信じられる貴女。【非募】

アジト、隠れ宿、本拠点、家、それ全部だ。
(相手の問いかけに淡々と答えると家の奥へと進んではある一室に入って。そこの部屋は窓がなく壁一面に記事や写真、新聞のスクラップが貼られておりどれもこれもゾンビの情報や政府のゾンビに対する対策などについての取り組みなどで政府関連のものが殆どであって、また中央に置かれたテーブルには画面が数台ならびパソコンが置いてあってその近くには少し大きめのソファが置いてあって「お前の部屋は隣を使え」と隣の和室に相手を通せばベットとテーブルだけが置いてあるだけのシンプルな部屋で「ここで寝ろ、風呂とトイレは廊下の奥、キッチンは突き当たりのところだ自由に使え。ただ、用がない時いがい、私の部屋にはくるな」と相手の返答も待たずに隣の部屋に戻っていき)

……あ、あの！

ゾンビの事なら、ちょっとだけ知ってます…
(助けてもらったうえに部屋を貸してもらい、感謝してもしきれず。思い出すのは嫌だけれど、施設内で聞き齧った事がもしかしたら役に立つかもしれないと少し大きめの声で呼び止めようとして)

…有力な情報なのか？
(相手の引き止めにピタリと足を止めては視線だけを相手に向けて上記を言えば少し興味があるのか少しだけ目を大きく開いて「……それが私にとってメリットが何もなければ容赦しないからな」と付け足しては相手に背を向けたまま「話せ」と相手に促し)

…もしかしたらもう知ってるかも知れないですけど……

理性を保ったままゾンビ化する、みたいな実験が…えっと、その実験台にされまして…
そこから逃げてきたんです、だから、場所も…
(頭の中でまだ整理がついておらず、変な言い方になるも言いたい事は伝わるかもしれない。「…あと…えっと……」他にも何か聞いたりしたはずなのに、慌てるせいか上手く思い出せず。)

……理性を保ったゾンビ……奴らが妙に行動的なところはそこか……
(相手の話を聞いて顎に指を添えて今まで見てきたゾンビの行動を思い出すようにしながら内容を肯定するような口調で考えては相手が慌てているのか口ごもっているので「来い」と腕を引っ張って自分の部屋に連れていけばソファに座らせて「慌てることはない。ここにいれば安全だ。落ち着いて、一つ一つ思い出してみろ」と自分は壁に背中を預けてそう相手に促して)

は、はい……

……あと…私に何か抗体があるみたいで、ゾンビにならなかったんです
もしかしたら治す薬ができるかもしれないとか…
(無意識に注射跡を撫でる。いい思い出はないので少しづつ暗い顔になって。「あと、ハンターが使われるとか……レックスがどうのとか……」一応実験台の身なので深い事までは知る事ができず、あまり役にも立てないだろうと思って)

なるほど、だからお前を狙ったような行動をとるのか。ハンター、レックス……
(少女の言葉に先ほどのゾンビの動きを思い出して納得すれば少女が言った言葉をブツブツ繰り返しては壁に貼られている記事や写真などを少し睨みつけるように見て「ハンターなら、なんとなく想像はできる。大方、お前を捕まえるための部隊だろう。だが……レックスとはなんだ…？」と独り言のように言っては考えだして)

……や、やっぱりここ出て行きます…ここにいたらあなたも襲われてしまうかもしれないので
(相手の話を聞くと確かに自分が狙われているようで。自分が狙われているなら必然的に近くにいる相手も狙われるはず。この人がいくら強いとはいえ迷惑はかけられないと思い「し、失礼します！」とこの場を離れようとして)

(/抗体を移すために、という名目でキスとかロマンチックでいいかな…と思います。なので、後々誠さんには怪我していただきたかったり。)

