ツバメ 2016-04-09 21:14:49 ID:1c36a587b |
通報 |
「 _____元は有名な会社みたいだったようだが今じゃ廃ビルだからな。 」
「殺風景な所」と言う白井に対して階段を登る足を止めずにそう言う。正直、すめればどこでもよかったが今思えばこんな不良の溜まり場のような場所を選んだことに少し後悔をしていた。が、所詮レベルの低い(1~2)程度なのか鍵武威(ツバメの使う能力)を使わずとも素手で倒せているため、面倒ではあるが苦労はしていない。
「ビルなだけあって長い階段だな…」
目的の階まで登りきった。
そうでしたの・・・、まぁ 学園都市の中にわ、いろいろな計画があってもすぐに変わってしまって いままで使われてた施設が閉鎖されたりとか 珍しいことでわありませんからねぇ。
( いままで うわさ話で聴いたことのある経験で感じたことを言って )
いっけん普通の建物に見えても 隠し部屋やがあったりして なにげに階段が長いこともあるみたいですから、何があっても不思議でわありませんわね。。
( すこし息を切らし気味になりながら ツバメに少し遅れて階段をのぼりきって )
仮としても、此処は今は自宅であるが故に常に登り降りしているからか、白井と比較してみるとあまり息は上がっていなかった。少し息を切らしている黒子を一旦放置して右側にある部屋に1人入っていき、すぐに戻ってくる。
「 _____疲れてんだろ、飲め。」
手元には水の入ったペットボトルがあり、黒子に近づけばそれを渡す。
( 予想外のきづかいに、一瞬 手をだすべきか迷った後、せっかくのきづかいなので・・・と、ツバメが差し出したペットボトルを受け取り )
あたりの様子をうかがうだけのつもりでしたけれど、お気づかいまでいただいて申し訳ありませんわ、感謝ですの。。
( 言いながら すこし頭を下げると まわりを見渡しながら )
それにしても、誰もいないだけあって ほんとうに静かですのねぇ。 何かおおごとになったとしても、すぐに駆けつけることもむつかしそうですわ。
( かるくため息をついた後で、再びツバメのほうへ視線を戻して )
たしか、どこか別の場所からいらしたとか おっしゃってましたけれど、もどるための何かアイデアでも見つかりまして? ( 質問をなげかけると 左手にもったカバンを脇に抱えて 空いたその左手でペットボトルのフタを回して。 )
「 ____ここに来たのでさえ一瞬だっからな。残念だがオレのいた世界でやって来たことした記憶にねえし、今は手がかりになりそうなものはねえよ 」
黒子を正面にしてやや離れた壁際の位置に座り込めば壁に持たれるように背中を密着。心当たりはないかと此処へ来るまでの出来事を思い返すために黒子からの質問を大分間を開けてから返す、
「 とっとと帰りたいのはやまやまだが____あっちもあっちで大変だからな。」
自分が求めていた本当の自由とはかなり違うが今の自分は自由である。そのため、不自由な自分のいた世界に帰ることを拒む気持ちも現れてしまっている。
ただでさえ違った世界に移動するなんて方法すら想いつきませんのに、記憶まで無いなんて ・・・たとえわずかでもヒントさえあれば・・・
(手がかりがなさそうと言うツバメの言葉に望みを持たせようと想ったものの 言葉がつづかず )
大変・・・? もと居た世界での なにかやっかいごとでも覚えていまして?
( 手がかりになれば、と想い ツバメがもといた 世界のことを聞き出そうとして )
「 あっちはオレは脱獄死刑囚扱いされているからな。 」
確かに帝国から逃げ出したことは事実だが、これはツバメが鍵人にされるまでに受けてきた拷問や、なったあとの翌日に処刑されてしまうからである。また彼の経歴に罪はないに等しいため脱獄というより脱出なのだが、帝国側としては鍵人の脅威さを理解しているため国家転覆を狙われる危険性があるため死刑囚と捏造しているのである。
「______オレは常に不自由なんだよ。だから、あんまり帰りたくないという気持ちもわずかだがある。」
脱獄死刑囚扱い・・・? いったいどんなことをしましたの?( 事情を知らず想ってもみないツバメの言葉に驚きの声をあげて )
いずれにしましても、元の世界でも学園都市でも堂々と生活できる場が無いということですのね。。。
( くわしい事情がわからなくてもつまりこんな結論になることがわかり 心配そうな声で )
まぁ学園都市なら 命まで取られることも無いぶん平和ですけれど・・・
「 オレはなんもしてねえよ…。なのに殺人だの放火だの…そんな極悪人のようなこと1つも心あたりねえよ。」
捏造も過ぎているために不自由というか奴隷である。懸賞金当ての犯罪者として認知されてしまっているため何処にでも働けずすむこともできなかった。これはどの世界でも当てはまるが先程いったように無実の罪でこのようなことは酷すぎる。
「 少なくともオレのいたところよか平和だろ。あんたのような奴もいるみたいだし。」
学園都市の風紀を守る白井に心強く思っているかのような一言を投げ掛け、白井の頭を撫でる。
