自分は魔法の道具を託されたのだと奮い立たせ。
一番武器になりそうなサーベルを構える。わざわざ魔法のと名が付いているからには何かあると思い、「なんか出ろーっ!」と振ってみるも何も出ず。ただのサーベルで勝てる相手ではない、やっぱり逃げようとしても足が竦み)
あらあら?三点セットの使い方を書いたメモを忘れていったのね?
(相手の様子を見ているとメモが床に落ちてることに気が付いて「ランプの使い方に気付くかどうかね」と興味深そうに見ていれば「キェエエエエエエエ!!」とラクダを食べ終えた蜜蠍は今度は相手を襲おうとしていて)
うわ…っ
(まともに逃げても逃げられない、そう感じてカーペットを投げる。カーペットを頭に被った蠍は自分を見失って。 しかし音で気づかれるのも外されるのも時間の問題、何かないかと見たのはランプ。「どこかで聞いたような……」うる覚えの知識、しかし何故か確信を持って、ランプを擦って)
ふわぁ〜俺様を呼んだのはお前だな?
(相手がランプ擦った途端にランプから煙が出たかと思えば頭がランプで白いトーブを身に纏った精霊が出てきて「願いを三つ叶えて貰えると思ったら大間違いだぜ!!」と暴言を吐きながら相手の前で横たわって)
…………
じ、じゃあいいです!
(蠍の頭から絨毯を引っぺがすと走り出す。今なら狙われるのは蠍の一番近くにいるランプの精だと思って)
へいへいへーい!?絨毯の使い方も知らないのかい?ターラ!!
(相手が絨毯を持って走るのを見てランプの精霊はケタケタと笑いながら絨毯の呪文を唱えると魔法の絨毯は飛び上がってしまうとランプの精霊を器用に乗りこなしてしまえば蠍は相手を襲いかかって「お前の手に持つサーベルはお飾りかい?ナスィームって唱えてみろよ」と茶化していて)
うわぁっ?!
わ、ちょっ…
(持っていた絨毯が飛び上がっていってしまったので驚く。流石ランプの精霊なのか、性格はあまり良くないもののサーベルの使い方を教えてくれた。もうそれを信じるしかなく、蠍にサーベルを向け「ナスィーム!」と唱えて。)
お~気持ちいいそよ風だぜ
(相手がナスィームと呪文を唱えればサーベルから気持ちの良いそよ風が吹き、絨毯に乗ってくつろいでいると「あ、ちなみにナスィームはそよ風を呼ぶ呪文だ、他の呪文はリーフは風、イウサールは竜巻、アースィファは暴風の呪文だぜ?」とニヤニヤしながら相手に伝えていれば蠍は容赦なく相手に襲いかかってきて)
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