待て。
(立ち去ろうとした相手の腕を掴んでは「誰が出ていいと言った？」と低い声で言えばそのまま腕を引き寄せて「私のそばにいろ。それに、私は政府を狙っている。お前がいれば必然的にでも奴らの尻尾がつかめる」と少し早口に言えば相手の腕から手を話していた「それに、行く宛もないんだろう」とため息混じりに言ってはいつの間に用意したのか少し大きめのシャツを相手に投げ渡して「風呂に入れ。臭い」と席に座ってパソコンを操作しながら言って)


(/設定了解です！怪我については「少女を庇ったため」「少女を救うため、守るため」という形でよろしいでしょうか)

え、あ…

……じゃあ、居させて頂きます
(矢継ぎ早に言われたそれに言い返せず。居て相手に利があるなら、とありがたく居させてもらう事にして。「く、くさ…！」慌てて自分の身体を嗅いでみる、確かにここ数日入れていなかったのでそうかもしれない。お風呂に入る前に、「あ、あの…お名前は…？」と訪ねて)

(/はい。そんな感じでお願いします。)

……名はない。が、「誠」という文字を使ってる。
(相手の質問にパソコンを操作していた手が一瞬止まるが一言、上記を告げてはまたパソコンを操作し始めて「お前の名前も、一応聞いといてやる」とぶっきらぼうに作業をしながら相手に問いかけて)

…誠、さん。

私は篠原 美沙っていいます。これからよろしくお願いします！
(相手の仮とはいえ名前、心に深く刻んで。自分の名前を素直に答えると「で、ではお風呂お借りします」とそそくさと離れて)

(/返信遅れてしまいすみませんでした…)

篠原美沙……
(相手が部屋から出ていくと先ほど聞いた相手の名前をポツリつぶやいては彼女が言っていた「ハンター」「レックス」という言葉が気になって散乱している資料を手当り次第に見て「ハンターは、本当にアイツを捕まえるための部隊か？そもそも、ハンターは人間を使ってるのか？まさか……ゾンビが」と独り言をブツブツいいながらパソコンを操作して)

ふわぁ…久しぶりのお風呂……

…あの、お風呂ありがとうございました
(こんな事態なので節水しつつ、お風呂を堪能。渡されたシャツを羽織って、お礼のために部屋に入ろうとして入るなと言われたのを思い出し、扉の前から言うだけにして)

(/どうしますか？「ハンター」やら「レックス」やらにここを襲わせたりしてみますか？)

気にするな。キッチンも奥にある。自由に使え。
(扉越しに聞こえてきた声にむくりと起きては、少し掠れた声で上記を言って。自分が調べものをしている間にうたた寝していたことに気づいて「腹が減ってるならそこを使え」と付け足して)


(/そうですね。それもありです！)

あ、はい。

…誠さんは、お腹空いてませんか？
(もし空いているようなら、一緒に用意した方が助かるかなぁ、と思っての事。洗い物も少なくて済むので経済的でもあったり。)

(/もう暫く親睦を深めてからにしましょうか。)

……別に。……ただ、作るというなら、食べてやってもいい……
(一言でバッサリと言ったが、これでは少しぶっきらぼう過ぎると思い言葉を付け足しては部屋から出てきて「私は風呂に行ってくる。その間に作っておけ」と一言言い残してお風呂場へと向かい)

(/遅れました。そうですね、お互いが大事に思えるような親睦を深めてからでもいいと思います！)

……わ、分かりました！頑張って作ります！

(相手に期待されているように感じて、嬉しそうに答えて。お風呂へ向かう背中を見送るとキッチンへ向かって。今こそ電気も水道も繋がっているもののいつ来なくなるか分からないので野菜・肉から使おうと、野菜炒めを作り。)

……ハンター、レックス……ゾンビにならない抗体体質、理性をもったゾンビ……
(シャワーを浴びながらポツリポツリと言葉をつぶやく。これまで自分が見てきたものと告げられた確かめる必要がありそうな政府やゾンビに関する情報を先程からずっと考えているが、まだ決まった答えが出てこないでいる。シャワーを止めてタオルで体を軽く拭いては再びいつもの戦闘服に着替えて食卓えと向かい｢出来たか？｣とキッチンにたっている相手に問いかけて)


(/遅くなりすみません。)