まぁ そうでしたの、すべてがぬれぎぬ・・・きっと何か良くないことに巻き込まれてしまったようですのね。。
( いろんな事件に関わってきた経験で そんなことも時々あることにも理解がでてるようすで うなづいて)
ずいぶんと苦労されてるようですのね ( うんざりしたようなツバメの口調からその大変さが分かるような気がして )
平和といえば・・・( 学園都市で時々おこってきた大事件のことを想いだして気になりためらいつつも )
そうですわね・・・、すくなくとも こうしてゆっくりしていられる時間だってありますし。。
( ツバメの言葉にジャッジメントとしての自分が認められた気がして嬉しくも照れくさい笑みをうかべて。。 )
「 ああ…もちろんな。」
学園都市に住み着くようになってからまだ1週間も満てないため、まだカンゼンにこの都市を把握したわけではないが、それでもここに住み着くことに嫌気がさしたわけでもない。ただ、「此処で暮らすのも悪くはない」と、そうおもっていた。
「 … さて、メシでも買いにいってくるか 。あんたは此処で待ってるか?」
突然、こんなムードにも関わらず「ぐう」と体は正直なようで腹の虫を鳴らせば黒子のあたまをなでる手を引っ込めて立ち上がる。
「 いえ、わたくしもそろそろ失礼しませんと。ジャッジメントの支部へも顔を出さなくてわいけませんし・・・」
( まっているかと訊かれると 左手首を返して時計を見て 用事の時間が近いのにきづいて 。すると 唐突にツバメのおなかが鳴るのが聞こえて言葉に困っていると ツバメが黒子の頭へ伸ばした手を避ける間もなく・・・ そして ようやく言葉を発して )
「 お招きありがとうでしたの、おかげでこのあたりの様子もわかりましたし。 用心棒などと仰ってましたけれど、油断などしませんように、くれぐれもお気をつけくださいな。 それでわ ここで失礼いたしますわ。。 」
( 言い終わって うなづくように軽い礼をすると 支部に向かう道路へテレポートして姿を消す・・・ )
「 …!?消えた…のか。」
自分の目の前から突然いなくなる(テレポートする)黒子に一瞬だが目をまるくする。それは突然の出来事だからだ。黒子が去ったあと、シーン、と静まり返ったためそろそろいこうか、とさっ、と家から出ていく。
「____さて、と」
自分のいえ(ビル)から出てきて通り道の路地裏からも出てくれば学区内の交差点へ歩く。
( 道をひとりごとをつぶやきながら 力なくとぼとぼ歩く ) やっぱり このわたくし婚后光子が ひとり寂しく歩くなんて考えられませんわ・・・。 こんなことなら 湾内さん 泡浮さん のことを待っていれば・・・いえいえ、わたくしがヒトを待つような姿を全校の生徒中に見せるなんてイヤですわ・・・でも 大切な友人のことを想えば・・・ ( プライドと ふたりを想う気持ちに優柔不断なひとりごとを続けながら )
「 …ん?( 白井と同じ服装…知り合いか? )」
なにやら少女の後悔の声がこちらに聞こえてくる、気になったのか声のする方へと振り向くツバメ。そこには、白井と同じ服装で片手に扇子を持っている少女がいた、なにやら落ち込んでいるようだ。まあオレには関係のないことだ、などと思ってそのまま無視して進もうとしたが心の奥底に助けてあげたいという気持ちがあってか、結局無視することができず彼女に近づく。
「 おい…、大丈夫か。」
>
( 声をかけられると立ち止まってツバメのほうを見上げ、見覚えがない顔とわかると・・・ )
「 とつぜん声をかけるだなんて、わたくしを常盤台中学の婚后光子と知っての狼藉ですの? 」
( 花模様の扇子をひろげて表情を隠すように構えると怪訝そうな目と いつもの上から目線の口調で答えて・・・ )
軽く住んでいただけでも超有名な学校という評判は勝手に耳には入ってくるものである。とはいえ、やはり実際に見たわけではないためか、白井のことも常盤台だとは思ってはいなかったようである。
「 常盤台中学…だと?___そうか、だからアイツと同じ服装なのか。 」
切り替えの早い彼女に若干驚きを示すがすぐに冷静な表情へと戻す。ちなみに今、彼はイライラしているがそれは彼女の態度ではなく単に空腹であるためである。とりあえず、大丈夫だったみたい、と判断したからか、そっと相手を横切ろうとする。
( そのまま横切ろうとした相手にあわてるように言葉をかえして )
「 ちょ、ちょっとお待ちなさいっ 。声をかけておいて用事もないなんて失礼なっ。ますます怪しいですわっ。 それにアイツとおっしゃいましたけれど 誰のことをいってるのかしら? 」
( 「常盤台」「アイツ」という言葉が、見たこともない相手の口からでてきたことで、なんとなく また事件がおこりそうな心配をしながら。 )
「 …白井のことだが? 」
横切ってそのまま通りすぎようとしていたが再び声をかけられて足を止める。そして、その自分がいった相手のことをきかれればそう伝える。
「 あら、白井さんのお知り合いとは ・・・また なにか怪しげですわね・・・。 」
( 意外な名前におどろいて 扇子のかげで眉をひそめると おもわず小声でつぶやいて)
トピック検索 |